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柳瀬はシナリオ通り答弁するも、加計優遇、安倍に伝えずの話に、却って疑惑が深まる。江田や石破も批判(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/422.html
投稿者 笑坊 日時 2018 年 5 月 11 日 09:52:48: EaaOcpw/cGfrA j86WVg
 

https://mewrun7.exblog.jp/27267876/
2018-05-11 03:31

【遅ればせながら、SBの内川、2千本安打おめでとう!(*^^)v祝 まじめにコツコツ、よく頑張ったな〜としみじみ。本人も世間も、☆が育てた選手だってことも思い出してね。^^;・・・日ハムの清宮も新人デビュー7連続安打をHRで達成。生真面目な子なので精神的にもしんどかったのか、キャンプで胃腸をやられて入院。プロの球にタイミング合わず大丈夫かと案じたけど、やっぱそれなりに大物なのかな?(・・)】                

 昨日10日、衆参で柳瀬唯夫元首相補佐官の参考人招致が行なわれた。(・・)

<尚、午前中に行なわれた衆院予算委員会では、国家戦略特区ワーキング・グループの八田達夫座長、午後に行なわれた参院予算委員会では、前愛媛県知事の加戸守行氏も招致された。>

 とりあえず、今回の柳瀬氏の参考人招致で同氏が語ったことをざっとまとめて書いておくなら・・・

 1・柳瀬氏は13年に安倍首相の別荘+αで行なわれたゴルフとBBQパーティーに参加。加計理事長も参加していたことから、安倍首相の友人であることは認識していた。

 2・柳瀬氏は、15年3月頃、4月初め、6月頃と3回、加計学園の関係者と会っていた。いずれも加計学園側からアポがあった。3月に獣医学部の申請が通らない話をきき、3、4月に国家戦略特区の利用を推奨。6月に加計側がら国家戦略特区に申請する意向をきいた。

<3月か4月の面会の時には、加計学園の関係者と共に元東大の教授も参加して熱弁。この人が後に新設の岡山理大獣医学部の学部長になった。柳瀬氏は今年にはいって、この人物が学部長になったことを報道を見て知ったと説明。>

 3・安倍首相には加計学園の獣医学部新設のことや、加計学園の幹部と会ったことなど一切話していない。

 4・愛媛県や今治市の職員と会った記憶は今でもない。ただ4月初めに加計学園の事務局長と会った際に、10人ぐらい随行して来た人たちが後ろに座っていたので、その中にいたのかも知れない。

 5・愛媛県職員の備忘録に記されていた「首相案件」という言葉は言っていない。(自分は「首相」という言葉は使わない。)ただ、「獣医学部新設などの国家戦略特区は総理が早急に検討する案件であると説明した」とのこと。それで違う趣旨で(「総理案件」と)とらえたのかも知れない。

 ・・・と、まあ、こんなところだろうか?(~_~;)

* * * * * 

 柳瀬氏は官邸側としっかりとしたストーリー&スナリオを作って来たようで。最初の頃は、その台本原稿を読みながら、自分の今回とっている立場をきっちりと説明するような感じがあった。<答弁のお練習もしたのかな?^^;>

 先週、『自民党幹部は1日、柳瀬氏の4月10日のコメントを踏まえ「愛媛県や今治市の職員は加計学園関係者の後ろにいたから、記憶に残っていないのだろう。学園関係者との面会を認めても、うそをついたことにはならない」と述べ、従来の説明との整合性はとれるという見方を示した(毎日4.2)』という記事が出ていたことから考えても、かなり早くから整合性がとれるようなシナリオ作りが行なわれていたような幹事があるのだけど。
 
 ともかく安倍首相の関与が疑われないように、問題がこれ以上広がらないように、うまく説明(釈明)できるようなシナリオが出来上がったのを確認してから、参考人招致に応じることを決めたのではないかと思われる。(>_<)

<でも、きっと部分的にウソをつかざるを得ないorウソに近いまやかしの答弁をしなければいけない可能性があるので、証人喚問には応じようとしないんだろうな〜。^^;>

 ただ、加計学園の幹部に3回も会って、アドバイスをしていたことは認めたわけで。同学園が首相が議長を務める国家戦略特区制度を利用する事業者であることを考えれば、不当に同学園を優遇していたのではないかと。またこの事実を全く国会で言わなかったことに、早くも批判の声が出ている。(**)
<柳瀬氏は「今治市の職員と会ったかときかれたから、その質問に答えた」というのだけど。それをきかれるのは、加計学園のことが問題になっているからだとわかっているはずなのに。本人も、いかにも気づかなかったかのように言って、一応謝ってはいたけど、故意なのはミエミエだもんね。(`´)>

 また、4月初め頃に加計学園に会ったことは覚えていた&特区制度は自治体が申請する制度であることなどから考えると、加計学園と共に官邸を訪れたのが愛媛県や今治市の職員であることを全く忘れてしまうことは疑問に思うし。仮に忘れていたとしたとしても、それこそ加計学園側に問い合わせるなど、簡単に調べることができるのではないかと思われる。

<去年の夏には、週刊朝日が加計学園と愛媛県・今治市の職員が官邸で柳瀬氏と会ったというスクープ記事を出して、柳瀬氏にも取材で問い合わせたようだし。>
 それにもかかわらず、先月のコメントに至るまで、ひたすらに「会った記憶がない」と主張し続け対応の仕方にも問題を覚える。(-"-)
 
* * * * * 

 さらに柳瀬氏が安倍首相に1回も加計学園と会った件や、加計学園が今治市と組んで獣医学部新設を申請をしようとしている件を話したことがないという答弁に対しては、「あり得ない」と疑うor否定する人が少なくない。(・・)

 昨日、質問にも立った江田憲司氏は、自分が橋本首相の首相補佐官を務めた経験があるだけに、その場でも「常識に外れている」とやや怒って指摘しているところもあった。

『国民民主党に参加せず、無会派となった江田憲司氏は、質問に立った際、自身が首相秘書官だった経験を踏まえて柳瀬氏を厳しく追及した。まず冒頭で「総理秘書官として常識外れのことばかり。1年生の時から知っているが、青雲の志を持っていた。別の言い方をすれば、首相の政策補佐。許認可や補助金の対象となる可能性のある事業者に会うことは常識に外れている。総理か政策秘書官から指示があったとしか思えない」と柳瀬氏を批判した。柳瀬氏は「総理からも秘書官からも指示は全くございませんでした」と答えた。

 江田氏が官邸で安倍首相と加計学園関係者と面会した時間について「4月2日は1時間半」と質問すると、柳瀬氏は「全く分かりません」と答えた。「多忙な奥の院の黒子がなぜサービスした?」と聞くと「基本的にアポイントがあればお受けした」と従前の主張を執拗(しつよう)に繰り返した。

 江田氏が「密室で、あなたがが主役になって話したのは加計だけではないのかと聞いている」と厳しく追及すると、柳瀬氏は「アポイントがあったのは加計だけ」と、またもこれまでの主張を繰り返した。

 江田氏が、堪忍袋の緒が切れたと言わんばかりに「特化戦略特区などの申請は、あまたある。加計以外に会ったことはないのか? どこと会ったのか?」などと聞くと、柳瀬氏は「自治体や民間企業の方とはお会いした。個別にお会いした方のことを口にするのは、いかがかと思うが、ベンチャーや民間の方、自治体の人と会うことはございます」と答えた。

 江田氏は安倍首相と一緒の時を含め、加計学園関係者と3回会ったと認めながら、首相に1度も報告していないと発言を繰り返す柳瀬氏に対して、首をかしげた。そして「あなたは総理と一心同体。あなたが会うと総理も? という疑念が湧く。普通、総理秘書官は自治体、事業者の要請は、担当部署がお会いして必要があれば…そういう流れで仕事する。それを異例中の異例の面談をしたことで疑念が湧く。自治体の人などに会う必要はあるのか?」と、追及の手をさらに強めた。柳瀬氏は出来るだけアポイントがあればお会いする」と、再び「アポイント」という言葉を口にした。これには江田氏も「リスク管理の、基本中の基本もわきまえていない秘書官だというのは、よく分かった」と、あきれ果てたように吐き捨てるように言った。(日刊スポーツ18年5月10日)』

『橋本龍太郎首相の秘書官を務めた経験がある江田憲司衆院議員(無所属)は、質疑を終えた後、記者団に対し「総理に累が及ばないように、一切指示もなければ報告もしなかったという答弁だったが、全く首相秘書官の仕事の常識に反する」と指摘。「首相秘書官は奥の院の黒衣。側近中の側近で一心同体だ。黒衣は普通、外部の人と会わない」と自らの経験を交えて述べました。秘書官の先輩として、柳瀬氏の説明が秘書官の振る舞いにそぐわないとの認識を示しましたが、柳瀬氏の答弁が変わることはありませんでした。


■共産・志位氏「柳瀬氏の行為自体が『首相案件』」(12:00)

 共産党の志位和夫委員長は記者会見で、加計学園の獣医学部新設をめぐり柳瀬唯夫・元首相秘書官が首相官邸で学園側との3回にわたる面会を認めたことについて、「柳瀬氏は『首相案件』と言ったことは認めなかったが、行為自体は『首相案件』として取り扱われ、『加計ありき』だったと示された」と指摘した。

 志位氏は「総理の分身である秘書官が3回も(安倍晋三首相に)一切指示も仰がず、報告もしないことはありえない」と強調。「柳瀬氏は証人(喚問)で国会に来ていただく必要がある。加計、愛媛県の関係者も来ていただき、真相を究明する必要がある」と述べた。(朝日新聞18年5月10日)』<志位さん、お散歩中に転んで足首を骨折、車椅子を使用しているとのこと。お大事に。(・・)>

* * * * *

 さらに自民党の石破茂氏も、柳瀬氏の答弁には疑問を示していた。

『■石破茂・自民党元幹事長(発言禄)

 (衆院予算委員会での柳瀬唯夫・元首相秘書官の参考人招致について)加計学園だけが特別扱いされたのでは、との疑問が完全に払拭(ふっしょく)されたかというと、そういう思いはしない。疑念を完全に払拭するとの(安倍晋三)総理の指示は、完全には達せられなかったんじゃないか。

 非常に違和感を持ったのは、希望があれば誰でも会うと言われたが、総理秘書官が誰にでも会ってくれる話だと思わなかった。結果として、会ったのは加計さんだけ。誰にでも会うと強調していたので、すごく違和感を持った。なぜ加計さんだけだったのか。石破4条件を随分強調していたが、閣議決定だから安倍内閣の決定であり、その点もかなり違和感を持った。

 総理に秘書官が報告しないことは普通考えられない。秘書官は個人でなく、(総理の)分身として会っていて、誰に会ったか報告するのが普通だ。全く報告していないことにも違和感は持ったし、政府の中で働いたことがある人たちはそう思ったのではないか。

 愛媛県と柳瀬さんの言い分が違っているのが今の状況で、その場でメモをとられた愛媛県の関係の方々も(国会に)お呼びするべきなのかもしれない。(予算委員会終了後、記者団に)(朝日新聞18年5月10日)』

* * * * *

 この記事は、とりあえず、ここで終わるが。<つづきは、また明日かあさってに。>

 自民党の幹部の中には「うまく逃げおおせた」と思ったのか、「これで一区切りつけられる」と言っていた人もいるようなのだが。今回の参考人招致は、却って疑惑を深めた部分もあるかも知れないと。少なくとも今回の説明で納得できた国民はいないだろうと思うmewなのだった。(@@)

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コメント
 
1. 中川隆[-12266] koaQ7Jey 2018年5月11日 10:13:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13717]
すべての黒幕は財務省だった
2018年05月10日
財務省解体が現実味 官僚が政治を支配する不合理
すべての始まりは内閣人事局で、不可侵の「聖域」を奪われた財務官僚の恨みだった
画像引用:アゴラhttp://agora-web.jp/cms/wp-content/uploads/2018/03/30jinjikyoku1.jpg


財務官僚は日本を滅ぼしかねない

複数の報道によると、安倍政権と自民党内から、あいつぐ財務省不祥事に対して財務省を解体すべきだという意見が強まっている。

財務省解体論は評論家などから提言されたことはあったが、自民党や政府で公に語られることはなかった。

安倍政権をゆるがした森友・加計騒動では、財務省内の権力闘争がはじまりだったといわれている。


安倍首相きもいりで2014年に内閣人事局が創設され、それまで官僚の人事は官僚が決めていたが、内閣が奪い取った。

これで不利益を被った財務省内の不満勢力が、森友・加計をマスコミや野党にリークした、とも言われている。

森友・加計で責任を問われたのは安倍首相が抜擢した佐川、柳瀬だけで、他の財務官僚は無関係を装っている。


財務官僚は予算を通じて全省庁に影響力を持ち、大阪地検特捜部に「安倍つぶし」を要請したのだとも報道されている。

ことの発端は財務官僚の出世の順番でしかなく、クラスの席替えに不満だとかいうレベルの話でしかない。

だが官僚にかかると出世の順番は最大の重大事であり、国家そのものよりも大事だと考える。


この行動原理は戦前の日本陸軍と同じで、戦前の官僚も国の利益より自分の出世を優先した。


財務官僚と安倍政権の対立

このまま財務省を放置したり権力を拡大させると、彼らは自分の出世や利益のためなら、日本国そのものすら滅ぼしかねません。

一例は消費税であり、バブル崩壊を招いたのが消費税創設、その後も消費増税のたびに不況が悪化し税収は減少した。

消費税が財政悪化とGDP縮小を招いたのは明白なのに、失敗を認めず誰一人責任を問われていない。


自民党の甘利明氏が中心になって、秋の総裁選までに新たな省庁再編案を出してくると推測されている。

人事に干渉した安倍首相を財務官僚が「森友・加計」で辞任に追い込もうとし、安倍首相側は財務省解体に踏み切ろうとしている。

財務省と安倍政権の全面対決の様相を呈し、来年の消費増税の是非もからんでくる。


もし安倍首相が秋の総裁選にあわせて「諸悪の根源財務省を解体」「増税凍結」「省庁再編」を打ち出したら財務省は打撃をうける。

思い出すのは小泉政権の郵政民営化と郵政選挙で、小泉自民が圧勝して郵政3事業は解体され民営化した。

安倍首相は追い込まれるほど、財務省解体総選挙の誘惑に駆られるはずで、解散で大勝利を狙う切り札になりえる。


また解散しなくても、財務省に責任を取らせて分割というカードを、秋の総裁選では切ってくる可能性が高い。
http://www.thutmosev.com/archives/76083796.html


経済コラムマガジン 2018/4/30(984号)
「ノーパンしゃぶしゃぶ」事件の顛末

財務官僚は反安倍勢力

文書改竄に続き、事務次官のセクハラ事件が起り財務省は世間の批難を受けている。しかし筆者は、財務省に関しては別の方向での批難があってしかるべきと思い今週号を書いている。ただ話を進める前に、安倍総理を攻撃する勢力について述べる必要がある。

安倍総理を攻撃する勢力の一つは、安保法制改定に反対し憲法改正を警戒する人々である。端的に言えば左翼である。左翼系メディアや労働組合など野党を支持する勢力である。これまで安倍政権は、野党の猛反対にも拘らず安保法制の改定など安保関連の法改正を着々と実現してきた。またこれらを実現しなが高い支持率を維持し、国政選挙でも連続して勝ってきた。左翼勢力は、ついに本丸である憲法が改正されると危機感を持ち、安倍総理への攻撃を最大限に高めている。


もう一つの反安倍勢力は、財政再建派とか財政規律派と呼ばれる人々である。消費税の再増税を2度も安倍総理に阻止され、彼等の総理個人への反感は最高潮に達している。

17/7/24(第948号)「加計問題と日本のマスコミ」
http://www.adpweb.com/eco/eco948.html

で取上げたように、自民党の中の反安倍と目される全ての政治家は、財務省に繋がっている財政規律派と見て良いであろう。またポスト安倍と見なされている政治家もほぼ全員財政規律派である。

このように役所の中ではっきりと反安倍のスタンスなのが財務省である。消費税の再増税を阻止され、総理に対しては恨み骨髄と思われる。しかし組織の上では総理は上司であり、財務官僚も表向きには総理に従っている。いわゆる面従腹背という接し方を行っている。

財務官僚の反安倍を示す信じられない話が伝わっている。以前、財務官僚数名が評論家の屋山太郎氏を訪れ「アベノミクスに反対してくれ」と申入れたという(4月14日付ZAKZAK)。これが本当ならとんでもない話であるが、十分有りうると思われる(もちろんアベノミクスが万全ではなく、問題があることは筆者も承知しているが)。筆者は、この前代未聞の出来事は文書改竄やセクハラよりずっと大きな問題と見なす。

ところが今日の財務官僚の一連の不祥事を、安倍政権の責任と日本のメディアは報道する。財務官僚が強硬な反安倍勢力であることを指摘するのは一部のメディアに限られる。ほとんどのメディアはこのことを承知しながら、卑怯にも今日のような偏向報道を続けているのである。


筆者は、昔から大蔵省や財務省、そしてこれらの官僚を動きをずっと観察してきた。時には

16/3/14(第883号)「信用を完全に失った財務省」
http://www.adpweb.com/eco/eco883.html

で述べたたように、元大蔵事務次官の相沢英之衆議院議員(当時)のような有力な大蔵官僚OBの何名かに直接お会いし話をしたこともある。この結果を元に、筆者は大蔵官僚と財務官僚は考え方が違う二つのグループに別れると認識するに到った。

一つが「柔軟派」であり、もう一つが「規律派」である。「柔軟派」は財政だけでなく銀行行政にも柔軟に対処する官僚であり、財政に関しても必要に応じ積極財政を是認する柔軟性を持ち合わせている。後者の「規律派」は、今日の財政規律派と見てもらって良い(銀行行政が金融庁に移管したので、規律と言えば財政に関する規律)。大蔵省時代の官僚は、これら二つのグループに別れる。ただ福田赳夫総理のように、大蔵大臣時代は「規律派」と目されていたのに、総理になって積極財政派(柔軟派)に転向するケースもあった。


しかしこれは大蔵省時代の話であり、今日の財務官僚には「柔軟派」がいない。今日の財務官僚は全員が「規律派」である。それは98年に大蔵省接待汚職事件が起り、「柔軟派」の有力官僚のほとんどが大蔵省を去ったからである。大蔵省と財務省の決定的な違いは、大蔵省では「柔軟派」と「規律派」が対抗勢力として省内で拮抗していたのに対し、財務省では「規律派」の独裁体制になったことである。

ただし追出された「柔軟派」の有力官僚の全てが汚職事件に関与したのではない。しかし汚職事件の捜査の過程で、これらの官僚が過剰な接待を受けていたことが問題になったのである。特に「ノーパンしゃぶしゃぶ」での接待が話題になり、一連の出来事を「ノーパンしゃぶしゃぶ」事件と一括りにされている。しかしこれは適切な表現ではないと筆者は思っている。ましてやこれが今日のセクハラ事件と同じ扱いを受けていることは完全に間違っていると見る。


追出された柔軟派の官僚

「ノーパンしゃぶしゃぶ」での接待が問題になり大蔵省を退官した官僚の言い訳を筆者は聞いたことがあり、以下、これを記す。たしかに「ノーパンしゃぶしゃぶ」で接待されたが、これは仕事の合間を抜けて陳情を聞くためだったという。当時、目立たないところで陳情を受けながら食事(夜食)するとしたなら、この「ノーパンしゃぶしゃぶ」みたいな所しかなかったと言う。陳情を聞きながらの食事が終わると、さっさと役所に戻り朝まで仕事を続ける毎日であったという。この官僚の言い分を信じるかどうかは読者の方にお任せする(筆者は信じても良いと感じる)。

陳情していたのは銀行のMOF担(大蔵省担当)だったと思われる。当時、不良債権が社会問題になり検査官の検査がどんどん厳しくなっていた。マスコミの論調はおかしくなり、不良債権が大きく悪い銀行は潰せという「空気」を作っていた。しかし問題の根源は土地などの資産価格が下がり続けていることであった。

たしかに平時なら、問題の金融機関の検査を厳しくすることは意味がある。しかし当時はバブル崩壊後、担保に取っていた土地の価格が下がり続けていた異常な時代であった。ましてや橋本政権の緊縮財政(消費増税など)で経済がマイナス成長に転落したこともあった。また構造改革派の観念論者が跋扈し、この非常時に企業の株の持合いを禁止したり、時価会計まで導入した。地価下落は一旦止まりそうになった場面もあったが(橋本緊縮財政の直前)、これらによって資産(土地や株)の投売りは止まらなくなった。


それにも拘らず、銀行の検査は強化され続けた。検査マニュアルは現実離れしたほど厳しいものに改定された。検査を強化し、銀行が隠している不良債権をあぶり出し、悪い銀行を破綻に追込むことが正義という風潮が作られた。

この「空気」を作ったのは、日経新聞など大蔵省の規律派の息の掛ったメディアと筆者は認識している。銀行を追詰めそこに公的資金を注ぎ込むことによって金融機関の健全化を行うという発想である。当然、これを警戒する銀行で貸し渋りや貸し剥がしが起り、銀行から融資を受けていた企業は資産(土地や株)を安値で売り急ぐことになった。

銀行に対する甘い対応は否定され、検査が異常に強化された。検査先の銀行で出されたお茶を飲むことさえ憚れ、自分でポットにお茶を用意してくる検査官がもて囃されたといった笑い話のようなことになった。結果的に、不良債権を巧みに隠した銀行だけが生残ることになった。


このため資産(土地・株)価格は下がり続け、適正価格を大きく下回るケースが出てきた。収益力がある土地にも買手が現れないので、資産価格は極限まで下がった。それらを買ったのが外資である。外資は、10分の1まで下がった銀座の一等地を買ったり、また企業の株の持ち合い解消に伴い放出された安値の株や、これによって連れ安した株を大量に買った。この頃から外資が日本の株式市場での売買の過半を支配するようになった。

銀行にとって、この危機的状況で頼るのは現場をよく知っている柔軟派の大蔵官僚だけになった。この官僚は仕事の合間に「ノーパンしゃぶしゃぶ」に呼び出され、陳情を聞くことになった。しかし結果的に、このような銀行に甘い官僚や閣僚は追出された。


ところが銀行局が金融庁に変わって10年以上が経ち、今日、銀行行政は様変わりしている。リスクを取らず貸出しが伸びない銀行の方が、むしろ指導を受けるという風になった。金融庁は立上がってしばらくは規律派の天下であった。しかし今日に到り、金融庁は現実を重視した柔軟派に転向したと言える。ただ昔の貸し渋りや貸し剥がしを知っている企業は、簡単には銀行からの借入を増やそうとはしない。

ちなみに「ノーパンしゃぶしゃぶ」で接待を受けたとされる柔軟派の官僚は、夜中に仕事をする時は自分の机を廊下に出しそこで仕事をしていたという。それは盗聴を恐れたからである。仮に盗聴器がないとしても「盗聴されているのではないか」と感じられることがプレッシヤーになったという。

筆者は、当時、日米が保険で揉めていたことがこれに関係しているのではないかと憶測する。日本の国益を守るため盗聴を警戒していた柔軟派の大蔵官僚と、籠池氏や女性記者に簡単に会話を録音されている今日の規律派の財務官僚とは好対照である。
http://www.adpweb.com/eco/


2017年07月02日
事務次官とは何か、前川前次官で注目エリート集団


この人が騒いでいる本当の理由は、「自分の方が総理大臣より身分が上だ」という事です。
引用:http://blogc.fujitv.co.jp/simg/blogimg/6db29/90119/537660_pcl.jpg


総理より地位が高い事務次官

加計学園をめぐる「忖度」騒動は前川喜平・前文部科学事務次官の告発から騒動が広まった。

なぜ前川氏はこのように安倍首相を憎み、敵愾心を露にして噛み付くのか、事務次官という身分階級を知らないとわかり難い。

各省庁の事務次官は「次官」なので文字を読んだだけでは「2番目の事務員」かなと思うが、実際には省庁の大統領のような地位にある。

         

事務次官は表向きの法律では大臣を補佐する役割だが、実際には大臣を上回る最高権威です。

大臣と事務次官の関係については、2001年に小泉内閣で外務大臣を(9ヶ月だけ)勤めた田中眞紀子議員が良く喋っていた。(喋りすぎた)

その前に田中眞紀子が外務大臣に選ばれた理由を説明すると、2001年4月の自民党総裁選で小泉純一郎を当選させた功労者だった。


超不人気だった森首相が退陣し、次の首相は橋本龍太郎で決まりと言われていて、国民は「またあのバカ総理か」と失望していた。

小泉純一郎は出馬しても負けそうなので立候補するつもりはなかったが、当時人気絶頂だった田中眞紀子が「あんた出なさいよ」とけしかけたと言われている。

人気者の眞紀子に後押しされて小泉旋風が吹き、めでたく総理大臣になり田中眞紀子は論功行賞で外務大臣になった。


欧米メディアは「次の総理は田中眞紀子」「初の女性総理誕生へ」と報道し、小泉自身より人気が高かったほどだった。

その大功労者が些細なことで外務官僚と対立して、クビになったのは田中眞紀子大臣の方だった。

日本政府の方針と異なる発言を、外相として勝手に発言したり、外相会談のドタキャンなど様々な出来事があった。


官僚を激怒させた安倍首相の行為

だが一番の対立点は「外務大臣と事務次官のどちらに人事権があるか」という事で、眞紀子大臣は自分に逆らう事務次官の更迭を小泉首相に要求した。

結果は書いたとおり、クビになったのは大臣のほうだったので、大臣の人事権は事務次官が握っているが、逆はありえない。

法律はどうであれ大臣より事務次官のほうが地位が上なのが日本の制度であり、主要な省の事務次官となると総理大臣より地位が上である。


ロッキード事件で田中角栄元首相が逮捕されたが、事務次官は決して逮捕されず、責任を取らされたりもしない。

思い出して欲しいがあらゆる政治スキャンダルで責任を取るのは大臣と総理だけで、事務次官や官僚はマスコミから責任の追求すらされない。

もし事務次官が責任を取らされるような事が起きれば、明治以来の大事件であり、絶対に有り得ない筈だった。


朝日新聞は平気で天皇や総理大臣の悪口を書くが、それでいて事務次官の悪口を絶対に書かず、官僚は神聖にして汚すべからずを貫いている。

朝日新聞も日本の最高権力者が怖いのであり、許認可権から逮捕権、裁判権まで握っている官僚たちには逆らいません。(最高裁判官も官僚)

その有り得ないはずの事が森友、加計騒動の根源である文部科学省で起きていて、事務次官がクビになっていました。


「キXXX」の言い分

前川喜平前事務次官は退職した文部官僚が民間機関に天下りする仲介役をしていて、2017年1月20日に辞職した。

2017年3月に懲戒免職になる予定だったが、文部省側は猛反発しして自主退職になったうえ、退職金5000万円以上が支払われた。

軽い処分で済んで助かったように見えるが、官僚目線では「どうして上司である事務次官が部下である総理大臣から追放されるのか」という事になる。


ニュースを見ていると異常な事件で犯人が意味不明な事をしゃべる場合があるが、「キXXX」の言い分は彼らにしか分からない。

前川喜平と官僚たちには「総理大臣風情がでかい面しやがって」「今に見ておれ小僧」という恨みだけが残ったようです。

そして文部科学省は自分のスキャンダルである森友、加計を暴露する事で安倍首相を糾弾するという捨て身の戦法に出た。


過去の政治スキャンダルで責任を問われたのは政治家だけで、官僚が罪に問われた事は無いので、こうした戦法は実は良く行われている。

大阪地検や東京地検は森友加計を捜査しているが、検察官僚の身内である文部官僚は決して捜査対象にならない。

うまく行けば前川喜平前事務次官は高給で天下りできるだろうし、それどころか政治家として権力を握る事もできる。


突き詰めると官僚と総理のどちらが上か、どちらが日本の権力者かという対立です。
http://www.thutmosev.com/archives/71597964.html


日本人の殆どが安倍先生に永遠に総理をやって欲しいと思っている理由

日本を救った安倍先生の偉大な業績


アベノミクスで日本政府の借金をゼロにした

民主党の超円高政策を超円安政策に変えて輸出企業の業績をバブル期並みにした

安倍は財務省に逆らって、民主党が決めた消費税増税を二回も延期し日本経済壊滅を阻止した

財務省が緊縮財政を押し付けなかったら今頃は疾うにデフレから脱却できてバブル期並みの好景気に沸いていたんだ

財務省は安倍先生が憎くて仕方ないからマスコミを使って安部降ろしを画策したんだ

____


●財務省の意向に反した政策を取ると、必ず時の総理大臣を引きずり降ろそうとする動きが始まるのを知っていますか?実際、森友・加計問題もその省 庁がリークしたと言われています…

●なぜ三橋貴明がテレビの収録で「国の借金は存在しない」と喋ると絶対にカットされるのでしょうか?誰かにとって不都合なことでもあるんでしょうか?

●第二次安倍政権になって日本人は7%も所得が減ったのを知っていますか?そしてなぜか野党の批判はモリカケに終始し、このことを批判材料にしません…なんらかの思惑が働いているのでしょうか?


【経済討論】財務省主導の経済でいいのか?日本[桜H30-4-14] - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=s8y0fk90-OQ


◆経済討論:財務省主導の経済でいいのか?日本

パネリスト:
 安藤裕(衆議院議員)
 高橋洋一(嘉悦大学教授・「政策工房」会長)
 田村秀男(産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)
 藤井聡(京都大学大学院教授・内閣官房参与)
 松田学(東京大学大学院客員教授・元衆議院議員)
 三橋貴明(経世論研究所所長)
 渡邉哲也(経済評論家)



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2. 2018年5月11日 11:40:02 : O42R4Z80NU : E48bXmsqp2w[365]
昨日の柳瀬の参考人招致、録画をしながら視ていたが、これから何度も

録画を再生し、矛盾点を洗うつもりだ。

どうも参考人招致の日を迎えるまで、官邸で安倍晋三を頭に、何度も何度も

想定問答、リハーサルを重ねたのだろうが、我々国民の目からすれば、

益々疑惑、疑念の想いを強くした。

柳瀬の答弁には、時によっては辻褄の合わない部分が見え隠れしている。

安倍晋三よ!これで逃げおおせると考えているのであれば、そうはいかない。

いい加減な決着は国民に対し、益々政治不信と安倍晋三に対する憎しみを

増長するだけということを知ることだ。

長妻さんの「ゴルフ料金の質問」、あれは最高だった。今後、徹底的に追及

の手を緩めないでくれ・・・。

さすが江田さんの質問、素晴らしい!

今後は、野党共闘で安倍晋三の息の根が止まるまで徹底追及を願う!!!


3. 2018年5月11日 13:45:16 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2528]
2018年5月11日(金)

主張

柳瀬元秘書官発言

安倍首相の責任ますます重い

 どんなに安倍晋三首相の関与を隠そうとしても隠し通せない―それを実感させたのが、「加計学園」の獣医学部開設に関する柳瀬唯夫元首相秘書官の参考人質疑での発言でした。柳瀬氏はこれまで、愛媛県や今治市の関係者らと面会したことは記憶にないとしてきましたが、今回は学園関係者らと再三面会したこと、学園関係者とはそれ以前にも首相と一緒に会ったことを認めました。「本件は、首相案件」との発言は否定したものの、「国家戦略特区」での獣医学部開設は首相の方針と説明したことは認めました。首相の責任はますます重大です。

「加計ありき」の特別扱い

 首相の長年の友人、加計孝太郎氏が理事長の「加計」の獣医学部開設は、首相が推進した「国家戦略特区」に今治市などが指定されたのを使って決定されたものです(4月開校)。その過程で、開設は「総理のご意向」などと内閣府が文部科学省に伝えた文書の存在が明らかになり、柳瀬氏や当時の内閣官房参与、首相補佐官など首相官邸が関わって、政治をゆがめたと追及されてきました。

 柳瀬氏が今治市の「国家戦略特区」指定以前の2015年4月に県や市、学園の関係者と会っていたことは昨年から一部で報道されましたが、決定的になったのは今年4月、愛媛県が面会記録を公表してからです。柳瀬氏はその際も「記憶の限り、(県や市の方と)会っていない」と否定しました。しかしその後、証人喚問を求める世論などに追い詰められ、国会に参考人として出席したものです。

 柳瀬氏は15年4月だけでなく、2月から3月にかけてと6月ごろの計3回、学園関係者と官邸で会ったと認めました。「アポイント(予約)があれば面会する」「県や市の方は印象になかった」と答えるとともに、加計氏ら学園関係者とは13年5月首相の別荘で同席し、「面識があった」と述べました。

 首相の分身とされる首相秘書官が「アポイント」があった、面識があったというだけで、首相官邸という公的な場で誰とでも会うわけはありません。3回も面会したのは、それだけで「加計」が特別扱いされていたことを示すものです。柳瀬氏は首相からの指示や首相への報告はなかったといいましたが、説得力を持ちません。

 しかも日本共産党の宮本岳志衆院議員が追及したように、3回目の面会は今治市が「国家戦略特区」申請を決めた時期です。柳瀬氏は2〜3月の面会で「加計」の獣医学部開設計画を知り、4月の面会で「国家戦略特区」に申請するよう勧めており、その報告だったことは明白です。「特区」の申請は学園ではなく今治市だったのに学園から報告があったこと自体、最初から「加計ありき」でことが進んでいたことは明らかです。

首相の説明は崩れている

 安倍首相は「(加計氏に)頼まれたことはない」といい、「加計」の計画を知ったのは学園が事業者に決まる直前の昨年1月だなどと説明してきました。日本共産党の田村智子参院議員がただしたように、「国家戦略特区」での獣医学部開設は首相の方針だったことを柳瀬氏も認めており、何も報告しなかったということはあり得ません。

 柳瀬氏や関係者の証人喚問、招致で、政治がゆがめられた疑惑の全容解明がいよいよ急務です。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-05-11/2018051101_05_1.html


4. 2018年5月12日 16:25:44 : CzYJx39lTc : FaXl5LfuFC0[704]

「加計と2,3回会った」。

「調整して、このくらい云ってもいい」と柳瀬。

「事前に調整はしない」と云ったのではないか。


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