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首相が秘書官に「口裏合せ」を懸念されることの“異常”(郷原信郎が斬る)
http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/788.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 5 月 20 日 00:23:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

首相が秘書官に「口裏合せ」を懸念されることの“異常”
2018年5月19日 郷原信郎が斬る


自らの「『口裏合わせ』のおそれ」に言及した安倍首相

加計学園の獣医学部新設をめぐる問題について、5月10日の衆参両院予算委員会で柳瀬唯夫元首相秘書官の参考人質疑が行われ、5月14日の衆参両院の予算委員会の集中審議では、柳瀬氏の参考人質疑の結果に関連して、安倍首相に対する質疑も行われた。

それらの質疑で、柳瀬氏と安倍首相の答弁が一致しているのが、「柳瀬氏は、加計学園関係者と3回も首相官邸で面談したのに、首相に報告しなかった」という点だが、それは、首相と首相秘書官との一般的な関係からは「あり得ないこと」だというのが常識的な見方であり、最新のNHK世論調査で、柳瀬氏の説明に「納得できない」とする回答が、全体で8割近くに上り、与党支持者でも7割を超えている。

柳瀬氏は、参考人質疑で、「2015年4月に官邸で加計学園関係者と面会していた記憶はあったが、愛媛県、今治市側とは会った記憶はなかった、そのことを、昨年7月の衆参両院での閉会中審査の前に今井尚哉首相秘書官にも伝えていた」と答弁し、一方、安倍首相は、「柳瀬氏と加計学園関係者とが首相官邸で面談していたことは、柳瀬氏から聞いた今井秘書官から、ゴールデンウイーク中に『柳瀬元秘書官が国会に呼ばれれば学園関係者と面会したことを認める』との報道が流れた際に、報告を受けて知った」とした。

そして、今井氏が、昨年7月に柳瀬氏と加計学園関係者との面談の事実を知りながら、それを安倍首相に知らせなかった理由について質問され、

柳瀬元秘書官から、「加計学園関係の獣医学の専門家から話を聞いた記憶はあるが今治市の方と会った記憶はない」との話を聞いたとのことでした。ただ当時は今治市との面会の有無が争点となるなかで、このやり取りを含め私に報告がこなかったということですが、と同時に、いわば私が柳瀬元秘書官と、こういうことについて口裏を合わせているということはあってはならないことでございますので、その際柳瀬元秘書官は参考人として呼ばれていましたので、このやり取りについては、私に伝えない方がいいだろうということであった、とのことでございます。その後、今井秘書官も柳瀬秘書官とは、こうしたことについては連絡を取っていないということでございます。

などと述べた。

「加計学園問題の真相」に関わる重要事実の隠蔽

この安倍首相の答弁は、加計学園問題の真相解明に関して、極めて重要な内容を含んでいる。

安倍首相の答弁のとおりだとすると、今井氏は、安倍首相と柳瀬元秘書官とが「加計学園関係者と官邸で面談したこと」について口裏を合わせをしてはいけないと考え、安倍首相に伝えなかった、ということになる。今井氏は、安倍首相に知らせれば「口裏合わせ」をする恐れがある、つまり、それを伝えると、安倍首相が、参考人質疑の前に、柳瀬氏に連絡をとったりする可能性があると考えていたということになる。

この閉会中審査で、安倍首相は

友人が関わることですから、疑念の目が向けられるのはもっともなこと。今までの答弁でその観点が欠けていた。足らざる点があったことは率直に認めなければならない。常に、国民目線で丁寧な上にも丁寧に説明を続けたい。

と述べていた。その閉会中審査では、和泉洋人首相補佐官、前川喜平・前文部科学事務次官に加え、藤原豊・前内閣府審議官、八田達夫国家戦略特区民間議員・ワーキンググループ座長などが参考人招致されていたのであり、そこで求められていた「丁寧な説明」というのは、当然のことながら、単に、それまでの言い方を反省し、言い方を丁寧にして、「獣医学部新設について指示したことはない」という従前どおりの内容の「説明」を繰り返すことではなかった。加計学園の獣医学部新設が認められた経緯と、そこに、首相のみならず、首相官邸や、秘書官、補佐官等の首相の側近がどのように関わったかについて真相を明らかにした上、安倍首相が、その真相を「説明」することが、閉会中審査の目的だったはずだ。

安倍首相も、招致されている参考人に事前に連絡をとったりして、自分に有利な答弁をするように求めたりしてはならないことは当然わかっていたはずであり、今井氏としても、把握している事実は、できるだけ詳しく安倍首相に報告するのが当然だ。ところが、今井氏は、安倍首相が「口裏合わせ」をすることを懸念して、柳瀬氏と加計学園関係者との官邸での面談のことを伝えなかったというのである。

それが事実だとすると、最も近い立場で首相を支えている政務秘書官の今井氏が、安倍首相が、そのような軽率な行為を行うおそれがあると思っていたということであり、それは、安倍首相に対して、あまりに「失礼な対応」だと言わざるを得ない。

柳瀬秘書官が首相官邸で加計学園関係者と面談したということであれば、それが如何なる理由によるものであれ、加計学園の獣医学部新設に至る経緯の中で極めて重要な事実だ。それを、首相に知らせていなかったとすると、安倍首相は、「森友、加計問題隠し解散」などとも言われた解散後の総選挙中での加計学園問題についての「説明」も、上記のような重要な事実の認識を欠いたまま行っていたことになる。それは、加計学園問題に対する安倍首相の国会や国民への「説明」全体に重大な疑念を生じさせる問題だ。

もっとも、昨年7月の閉会中審査の前に、柳瀬氏から、加計学園関係者との官邸での面談の事実について知らされた時点で、今井氏が、柳瀬氏に、その直後の参考人質疑で、加計学園関係者と官邸で会ったことをありのままに答弁するよう指示或いは助言し、柳瀬氏がそのような答弁が行うまでは、万が一にも、安倍首相が柳瀬氏と「口裏合わせ」をすることがないように、それを安倍首相には伝えなかったというのであれば、安倍首相に対して「失礼な話」ではあるが、それなりの合理性があるといえなくもない。

しかし、実際には、柳瀬氏は、「加計学園関係者との官邸での面談の事実」について自分から明らかにしようとせず、愛媛県文書の公開まで、「記憶している限り会った事実はない」と面談の事実自体を否定し続けた。しかも、柳瀬氏は、今年5月に再度参考人招致され、加計学園関係者との面談は認めたものの、愛媛県、今治市職員との面談については「記憶がない」としている。極めて信ぴょう性が高い愛媛県文書の記載(【柳瀬氏、「参考人招致」ではなく「証人喚問」が不可欠な理由】)によれば、柳瀬氏が、愛媛県職員らに「自治体がやらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」などと、国家戦略特区による獣医学部新設に向けて懇切丁寧に指導をしていることは明らかで、柳瀬氏の答弁が真実を語っているとは到底考えられない。

これらの対応が、加計学園問題の真相解明を著しく妨げていることは明らかだ。昨年7月の時点での柳瀬氏の対応は、今井氏の指示か、少なくとも了承を受けて行っているものと考えられる。

文芸春秋6月号の今井氏に関する記事とインタビュー

文芸春秋6月号の、森功氏の【「総理の分身」豪腕秘書官の疑惑】という記事では、今井氏が森友・加計学園問題の「すべての黒幕」であった疑いが指摘されている。この記事に関連して、同誌から今井氏宛てに、4月下旬に質問状をファックス送付したところ、その日の夕刻に、今井氏から担当編集者に「これはしっかり説明にうかがいたい」と電話があり、急遽、インタビューする運びとなったとのことだ。

4月10日に、愛媛県が首相官邸での面談記録を公開したことで、柳瀬氏の参考人招致が不可避となり、柳瀬氏が官邸で愛媛県職員らとともに加計学園関係者と会っていた事実を否定することが困難になった。そうなると、昨年7月の閉会中審査で、2015年4月2日での官邸での面談について質問されたのに、加計学園関係者との面談の事実を秘匿していたことが明らかになる

文芸春秋のインタビュー記事にも書かれているように、それまで5年4か月、メディアのインタビューには一切応じていなかった今井氏が、今回、自発的に、しかも急遽、インタビューに応じたのは、柳瀬氏の再度の参考人招致が行われ、そこで加計学園関係者との官邸での面談の事実を明らかにせざるを得ないとことを受けての対応だった可能性が高い。

「柳瀬氏は愛媛県などの職員との面会を否定しているが加計学園関係者との官邸での面会は国会で認める方向で調整に入った。」と一斉に報じられたのが5月2日、今井氏のインタビューは4月下旬であり、その直前である。

そのインタビュー記事では、愛媛県が公開した文書で、官邸での柳瀬氏との面談の事実と発言内容が記載されていることについての質問に対して、今井氏は次のように答えている。

今井)僕は柳瀬が嘘をついているとは思いません。実際には会っていたとしても、本当に覚えていない可能性はあると思います。例えば、面会の場に大勢の人がいたら、忘れることだってあります。面会記録も、一年経てば捨ててしまうものです。

−首相秘書官が面会した内容を総理に報告しないのですか。

今井)秘書官は自分の業務としてやっているだけですから、いちいち報告しません。総理に直接関係する案件だけは必要に応じて上げる、そういうものです。


この文芸春秋の発売日が5月10日、まさに柳瀬氏の参考人質疑が行われた日だった。そこで柳瀬氏は、2015年4月2日に首相官邸で加計学園関係者と面談したことを認めたが、面会者が「10人近くの大勢だったため、愛媛県や今治市の方が同席していたか分からない」と述べた。今井氏が「例えば、面会の場に大勢の人がいたら、忘れることだってあります。」と述べているのは、柳瀬氏の再度の参考人質疑が行われること及びそこでどのような答弁をするかを想定した上での発言だと思われる。

再度の参考人質疑で、柳瀬氏が今井秘書官の関与に言及

5月10日行われた参考人質疑で、柳瀬氏は、国民民主党の川合孝典参議院議員の質問に対して、

去年の集中審議の前に今井秘書官から一度事実を訊かれまして、私は今治市の職員の方とお会いした記憶はないのです、と。ただ、加計学園の事務局の方、それからその専門家の方からお話を伺った記憶はあります、と。こういうふうに、集中審議の前に、もう去年の7月の集中審議の前には今井総理書記官にも訊かれてお答えしています。私はずっと一貫して同じ記憶でございますし、7月の集中審議では今治市の職員と会いましたかということを何度も訊かれましたので、記憶にございません、という答弁をさせて頂きました。

と述べた上、「全体像が見えなくなって、国民の方にわかりづらくなり、国会審議にも大変御迷惑をおかけして。大変申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。

柳瀬氏は、ここで、「今井秘書官」という名前を出し、昨年7月の閉会中審査で、2015年4月2日の官邸での面談について、その日に「加計学園関係者と会った」とは言わず、「今治市職員と会った記憶はない」とだけ答弁をすることは、柳瀬氏が独断で決めたのではなく、今井秘書官に報告した上、了解を得た上での対応だったという趣旨であろう。

加計学園の獣医学部新設に、首相や首相官邸がどのように関わったのかが問題になっているのであり、「2015年4月2日に官邸で加計学園関係者と会った」という重要な事実を秘匿するのは、国会に対しても、国民に対しても、著しく背信的で、「官僚の常識」からも到底行い得ない行為だ。柳瀬氏も、国会で何回も頭を下げることになった。柳瀬氏が閉会中審査で「不誠実な答弁」を行ったことについては、今井氏が了解しており、今井氏も「同罪」であるからこそ、柳瀬氏は、敢えて「今井氏への事前説明」に言及したと考えるのが自然であろう。

今井氏が、昨年7月の閉会中審査での、官邸での加計学園関係者との面談を秘匿するという柳瀬氏の「不誠実な答弁」を指示或いは容認し、一方で、その重要な事実を安倍首相に知らせなかったのは、なぜだろうか。

少なくとも、加計学園問題についての重要な事実が、できるだけ表に出ないようにしていること、そして、その「隠ぺい」について安倍首相は全く関わっていなかった話にしようとしていることは間違いない。その結果、「首相が秘書官に『口裏合わせ』を懸念され、重要事実を長期間知らされなかった」などという“異常”な話になってしまっているのである。

安倍首相は、ゴールデンウイーク中に今井氏から柳瀬氏が官邸で加計学園関係者と会っていたことを知らされ、その際、「口裏合わせがあってはならないと考えて、これまでそのことは知らせなかった」と言われて、今井氏にどう言ったのであろうか。「そう思うのは無理もない。知らされていたら口裏合わせをしたかもしれない。やっぱり今井ちゃんは頭がいい。」と納得したのだろうか。真っ当な感覚を持っていれば、それはあり得ない。今井氏に対して、「そんな重要なことをどうして私に知らせなかったのか。私が口裏合わせなどするわけがないじゃないか!」と激怒するのが当然だろう。そうでなかったとすれば、「加計学園問題について重要な事実を可能な限り隠蔽し、その隠蔽に安倍首相が関わっていないことにする」という方針について、今井氏と安倍首相とが「完全に一致していた」ということになる。

今井政務秘書官の更迭を検討すべき

森友・加計学園問題の「すべての黒幕」であったかどうかはともかく、少なくとも、それらの問題についての政府側の対応を中心となって取り仕切っていたのが今井氏であり、それが、少なくとも加計学園問題について、真相解明を著しく妨げていたことは、今回の柳瀬氏と安倍首相の答弁からすると、ほぼ間違いないと言える。安倍首相が、本当に「十分な説明をすること」「膿を出し切ること」をしようとしているのであれば、今井氏が加計学園問題について何をやってきたのかを、すべて明らかにした上、今井政務秘書官の更迭を検討すべきであろう。



























 

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コメント
 
1. 2018年5月20日 02:33:12 : 5OzOFYMUDs : LV8VexQ9lAM[120]
『流石は<郷原先生>、犯人の“嘘”の関節・ツボは見逃さないねぇ!』

そうなんですよ、キーワードは「口裏合せ」なんでげす。
付け加えれば、この「口裏合せ」って文言がやいのやいの言われ始めたのは、つい最近、それも<諸友疑惑>の地下埋設ゴミでっちあげ背任事件の究明最中っちゅうこった。

解るだろう?<もり・かけ・スパ・レイプ>は、<ウソツキしんちゃん&オトモラチ>が調子放いて引き起こした、平成“嘘吐き”四大犯罪なのである。
そのことは、いずれ(1年以内に)証明される。


2. 2018年5月20日 07:21:31 : FehvLrQ8PQ : o4LHaPZCGXE[17]
>この閉会中審査で、安倍首相は
>友人が関わることですから、疑念の目が向けられるのはもっともなこと。今までの>答弁でその観点が欠けていた。足らざる点があったことは率直に認めなければなら>ない。常に、国民目線で丁寧な上にも丁寧に説明を続けたい。


→アホ晋三の本音は
友人が関わることだから、国民から疑われることをしているのはそれは当たり前のこと。でもそんなことがバレるとは思ってもいなかった。
今は開き直って、これ以上炎上しないように、常に国民蔑視目線で丁寧な上にも丁寧に、ばれない嘘を付き続けるしかない。


3. 2018年5月20日 07:40:34 : kMRj5o8KXU : O8w66@KT8r8[180]
成り立たぬ 口裏合わせ しなければ

4. ボケ老人[2997] g3uDUJhWkGw 2018年5月20日 07:49:27 : QHkUDaloVM : nhEL_@HJWto[92]
安倍ー今井ー柳瀬の主張を100%認めたとして
それはそれで
総理を蚊帳の外に置いて(この言葉は禁止用語らしい)、つんぼ桟敷に置いて
総理の知らないところで政治が動くと云う事だ。

これを一つ取り上げるだけで首相失格ではないか
口裏合わせをしたが故の柳瀬の答弁と視るべきであろう。


また、柳瀬が嘘をついた明確な証としては
その場に存在しなかった吉川加計学園現獣医学部長が主に発言し
その他大勢の愛媛の職員は記憶に残らなかったという。
この嘘がまかり通るのが安倍政権

    

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

5. 2018年5月20日 08:07:13 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[16]
 
 つまり この問題の本質は 柳瀬が 会っていないというウソで 終わりにしようとしていたのに

 中村知事が 文書を公開したため 会ったことを認めざるを得なくなった

 ===

 そして 柳瀬秘書官の上は 直に 安倍首相という責任問題になるので

 その間に 今井秘書官を 一枚入れざるを得ない所まで 防衛ラインが後退したということだ

 ===

 柳瀬の不手際に 責任を取らせるのなら 安倍にも責任が及ぶため

 今井を間にいれて 防戦しているわけで

 ===

 今度は その今井を 攻撃しなけらばならないのだけど 今井は 誰かと

 直接会っているわけではないので これを 攻略するのは難しい

 ===

 郷原さんの 考え方は 今井を攻略するための わずかな手掛かりということだよね〜〜
 


6. 2018年5月20日 08:42:50 : NNHQF4oi2I : p@MqjzZMakU[942]
安倍のやってる事は 自分の学歴詐欺と 同じ手法

 口裏合わせと まずい証拠は 抹殺

 これで 検察は 全く機能しない事を証明

 日本の司法は 全く正義と 公平が 無い事を証明

 小選挙区制度は 欠陥だらけで 全く役立たず


7. 2018年5月20日 10:02:32 : IRRXxrOSqI : JncFs0ot1o0[4]
そろそろ言葉を返してくれませんかね?

世界の中心で白々しい嘘を吐き続ける宗教の皆さん。


8. 2018年5月21日 02:28:37 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[3056]
  官邸に居る者が共謀していたことを議会に知られないように画策しなければならないとしたら、逆に首相が全てを知っているという事になるのだろう。
   逆に首相が言っているように総理大臣として本当に何も知らなかったのだとすると、官邸に居ついた官僚が、官邸の権威を使って事業者と自治体とを引き合わせ、公金と公有地を決裁するサイドビジネスをやっていた、ということになってしまう。
   どちらにしても公金や公有地が絡んでいることから、国民納税者としては、どちらでも構わないと看過出来るものでは無い。
   この事案は、愛媛県、今治市の決裁案件ではあるが、地方は採算が取れない自治体が多く地方交付税も国から投入されているのだから、全国民納税者が無関係では無いと言える。
   国税歳出に関しての国民納税者による、行政機構の作為、不作為への異議申し立てとしては国賠訴訟、行政訴訟があるが、原告は納税者だが、いずれも被告は、官僚や幹部公務員では無く、所轄大臣である。  
   官僚や幹部公務員は、立法府から派遣された所轄大臣の管理監督の元で公務をする原則から、各省の政策の結果の一切の責任は賦課されない立場である。
   従って内閣府は、所轄大臣を任命、総合管理する総理大臣がトップに立つ組織体であるところ、もし今井氏や柳瀬氏ら経済産業官僚が、独自で事業者と自治体とを引き合わせ、公金や公有地の決裁に関与し、それを首相が知らないとすると、例えば行政訴訟が起こされた場合には総理大臣は事務方から何も報告を受けていないまま被告となるのであり、贈賄、汚職の罪まで被る格好となるのである。
   官邸の権威を使って行った官僚によるビジネスを総理大臣が全く知らなかった、あるいは黙認していた、あるいは共謀していたとなれば、こういう者を総理大臣に委任していた国民納税者が、事務方が独断で決裁した公費が官邸から流出する結果の最大の被害者であり、国権の最高機関である国民議会は、租税主義国として、このような官邸を使った官僚によるコンサルビジネスを看過、放置してはならないのである。
 

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