世界通貨の交代に逆らえない，すなわち一極集中，ドル支配の終焉は避けられないのです。

旧基軸通貨と新基軸通貨の金保有高を、対立要素として統計分析しないと周期も見えない。

そしてドルの世界の流通量と相対的に均衡するため、＋−３割の幅で横ばい安定しても，バブルが破裂すると、複数の基軸通貨が金とリンクしなければ世界通貨のドルの暴落を止めることはできない。

しかし「発行する国債又は通貨発行高を保有する金とリンクさせる」とドルとユーロが約束すれば、為替の乱高下と、国債をデフォルトする危機は収束できると断言できるのです。

でも、米国の政治と経済の指導者は、円が一ドル60 円台を越えるか、欧州連合の一国で債券がデフォルトされるか、新興国のバブルが弾けなければ、金とリンクすることを決意しない。

世界通貨のドルは25％の金しか保有していないので、三年すると世界の通貨と信用は、再び不安定になります。現在進行形の第二次世界恐慌は、今回はドル・ユーロ・円(元)が、世界の75％の金とリンクすることで収束できる。

そして約三年のズレで，中国、ロシア、インド、ブラジル、豪州、南アフリカの通貨が、第三の世界の基軸通貨をめざします。しかしお互いのテレトリー（縄張り）の既得権益擁護が障害となり、簡単に収束できないのです。しかも他民族・多部族国家は一致団結すねことができない。

日本は米国の顔色をうかがって動きませんので，安倍政府日銀は，ゴミ理論としてバカにして，これから国益に甚大なる損失を与えます。

にもかかわらず,平和的革新的な指導者が，1933 年のルーズベルト大統領にならい、金の輸出輸入を国家管理にし、原価百円の１万円札紙幣で、国民から金価格相場にプレミヤムを付けて買上げると、ドルとユーロと共に、25％の金を保有して、第三第四の基軸通貨となる。間違いない。

ドルの延命は，多極化で，世界通貨が複数通貨になり，産業革命が加速させないと，今回は戦争では世界通貨の仲間に入れない。複数通貨の本命は，ドル・ユーロ・円(元)です。