今度の苦痛は、いざなぎ景気越えの見かけの景気をともなわない。なぜなら，見かけのいざなぎ景気越えは、国内市場の縮小を海外市場の拡大によってカバーされた、蜃気楼化された経済指数が正体だからだ。

この経済蜃気楼を、日本の指導者とマスコミエコノミストたちは、現実だと錯覚している。

そしてドルのキン離れによる世界の信用膨張で、最も恩恵を受けた国が日本だから。そのため、日本は、最大の打撃をこうむる。

しかも米国の，金融崩壊，財政破綻は確実です，複数通貨により，止めをさされる，日本の安倍政権では，蚊帳の外から弱体化して，安倍政権を支えた軍産複合体の衰退，米国の日本や韓国など海外派兵を続けることができなくなる。

この恐怖の体験を日本は避けられないのか！

国の景気循環は、長期の景気下降期には、三年半前後の景気の山と一年前後の谷の長さが反転し、山は一年前後しか回復することができない。

信用から早期脱出のためのマニフェストの実行が遅れているので、地方銀行の取り付け騒ぎや倒産が避けられなくなる。そして、予告どおり全国の銀行のモラトリアムが発生する。

さらに各産業のトップ企業を入れ替え、次の時代をリードする企業を誕生させ急成長させる。

この不況から早期脱出するためのマニフェストは、次産業革命へ大胆にシフトすることです。このままでは新基軸通貨体制に移行するまで、収束復元できないのだ。

それから、これ、実質GDPがーーと言っていますよね。
ということは、おそらく、名目とか成長率、CPIなど他の数値は良くないってことですよね。
そこは黙殺かよ。

最近、日経の記事がどれもこれもそんな書き方で、良いこと（それも極めて数字をこねくり回している感じの）しか記事にせず、悪い数字は全て黙殺。イヤラシイったらありゃしない。
マジで日経だけ読んでるとすごい好景気のような気がしてきますから。

最近、太平洋戦争の時に、大本営発表がどれほど数字の改ざんをしていたか、というのを読んだのですが、軍の参謀が現場の兵士からの報告を検証することなく鵜呑みにしてさらに色をつけて発表していた、というのを読み恐ろしいと思ったのですが、官邸も同じことをしていると思いますね。

戦争で勝つために一番大事なのは、現状をきちんと把握すること（それを国民に知らせるかどうかは別として）なのに、参謀自体が現場の報告をそのまま受け取っていた。現場は参謀の意向を忖度して適当に報告していた。つまり、戦況なんて誰も把握できてなかったわけですよ。

結局、敵の艦船を何隻撃沈させたか、正確な数字を知っていた参謀などいなかったのではないでしょうか？（恐ろしい……）

同じことが今、官邸でも起きていると思います。
事実を隠蔽している、というだけでなく、官邸自身が事実を掴んでいないのでは、という危機感を感じ
ます。

官邸が、内閣府なり省庁なりにGDP3％で数字を出せ、といい、実際はゼロだとすると、数字がおかしい、良く精査しろと、それなりの数字になるまで差し戻しているのでは？
その結果を素に、各種の発表、政策の方向性を決めている。これ、隠蔽よりマズいだろ、と思います。だってもとにする数字が不確かな上に、正確な状態を官邸自身が知らない、ってことですから。