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(大塚英志氏書評)手塚治虫漫画を思想宣伝の道具にするな(週刊ポスト)
http://www.asyura2.com/18/senkyo249/msg/353.html
投稿者 ローズヒップ 日時 2018 年 8 月 16 日 22:42:01: rjtdWzypZLh5M g42BW4NZg3GDYoN2
 

『手塚マンガで憲法九条を読む』/マンガ・手塚治虫 解説・小森陽一


【大塚英志氏書評】手塚治虫漫画を思想宣伝の道具にするな
8/16(木) 7:00配信 NEWS ポストセブン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180816-00000009-pseven-life&pos=2

【書評】『手塚マンガで憲法九条を読む』/マンガ・手塚治虫 解説・小森陽一/子どもの未来社/1500円+税
【評者】大塚英志(まんが原作者)

 憲法九条を変えるべきではないという本書の政治的立場にぼくは賛同する。しかし、その上で、本書のようにその学習教材として直截の手塚作品を読ませることには違和を表明する。

 手塚作品は確かに戦争を主題としたものが少なからずある。しかし手塚の表現は、まんががプロパガンダのツールであった歴史からの離脱として立ち上がった。例えば、本書の解説で野上暁が言及した「勝利の日まで」は、手塚の戦争体験の反映としてのみ論じられるがそれは狭い理解だ。

 この作品は大政翼賛会が主導した戦時下のメディアミックス「翼賛一家」の自発的な二次創作として描かれ、同時期の「防空」を題材とした教育映画のまんが版として目論まれている。そのことはいずれ本にまとめるが、「勝利の日まで」は、戦時下の少年である手塚の自主製作の翼賛教材だった。手塚は自身が軍国少年であったことが記された日記も公にしていて、当時の彼が民主主義者であるはずはない。

 当然、そういう少年としてあった手塚を糾弾するのは無意味だ。だからこそ、手塚少年を縛ったものから戦後、彼が自分のまんがを自由な表現として、いかに立ち上げていったのか、その果てに何がどのように生まれたのかを知ることが重要だ。例えば「アトム大使」の初期構想ではアトムはアメリカの大統領の意で戦う戦闘ロボットだった。しかし、完成した作品は和平大使のアトムの物語であった。

 教材として示すならこのようなまんが家・手塚治虫のつくられ方であり、その中で彼が彼の表現をいかに自ら獲得していくか、その過程をこそ示すべきである。描くことの自由の教材としてあらゆる作品はなくてはいけない。

 ぼくは作家やまんが家が政治的立場を有して当然だと思うが、同時に、表現を第三者がプロパガンダのツールとして用いることはあってはならないと考える。全てのまんががプロパガンダのツールとなることは拒否すべきであり、プロパガンダに良いプロパガンダと悪いプロパガンダなどないのである。

※週刊ポスト2018年8月17・24日号  

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コメント
1. 日高見連邦共和国[9629] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2018年8月17日 00:02:58 : r9SwACCdhc : DL4Yv4nRZ@o[22] 報告

おい、『真相の道』。投稿者コメント無しは投稿規定違反。知らぬ筈なし!(笑)
2. で爺[75] gsWW6g 2018年8月17日 00:46:02 : 1G6NW1HsQw : okW@ZqoTlkQ[1] 報告
翼賛一家なんて漫画ががあったのか。戦前の漫画はのらくろしか知らなかった。横山隆一の名前は聞いたことがあるが。フクちゃんの作者ね。

横山隆一が戦後民主主義の世で成功し続けたように、手塚治虫の軍国少年から民主青年への転向はそう難しくなかったのではないか。当時の時代の雰囲気で、軍国少年であり続けることのほうが難しいだろう。そこに本当に大きなドラマがあったかどうか、ちょっと疑わしい。

さっきネットで見たが、この翼賛家族という漫画、プロパガンダであることは間違いないが、相当にいい漫画ではないか。おそらく、今では、戦時下の庶民生活描いた一級資料だろう。戦前版サザエさん(笑) 復刻版を読んでみたい。

では

3. 2018年8月17日 02:35:24 : BO9Qa22atq : ecTpWGQdN_Y[82] 報告
憲法の擁護の主張は思想宣伝ではない。
ひょっとして現憲法を思想だと思っているのか?
もしそうなら憲法とは何か理解していないし、そう思うこと自体がネトウヨ思想だ。
4. 2018年8月17日 09:31:13 : fce0CmkpAk : @qAMwmNVnUE[7] 報告
誘導した時点でプロパガンダ。

手塚治虫の作品に反戦的なテーマを感じますが、そういう意味で作品そのものがプロパガンダ的側面を有すると言える。

作品の行間やテーマ、表現等を読みとき、自分なりに解釈することがプロパガンダなら、思想家の解説本はまさにプロパガンダの本となる。

つまり、プロパガンダに利用するなという筆者の主張そのものが、プロパガンダと言わざるを得ない。

5. 2018年8月17日 10:21:58 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[9462] 報告
⇒《プロパガンダに良いプロパガンダと悪いプロパガンダなどないのである。》

一応、分類があるみたいです。

●ホワイトプロパガンダ(情報の発信元がはっきりしており、事実に基づく情報で構成されたプロパガンダ)
●ブラックプロパガンダ(情報の発信元を偽ったり、虚偽や誇張が含まれるプロパガンダ)
●グレープロパガンダ(発信元が曖昧であったり、真実かどうか不明なプロパガンダ)
●コーポレートプロパガンダ(企業が自らの利益のためにおこなうプロパガンダ)
●カウンタープロパガンダ(敵のプロパガンダに対抗するためのプロパガンダ)
https://goo.gl/Xa6DFH

マンガだけ特別視するのもおかしいですね。映画だろうが、ネット動画だろうが、表現は表現ですし…

どのような表現であっても、内容(真偽)を吟味するのは受け手のほう。

6. 2018年8月17日 10:24:17 : eQHpkW1P7s : 0hMQcQYsWyM[106] 報告
>>3

 ごもっとも。

7. 2018年8月17日 11:59:43 : IRifmKERY6 : CIJseSCS07I[201] 報告
大塚英志は漫画原作者としても評論家?としても大好きだし
ここに書かれていることにも全面的に同意する

だが

「表現を第三者がプロパガンダのツールとして用いること」はあってはならないと言いながら
凄く遠回りなやり方でアリバイを張りつつも
結局大塚英志がやってるのもそういうことだとも思う。
例えばこの文章で言うと
「このようなまんが家・手塚治虫のつくられ方」を深く知ることによって
「憲法九条を変えるべきではないという政治的立場」に導かれるわけで
(それは間違いではない、要はもっと深く読み込めってことだろ、上っ面で使うなと)

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