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政治の対立軸は「グローバル化」対「国民の生活が第一」だ。(日々雑感(My impressions daily))
http://www.asyura2.com/18/senkyo252/msg/745.html
投稿者 笑坊 日時 2018 年 10 月 26 日 20:15:38: EaaOcpw/cGfrA j86WVg
 

https://okita2212.blogspot.com/2018/10/blog-post_97.html
10月 26, 2018

<民主党政権で官房長官や法務大臣を務めた仙谷由人氏が10月11日、肺がんのため、死去した。どのような政治家だったのか。ジャーナリストとして親交の深かった田原総一朗さんにその人物像や秘められたエピソードを聞いた。

面白い話といえば、小沢一郎氏とのエピソードがある。2003年に、小沢氏が代表を務めていた自由党と、仙谷氏がいた民主党が合併した。小沢氏を誘ったのは鳩山由紀夫氏だが、民主党側で仙谷氏とその弟分である枝野幸男氏が大反対したという経緯がある。

結局、小沢氏は民主党に加わり、3年後の2006年には代表にまでなった。このとき、彼は驚くべき行動に出た。

これは新聞にも出ていない話だが、代表に選ばれた小沢氏から、僕のところに電話がかかってきて「会いたい」と。そして、小沢氏は僕に「実は仙谷氏を幹事長にしたい」と告げたのだ。

僕は「嘘だろう。彼は、民主党に入るときに一番反対しただろう」と言ったが、最も敵対していた仙谷氏を幹事長に置きたいという。これは面白いと思った。小沢氏は僕に「悪いけど仙谷氏に頼んでほしい」と言った。僕が彼と仲がいいのを知っていたから。僕は「わかった」と承諾した。

仙谷氏に「小沢さんがあんたを幹事長にしたいと言っている」と伝えると、「嘘、冗談だろう」という反応。「本当だよ」と言うと、30分近く考えたあげく、仙谷氏は「枝野に聞いてほしい」と、僕に告げた。「枝野がOKしたら、受けてもいい」と。

その晩、枝野氏のところに電話した。小沢氏が「仙谷さんを幹事長にしたい」と言っていると伝えると、やっぱり「嘘だろう、そんなバカな」と答えた。僕は「いや本当なんだ」と返したうえで、仙谷氏が「枝野の意見を聞きたい」と話していると伝えた。

すると、枝野氏は「そんな難しいことは、すぐにこの場で答えられない。田原さん、悪いけど、一晩考えさせてほしい」と言ったので、「わかった」と答えて、返事を待つことにした。

翌日、枝野氏から電話がかかってきた。「仙谷さんが受けるというというなら仕方がない。ただ、僕はどうかと聞かれると、僕は反対だ」。すぐに仙谷氏のところに連絡して「枝野は反対だ」と伝えた。

仙谷氏はしばらく考えて、「悪いけど、この話はなかったことにしてほしい」と小沢氏に伝えてほしいと、僕に頼んだ。結局、それで「仙谷幹事長」は幻に終わり、鳩山氏が幹事長に就任することになった。

新聞などでは「仙谷は反小沢の旗頭」と書いていたけれど、実は裏ではそういうことがあった。ここが小沢一郎の面白いところ。権力者にはそういう仕掛け、戦略が必要だということがわかっている。さらにいうと、小沢氏は自分にはない才能をもった仙谷氏を味方につけたいと考えていたのだろう>(以上「BLOGOS」より引用)


 以前このブログで仙谷氏を批判した。彼は物事を「左派」対「右派」という図式でしか理解できない人物だと思っていたからだ。しかし世の中は「左派」対「右派」という対立の構図は冷戦構造の崩壊とともに1990年代初頭に終焉していた。

 現代は「グローバリズム」と「国民の生活が第一」の対立だ。民主党が政権を取る以前の「小泉・竹中構造改革」を想起して頂きたい。構造改革で何が行われていたのか、現在の安倍「働き方改革」に繋がる派遣業法の大胆な緩和が始まっていた。同時にタクシーやバスへの新規参入規制緩和などが行われ、それに伴って業界従業員の労働環境が極端に悪化していったのもご存知ではないだろうか。

 労働環境が悪化すれば少子化が促進される、ということは当然予想されていたことだ。しかし派遣業が儲かるなら竹中氏は自分の儲けを優先して、戦後労働者が獲得して来た権利を「既得権」として攻撃した。彼によれば正規社員も既得権のようだ。

 そうした日本の社会構造を米国並みにしようとするグローバル化の嵐が日本国民生活の中に入り込んで、デフレ経済を加速していた。そうした当時の空気の中で、小沢一郎氏が2009民主党代表として策定したマニフェスト「国民の生活が第一」は時宜を得ていた。その「国民の生活が第一」というキャッチコピーは今も色褪せていない。

 仙谷氏は小沢氏の懐の深さを知らなかったようだ。仙谷氏に幹事長就任を持ち掛けたのは党内の反小沢派を取り込むため、という側面もあっただろうが、それなら小沢氏が直接仙谷氏に電話すれば済む話だ。

 しかし小沢氏は田原氏に仲介を頼んだという。それは仙谷のを幹事長就任を要請したという証人を残すためだ。小沢一郎氏が「剛腕」で反対派を圧し潰す「辣腕」を奮う乱暴者だというマスメディアが捏造したイメージを払拭する一助になればと考えたのだろう。

 当然、仙谷氏は幹事長を受けるべきだった。そして小沢・民主党政権の中枢で挙党体制を作るべきだった。その後に起こる検察とマスメディアによる情報操作の「政治とカネ」プロパガンダに屈することなく、小沢・民主党政権を樹立していたなら、今日の政治の劣化と体たらくに到っていないだろう。

 現在では「国民の生活が第一」は世界の潮流となって、グローバリズムと厳しく対峙している。グローバル世界は一握りの者しか勝者とならない「弱肉強食」社会だ。それは巨大な格差社会でもある。資産家上位トップ8人で世界の富の半分近くを占めるというのは異常だ。そうした世界を人類は求めていない。

 政治家として、残念ながら仙谷氏は時代遅れの認識を堅持していた。いや、仙谷氏だけではない。自公政権与党を自任している政治家諸氏もグローバル化を推進している愚かな売国奴たちだ。日本は国家を丸ごと米国の1%に売り渡そうとしている。

 現在日本の大問題はそうした対立の構図を理解している政治家が余りに少ないことだ。安倍氏が提唱する自由貿易が「加速」されて、日本国民は豊かになっただろうか。日本の国土は潤沢な予算で強靭化され、徹底した「治山治水」事業で少々の大雨ではビクッともしない安全を確保しているだろうか。

 財務官僚の口車に乗って消費増税10%に怨嗟の声が国民から上がらない。御用マスメディアが周到に世論操作と根回しを国民に施している。さも、社会保障のために消費税は必要だ、と使い古されたレコードをまたまた回している。

 日本にとって最も必要なのは「国民の生活が第一」の政治だ。それを可能ならしめるには経済成長を推進するしかない。そうした自明の理を日本の政治家諸氏は大部分は理解しようともしない。バカな連中が権力を持つと害毒を国民に流すだけだ。そうした意味で、仙谷氏も古い時代の「左派」対「右派」という対立構造でしか政治を語れない政治家だった。


 

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コメント
1. 2018年10月28日 06:40:39 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[315] 報告
違うね日本の政治の対立軸は


「国民主権の維持」 対 「国民の生活が第一」


になってるのが現実
特定野党は外国人参政権付与の推進に躍起になっている

何故どの政党も有権者に重要な部分のところだけを天秤にかけているんだ?
そしてマスコミや阿修羅でもそのことを隠すように逸らした投稿をしているのはどういうことだ?

的外れなコメントをしているのはマスコミや特定野党に隠れ外人が紛れているが故ではないか!

2. 東北列藩同盟志士[5] k4yWa5fxlMuTr5a_jnWObQ 2018年10月28日 22:15:37 : 7yA93OL7ng : Vg5dFkJZ1ek[-16] 報告
>>1
外国人参政権どころか外国人労働者を無条件で
受け入れ若者層の労働意識を削ぐお前のところの頭目の「エセ日本人」
で既得権益者の長李晋三こそ問題だ!!

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