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サンフランシスコ講和体制の検証の必要性とそれが出来ない理由
http://www.asyura2.com/18/senkyo254/msg/884.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 12 月 14 日 19:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

サンフランシスコ講和体制の検証の必要性とそれが出来ない理由
http://kenpo9.com/archives/4644
2018-12-14 天木直人のブログ


 きょう12月14日の読売新聞「論点」で、川島真東大教授(中国外交
史、東アジア国際関係史専門)が極めて重要な論考を寄稿していた。

 「岐路に立つ戦後の講和体制」と題するその論考の要点はこうだ。

 すなわち「サンフランシスコ講和体制」がいま大きく揺れていると。

 この「サンフランシスコ講和体制」とは、単にサンフランシスコ講和条
約の締結だけではなく、署名しなかった中華民国や韓国などとの2国間関
係を含む、戦後の国際関係を包括したものだと。

 そして、この講和体制の特徴は、日本に対する無賠償原則と米国中心の
安全保障体制であり、日本の植民地支配よりも、日中戦争や第二次世界大
戦に重点が置かれてことだと。

 その「サンフランシスコ講和体制」が、冷戦の終結や東アジア諸国によ
る歴史の清算要求などによって揺らぎ始めているのは当然だと。

 だから、日本政府の、「サンフランシスコ講和体制」の下で結ばれた
「一連の条約で決着済み」という対応だけでは不十分であることは当然で
あると。

 そして川島真教授は、こう締めくくっている。

 ではどうすればいいのか。外交交渉を粘り強く続けることや日本の立場
を伝えること、和解により積極的に取り組むべきこと、は言うまでもない
が、歴史の検証という大きな課題がより重要になると。

 まさにその通りである。

 しかし、安倍首相にはそれは出来ない。

 それは安倍首相にその気がないからだ。

 それどころか、文書の改ざん、破棄を当たり前のように繰り返している
からだ。

 わざと検証できなくしているのだ。

 過去を直視しないものに未来はないという至言は、まさしく安倍首相の
為にある。

 川島真教授の論考が教えてくれたもの、それは、揺れるサンフランシス
コ講和体制の中で、最悪の首相に居直られた日本国民は不幸の極みである
という事である。

 一日も早い安倍政権の排除がこの国の政治の喫緊の課題である(了)


 

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コメント
1. 罵愚[6960] lGyL8A 2018年12月15日 05:46:03 : uz7lDD2pDc : EjeLi5CyXwY[376] 報告
 元の論文は読んでいないが、紹介記事を読んだかぎりでは、キモは「ではどうすればいいのか…歴史の検証という大きな課題がより重要になると」の部分だな。「サンフランシスコ講和体制の検証」とは、日本人にとっては、とりもなおさず大東亜戦争の再検証ということだろう。
 そしてその歴史の再検証は必然的に、あるべき日本の姿…国家観の話題に入り込む。

 このボードに浸っていて、つくづく感じるのは、議論の根源にあるのは「国家観」…日本の統治理念と言い変えてもいいのだが、この国家観と歴史認識の、ふたつに集約されるということだ。いろいろな話題があるが、コメントの対立点の奥底にあるのは、いつも“国家観と歴史認識”の、ふたつの論点だ。
 現在の日本列島には日本人と在日日本人の二種類の日本人が住んでいて、この二種類を見分ける相違点は「国家観」と「歴史認識」のちがいだと思う。

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