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アメリカ軍、シリア政府軍、ジハード傭兵、いずれも戦争の準備(2/2)(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/534.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 2 月 14 日 15:57:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

アメリカ軍、シリア政府軍、ジハード傭兵、いずれも戦争の準備(2/2)
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201902130000/
2019.02.14 櫻井ジャーナル


 イラクが侵略される2年前、2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターやバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された。クラーク元最高司令官によると、その数週間後にドナルド・ラムズフェルド国防長官の周辺で攻撃予定国リストが作成されていた。そこにはイラク、シリア、イランのほか、レバノン、リビア、ソマリア、そしてスーダンが載っていた。

 このうちリビアとシリアは2011年春に攻撃される。西側の有力メディアは今でも「内戦」だと言い張っているが、アメリカなどが送り込んだジハード傭兵が戦争を始めたのだ。

 両国に対する攻撃は2001年の段階で決定済みで、07年にはジハード傭兵を使うことが決まっていたが、その作戦を最終的に承認したのはバラク・オバマ大統領。2010年8月にPSD-11を出したのだ。そして「アラブの春」が始まる。

 シリアより1カ月早い2011年2月に戦争が始まったリビアで侵略側は飛行禁止空域を導入して制空権を握り、米英は艦船から巡航ミサイルを発射する。5月にはNATO軍機が空爆を開始、10月にはムアンマル・アル・カダフィが惨殺された。

 カダフィが殺されたとCBSのインタビュー中に知らされたヒラリー・クリントンは「来た、見た、死んだ」と口にして喜んでいるが、この時にベンガジでは裁判所の建物にアル・カイダの旗が掲げられ、NATOとアル・カイダ系武装集団が同盟関係にあることが発覚してしまう。(​ココ​や​​ココ​

 リビアでカダフィ体制が崩壊すると侵略勢力は戦闘員や武器/兵器をシリアへ移動させるが、その過程でアメリカなどがアル・カイダ系武装勢力を使っていたことが明確になった。

 ベンガジはアメリカの軍や情報機関が拠点としていたが、そこのアメリカ領事館が戦闘員や武器をシリアへ運ぶ工作の拠点になっていた。その領事館が2012年9月に襲撃され、クリストファー・スティーブンス大使が殺されている。PSD-11ではムスリム同胞団が中心に据えられていたが、これに反発した勢力が実行したとも推測されている。

 NATOとアル・カイダ系武装集団の同盟関係が発覚すると、オバマ大統領は「穏健派」なるタグを持ち出して弁明するのだが、2012年8月にアメリカ軍の情報機関DIAがオバマ政権に提出した報告書の中で、シリア政府軍と戦っている主力はサラフィ主義者やムスリム同胞団を中心に編成された戦闘集団であり、オバマ政権が政策を変更しないと東部シリア(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配国が作られる可能性があると警告する。この警告は2014年にダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国とも表記)という形で現実になった。

 オバマ大統領は2015年、シリアに対する直接的な軍事侵攻の準備を始めたと思える動きを示す。2月に国務長官をチャック・ヘイゲルからアシュトン・カーターへ、9月に統合参謀本部議長をマーティン・デンプシーからジョセフ・ダンフォードへ交代させたのだ。ヘイゲルは戦争に慎重な立場で、デンプシーはサラフィ主義者やムスリム同胞団を危険だと考えていた。

 ジハード傭兵を危険だと考える人物からシリアの体制転覆に積極的な好戦派へ替えられたのだが、これに対してロシア軍はシリア政府の要請で9月末に軍事介入、ジハード傭兵を攻撃して占領地域を急速に縮小させはじめる。

 その後、ロシア政府はアメリカ政府との連携を模索、状況はこじれてしまう。ウラジミル・プーチン露大統領は2017年10月に記者からの質問に答え、「西側との関係で我々が犯した最も深刻な間違いは信用しすぎたということだ」と語ったが、遅くとも西側が信用できないことは1990年代にわかっていたはず。ロシアでは親西側派の力がそれだけ強いということなのだろうが、それはロシアにとって大きなハンデになっている。

 イドリブ制圧作戦をシリア政府は中断してきたが、その前、アメリカをはじめとする西側勢力は艦船や爆撃機を派遣するだけでなく、化学兵器話を使おうとしていたと見られている。当時、44名の子どもが誘拐されたと伝えられたが、その子どもをイギリスの情報機関MI6が犠牲者に仕立て上げようと計画、SCD(シリア市民防衛)、別名「白いヘルメット」が偽旗作戦の主役を演じるとも伝えられていた。イドリブ制圧作戦の再開でこのシナリオが復活する可能性もある。(了)


 

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コメント
1. 2019年2月14日 18:24:08 : o4ZxWSpuaU : GJN2zyS682U[119] 報告
傭兵を 使い企む 巻き返し
2. 2019年2月15日 00:27:02 : CsUR8Fjrds : vSJmCAuMZ8s[62] 報告
シリア・アラブの春顛末記‏ @SyriaArabSpring
https://twitter.com/SyriaArabSpring/status/1095839713213202432
シャナハン米国防総省長官臨時代行「NATO傘下にシリア北東部を監視するための部隊を設置することを提案している」(2019年2月13日)#シリア #アメリカ

mko‏ @trappedsoldier
https://twitter.com/trappedsoldier/status/1095649842133487622
米軍がシリアから撤退しながら、タンフ基地の南側、イラクに基地を建設しようとしている!

http://en.farsnews.com/newstext.aspx?nn=13971123000780

●アメリカ軍がシリアから撤退したように見せて、イラクに展開している。イラクは石油資源が豊富だ。それを収奪するのが目的だ。まさに「悪の帝国」である。

3. 2019年2月15日 10:01:04 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[1057] 報告
>>2さん
>米軍がシリアから撤退しながら、タンフ基地の南側、イラクに基地を建設しようとしている!

現実はうまく行っては居ないようです、世界中から米軍を叩き出すべきです。

http://blog.canpan.info/jig/archive/6899
中東TODAY
中東の人々の本音を知るため、中東ニュースの重要項目を解説し、中東の未来を予測します。

NO:5391 2月14日『イラク首相米軍基地を拒否』 [2019年02月14日(Thu)]
イラクのアブドルマハデイ首相が、アメリカの特使シャナハンに対して、明確にイラクは外国軍の基地を置くことを、拒否すると語った。この発言はアメリカの国防次官シャナハンとの、討議の場で語られたものであり、その意味するところは明確だ。イラク政府はアメリカ軍の基地を、自国内に留めることを認めない、と言ったのだ。

これに先立ち、トランプ大統領はイランを監視し、攻撃する都合上、イラク国内にアメリカ軍の基地を、置き続ける意向であることを、明確に語っている。しかも、今後その基地を拡張する意向のようだ。

 アブドルマハデイ首相はアメリカ軍の、イラク国内駐留について「それはアメリカとイラクの合意に基づいたものであるべきだ。」と語り、その合意とは『アメリカがイラクでのIS掃とう作戦に使用する。』ことであり『アメリカ軍によるイラク兵の訓練指導。』にあるとしている。

 アブドルマハデイ首相は、アメリカ軍のイラク駐留の目的は、それ以外の何物でもないと語り、現在イラクにとって重要なのは、イラクの再建だと語った。そのためには、国際的な支援が必要だ、とも語っている。

 確かに、イラクは長期に渡る、IS(ISIL)との戦闘で多くのインフラが、ダメージを受けているし、それ以前に起こった、アメリカとの戦いでも、160万人を超えるイラク国民が、アメリカ軍によって殺害され、イラク国内は大破壊を受けている。

 2017年には、イラクがIS(ISIL)の掃討に、成功したとして、イラン政府に対し、感謝の意を述べている。イラクの宗教的指導者のトップであるシスターニ師は『イラクは他国への攻撃の踏み台に、なってはならない。』と語っている。

 ここでシスターニ師が語っているのは『イラクはアメリカのイラン攻撃の、基地になってはならない。』ということだ。これは今後、イラク国民の間から、アメリカ軍追放の大きな動きが起こることを、意味しているということであろう。シスターニ氏のイラク国民への影響力は、絶大だからだ。

 これに対して、シャナハンは『我々は両国の合意を尊重するが、我々の役割を守る。我々はイラクからに招待されてきたのであり、我々にはリソースをシェアする権利があるが、彼らの自主権は認めよう。』と語っている。

 しかし、シリアからのアメリカ軍の撤退に伴う、イラクへのアメリカ軍の増派については、語っていない。アメリカ軍は一旦、イラクから引き揚げたものの、その後、2014年からIS(ISIL)掃討ということで、再度イラクに派兵されたものだ。

 トランプ大統領の言うように、今後、アメリカ軍がイラクに増派されるのか、基地は長期間保持されるのかについては、疑問が湧く。イラクではアメリカ軍の存在は、嫌われているのだ。

4. 2019年2月15日 12:25:54 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[1058] 報告
parstodayから
http://parstoday.com/ja/news/world-i51612
ワルシャワでの反イラン会議が、アメリカの敗北と孤立の新たな証に

↓記事から一部抜粋
イギリスの新聞ガーディアンは、「フランスやドイツといったヨーロッパの主要国からは、今回の会合には下級外交官のみが参加している」と報じました。

EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表は、今回の会合に出席していません。

2日間に渡る今回の会合は、13日水曜からワルシャワで開催されています。

アメリカ政府は、この会合の開催計画を提出した際、イランを議題にすると表明していましたが、各国の間でこれが歓迎されなかったことから、テーマを「中東問題」に変更しました。

アメリカ国務省の Nathaniel Tek報道官も13日夜、「ワルシャワ会合は、特定の国にスポットを当てず、中東問題への対処が扱われた」と述べています。

アメリカのニュースサイト・ポリティコは14日木曜、「ワルシャワ会議はアメリカの孤立をごまかすはずだったが、逆にそれがクローズアップされた形になった」と報じています。

5. 2019年2月15日 12:38:13 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[1059] 報告
テロを繰り返すアメリカ、自ら呼びかけた会議もボイコットに合い不発、そしてアメリカ国内の議員からもいい加減にしろと突き上げられる。

日米で情報統制が進む中、米国でタブーに挑戦する複数の議員が登場した(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/445.html

そしてイラン、イラク、ロシアは着々と平和に向けた話し合いを進めている、アメリカ、ネオコンはもうオワコンだ、さっさとこの世界からこの地球から、この宇宙からも退場しろ。

スプートニク日本から
https://jp.sputniknews.com/politics/201902155925286/
米軍のシリア撤退計画にプーチン大統領がコメント
2019年02月15日 07:13

プーチン大統領はロシア、イラン、トルコの首脳によるシリアに関するサミットを総括し、シリアからの米軍撤退の意思について前向きな一歩になるだろうとの見方を示し、シリアのこの地域はシリア政府が再び掌握せねばならないと語った。

エルドアン大統領は米軍が撤退することで、この地域に権力の真空状態ができ、テロリストの繁栄を招く結果になってはならないと強調した。

イランのロウハーニ大統領は、米軍のユーフラテス川東岸地域からの撤退問題について、明瞭さがとぼしいことへの憂慮の念を表した。

13日、ソチで、プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領、イランのロウハーニ大統領は、シリアに関するアスタナ会合のプロセスの保証国による4度目のサミットを実施した。

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