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われわれは現在内戦中なのか/(朝鮮日報コラム
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投稿者 仁王像 日時 2025 年 5 月 05 日 05:36:32: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

われわれは現在内戦中なのか/【朝鮮日報コラム】
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%AF%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E5%86%85%E6%88%A6%E4%B8%AD%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B-%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%97%A5%E5%A0%B1%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0/ar-AA1E7t1a?ocid=hpmsn&pc=EUPP_LCTE&cvid=32b97bf518984bffa5f6c84570e94151&ei=10

 銃弾と飢え、伝染病、そして気象条件。カナダの20歳の青年ウィリアム・クライスラー氏が74年前、見ず知らずの韓半島(朝鮮半島)の地を踏んだ時、中国共産軍に劣らず彼を脅かした敵だ。彼はソウルを占領するために南下して来る約6000人の中国共産軍の攻勢を京畿道加平郡で退けろという命令を受けた約450人のカナダ軍のうちの一人だった。

 戦場で「敵と対抗して戦う」ということがどういうことを意味しているのかは、ただ体験した人だけが知っている。特に朝鮮戦争はミサイルとドローンではなく、タンクと小銃で突撃し、兵士が血を流す在来式の国際戦だった。米軍の6・25戦争参戦回顧録を集めたウェブサイト(thekwe.org)にアクセスすると、参戦勇士たちが「われわれが戦った戦争は映画『プライベート・ライアン』など比較にもならないほど想像を絶する残酷な悪夢」、「生きて地獄を見たので死んだら天国に行くと確信する」と回顧する内容が多い。こうした戦争だったため、カナダ軍の機関銃射手のクライスラー氏が1951年4月23日から3日間、「加平戦闘」を繰り広げながら感じたであろう恐怖と絶望を他人は察することさえできない。

 その3日間、中国共産軍は樹木が一切残っていない土だけの山をまるでアリの群れのように果てしなくはい上がり、銃弾が枯渇したカナダ軍は銃剣で抵抗した。銃剣白兵戦は、人間同士が目を合わせ、転がりながら殺し合うことだ。これさえも力に任せたカナダ軍は「チーム・キル」を覚悟し、味方の陣地に砲撃を自ら要請する戦術まで敢行して耐え忍び、ついに4月25日、中国共産軍を奇跡的に撃退させた。同日朝の疲れ果てたカナダ軍の様子をある参戦勇士が「加平防御戦(Holding at Kap'ong)」という題名の絵画で描いたが、「たった1日だけでも長く暮らせるよう望むと神に祈ったわれわれ」と作品の解説を付け足した。

 凄絶だった3日間の死闘を運良く外傷なしに終えたクライスラー氏は、足を引きずっている仲間を支えながら高地から降りてきた。この様子が英国戦争博物館(Imperial War Museum)所蔵の写真として残されている。写真の中の彼は、カメラのレンズをわざと避けるような格好だ。昨年春、加平戦闘73周年を記念して訪韓したクライスラー氏に出会い、写真にまつわるエピソードを聞く機会があった。クライスラー氏は「こうした死地にいるということを家族に知られてはならないという思いと、とても寒くて服をあれこれ着込んだが、上官に見つかれば怒られるかもしれないという思いで、本能がそうさせたようだ」と回顧する。地には殺気が渦巻いていたためか、4月なのに引き金を引く指までを凍りつかせた寒さ、飢えた子どもたちの絶叫と何でも食べていたネズミの群れ、血と汚物の匂い、そして息が止まった戦友たちの顔。90歳を過ぎた老人になっても癒やされない記憶だ」と振り返る。昨年末に死亡した彼は「韓国で永眠したい」と遺言を残し、最近戦友たちがいる釜山UN(国連)記念公園に埋葬された。

 12月3日の非常戒厳以降、国論の分裂が類例なき状況へと突き進むや、政界では「内戦」という言葉を万能修飾語であるかのように何らのためらいもなく使っている。しかし、故ウィリアム・クライスラー氏の遺骨返還のニュースをきっかけに、われわれが本当に経験した戦争の惨状を振り返り、この時間もウクライナとガザ地区の状況を共に思い浮かべると、むやみに口にしてはならない「内戦」という言葉の重みを感じることになる。政治家であるなら、ソーシャルメディアのアルゴリズムをいいことに、同族間の嫌悪と呪いをあおるのではなく、韓国国民が各自のやり方で同国をあまりにも愛するが故に満ちている社会的熱気を、未来に向かう動力源に転換させる設計図を提示するべきだ。政界の無責任な内戦話が一日も早くやむことを願い、大韓民国の自由民主主義を守護する不滅の業績を残した国連軍参戦勇士たちの永遠な安息を祈る。
 

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