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韓国戒厳下の市民犠牲「光州事件」から45年 「今こそ連帯精神必要」/日経
朝鮮半島 2025年5月18日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM166ZS0W5A510C2000000/
【光州(韓国南西部)=小林恵理香】韓国南西部の光州で1980年、民主化運動をしていた学生らに軍が発砲し160人以上といわれる犠牲者を生んだ光州事件から18日で45年を迎え、政府は光州市の国立墓地で追悼式典を開いた。
1980年5月、クーデターで実権を掌握していた全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領が「戒厳令」を強化し、光州で起きた民主化を求める学生や市民らによる大規模デモに対し軍特殊部隊を投入して鎮圧した。
17日には光州市内で民間団体主催の行事も開かれた。行事に参加していた70歳代の男性は「戒厳という言葉には抵抗感がある」と語る。2024年12月の「非常戒厳」の際に軍事政権下での記憶がよみがえったという。「45年前のことでもいまだに消えない傷のようなもの」と回想する。
韓国国民にとって民主主義は長く続いた民衆闘争の末に軍事政権から勝ち取ったものとの意識が根付く。民主化運動の流れをくむ光州は革新(進歩)系の地盤となっている。
非常戒厳を巡り尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が罷免され、大統領と首相が不在のなかで45年の節目を迎えることとなった。韓国メディアによると、18日の政府主催の追悼式典には遺族や市民ら約2500人が参加した。
大統領権限を代行する李周浩(イ・ジュホ)社会副首相兼教育相が式典で演説した。「韓国は葛藤と分裂が深まっている。45年前の5月の光州が見せてくれた連帯と統合の精神は今の私たちに必要な教えだ」と強調した。
大統領選候補の最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表や野党「改革新党」李俊錫(イ・ジュンソク)代表も式典に参加した。
与党「国民の力」候補の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働相は政府の記念式典には参加せず、17日に国立墓地を訪れた。非常戒厳を巡る抵抗感から与党候補である金氏の光州訪問に反対するデモが発生したため、混乱を避けたと見られる。
光州市内に住む50歳代のタクシー運転手の男性は「国民の意見の分断を解決しようと訴えるなら、(金氏は)たとえ反対されても式典に参加する姿勢を見せてほしかった」とつぶやいた。
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