最近森川すいめいさん藤田孝典さんの本を読んでいるが、かれらは貧困問題に取り組んでいて
森川さんは医師でもある　かれらの洞察の深さ確信のつよさに驚く　上の世代を啓蒙するとは
まさに正鵠を射ている

打合せしたわけでも申し合わせたわけでもなく、はっきり言わないが、ひとつの問題に辿り着いている
それを政治の力で解決しようとしているのが、山本太郎である、と言う状況である

GLOBAL NOTE
世界の自動車生産台数 国別ランキング・推移
2018年
https://www.globalnote.jp/post-3184.html

●これ見たら、子供のころに学校で習った内容とはすっかり様変わりしています。

今や世界最大の自動車生産大国になった中国。年間生産台数は何と2,780万台。これに米国、日本、インド、ドイツが続きますが、かつて1970年頃は米国、日本、西独、仏、英でした。

英国は1950年代は米国について世界第二位で、輸出に限れば世界一位でした。それが2018年は14位に転落。しかも自国のメーカーをほぼ失いました。現在残っているロールス・ロイスやジャガーやミニも、外国メーカーがブランドを所有しています。

そのジャガーを所有しているのはインドのメーカーですが、同国は世界四位ですね。メキシコは六位です。北米自由貿易協定を利用して、アメリカ向け低価格車の生産拠点になっています。

躍進著しいのがタイの11位。日本メーカーも多数進出。ここでつくわれた右ハンドル車が、オーストラリアで販売される自動車の多くを占めています。そのオーストラリアは最下位になっていますので、ご覧ください。全部、タイに生産移転したのです。

イタリアの20位も落ちぶれましたな。かつてはフランスの次でした。まだ自国のメーカー、フィアットやフェラーリを持っているからマシですが、そう言えば、イタリアに旅行いった人が、ほかの国の自動車ばっかりだったと言っていました。フィアット、何で食っているのか ?(鉄道部門もフランスに売ったし。)

うちの持ってるシトロエンはフランスですが、ここも10位に転落。シトロエンも昔ほどの魅力がないからなあ。苦労して手に入れた、フランス車が輝いていた時代のID19とCX2400を大切にしていきます。

Final Ford rolls off Australian assembly line
https://www.youtube.com/watch?v=njWG1Dk4brQ
●フォード豪州工場閉鎖で労働者は失業し、フォード車はタイから輸入されるようになりました。これにより、かつてシェア1位だったフォードは、今や6位に転落。豪州で生産して自国経済に貢献していることから、無理して購入していた層が逃げてしまったのです。品質も悪いし。

Ford Focus Production at Ford Thailand Manufacturing (FTM) in Rayong
https://www.youtube.com/watch?v=8CFdlOlw4Uw
●タイに建設されたフォードの工場です。

★まあ、自由貿易体制になってしまえば、低賃金の国が有利になるわね。豪州は高賃金、高福祉なので、自動車も価格が高い。それを高関税で外国から自動車が入らないようにしていた。それで社会が回っていたのですが、NWO体制ではそれは許されない。かくして先進国は工業を失ってきたのです。

日本はまだ自動車産業は維持できていますが、電機産業は酷いものですね。豪州でも、家電製品は韓国、中国製品が主体で、日本メーカーは追いつめられる一方。その日本メーカーも、日本国内で生産しなくなっています。

日本にいた頃、たまに大阪の親戚の家に行きましたが、親戚は松下電器に勤めていました。1980年代のプラザ合意になる前が最盛期で、ボーナスなんて袋が札束で立ったとか。その社員、度重なるリストラで次々と消えていきました。