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福島でリンゴの試食会、食べて大丈夫
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3071.html
2019/11/04(月) 19:43:23 めげ猫「タマ」の日記
１０月３０日、ミスピーチも出席されて福島産リンゴの試食会が開かれました（１）。福島のリンゴは旬を迎えたようです。食べて良いか心配ので(=^・^=)なりに調べたら
・主要な産地は汚染されている。
・放射能が舞い散っている
・主要な産地では葬式が増えているが、そうでは無い相馬・南相馬市では増えていない、。
等の特徴がありました。
福島は「くだもの王国」を市場していいます。今はリンゴの季節です（２）。福島のリンゴは福島市、伊達市、須賀川市が主要な産地です（３）。以下に示します。
事故から８年８ヶ月が過ぎて汚染されている福島
※１（４）のデータを元に（５）に示す手法で９月１日に換算
※２ 旧避難区域は（６）による。
図―１ 福島の主要リンゴ産地と相馬・南相馬市
図に示しように福島の主要なリンゴ産地では国が除染が必要とする毎時０．２３マイクロシーベルトを超えた地域（７）が広がっています。福島のリンゴは９シーズン連続で、汚染された土地で栽培されています。
そんななか、１０月３０日に、福島産くだもの・キャンペーンクルー（８）のミスピーチも出席されて福島産リンゴの試食会が開かれました（１）。福島のリンゴは旬を迎えたようです。でも、図―１の様に主要産地は汚染されています。食べて良いか心配です。そこで(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。
以下に福島の２０１７年１１月から１年間のセシウム降下量を示します。
放射能が舞い散る福島
※１ 計算方法および元データは（９）による。
※２ 旧避難区域は（６）による。
図―２ 福島のセシウム降下量
図に示す様に福島では各地にセシウムが舞散っています。先月には洪水が起こり、泥土が流れ出しました（１０）（１１）。泥土からは国の基準（クリアランスレベル）の１キログラム当たり１００ベクレル（１２）の２０倍以上の同２，２４０ベクレルのセシウムが見つかっています（１３）。時間が経って乾けば飛び散ります。
以下に福島のリンゴ主要産地の３市（福島市、伊達市、須賀川市）の葬式数を示します。
事後に葬式が増えた福島のリンゴ産地
※１（１４）を各年１から９月の９ヶ月間で集計
※２ 震災犠牲者は（１５）により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―３ 福島のリンゴ主要産地３市合計の葬式数の推移
図に示す様２００９年から１０年にかけてはあまり増えていないのですが、１０年から１１年にかけては急に増えています。その後も元に戻ることなく増え続けています。数値を記載すると
事故前（２０１０年１月から９月）３，３６６人
今年（２０１９年１月から９月） ３，９１３人
で１６．３％増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら７０億分の１でした。
表―１ 偶然に起こる確率の計算結果
※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事（１６）による。
有意差検定表
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―２ 福島産を許容すかのアンケート結果
※ （１７）を集計
郡山・三春で許容される福島産米
表に示す様に相馬・南相馬市では７１５人中４分３を超える５３０人が福島産野菜を避けています。同じように福島産果物も避けているはずです。相馬・南相馬市の葬式数は
事故前（２０１０年１月から９月）９６４人
今年（２０１９年１月から９月） ９９０人
で、少し増えてはいますが統計的な差はありません。
福島ではミスピーチご臨席のもとで、リンゴの試食会が開かれました（１）。そこで、福島のリンゴについて調べて見たら
・主要な産地は汚染されている。
・放射能が舞い散っている
・主要な産地では葬式が増えているが、そうでは無い相馬・南相馬市では増えていない、。
等の特徴がありました。
＜余談＞
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島県は福島産リンゴの安全を確認していると主張してます（１８）。ただし、厚生労働省の発表（１９）を見ると、リンゴ等の福島産農産物の出荷前検査の全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター（２０）が実施しています。中立性に疑念があります。そして、厚生労働省が発表する検査結果（１９）をを分析すると、福島県の検査に疑義が生じます（２１）。以下にクロソイの検査結果を示します。
※１（２２）を転載
※２ 凡例中の「福島県」は福島県の検査結果、県漁連は「福島県漁連」の検査結果、茨城は「茨城県産」の検査結果
※３ 日付けは捕獲日
※４ ＮＤは検出限界未満（みつからない事）を示す
図―４ シロメバルの検査結果
図に示す様に茨城産を対象にした茨城県の検査や、福島産を対象にした福島県漁連の検査ではセシウムが見つかるのですが、福島県が福島産シロメバルを検査するとセシウムが見つかりません。
福島県の検査は他よりも低くでる検査です。
こんな状態では福島の皆様は不安だと思います。
福島のリンゴは今が旬です。福島市は福島最大のリンゴ産地です（３）。福島のリンゴは美味しいとの事です（２３）。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しているのは前述の通りです。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※（２４）を引用
図―５ 福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
＜蛇足＞
山形県もリンゴの産地です（２５）。当該スーパーチェーンの山形県米沢市の店舗のチラシは山形産リンゴでした（２６）。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3071.html
(１)リンゴの楽しみ方提案 ６品種の特徴味わう、福島で試食会：福島民友ニュース：福島民友新聞社 みんゆうNet
(２)くだもの図鑑 ? くだもの消費拡大委員会
(３)くだものづくりがさかんな福島盆地
(４)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング（平成29年9月9日〜11月16日測定） 平成30年02月20日 （KMZ, CSV）」
(５)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線（２０１７年）
(６)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(７)国（環境省）が示す毎時０．２３マイクロシーベルトの算出根拠｜東京都環境局 その他について
(８)ミスピーチキャンペーンクルー – くだもの消費拡大委員会
(９)めげ猫「タマ」の日記 放射能が舞い散る福島（２０１８）
(１０)台風19号、死者73人に 住宅浸水9900棟 :日本経済新聞
(１１)めげ猫「タマ」の日記 福島・阿武隈川氾濫、流れ出た泥には放射能
(１２)日本のクリアランス制度 (11-03-04-10) - ATOMICA -⇒表２ 発電用原子炉施設等を対象とする放射能濃度の基準
(１３)福島県「空間線量」...台風前と同程度 放射性セシウム濃度検査：福島民友ニュース：福島民友新聞社 みんゆうNet
(１４)福島県の推計人口（令和元年10月1日現在）を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(１５)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報（月１回更新） - 福島県ホームページ
(１６)めげ猫「タマ」の日記 福島Ｑ＆Ａ Ｑ１８．統計的な差ってなんですか？
(１７)研究報告｜ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(１８)安全が確認された農林水産物（公開用簡易資料） - 福島県ホームページ
(１９)報道発表資料 ｜厚生労働省
(２０)農林水産部 - 福島県ホームページ
(２１)めげ猫「タマ」の日記 福島Ｑ＆Ａ Q２.福島県の野菜・果物の検査は正しいですか？
(２２)めげ猫「タマ」の日記 福島産シロメバルのスクリーニング検査で基準超、福島県検査は１１１件連続ND
(２３)福島のリンゴは本当に美味しい - 福島のくだものの口コミ - じゃらんnet
(２４)平野店 | お店を探す | ヨークベニマル
(２５)A（Apple）舘山りんご/米沢市役所
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