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汚染水タンクが無くなれば、風評が和らぐと福島民友
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2020/02/17(月) 19:54:06 めげ猫「タマ」の日記
福島県の地方紙、福島民友は２月１２日に
「立ち並ぶタンク群の映像が『福島の今の姿』として発信され、おどおどろしいイメージを増幅させてきた。」
と報じ（１）、汚染水を処分してタンクをなくせば、いわゆる「風評」が緩和するような報じ方です。でも、汚染水タンクをなくすには汚染水を処分が必要で、処分に伴う「風評」（２）や環境負荷が増します。
福島は原発事故によって汚染されました。
事故から８年１０ヶ月過ぎて汚染されている福島
※１（３）のデータを（４）に示す手法で１月１日に換算
※２ 旧避難地域は（５）による。
※３ 福島盆地の範囲は（６）による。
図―１ 福島盆地
図に示す様に国が除染が必要だとする毎時０．２３マイクロシーベルトを超えた（７）地域が広がっています。事故から9年近くが経過しましたが、福島は汚染されたままです。
そして多くの方が福島や福島産を避けています。福島を代表する果物に「モモ」があります。モモの生産量は山梨が１位で福島は２位です（８）。以下に山梨産と福島産のモモ価格を比べてみました。
※（９）を集計
図―２ 山梨・福島のモモ価格
図に示す様に事故後に福島産モモは山梨産に比べ大幅に安くなりました。価格差を見ると
事故前（２０１０年） ６２円安
昨年（２０１９年） ２１８円安
で、価格差が元に戻りません。
このような現象を安倍出戻り総理（１０）、福島県（１１）、東京電力（１２）は、福島（産）は「安全」であり、避ける行為を「風評被害」と呼んでいます。でも、風評とは言えない理由があります。
福島県はくだもの王国を自称していますが（１３）、福島県全域でくだもの作りが盛んな訳ではありません。概ね福島盆地と呼ばれる福島県のなかでは限られたエリアに集中しています（１４）。図ー１に示すように汚染されています。汚染された地で栽培された農作物を避けるのは普通の行動です。
出生性比は女の子１００人に対して生まれてくる男の子の人数を示します。通常は男の子が多くまれるので１００を超えているにが普通です（１５）。いかに福島盆地が広がる２市２町（福島市、伊達市、桑折町、国見町）の出生性比を示します。
１００を切った事故９年目の福島盆地の出生性比
※（１６）を各年３月から翌年２月の１年間で集計、ただし２０１９年は１２月までの１０ヵ月間
図ー３ 福島盆地の出生性比
図に示す通り事故前は通常通り１００を超えていたのですが、事故９年目の２０１９年３〜１２月は１００を切りました。数値を記載すると
男の子 ８３６人
女の子 ９６５人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら０．２％でした（１７）。異常な事態です。福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変にきれいです。
※（１８）をキャプチャー
図ー４ 福島のきれいな女性
でも、喜んでばかりもいられないよです。放射線影響研究所は広島や長崎で遺伝的な異常が起こらなかった根拠の一つに出生性比（４）に異常がなかったことを挙げています（１９）。広島や長崎で福島で起きています。
福島盆地が広がる２市２町の各年１年間（通年）葬式数を以下に示します。
事故に増える福島盆地の葬式
※１（１６）を集計
※２ 震災犠牲者は（２０）により、行方不明者を含み関連しを含まず
図―５ 福島盆地の葬式数
図に示す通り、事故後に増えています。数値を記載すると
事故前（２０１０年） ３，９２９人
昨年（２０１９年） ４，６９５人
で、１９．５％増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約６，０００兆分の１でした。いかに偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―１ 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事（２１）による。
有意差検定表
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―２ 福島産を許容すかのアンケート結果
※（１４）を集計
郡山・三春で許容される福島産米
表に示すように相馬市・南相馬市の皆様の多くは福島産野菜を避けていまいます。同様に果物もさけているはずです。２０１９年３月から１２月までの相馬・南相馬市の赤ちゃん誕生数は
男の子 ２２３人
女の子 １９５人
で通常通り男の子が多く生まれています。
相馬・南相馬市の葬式数は
事故前（２０１０年） １，３００人
昨年（２０１９年） １，３２７人
で、少し増えていますが統計的な差はありません。
福島産を「安全」と主張している方は、事故前は「原発が安全」と主張していた方です。出戻る前の安倍総理は質問主意書の回答で「我が国において、非常用ディーゼル発電機のトラブルにより原子炉が停止した事例はなく、また、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない」「原子炉施設の安全を図る上で重要な設備については、法令に基づく審査、検査等を厳正に行っている」「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全の確保に万全を期している」「経済産業省としては、原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」とし、今後も原子力の安全確保に万全をつくすことを回答しました（２２）。その後に福島原発事故が起き、およそ原子力の安全確保に万全をつくしていない事が、事故報告書（２３）（２４）で明らかになりなした。
福島県は２０１１年２月２５日に福島第一原発３号機は「安全」と発表しました（２５）。でも、２週間後には大事故です。当然ながら、東京電力も事故前は自社の原発は「安全」だと主張していました（２６）。
福島産果物について言うなら
・主要産地は汚染されている。
・主要産地では出生性比が異常になり、葬式が増えている。一方で主要産地でなく、福島産果物を避けているであろう相馬・南相馬市では出生性比は異常は認めらえれず、葬式も増えていない。
・福島（産)が「安全」と言っている方々は、事故前は原発は「安全」と言っていた方々であり、どこまで正直にっているか不明である。
との事実があるます。福島（産）を避ける行為は「風評」によるものでなく「事実」に基づくものです。
福島第一では地下水が山から流れて来て、原子炉やタービン建屋（以下建屋と略す）に流入しています。あるいは海までに達しています。原子炉建屋にデブリ等がむき出しで放置されています。デブリ等に触れた水は放射能に汚染されます（２７）。汚染されれば海に流せないので、これを汲みあげ浄化装置を通した後で海に流しています。ただし全ての放射性物質が浄化できる訳ではありません。東京電力はトリチウムは浄化できないとしています（２８）。以下に福島第一汚染水のトリチウム濃度を示します。
１００万（Bq/l)程度の福島第一原発汚染水のトリチウム
※（２９）（３０）にて作成
図―５ 福島第一汚染水のトリチウム濃度
図に示す様に最新では１リットル当たり１００万ベクレル程度です。国の排水基準は１リットル当たり６万ベクレルですので（３１）、２０倍弱です。このままでは、海に流せないので東京電力は福島第一構内に汚染水タンクを作り保管しています。
※（３２）（３３）を集計
図―６ どんどん増える福島第一汚染水
最新の発表（３４）を集計すると、東京ドーム一杯分の容積１２４万立方メートル（３５）とほぼ同じ１２２万立方メートルの汚染水が溜まっています。
福島第一の敷地の広さには限界があり、何時かは行き詰るとの見方があります。
福島第一に保管されている汚染水の総量は東京電力の発表を集計すると
２０１９年２月７日時点 １，１６３，５９５立方メートル（３６）
２０２０年２月８日時点 １，２２１，４５４立方メートル（３４）
です。３６４日間で５７，８５９立方メートル、１日当たり１５９立方メートル増えています。
行き詰まりを避ける為に、経済産業省は「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会」（以下小委員会と略す）を立ち上げ、処分方法の検討を進めていました（３７）。
２０１９年８月９日開催された小委員会で（３８）東京電力は２０２２年夏には、タンクがいっぱいになるとの資料を提出しました（３９）。
３年後に福島第一の汚染水タンクが一杯となるとする東京電力資料
※１（３９）を引用
※２ ＡＬＰＳ処理水は「汚染水」の最終形態（４０）
図―７ ２０２２年夏には、タンクがいっぱいになるとの東京電力資料
福島第一原発からトリチウムを含む「水」は今も排水されえいます。その一つに福島第一原発のタービンや原子炉建屋近傍の井戸から地下水をくみ上げるサブドレンがあります。汲み上げた地下水は貯めておけないので、浄化装置を通したた後で海に放出されます。ただし、この浄化装置ではトリチウムは除けません（４１）。分析結果を見ると（４２）、自然界に比べて大幅に高い１リットル当たり約１０００ベクレルのトリチウムを含んでいます。サブドレンの運用を始める前に福島の漁師さんから
「浄化水が安全だというのなら県外の海で流せばいい」
との声が上がりました（４３）。でも、サブドレン排水は福島第一構内から福島の海に流され続けています。
小委員会では何処で処分するかは、議論になっていません。実際に福島第一以外から排水する案もだされました（４３）。
福島第一原発の周囲は除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設になっています（２９）。以下に示します。
※（４４）にて作成
図―８ 中間貯蔵施設
図に示しように用途が決まっていたいスペース（図中黄色）が相当あります。
トリチウムは１２，３年で半分に４１年で１０分の１になります（４５）。福島第一原発の敷地内に保管できない汚染水は、中間貯蔵施設の空きスペースに汚染水タンクを作り、ある程度のは保管をして十分に減ったら環境中に放出し、最終処分するのも一案として考えられます。
２月１０日に小委員会は最終報告案をだしました（３７）。小委員会の報告書では「汚染水」を「ALPS処理水」の呼んでいますが、これを見ると
「ALPS 処理水＊の敷地外への搬出は、法令に準拠した移送設備が必要となる他、移送ルートとなる自治体の理解を得る必要がある。具体的には、配管（パイプライン）で移送する場合、配管のほか、当該配管を囲む核物質防護施設（フェンス等）の設置が必要である。また、車両や船舶で移送する場合、最大 4m3の L 型輸送容器を車両や船舶に積載し運搬することになり、所外運搬手続き等が必要になる。なお、排水基準を満たした状態で輸送する場合には、ALPS 処理水＊を数十倍に希釈する必要があり、更に膨大な量を移送することになる一方で、引き続き、移送ルートとなる自治体の理解を得る必要がある他、法令に準拠した移送設備が必要となる。このように、ALPS 処理水＊の敷地外への搬出は、実施に際して、大量の処理水を移送する手段の検討・準備に相当な時間を要するとともに、多岐にわたる関係者との事前調整が必要である。」
と記載し、福島第一原発敷地外での処分を困難としています。
また、「福島第一原発の敷地外に新たに敷地を確保し ALPS 処理水＊を保管する場合、保管施設を設置する自治体等の理解を得る必要があるほか、放射性物質を扱うことになるため、放射性廃棄物保管施設として、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律（以下「原子炉等規制法」という。）に基づく事業許可を得た上で、放射線による障害の防止措置を講じ、同法に基づく保安検査や核物質防護検査等を受ける必要がある。このように、新たに放射
性物質の保管施設を設置するには、相応の設備や多岐にわたる事前調整、認可手続きが必要であり、相当な時間を要する。 」
と記載し、福島第一原発構内で保管しきれなくなった汚染水を中間貯蔵施設に移すことも困難としています。
さらに
「技術的には、実績のある水蒸気放出及び海洋放出が現実的な選択肢である。」
と記載し、最終処分案を水蒸気放出及び海洋放出に絞っています（４７）。以下に概略を示します。
福島第一からの海洋放出を説明している東京電力資料
（ａ）海洋放出 
（ｂ）水蒸気放出
※（４８）を引用
図―９ 汚染水処分方法を示しす東京電力資料
図に示すように海洋放出は汚染水を海水で薄めて海に排水します。間違いなく海はトリチウムで汚染されたます。トリチウムの別名は３重水素です（４９）。言い換えれば放射性水素です。東京電力によれば福島第一では概ね水として存在します（５０）。水と同じように加熱すれば水蒸気になります。水蒸気にして環境中に放出することが可能です。ただし、その後は雨となって地上に舞い降り農作物に取り込まれトリチウム米やトリチウムくだもの・野菜ができそうです。
そして、大きな問題があります。東京電力は福島の漁協である県漁連に
「検証等の結果については、漁業者をはじめ、関係者への丁寧な説明等必要な取組を行うこととしており、こうしたプロセスや関係者の理解なしには、いかなる処分も行わず、多核種除去設備で処理した水は発電所敷地内のタンクに貯留いたします。」
と約束しています（５１）。すなわち、県漁連の同意なしには環境中への放出しないとしています。そして、公聴会では県漁連は
「ＡＬＰＳ処理水の取扱については、広く国民的な議論を経て国が判断し、国がその責任を負うことを明確にすべきものである。国民的議論が行われておらず、国民の理解を得られていない現状では、福島県の漁業者として、ＡＬＰＳ処理水の海洋放出に強く反対する。」
と海洋放出に反対する意見を出しました（５２）。この姿勢は今も変わっていないとも報じられました（５３）。仮に処分案として「海洋放出」「水蒸気放出」を選択しても、県漁連の同意が得られなけば実行できません。
さらに、汚染水の環境中への放出は福島では評判が良くないようです。朝日新聞が報じるところによれば、今年（２０１９年）２月に福島県民を対象に実施した世論調査で、福島第一汚染数の「海洋放出」について、賛成１９％、反対６５％で、多くの方が汚染水の環境中への排出に反対しています（５４）。東京電力によれば概ね水として存在します（５０）が、光合成によって植物に取り込まれ（５５）、食べることもあります。東京電力は飲んでも大丈夫と主張していましが、食べても大丈夫をは言っていません（５０）。危険性を指摘する方がいます（５６）。(=^・^=)はリファレス（５７）に示す通り「安全」とは考えていません。
また報告書は
「海洋放出について、国内外の原子力施設において、トリチウムを含む液体放射性廃棄物が冷却用の海水等により希釈され、海洋等へ放出されている。これまでの通常炉で行われてきているという実績や放出設備の取扱いの容易さ、モニタリングのあり方も含めて、水蒸気放出に比べると、確実に実施できると考えられる。」
と記述し（４７）、海洋放出を推奨する内容になっています。
これを実現するには福島の漁師さんだけでなく、地元の住民の理解も必要です。福島第一・第二原発が立地する福島県富岡、双葉、大熊、楢葉４町の町長と議長でつくる協議会は７日、経済産業省を訪れ、汚染水処分について国が責任を持って地元の理解を得てほしい。海洋放出は風評被害が漁業者だけではなく、住民全体に及ぶことも伝えた」と述べたそうです（５８）。
早々に世論工作が始まったようです。福島県の地方紙・福島民友はトリチウムの解説記事の掲載を始めました（１）（５９）。
※（６０）を２月１２日に閲覧
図―１０ トリチウムの安全性を報じる福島県の地方紙・福島民友
当該記事は「東京電力福島第１原発事故から１０年目が迫るのに、福島を巡る言われなき風評が依然、復興にブレーキをかけている。」との書き出しで始まっています（１）。あたかも１０年目が近くなり状況が改善したかのようです。以下に３市１郡（二本松市、伊達市、本宮市、伊達郡）をピックアップしてセシウムの量の推移を示します。
※１（６１）を転載
※２ 「半減期」は自然に減っていく量で（４５）よる。
図―１１ ３市１郡（二本松市、伊達市、本宮市、伊達郡）の放射性セシウムの量
３市１郡（二本松市、伊達市、本宮市、伊達郡）のセシウムの量は
事故４ヶ月後（２０１１年７月２日） ４５．５ｇ
事故義７年８ヶ月（２０１６年１１月１５日）３３．１ｇ
で、事故８年目ですが、ばら撒かれたセシウムの約４分３は残ったままです。セシウム１３７の半減期（半分にまでなるまっでの時間）は３０年です（４５）。１０年弱でなくなる訳はありません。実に非科学的な主張です。図ー１に示すように福島は今も放射能に汚染されています。
さらには
「立ち並ぶタンク群の映像が『福島の今の姿』として発信され、おどろおどろしいイメージを増幅させてきた。」
と報じています（１）。汚染水を処分してタンクをなくせば、いわゆる「風評」が緩和するように報じ方です。暗に汚染水は海洋放出をすれば、同紙が「風評」とよぶ福島（産）離れが解消するような報じ方です。でも、福島は汚染され、葬式が増え出生性比の異常が認められます。こにような所や産品を避けるのは「風評」でなく「事実」に基づいた行為です。だいたいWTOは韓国が実施している福島産などの水産物の輸入規制を正当と認めました（６２）。福島産忌避は世界が認めています。
当該記事は、記者が汚染水の表面線量を測定してしている様子について
「記者は、東電所有の検出器を借りて水面に近づけ、処理水から放出される放射線量を測った。検出器の針はほとんど振れない。分析棟内の空間線量とほぼ同じ毎時０．０４マイクロシーベルトだ。」
と報じています。ただし、記事の写真を見るとビーカーのガラス越しに測定しています（１）。トリチウムから出る放射線はベータ線です（４９）。トリチウムから出るベータ線はエネルギーが小さく０．００５mmの水で吸収されます（６３）。当然、ビーカーのガラスで吸収されてしまいます。影響を正しく測るには、ビーカーの上面から直接に水の近くに測定器を置いて測る必要があります。当該記事は測定できない方法で測定を行いその結果をもって「安全」を強調しています。
２月１３日の記事では、外部被ばくの心配がない旨を報じていました（６４）。福島第一原発汚染水程度のトリチウムで、外部被ばくを心配する人はまずいないと思います。トリチウムはDNAに取り込まれ得るので、心配されるには内部被ばくです（５６）。
２月１４日の記事では「地球上には宇宙線などの影響で常に一定量のトリチウムが存在している。そのほとんどは、水と化学的性質がほぼ同じトリチウム水（ＨＴＯ）として存在する。」と記述し、トリチウムは自然にも存在し、あたかも「安全」なように報じています（６５）。安部出戻り内閣が出している「放射線副読本」や「放射線のホント」では放射線は身の周りにあり、あたかも「安全」なような表記をしています。でも、福島の放射線と自然放射線では桁が違います（６６）。同じように自然界のトリチウムと福島第一原発の汚染水では「桁」がまったく違います。自然界のトリチウムは１リットル当たり０．３５３ベクレルですが（６７）、福島第第一汚染水のトリチウムは最新のデータでは同８９万ベクレルです（６８）。２５０万倍です。全く桁が違う物を同列に扱っています。
当該記事は「摂取と排出を繰り返し、ヒトの体内には常に数十ベクレルのトリチウムが存在するという。」とも報じています（６５）。トリチウムは概ね水として存在しています（５０）。水なのでどこかに濃縮することはあまりなさすです。東京電力はヒラメとヒラメが捕れた海域のトリチウム濃度を測定しはっぴょうしています。概ね同じ濃度です（たとえば（６９））。１９歳女性の５０．９２ｋｇです（７０）。これに環境中の水のトリチウムの平均濃度の１リットル当たり０．３５３ベクレル（６８）を乗じると約１８ベクレルです。人間（女性）のトリチウムは数十ベクレルでなく、十数ベクレルです。とんだフェークニュースです。
当該記事は「『トリチウムを体内に取り込むことで遺伝子が傷つけられる恐れがある』。２０１８（平成３０）年８月に県内外で開かれた公聴会。東京電力福島第１原発のタンクに保管された処理水を環境中で処分することに反対する人たちは、不安視するものとして『有機結合型トリチウム』（ＯＢＴ）などによる影響を指摘した。
『トリチウムがＯＢＴになってＤＮＡに取り込まれ、内部被ばくすることはあり得る。ただし本当にごく一部』」
とも報じていました（６５）。人間のからだは概ね水、タンパク質、脂質から構成されており（６９）、DNAなどのその他の物質は極わずかです。トリチウムを含むお米を食べたとしてDNAに取り込まれるのはわずかです。でも、これはガンマ線なども事情は同じです。体内にはDNAよりもタンパク質や脂質が多く、ガンマ線7もDNAを傷つけるものは極一部で、多くはタンパク質や脂質を傷つけます。それでも傷ついたDNAが原因で放射線障害が起きます（７０）。さらにいえば、ガンマ線の場合は体外に出てしまうことをありましが（７１）、トリチウムから出たベータ線は確実に体内で吸収されます。「ただし本当にごく一部」などはトリチウムからのベータ線だけでなく、すべての放射線に言えることであり意味の無い議論です。
当該記事は「ＯＢＴの生物学的半減期は短いもので約４０日、長いもので約１年。トリチウム水の約１０日間に比べて長い。被ばく量をトリチウム水と単純に比較すると、ＯＢＴの方が２〜５倍高いという。ただし、ＯＢＴも最終的には代謝で体外に出される。」とも報じていますが、これはタンパク質や脂質に取り込まれたOBTをも含めての話であり、DNAがどうかは別です。生体内のDNAにはタンパク質や脂質にはない修復作用があります（７２）。傷ついたタンパク質や脂肪は体外に排出されましが、DNAは修復され再利用されます。
トリチウムがDNAを傷つけるメカニズムは２つ想定されます。一つはDNA外のトリチウムから出た放射線がDNAに当たり壊すことです。これはガンマ線にもあるメカニズムです。もう一つはDNAに取り込まれたトリチウムが放射線を出してDNAが壊れてしまうことです。トリチウムが放射線を出すとヘリウムになります（４９）。ヘリウムは不活性の単原子ガスとして存在します（７３）。DNAの一部がヘリウムガスになり壊れてします。
DNAは二重らせん構造をしています。すなわち、互いに相補的な2本のDNA鎖がらせん状に絡み合う構造です（７４）。以下に示します。
※（７４）を引用
図―１２ DNAの二重らせん構造
ガンマ線なら同時に二本のDNAを傷つけるには別々のガンマ線が同時にしかも同じ位置に当たる偶然しかないはずです。一方でトリチウムは違います。トリチウムが出した放射線が相手側に当たりことがあり得ます。そうすれば、相手側のDNA鎖も同時に傷つきます。両方のDNA鎖が同じ位置で同じに切れるメカニズムが存在します。
DNAは修復機能を持っています。１本の鎖が切れただけなら相手方のDNAの情報を元に壊れた方のDNA鎖を修復すれば良いのですが、２本のDNA鎖が同時に切れた時の修復はやっかいです。一つは別の場所のDNA情報から復元する方法ですが、別の場所が切れた場所の同じ情報であるか担保するものがありません。結果として結果として染色体の異常や他の染色体再編成を引き起こすことがあります（７２）。なお、染色体はDNAとタンパク質の一つであるヒストンからなる生体内物質で遺伝情報の発現と伝達を担います（７５）。遺伝情報はDNAに記録されていいます。もうひとは、切れた部分を外し直接つなぐ方法ですが、この場合は切れた部分の遺伝情報が失われます（７２）。
以上のようにDNAに取り込まれたトリチウムは、２本のDNA鎖を同時に傷つけるメカニズムがありますが、２本のDNA鎖を同時に傷つと１本の時に比べ異常が起きやすくなります。
放射線に被ばくした場合に、同じ吸収線量であっても、放射線の種類、エネルギーの違いにより生物に及ぼす効果に量的な差があります。その違いを比で表したものが生物学的効果比（ＲＢＥ）です（７６）。すでに述べた通り、トリチウムはDNA鎖を二本を同じに切断するメカニズムを内包するので、RBEが高く設定しないと正確な評価ができなと考えられます。ところがICRPの勧告では、トリチウムが出すベータ線もガンマ線と同じ「１」です（７７）。
当該記事では「１個の原子が放射線を出した場合の被ばく量は、ＯＢＴよりセシウム１３７が約３００倍、セシウム１３４が約４５０倍高い。」と報じていますが（６５）。
２月１５日の記事は放射線で傷ついたDNAが修復できるとの内容です（７８）。
DNAの修復を報じる福島県の地方紙・福島民友
※（６０）を２月１５日に閲覧
図―１２ DNAの修復を報じる福島県の地方紙・福島民友
でも、すべてのDNA損傷が修復できる訳ではありません。特にトリチウムは修復困難な二本のDNAを同じに切断するメカニズムを内包しています。
当該記事は「がんリスクが出てくるとされる最低の被ばく量「しきい値」は１００ミリシーベルトだが」との記述をしています（７８）。これですと１００ミリシーベルトいないでは、がんにならないような報じかたですが、ICRPは「しきい値無い」仮説を勧告しています。１００ミリシーベルト以下の発がんが確認されていないのは、統計的な誤差に隠れ見えなくなっているだけとの考えです（７９）。１００ミリシーベルト以下の被爆での発がんは否定されていません。これがこの記事の本質です。一見、科学的なようなことをいって実は非科学的な論理構成と事実の恣意的解釈です。
福島民友は福島第一原発からの汚染水の環境放出が実施し、汚染水を処分してタンクをなくせば、いわゆる「風評」が緩和するような報じ方しています。でも、処分に伴う「風評」（２）や環境負荷が増します。
＜余談＞
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
記事が長くなってすいません。福島民友は暗に福島の「風評」の原因を福島第一原発の汚染水タンクとする馬鹿げた仮説を主張し、さらには「汚染水」は「安全」との仮説を展開し、その仮説に基づき汚染水の環境放出を主張する記事を報じました。まずははこの「仮説」が馬鹿げていることから説明しなくてはなりませんでした。
ここでで取り上げた４本の記事（１）（６４）（６５）（７９）は「風評の深層」（８９）第１部「トリチウムとは」（７９）での連載記事です。最後を
「福島第１原発のトリチウムが環境に与える影響が、人々に科学的に理解されれば、風評は起きないのではないか。政府の小委員会は１０日、４５ページに及ぶ報告書をまとめ、風評被害を抑える必要に相当の行数を割いて政府に対策を求めた。理解してもらう相手は国民にとどまらない。『復興五輪』の名の下に、世界が注視している。」
で結んでいます（７９）。
でも安倍出戻り内閣がいくら「科学的」といっても、この方たちはメルトダウン事故は「科学的」に起こらないと行っていた方です。「風評被害を抑える必要に相当の行数を割いて政府に対策を求めた。」といっていますが、福島での汚染水の環境放出が始まれば、「風評被害」が不可避といっているに過ぎません。『復興五輪』の名の下に、世界が注視している。」としていますが、WTOは韓国の福島産水産物の輸入規制は正当と認めました（６２）。福島産忌避は「世界」が認めています。
東京電力は２０２２年夏までにタンクが満タンになると主張しています。多分、２０２０年２月６日時点の汚染水総量が１，２２１，４５４立方メートル（３４）で、汚染水タンクは１，３７０，０００まで増設できると説明しています（３９）。すると余裕分は１４８，５４６立法メートル（１，３７０，０００―１，２２１，４５４）になりこれを１日当たりの増加量１５９立方メートルで割ると、９３４日後、すなわち２０２２年８月２２日に満タンになる計算になります。これを２０２２年夏までに満タンになるとの根拠していると思います。でも、福島第一の汚染水はすべてが汚染水タンクにあるわけではありません。一部はデブリの冷却の為に循環させています（４０）。汚染水タンクに入っている量は１，１８４，９９０立方メートルです（３４）。これですと、余裕分は１８５，０１０立法メートル（１，３７０，０００―１，１８４，９９０）になりこれを１日当たりの増加量１５９立方メートルで割ると、１１６３日後、すなわち２０２３年４月１４日に満タンになる計算になります。安部で戻り内閣は時間切れを理由に海洋放出への同意を迫ってくるかもしれません。でも、東京電力の説明より余裕があるのは事実です。福島の皆様には安部で戻り内閣と粘り強く交渉して、福島にとって受け入れやいす方法を実現して欲しいと思います。
福島県にはもう一つの地方紙に福島民報があります。こちらの方がメジャーです（８０）。こちらは割と慎重な論陣を張っています（２）（８１）。福島第一汚染水がどこまで「安全」と言えるか不明な部分がある現状では当然と思います。従前には
福島県の地方紙・福島民報は「【トリチウム水処分】一層の重荷許されない（２月１日）」との社説で汚染水処分について
「処分を福島県のみで行ったり、福島県から始めたりする前提を排し、被災地の思いに沿った判断を重ねて求める。」
と論じています（８２）。暗に全量は無理でも最初は福島県外での処分を主張しています。すべてなく最初なので、報告書の
「配管（パイプライン）で移送する場合、配管のほか、当該配管を囲む核物質防護施設（フェンス等）の設置が必要である。また、車両や船舶で移送する場合、最大 4m3の L 型輸送容器を車両や船舶に積載し運搬することになり、所外運搬手続き等が必要になる。なお、排水基準を満たした状態で輸送する場合には、ALPS 処理水＊を数十倍に希釈する必要があり、更に膨大な量を移送することになる」
との指摘には該当しません（４７）。だだし、(=^・^=)の住む街や近隣の海で処分することは断固反対です。そうなったら逮捕覚悟で阻止します。
事故からまもなく１０年目ですが、福島の皆様は今を福島を警戒しています。
福島県鏡石町産米の全量・全袋検査数は１３万件超です（８３）。同町は人口１万人台の町（８４）、なので町民が食べるには充分な量です。福島のお米はおいしいとの事です（８５）。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています（８６）。でも、福島県鏡石町のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
※（８７）を引用
図―１３ 福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県鏡石町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3176.html
(１)【風評の深層・トリチウムとは】眼前に「処理水」...77万ベクレル：風評の深層：福島民友新聞社 みんゆうNet
(２)県民の思い「福島ありき」に反発【復興を問う トリチウム水の行方】（下） | 福島民報
(３)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング（平成30年9月6日〜11月15日測定） 平成31年03月08日 （KMZ KMZ, CSV ZIP）」
(４)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線（２０１８年）
(５)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(６)福島盆地 - Wikipedia
(７)国（環境省）が示す毎時0．23マイクロシーベルトの算出根拠｜東京都環境局
(８)もも（モモ・桃）の都道府県別生産量(収穫量)/グラフ/地図/一覧表｜統
(９)東京都中央卸売市場-統計情報検索各年７月について、大分類⇒果実、中分類⇒もも類で検索
(１０)平成30年3月10日 福島県訪問 | 平成30年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(１１)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(１２)風評被害に対する行動計画の策定について｜プレスリリース｜東京電力ホールディングス株式会社
(１３)くだもの図鑑 ? くだもの消費拡大委員会
(１４)くだものづくりがさかんな福島盆地
(１５)出生性比
(１６)福島県の推計人口（令和2年1月1日現在）を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(１７)めげ猫「タマ」の日記 女の子が多く生まれる事故９年目の福島盆地
(１８)2020年02月12日(水) 21:05 福島県立医大 推薦入試合格発表 福島県の地域医療を支える医師に(FTV)
(１９)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 ? 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
(２０)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報（月１回更新） - 福島県ホームページ
(２１)めげ猫「タマ」の日記 福島Ｑ＆Ａ Ｑ１８．統計的な差ってなんですか？
(２２)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(２３)東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会
(２４)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(２５)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(２６)原子力安全・品質保証会議｜東京電力
(２７)汚染水対策の状況 - 廃炉プロジェクト｜廃炉作業の状況｜東京電力ホールディングス株式会社
(２８)汚染水の浄化処理 - 廃炉プロジェクト｜廃炉作業の状況｜東京電力ホールディングス株式会社
(２９)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果｜アーカイブ｜東京電力中の「水処理設備の分析結果⇒水処理設備の放射能濃度測定結果 」
(３０)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果アーカイブ｜データ｜東京電力ホールディングス株式会社の「水処理設備の分析結果」
(３１)周辺の分析結果ー分析結果 - 廃炉プロジェクト｜データ｜東京電力ホールディングス株式会社
(３２)プレスリリース｜リリース・お知らせ一覧｜東京電力ホールディングス株式会社中の「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」
(３３)福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について - 廃炉プロジェクト｜公表資料｜東京電力ホールディングス株式会社
(３４)2020年のアーカイブ｜公表資料｜東京電力ホールディングス株式会社⇒2月⇒10日
(３５)東京ドーム (単位) - Wikipedia
(３６)2019年のアーカイブ｜公表資料｜東京電力ホールディングス株式会社⇒2月⇒ 12日
(３７)福島第一原子力発電所における汚染水対策 （METI/経済産業省）
(３８)多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会（第13回）‐配布資料（METI/経済産業省）
(３９)(３８)中の多核種除去設備等処理水の貯留の見通し
(４０)汚染水の浄化処理 - 廃炉プロジェクト｜廃炉作業の状況｜東京電力ホールディングス株式会社
(４１)サブドレンからの地下水汲み上げ - 廃炉プロジェクト｜廃炉作業の状況｜東京電力ホールディングス株式会社
(４２)周辺の分析結果ー分析結果 - 廃炉プロジェクト｜データ｜東京電力ホールディングス株式会社中の「一時貯水タンク・集水タンクの分析結果」
(４３)地下水放出計画、国と東電が漁業者に説明会 福島・いわき :日本経済新聞
(４４)松井大阪市長、福島原発処理水 大阪湾放出に応じる構え - 産経ニュース
(４５)中間貯蔵施設情報サイト：環境省
(４６)半減期 - Wikipedia
(４７)多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書について（METI/経済産業省）
(４８)多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会（第13回）‐配布資料（METI/経済産業省）中の多核種除去設備等処理水の貯留の見通し
(４９)三重水素 - Wikipedia
(５０)福島第一原子力発電所でのトリチウムについて 平成25年2月28日 東京電力株式会社
(５１)福島第一原子力発電所のサブドレン水等の排水に対する福島県漁業協同組合連合会からの要望書への回答について｜東京電力
(５２)多核種除去設備等処理水の取扱いに係る説明・公聴会 （METI/経済産業省）⇒１．説明・公聴会の開催日時及び会場等⇒≪富岡会場≫⇒当日表明する意見の概要
(５３)福島第１原発の処理水処分に３案 政府小委、長期保管含まず：震災・原発関連ニュース：福島民友新聞社 みんゆうNet
(５４)復興への道筋「ついた」５２％ 福島県民対象の世論調査：朝日新聞デジタル
(５５)光合成 - Wikipedia
(５６)DNAの中にまで入り込むトリチウムの特別な危険性
(５７)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは危険・安全？
(５８)「地元の理解得て決定を」 原発立地４町長、福島第１処理水処分で国に要請 | 河北新報オンラインニュース
(５９)【風評の深層・トリチウムとは】弱い放射線...服や皮膚通過しない：風評の深層：福島民友新聞社 みんゆうNet
(６０)福島民友新聞社 みんゆうNet −福島県のニュース・スポーツ−
(６１)めげ猫「タマ」の日記 ばら撒かれたセシウムの３分の４が残る福島
(６２)WTO、日本が韓国に逆転敗訴 原発事故で8県水産物規制 ｜ 共同通信
(６３)トリチウムについて
(６４)風評の深層・トリチウムとは】弱い放射線...服や皮膚通過しない：風評の深層：福島民友新聞社 みんゆうNet
(６５)【風評の深層・トリチウムとは】体内には常に数十ベクレル存在：風評の深層：福島民友新聞社 みんゆうNet
(６６)めげ猫「タマ」の日記 福島Ｑ＆Ａ Ｑ２９．福島の放射線と自然放射線の違いは？
(６７)トリチウムの性質等について(案) （参考資料）
(６８)>採取地点別放射性物質の分析結果（2020年1月分） - 廃炉プロジェクト｜データ｜東京電力ホールディングス株式会社⇒水処理設備の分析結果⇒31日
(６９)カラダを構成するタンパク質｜大塚製薬
(７０)放射線障害 - Wikipedia
(７１)放射線の体内での透過力 - 環境省
(７２)DNA修復 - Wikipedia
(７３)ヘリウム - Wikipedia
(７４)二重らせん - Wikipedia
(７５)染色体 - Wikipedia
(７６)放射線の基礎知識
(７７)生物効果比（RBE）， 線質係数（ ） 及び放射線荷重係数（ - ICRP
(７８)【風評の深層・トリチウムとは】修復されるＤＮＡ...被ばく量考慮：風評の深層：福島民友新聞社 みんゆうNet
(７９)低線量被曝問題 - Wikipedia
(８０)会社案内 | 福島民報
(８１)処分場所判断は政府 福島県委員「地元の意見反映を」【復興を問う トリチウム水の行方】（上） | 福島民報
(８２)【トリチウム水処分】一層の重荷許されない（２月１日） | 福島民報
(８３)ふくしまの恵み
(８４)鏡石町公式ホームページ[福島県]
(８５)食の宝庫ふくしま | ふくしま満天堂（ふくしまプライド。）
(８６)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(８７)鏡石店 ? イオンスーパーセンター公式ウェブサイト
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