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“国策”MRJ、新規受注ゼロで事業存続の危機…成功したホンダジェットと真逆の発想(Business Journal)
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/664.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 6 月 25 日 19:06:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

“国策”MRJ、新規受注ゼロで事業存続の危機…成功したホンダジェットと真逆の発想
https://biz-journal.jp/2019/06/post_28503.html
2019.06.25 文=真壁昭夫/法政大学大学院教授 Business Journal


MRJ(「Wikipedia」より/CHIYODA I)


 足元で、三菱重工の航空機事業の展開が読みにくくなっている。まず、開発中である「三菱リージョナルジェット(MRJ)」(6月17日、名称を「三菱スペースジェット」に改めると発表)については、すでに納入時期が5回延期された。今後の展開も予断を許さない状況のようだ。その一方、同社は米国向けの70席クラスの機種を開発すると発表した。さらに同社は、カナダのボンバルディア社から小型ジェット旅客機事業を買収しようとしていると報道された。航空機事業への展開意欲はかなり強いと見られる。

 航空機分野に詳しい専門家のなかには、「三菱重工が航空機メーカーとして自前主義にこだわりすぎる」と指摘する声もある。そうした指摘の背景には、世界各国から必要な人材やテクノロジーを積極的に取り入れるべきとの考え方がある。

 MRJの納入が遅れていることは確かだが、米国では、航空会社とパイロットの労使間交渉の影響から70席クラスの旅客機への需要が見込まれている。三菱重工がそうしたニーズの変化をうまくとらえ、外部のノウハウなどを積極的に使ってMRJの開発を加速させることができるか否かが当面の注目点だろう。

■政府主導による航空機開発

 もともとMRJは“国策航空機”として開発が進められた。具体的には、経済産業省が「環境適応型の高性能小型航空機研究開発」プロジェクトを推進したことが始まりだった。政府としては、航空機や宇宙産業におけるイノベーションの発揮を目指した。この背景には、国産の航空機の開発は民間企業に任せるにはリスクが大きく、官民の連携によって進めたほうが適切との発想があった。MRJが“日の丸航空機”と呼ばれるゆえんだ。

 政府主導の開発は、MRJプロジェクトの運営に無視できない影響を与えている。「MRJは“純”国産のジェット旅客機として、日本の技術力を結集して生み出されるべき」との認識が、三菱重工をはじめとする関連企業に浸透している。日本企業の創意工夫や技術力を生かして新しいプロダクトを生み出すという点においては、それなりの意義はあるだろう。

 ただ、MRJプロジェクトは、あまりに国内のモノや発想にこだわりすぎた面がある。もっと柔軟な発想の下、開発を進める選択肢もあった。1950年代には国産機であるYS-11の開発が進められた。しかし、それに次ぐ民間航空機の開発は行われなかった。航空機開発の経験に乏しい日本の企業にとって、90人乗りのリージョナルジェットをゼロから自前で開発することはハードルが高い。時間がかかるのは当然との見方もできる。

 本来であれば三菱重工は米国の技術者などを登用して、プロジェクト・マネジメントのレベルから最も合理的と考えられる発想を取り込む選択肢もあったはずだ。ところが、国主導でのプロジェクトであるという認識や、“国産”へのこだわりがそうした考えを妨げた。また、日本の防衛機器を手掛ける三菱重工ならではの経営風土も、自前主義への傾倒を強める要因だった。

■民間企業の活力の重要性

 一方、日本にはすでに実用化された航空機がある。それは、本田技研工業(ホンダ)が生み出した「ホンダジェット」だ。ホンダは、三菱重工のように大きな組織の下で航空機開発を進めることはしなかった。少人数からなる社内プロジェクトとしてホンダジェットの開発に着手した。まず、1986年にホンダは若手社員を米国に派遣し、最先端の航空機理論や飛行機設計の実務を学ばせた。それを基礎として、同社エンジニアの独自の発想によってホンダジェットの開発を進めた。特に、米国でホンダのエンジニアが、基本的な航空機の設計を学んだこと、ベテランの航空機エンジニアの下で航空機設計などを進めたことがホンダジェット誕生の礎になった。

 2003年にホンダジェットは初飛行を行い、2015年にはじめての機体を納入した。2017年と2018年、ホンダジェットは世界の小型ビジネスジェット機の納入機数において2年連続でトップの座を確保した。

 国のバックアップを得たMRJとは対照的に、ホンダジェットは新しいモビリティ(移動の可能性)を実現しようとするアニマルスピリットに支えられた。国と異なり、民間企業は採算を重視し、利益を生み出さなければならない。資金源にも限りがある。その状況がホンダのエンジニアを駆り立て、ホンダジェットの誕生につながった。

 また、ホンダジェットの国内納入により、日本と海外を結ぶ“新しい動線”が引かれたことも見逃せない。ホンダジェットはビジネスジェットのチャーターに活用されている。このサービスは、定期便が就航していない空港へのフライトを可能にし、乗り換えなどにかかる時間を節約することもできる。民間企業が新しいモノを使って新しい取り組みを進めることが、従来にはない人々の移動を支えると同時に、規制の緩和などを進めることにもつながる。そう考えるとMRJの成功は非常に重要である。

■三菱重工の自前主義からの脱却

 MRJの成否は、三菱重工が自前主義の発想を変えられるか否かにかかっているかもしれない。 三菱重工は航空機メーカーへの飛躍を目指している。同社の経営陣が事実を冷静に認識し、ビジネスモデルの転換に必要な資源(ヒト、資材・パーツ、テクノロジー)を世界から集め、機体の設計や開発に使っていくことを考えればよい。

 三菱重工がカナダのボンバルディア社のリージョナルジェット機事業の買収交渉を進めていることは重要だ。突き詰めて言えば、日本にはまだリージョナルジェット機を自前で生産し、整備を行うノウハウがない。ないものは、調達するしかない。
 
 同時に、三菱重工は海外の専門家を登用するなどして、組織の外の経営資源を上手く使うことを考えるべきだ。その上で同社は、MRJの納入と新型機種の開発が着実に進行していることを、株主などの関係者に明確に示すべきだ。

 度重なる納入延期を受けて、一部の顧客はMRJの購入をキャンセルした。過去3年間、三菱重工はMRJの新規受注を獲得できていない。一方、ブラジルのエンブラエル社は米ボーイングの傘下に入り、リージョナルジェットの販売力を引き上げている。競争が激化するなかで納入がさらに遅れると、三菱重工のプロジェクト・マネジメント力だけでなく、経営管理体制が問われかねない。

 三菱重工が過去の反省をもとにして実用に耐えうる機体を開発できれば、日本の産業にも大きな効果が期待できる。何よりも、新しいことにチャレンジし、それを実現する人々の姿は、多くの企業に刺激を与える。それは、イノベーションの発揮を目指す企業が増え、日本経済のダイナミズム向上につながるだろう。そのためにも、三菱重工が限られた時間を有効に使い、MRJの納入を実現することを期待したい。

(文=真壁昭夫/法政大学大学院教授)


 

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コメント
1. 赤かぶ[18983] kNSCqYLU 2019年6月25日 19:07:27 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[9049] 報告


2. 赤かぶ[18984] kNSCqYLU 2019年6月25日 19:41:41 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[9050] 報告


3. 2019年6月25日 19:53:14 : D0QUl32qUN : OWczZmhIbUhDL3c=[709] 報告
国産機 オウンゴールの 罠に落ち
4. 2019年6月25日 20:46:47 : nyRNJjb61w : YUNXNjdQQ29IdFE=[1] 報告
F35なんて出来損ないのポンコツ機にうつつを抜かすアベ一族の三菱は潰れるべき国賊企業なんだよ。

MRJなんざ、失敗することが約束されていたポンコツだ。三菱にはもう、ものづくりはでけない。やれるとしたら、それまで蔑んでいた中国よりも遥かに質の悪いポンコツ製品と、原発なんて役立たずだけだ。

潰れろよ、国賊財閥が!

5. 2019年6月25日 22:21:41 : KyPgZPlu8Y : U0EzUDRXcC5YdzY=[336] 報告
クルーズ客船1,000億円以上大赤字。原発アメリカから蒸気発生装置欠陥で訴訟。MRJいくらつぎ込んだか分かりませんけど、6,000億円は固いか。普通の会社ならとっくに倒産してます。

うち国鉄つとめてましたが、ディーゼル機関車DD54の深刻な欠陥問題、いつでも持ち出しますよ。1輌当たり何億円だったか忘れたけど、普通の機関車の2輌分だった。機関車は20年使うのですが、僅か5年で廃車に。

国鉄DD54形ディーゼル機関車
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84DD54%E5%BD%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%AB%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A

★本形式は、変速機周りの構造が比較的単純であったDD51形などと比較して複雑で整備に非常に手間がかかるほか、故障となると配置車両基地の保守掛の手に負えず、三菱側保守担当者が常駐する鷹取工場へ回送して修繕を行う必要があった。

また設計・構造についての不明点を西ドイツのメーカー本社へ問い合わせるなどの際にライセンス契約締結時に仲介を行った三菱商事の対応が悪く、またメーカー本社の回答も遅れて修繕が進展しないといった悪循環も発生した。この結果、国鉄の本形式に対する信頼は完全に失われた。

●うち国鉄とJR貨物にいましたけど、親戚が国鉄高取工場に勤務していました。エンジンがマイバッハ、変速機がメキドロのものを三菱神戸造船所でライセンス生産したが、試作機で使われていた西ドイツ製に比べ部品の精度や耐久力が落ちていたと聞きましたよ。つまり、カッコだけ真似したらしい。

三菱って「天下の三菱」と自慢するけど、実態はこんなものか。

納入業者の三菱商事が本国に問い合わせたが、西ドイツ側の冷たいこと。勝手に仕様を変えて作ったから、責任とれんと言われたらしい。

6. 2019年6月26日 07:29:57 : lSEfXrG9vc : a1U4YXBaNDNxS28=[80] 報告

ホンダはせいぜい数人乗りで、旅客機扱いではないよな?

100人以上の旅客機の開発・運用は総合的な技術のレベルが違う気がする。

自動車は万全の安全設計をしているが、何のことはない、全てのメーカーが市場不具

合でリコールがされる。自動車に限らず偶発故障は避けられないので保証を付けてい

る。

「万全の安全設計をしたが万能ではない。市場不具合を設計にフィードバックするし

かない」 これを旅客機でやるか? という話だ。

ボーイングでも悲惨なフィードバックを繰り返している。商社レベルに落ちた三菱重

工にできるとは思えない。


7. 2019年6月26日 07:54:46 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[76] 報告
 
 ま〜〜ね 三菱も あそこまで よくやったよね  誉めてあげる


 やっと完成した 「風洞実験」レベルの ジェット機だからね〜〜

 ===

 結局 トータルでは 旅客機にはならなかったけどね〜〜  => 事業としては 大失敗だ〜〜

 ===

 要するに プラモデル 位の物は 日本では 出来るんだ〜〜
 家電なんて〜〜のも プラモデルだから 
 

8. 2019年6月26日 07:57:36 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[77] 報告

 ホンダジェットは ま〜〜 言ってみれば 車レベルだよね〜〜

 ある意味 車よりも モデルチェンジが少ない分 楽かもしれないね〜〜
 

9. 2019年6月26日 11:45:41 : JfNvBbWpe3 : eGs2ZWQuOWxwNTY=[15] 報告
そもそも新しいことをやろうっていうのに役人が絡んで成功するわけない
役人は決められたこと、分かっていることしか出来ない
道路を作るとかインフラを整備するとか既にやることが確立してることをするべきだ
それが得意なんだから
10. 2019年6月26日 16:02:06 : xquwtwqgNU : b2ZXOW90b3BpeUE=[60] 報告
国策=税金の無駄遣い
11. 日本はひとつのチーム[37] k_qWe4LNgtCCxoLCgsyDYIFbg4A 2019年6月26日 21:09:11 : zXHwyZdnHg : Y2ZzL1o2WkVZM28=[2] 報告
もし無事完成して、導入する航空会社があったとしても、絶対に乗らんわ。
12. 2019年6月27日 00:04:47 : 0aWlUVHSAg : MmZacDZIMFpsaE0=[7] 報告
失敗する前提で何かをパクっただけの助成金ビジネスだっただけでしょう。
李氏朝鮮族がつくった旅客機なんて撃墜されるに決まってるわ。
ホルムズタンカーと同じく武器やクスリを運ぶのが目的だろうから。
13. 2019年6月27日 05:44:03 : 1GJFQVU66M : c0lqbmRoR2RQY2c=[143] 報告
ジェット旅客機ぐらい作れなければ、存在価値はない。日本のロケット技術は世界に誇れるほど進んでいる。公的に予算が付けば、三菱はこんな苦労はしていなかったであろう。
14. 2019年6月27日 07:34:15 : 6KiUALiH2Y : NTNnc2FGWVN2SWM=[56] 報告
組織の構造に欠陥があるのなら、まずそれから修正しないとね。
15. 朝敵[3] kqmTRw 2019年6月27日 21:39:48 : O1IbBMvqhc : cGY5eDVuOUlTL0U=[1] 報告
その昔、零式艦上戦闘機という空飛ぶ棺桶が存在した。

戦闘機にとつて最も高価で重要なパーツはパイロットだ。

被弾したら助からない飛行機は兵器とは呼べない。

この空飛ぶ棺桶を作ったやつらも運用した奴らも人間とは呼べない。

同じ頃、同じエンジンを搭載しながら防弾装備を装備した戦闘機を開
発したメーカーがあった。

このメーカーは最終的に世界に通用する戦闘機を生み出すことになる。

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