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南クリル引き渡しはロシアにとっての「パンドラの箱」(Suptnik日本)
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/270.html
投稿者 無段活用 日時 2019 年 1 月 20 日 14:42:47: 2iUYbJALJ4TtU lrOSaYqIl3A
 



https://jp.sputniknews.com/opinion/201901145804691/


南クリル引き渡しはロシアにとっての「パンドラの箱」



© Sputnik / Andrey Shapran


オピニオン


2019年01月14日 23:03(アップデート 2019年01月15日 03:23)


タチヤナ フロニ



クリル諸島(千島列島と北方領土)の引渡しに関する法的文書の作成を禁ずる法案がロシア下院に提出された。今月10日に下院データベースで公開された法案は、クリル諸島の引渡しに関するあらゆる法的文書は法的効力を有さないとしている。


スプートニク日本


ロシア外務省は先に、上月豊久駐ロシア大使を呼び出した。日本政府指導部によるロシアとの平和条約締結問題に関する発言に抗議した形だ。ロシア政府は同問題をめぐる情報ノイズを「自国の問題解決シナリオを他方に強いる試み」だと認識している。だが交渉というものは何より対話とお互いの妥協だ。スプートニクはロシアの諸専門家に、南クリル諸島が全4島ないし一部返還された場合の露日交渉の結末はどうなると考えるか、話を伺った。



© Sputnik / Евгений Биятов
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軍事専門家で防空部隊博物館のユーリ・クルトフ館長が最も注目することは、日本が米国の戦略的同盟国である事実だ。在日米軍トップのジェリー・マルティネス司令官は先に、米国には「現時点は」南クリル諸島に「戦力を配備する計画がない」と述べた。だがクルトフ氏は、南クリル諸島のうち1島でも日本に引き渡された場合、ロシアは太平洋への自由な出口を失いかねず、それは絶対に避けるべき事態だと懸念する。

「今日の時点で、日本に返還された諸島に後々、対艦ミサイルを有する日本もしくは米軍基地が設置されないとロシアに保証できるものは誰もいない。つまり、ロシア艦隊が彼らに照準を合わせられる可能性もある。南クリル諸島に軍事基地があれば、米国はロシア極東全域だけでなく、中国をもコントロールする可能性を得る。北大西洋条約機構(NATO)はすでに、NATOの東方拡大はないと約束したこともあるが、後になって忘れることを選んだ。そしてこの歴史は繰り返されかねない。NATOは南クリル地域に軍事的優位性を獲得し、ロシアは言ってみれば、ウラジオストクに拠点を置く太平洋艦隊を『スクラップ送りにする』リスクを負うわけだ。だが1年を通して凍らない太平洋艦隊にとっての太平洋への出口は、日本が返還を求める諸島地域だけにしかない」

引渡しはまた、他国からの領有権の主張を活発化させる危険な前例も作り出す。こうした見解を示したのは、軍事専門家でありロシア科学アカデミー極東研究所日本研究センターのワレリー・キスタノフ所長だ。



© Sputnik / Евгений Биятов
ラブロフ外相 日本とのビザ免除制度、完全移行に向け「いかなる障害もない」



「こうした前例は文字通りの意味で『パンドラの箱』を開く。日本が譲歩案でシコタン(色丹)島とハボマイ(歯舞)諸島の2島を得ると仮定しよう。しかし、ロシアには圧力をかけられると日本が理解すれば、その後も残ったクナシル(国後)島とイトゥルップ(択捉)島の2島の領有権を主張する妨げになるものは無いだろう」

「これは他国からの領有権の主張も活発化させる。フィンランドは1939〜1940年の冬戦争の結果、ソ連そして現ロシアが領有権を獲得したカレリア地峡について問題を提起するかもしれない。ドイツは元ケーニヒスベルク(現ロシア領のカリーニングラード)の返還問題を生き返らせる可能性がある。とはいえ、日本のように敗戦国のドイツは降伏に関する法的文書に署名し、戦争の結果を認めた。スペインはまた、英国にジブラルタルを返すよう要求できる。例は少なくない」

だが、領土喪失はロシアにとって大きな経済的利益をもたらすのではないか?こうした見通しにクルトフ氏は懐疑的な目を向ける。 


タグ 露日経済協力, 領土問題, クリル諸島, 日本, ロシア





 

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コメント
1. 2019年1月20日 19:24:25 : ru3mGWOizM : dn@i2vTN86Q[41] 報告
渡さねえ びた一文も バカどもに
2. ぢっとみる[528] gsCCwYLGgt2C6Q 2019年1月23日 10:34:21 : LLC16YRhF6 : 2yUQTAqpjc8[528] 報告
> 「これは他国からの領有権の主張も活発化させる。フィンランドは1939〜1940年の冬戦争の結果、ソ連そして現ロシアが領有権を獲得したカレリア地峡について問題を提起するかもしれない。ドイツは元ケーニヒスベルク(現ロシア領のカリーニングラード)の返還問題を生き返らせる可能性がある。とはいえ、日本のように敗戦国のドイツは降伏に関する法的文書に署名し、戦争の結果を認めた。スペインはまた、英国にジブラルタルを返すよう要求できる。例は少なくない」

これは私も心配していたことだ。
ポーランドの考えも怪しいと思う。
ドイツ、ポーランド間はどういう事になっているのだろう?
バルト三国、特にリトアニアは?
ボロボロになっていてもウクライナも構えている。

ニホンが出来るのなら、
ドイツだって黙っているとは限らない。
絶対に絶対に言い切れない。
ただ、ニホンのように恥も外聞も無く、ただ一途に主張するだけ、(自ら仕出かした大事態には頑なに目をつぶって)相手を非難して自己を正当化したいというような戦略は採らないだろうと思う。
しかし、だから尚更に危険も増大する。
大規模に周辺国を囲い込み巻き込むような。

(また妄想が浮かんで…)

本当の所はそっち(ドイツ)の方がメインだったりして…
またまたニホンを嗾けてキャンキャン吠えさせているうちに、
今度こそは絶対にドイツ
(米+イスラエル。英国もチョット迷ったふりだけしながら参戦。フランスは心情としては親露だけど金目に釣られるかも)
を勝たせるつもり。
ドイツに係っていた「敵国条項」は正式に外される。
ニホンは使い捨てで構わないだろう。

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