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ベネズエラ野党、軍事介入の検討を各国に要求 ベネズエラ、支援物資搬入を阻止 兵士に離反の動き 治安部隊から亡命申請相次ぐ
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/509.html
投稿者 うまき 日時 2019 年 2 月 25 日 18:41:16: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

ベネズエラ野党、軍事介入の検討を各国に要求


ベネズエラとブラジルとの国境付近で投石する抗議活動参加者(24日)

By Ryan Dube
2019 年 2 月 25 日 07:52 JST

 ベネズエラの野党勢力指導者らが国際社会に対し、ニコラス・マドゥロ大統領率いる政権に対抗するため軍事介入を検討するよう求めた。

 野党連合のフリオ・ボルヘス議員は24日、コロンビアの首都ボゴタで25日に開かれる会合で、マドゥロ氏への対抗措置を強化する案を示すとした。

ベネズエラ国境で軍と市民衝突、騒然とする現場
 ベネズエラで人道支援物資の搬入阻止を試みるニコラス・マドゥロ大統領が国境を閉鎖し、抗議した市民と軍が衝突した。支援物資は欧米の後押しを受けている野党指導者フアン・グアイド国会議長が要請し、米国が同国に送ったもの。

 会合には、米国など50カ国以上の政府からベネズエラ大統領として承認されている野党指導者のフアン・グアイド国会議長をはじめ、マイク・ペンス米副大統領や周辺国の代表が出席する。

 ボルヘス氏は「外交的圧力を高めることや、ニコラス・マドゥロの独裁体制に抵抗するため武力の行使を求める予定だ」とした。

 ベネズエラでは23日、野党支持者らがコロンビアとブラジルから支援物資を搬入しようと試みたが、政府やマドゥロ政権を支持する勢力と国境付近で衝突し、死傷者が出た。

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ベネズエラ政権転覆狙う米国、次の矛先はキューバ

Supporters of Venezuelan opposition leader Juan Guaido hit the streets in Caracas on Saturday supporting his call for humanitarian aid to be let into the country.

Tensions flare as opponents of Venezuelan President Nicolas Maduro attempt to deliver aid through a heavily armed blockade.

At Simon Bolivar Bridge, which links Colombia and Venezuela, demonstrators trying to help humanitarian aid across the border into Venezuela are repelled by government forces.

Simon Bolivar Bridge is one of three border crossings between Colombia and Venezuela where clashes erupted Saturday protesters and Venezuelan security forces.

Dozens have been injured as clashes continue between protesters and security forces.

Antigovernment demonstrators hurl rocks at government forces on the bridge.

Venezuelan security forces use tear gas to push back protesters from the border crossing.

An injured protester is carried away.

Protesters gathering near Simon Bolivar Bridge linking Colombia and Venezuela.

Thousands of antigovernment protesters tried to cross the border Saturday into Venezuela from Colombia.

A protester arms himself with rocks.

A man bearing Venezuela’s flag near Simon Bolivar Bridge.

Antigovernment protesters trying to sway Venezuelan security forces blocking the border bridge.

In the end, humanitarian aid wielded by the opposition didn’t get through Saturday into Venezuela.

A bus targeted by demonstrators burns as security forces take position in Urena, Venezuela.

Demonstrators carry a crucifix while clashing with security forces in Urena.

Venezuela’s National Guard protect themselves with riot gear as some fired tear gas on residents clearing a barricaded border bridge between Venezuela and Colombia on Saturday.

National Guard troops man a barricade blocking access to the Francisco De Paula Santander international bridge in Urena, Venezuela, on the border with Colombia, on Saturday.

Tensions flare as opponents of Venezuelan President Nicolas Maduro attempt to deliver aid through a heavily armed blockade.OSCAR B.CASTILLO FOR THE WALL STREET JOURNAL
1 of 18

https://jp.wsj.com/articles/SB11166242290339733756804585144700573650716


 


 
ベネズエラ、支援物資搬入を阻止 兵士に離反の動きも
2019.02.25 Mon posted at 11:22 JST

治安部隊員と対峙する女性=23日、ベネズエラ・ウレニャ/Rodrigo Abd/AP
写真特集:政情不安のベネズエラ
治安部隊員と対峙する女性=23日、ベネズエラ・ウレニャ/Rodrigo Abd/AP

治安部隊員と対峙する女性=23日、ベネズエラ・ウレニャ
支援物資を運ぶトラックの横に立つ反体制派のグアイド氏=23日
ベネズエラ軍兵士と衝突するデモ参加者=23日、コロンビア・ククタ
マドゥロ大統領支持者による集会が首都カラカスで開かれた=23日
出火したバスを押すデモ参加者=23日、ベネズエラ・ウレニャ
政権支持派によるデモ行進で国旗を掲げるマドゥロ大統領=23日、首都カラカス
出火した車両から支援物資を運び出す人々=23日
路上を埋め尽くした反体制派の人々=12日、首都カラカス
野党指導者のグアイド国会議長は、ベネズエラ暫定大統領への就任を宣言した
ベネズエラ国旗を身にまとった男性
路上で抗議デモを行う人々=2日
支持者の声援にこたえるグアイド国会議長=2日
ベネズエラ国旗をあしらった眼鏡を身に着けた反政府デモの参加者=2日
反政府デモの様子=2日、首都カラカス
首都カラカスで行われたデモ
マドゥロ大統領支持者による集会=2日、首都カラカス
反体制派の抗議デモの様子=1月30日
グアイド国会議長の集会で「正義」のプラカードを掲げる人たち=1月26日
政権支持者による集会=1月26日
ベネズエラ国旗をみにまとって治安部隊と対峙する男性=1月23日、首都カラカス
マドゥロ政権に抗議する人々=1月23日
現場の安全確保を行う警官=1月23日
ゴム弾を発射する経験
手をあげてグアイド氏との団結を示すデモ参加者
デモ隊と衝突する治安部隊
傷跡をみせるデモの参加者=1月23日
焼かれたバスの横を歩く男性=首都カラカス
催涙ガスから逃げるデモ参加者=1月23日
歓迎を受けるグアイド氏=1月23日
催涙弾を発射する警官
警官と対峙するデモ参加者
抗議デモの際に投げ捨てられたベネズエラの紙幣=1月23日
(CNN) 南米ベネズエラへの支援物資搬入を巡り、隣国コロンビアとの国境地帯で衝突が激化している。

ベネズエラでは食糧や医薬品不足の深刻化が伝えられ、自らベネズエラ暫定大統領になると宣言した野党指導者グアイド国会議長の呼びかけで、支援物資がベネズエラへ向けて輸送されていた。

マドゥロ大統領は、ベネズエラに人道危機は存在しないと強調、米国が援助を利用してクーデターを起こさせようと画策していると主張している。

コロンビアの通関当局は24日、ベネズエラ治安部隊の兵士ら104人が離反してコロンビアに入国したと伝えた。マドゥロ大統領の軍に対する統制が揺らぎつつある兆しとも受け止められる。

支援物資を積んだトラックは23日、ほとんどの地点で阻止された。目撃者は、コロンビアから国境を越えてベネズエラに入ろうとしたトラック2台が炎上したと証言している。

グアイド氏を支持する国会議員はCNNの取材に対し、ベネズエラ治安部隊との衝突で23日に少なくとも5人が死亡したと語った。

デモ隊に向けて催涙ガス弾を投げる治安部隊/Fernando Llano/AP
デモ隊に向けて催涙ガス弾を投げる治安部隊/Fernando Llano/AP
ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官は、22〜23日にかけて4人が死亡、300人が負傷したと述べ、「ベネズエラ政府は武器を持たないデモ参加者や一般市民に対する過剰な武力行使をやめなければならない」と訴えた。

25日には米国のペンス副大統領がコロンビアを訪れ、中南米諸国で構成する「リマ・グループ」の会議に出席する。ホワイトハウスによると、ペンス副大統領はグアイド氏に対する米国の揺るぎない支持を表明し、ベネズエラ国民が民主主義のために戦っていると強調する意向。

ホワイトハウスは23日、ペンス副大統領がコロンビアの首都ボゴタで25日にグアイド氏と会談すると発表した。

コロンビア外務相によると、23日にはコロンビアとの国境付近でベネズエラ国家警備隊がデモ参加者に催涙ガスやゴム弾を浴びせ、285人が負傷した。このうち37人は入院したという。


ベネズエラ
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https://www.cnn.co.jp/world/35133223.html

 


子どもはごみあさり、兵士の不満増大 政治の影に隠れたベネズエラ国民の窮状
2019.01.29 Tue posted at 16:55 JST

政変続くベネズエラ、国民の窮状

ベネズエラ・カラカス(CNN) 大統領に退陣を迫る声が強まり、政情不安に陥っている南米ベネズエラ。首都カラカス周辺を車で走ると、焼け落ちた警察署や横転した車、パンを求める人たちの行列、煙を上げるゴミ箱が目に入る。

この地域に住む貧困層の住民は、マドゥロ大統領の支持基盤だった。しかし今では毎晩のように住民が警察と衝突し、CNN取材班は武装した部隊が民家を急襲して住民を連行する現場も目撃した。

マドゥロ政権に対する抗議デモにはこの1週間で数十万人が参加した。野党指導者のフアン・グアイド氏は、自身が大統領だと宣言。米英や中南米諸国の支持を取り付け、選挙のやり直しを求めている。

地元住民の1人は、「もうこれ以上持ちこたえられない。私たちは押しつぶされている。私たちは物乞いになった。これは政治ではなく、生存問題だ。みんなが1キロのコメや小麦粉や水を求めて互いに殺し合っている」とつぶやいた。

ベネズエラを巡っては米国、ロシア、中国などの駆け引きが続く。しかし国民が危機感を抱くのは、南米の社会主義の行方でも、冷戦時代の地政学でもなく、差し迫った飢えの問題だ。

長年のインフレや経済破綻(はたん)の影響で、国民は2017年の平均で11キロ体重が減った。かつては南米で有数の産油国として潤ったベネズエラだが、今はスーパーマーケットに行っても卵やパンは見当たらず、水とナッツ、チーズ、ハム、果物だけで200米ドル(約2万2000円)の値段がつく。

食料不足が原因で、1カ月足らずの間に食品はさらに値上がりする見通しだ。通貨ボリバルの価値が下がり続ける中で、値段が2倍になる可能性もある。国際通貨基金(IMF)の予測によると、2019年のハイパーインフレは1000万パーセントに達する見通しで、ほとんどの日用品は手が届かなくなる。

国境を越えて周辺国へ流入する人は後を絶たず、既に300万人以上が南米の各国へ流入。国連の推計では今年も200万人がベネズエラを脱出する見通しだ。

隣国コロンビアに入ったベネズエラ人は、清掃などの仕事をしたり、物乞いをしたり、風俗産業で働く人もいる。

カラカス市内では子どもたちが道路でごみをあさっていた。5〜6人の集団の中にいた14歳の少女は、家族の食事の足しとするために、「落ちているものを拾ったり、物乞いをしたり、1片のチキンの皮を家に持ち帰る」と話した。

年上の少年2人はプラスチックのナイフで自衛の練習をしていた。「兄弟が去年7月、ギャングに殺された」「突然姿を消して、川の中で遺体が見つかった」と少女は言う。

1人の子どもは、棒切れをライフル銃のように構えて「マドゥロ!」と叫び、「お腹が空いた」と大声を出した後、激しくせき込んだ。

グアイド氏らは軍に対して蜂起を呼びかけているが、軍の上層部のマドゥロ大統領に対する忠誠は揺らいでいない。

しかし匿名で取材に応じた兵士によると、兵卒の間では不満が募りつつある。「軍の約80%は反政府だ」「一部の州では兵士がデモに参加し始めている。だからもし、国際的な支援があれば、もっと大きくなる」。ただし指導部の命令がないまま軍が蜂起するかどうかは疑問だとも言い添えた。

デモ参加者への発砲を命じられたら従うかという質問に対し、この兵士は「そうするくらいならやめる」と言い、「その相手は自分の兄弟かもしれないし、母親かもしれない」と話した。
https://www.cnn.co.jp/world/35131943-3.html


 

 

ベネズエラ治安部隊から亡命申請相次ぐ 120人以上
 

ククタ=岡田玄 2019年2月25日15時00分

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ブラジルに逃亡したベネズエラ人兵士。国境近くの町で24日、報道陣に身分証を見せた=ロイター
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 人道物資の搬入をめぐり、国境地帯で治安部隊などと反政権派の衝突が起きた南米ベネズエラの隣国コロンビアのラミレス副大統領は24日、ベネズエラ治安部隊からの亡命申請者が衝突のあった23日だけで120人以上に達したと明らかにした。軍中枢は依然、マドゥロ政権の支持を続けている。

 コロンビア北部ククタ郊外の国境の橋では24日も、ベネズエラ治安部隊とコロンビア側にいるベネズエラ人との間で小規模の衝突が続いた。一方、近くの検問所では、コロンビア警察に囲まれて亡命を求める治安部隊員がやってくると、大勢のベネズエラ人たちが押し寄せ、拍手で迎えた。

 国境の橋は封鎖されたままだが、周囲はジャングルで、川も水がほとんど流れておらず、草が生い茂っている。治安部隊員は、こうした抜け道を通って国境を越えてきているという。

 ブラジル政府によると、同国に…

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トランプ氏「キューバの操り人形」マドゥロ大統領を批判
https://www.asahi.com/articles/ASM2T2V7XM2TUHBI002.html  

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コメント
1. 2019年2月25日 19:25:38 : XIsvNAajdE : U2ouNWk4OUx4N1E=[4] 報告
外患誘致罪。
2. 2019年2月25日 21:25:22 : 2FOSukKJfI : Nkw4c2tKeW9zdVU=[12] 報告
首相が独裁的で国民生活を害する政策ばかりするからと言って、日本の野党が他国に軍事介入の要求をすることがあり得るだろうか?
3. 2019年2月25日 22:13:09 : o4ZxWSpuaU : cmp4OUZBQlJQcUU=[66] 報告
必死さが 伝わってくる ネガキャンに
4. 2019年2月26日 09:31:13 : LiAK8mOVpk : V2FhZTZ2MG5HWm8=[11] 報告
マドゥロ政権が公正だと言う証拠

是非とも三番目の記事は長文ですが読んで頂きたい↓
ベネズエラ大使館公式SNS から
制憲議会設立に際しての驚くべき裏話

https://kotobank.jp/word/%E3%83%99%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%81%AE%E5%88%B6%E6%86%B2%E8%AD%B0%E4%BC%9A-1822621
朝日新聞掲載「キーワード」の解説
ベネズエラの制憲議会
新憲法制定のために招集される臨時の議会(定数545)で、国会や最高裁を上回る国権の最高機関。マドゥロ大統領は治安回復や経済立て直しのため、新憲法制定の必要があると説明するが、野党は「独裁体制確立のため」と批判。野党が参加を拒否するなか、マドゥロ氏は制憲議会議員選挙を7月末に強行。大統領支持者が全当選議員を占める結果になった。

(2017-08-20 朝日新聞 朝刊 1外報)


AFPニュースから
http://www.afpbb.com/articles/-/3139788
ベネズエラの国会開催、制憲議会による立法権剥奪を無視
2017年8月20日 14:34 発信地:カラカス/ベネズエラ [ 中南米 ベネズエラ ]
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ベネズエラの国会開催、制憲議会による立法権剥奪を無視
南米ベネズエラの首都カラカスで、制限議会による立法権剥奪を無視して開催された国会(2017年8月19日撮影)。(c)AFP/Juan BARRETO

【8月20日 AFP】南米ベネズエラの制憲議会は18日、野党が多数を占める国会から立法権を剥奪して制憲議会に移す法令を全会一致で可決した。しかし翌19日には、制憲議会の決定を無視する形で国会が開催された。

 国会指導部は各国の外交官を19日の国会に招待し、米国、欧州連合(EU)、アルゼンチン、チリ、カナダ、メキシコ、ペルーなどがこれに応じた。

 野党指導者らは、ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の支持者らで構成された制憲議会による国会からの立法権剥奪を怒りをもって拒否した。国会のフレディ・ゲバラ(Freddy Guevara)副議長は「この不正な決定は無効であり、制憲議会そのものが無効だ」と報道陣に語った。

 しかし、マドゥロ政権寄りの最高裁は国会の行動は制憲議会を「軽視している」と非難し、今後の国会による決定はすべて「無効」だと宣言した。

 新憲法を起草するとの目的で名目上は臨時に設置された制憲議会は18日、安全保障、経済、財政、主権に関する立法権を国会から引き継いだと宣言した。

 これに対して内外で大きな反発が広がり、国際社会からはマドゥロ大統領派による独裁だとして批判が集まった。米州機構(OAS)のルイス・アルマグロ(Luis Almagro)事務総長は「違法かつ違憲だ」と非難した。

 米国、英国、スペイン、南部共同市場(メルコスル、Mercosur)は制憲議会を承認していない。米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は先に、ベネズエラの混乱をめぐって「軍事的選択肢」を取る可能性さえ示唆した。(c)AFP/Alex VASQUEZ

ベネズエラ大使館公式SNS から
http://venezuela.or.jp/embassy_web/wp-content/uploads/2017/09/f12dbdd50b7cbc107e633e3056ac62d3.pdf
制憲議会設立に際しての驚くべき裏話

制憲議会設立についての内外の報道内外の報道では、本年7月30日に実施された制憲議会選挙について、このように報道されました。
「政情不安が続くベネズエラで30日、新憲法制定のための制憲議会選の投票が始まった。
現地では、選挙ボイコットの動きが広がり、各地で激しい反政府デモが展開された。
独裁色を強めるマドゥーロ政権に反発し、野党連合は選挙への参加を拒否。米国やコロンビア、アルゼンチンなど諸外国も懸念を示している」、「4日マドゥーロ政権が制憲議会(定数545)の招集に踏み切った。野党や周辺各国は『独裁体制を確立するもの』と強く批判している。
制憲議会は野党がボイコットしたため、マドゥーロ政権与党派で固められた」、「反米左派のマドゥーロ政権は近く制憲議会を発足させ、国会の立法権限を奪う姿勢を表明」というものです。
つまり、マドゥーロ政権は、制憲議会選挙への野党のボイコットにもかかわらず、強権的に強行し、従来の国会の権限を剥奪し、自らの意のままになる別な国会を設立し、独裁色を強めたというものです。

制憲議会選挙後、鎮静化したベネズエラしかし、事態は、この制憲議会選挙以降、野党の過激な暴力デモ、攻撃は潮が引くように収まり、その後現在まで、大規模デモは行われていません。
なぜでしょうか?政府側の反対派弾圧が一段と強化されて、デモや政府施設攻撃が行われなくなったからではありません。
理由は、国民が野党の過激デモを支持していないこと、国民は力による対決でなく、10月15日に全土で行われる県知事選挙で言論により信を問うことを希望していること、国民はなによ暴力的デモを行うMUDの青年たちりも与党、野党とも経済危機の解決に力を注いでほしいと願っていることが、世論調査などから明白になっているからです。
7月15日の世論調査では、反政府系の調査会社ダータアナリシス社によると85%の国民は、暴力デモ、街路の封鎖、警官隊との衝突に反対、
71%は、高速道路、主要道路の封鎖に反対と報じられ、3カ月以上にわたるMUDの過激なデモ、行動に一般の国民の意識が離れていることが示されています(17.07.16 Telesur)。
9月になると、反政府派の急先鋒ラモス・アジュップ民主行動党党首は、今や「政府を打倒するただ一つの方法は、選挙で投票することである」と述べています。

7月末までの過激デモ、政府施設の暴力攻撃の政策をどう説明するのでしょうか。この政策の転換には、野党が参加しない制憲議会選挙で、
800万人を超える市民が投票したことがその背景にあります。
アジュップ党首⇒ところで、この制憲議会は、ベネズエラの憲法第347条(制憲議会選挙の許可)、348条(大統領の招集権限)349条(選挙結果の尊重義務)に基づいて、545人の議員によって構成されるもので、最高裁憲法法廷は、本年5月合憲と判断していました。しかし、一般の内外の報道では、「反政府勢力のMUD(民主連合会議)は憲法上問題があると反対し参加しなかったと報道されていました。
しかし、9月16日マドゥーロ大統領は、ベネズエラ国際連帯集会(60カ国から200名が参加)の参加者の前で、13日からドミニカ共和国で行われた与野党会談の内容を説明するとともに、次のような驚くべき事実を明らかにしました。

制憲議会への参加を翻意した野党「MUD(民主連合会議、野党の連合)は、彼らの候補者を登録できるように制憲議会選挙実施を3〜4週間延期するように提案してきた。
さらにまた、議論を持ちかけてきた。野党は、そのうち二つの党が制憲議会に賛成し、二つの党が反対していた。私は、反対派も制憲議会
に入るべきだと考えを述べ、野党に50議席を提案した。すると野党は100議席要求してきたので、それを受け入れた。
しかし、その後2日して理解できないことに、受け入れないといってきた。
また、7月30日の選挙前に、野党は、われわれとの会議で従来の国会と制憲議会が共存することについて合意した。そしてその合意書にまさに署名しようとしていた時、ある大使館から野党側の携帯に電話があり、野党は合意書に署名しないと述べた」Últimas Noticias, 7.09.17、Contrapunto, 17.09.17)。

この話からすると、@マドゥーロ政権は、一方的に制憲議会の構成を決め、選挙を実施したのではなく、MUDが交渉の合意を破ってしまったこと、A制憲議会は従来の国会を廃止するものではなく、両議会の共存と役割分担の合意ができていたが、米国大使館(と思われる)の横やりで合意がくつがえされたことが分かります。
つまり、制憲議会に野党も参加し、従来の議会との役割分担が決められ、暴力行動もなく、その後10月15日の一斉全国知事選挙、また、制憲議会制定の新憲法についての国民投票、2018年の一斉基礎行政区長選挙、2018年の大統領選挙と、言論により国民に審判を仰ぐ体制ができあがりつつあったのです。
マドゥーロ大統領は、以上のことを交渉の当事者の倫理からこれまで語らなかったのですが、13日からのドミニカ共和国での会談について、野党側が対話など行われていないと異常な形で反論していることから、制憲議会をめぐる交渉の内容を明らかにしたものと思われます。マドゥーロ大統領のこの証言については、本日(22日現在)ベネズエラのいずれのメディア(野党を代弁する右派系新聞も含めて)も否定する報道をしていません。

国民の願いを受け与野党会談実施9月13日からは、ドミニカ共和国でメディーナ・ドミニカ大統領、サバテーロ元スペイン首相の仲介で、与党と野党の会談が行われました。
この会談の詳細は、ほとんどの日本国内の新聞では報道されていませんが、ウルティマス・ノティシアス(中立系新聞)のクリビス・マリン記者の報道では、政府側から、団長ホルヘ・ロドリゲス、リベルタドール市長、デルシ・ロドリスゲス制憲議会議長、ロイ・チャデルトン元OAS大使、野党側から、団長フリオ・ボルヘス国会議長、ルイス・フロリード人民の意志党副党首、マヌエル・ロサーレ ス元スリア県知事などが主席しました。
しかし、会談後フリオ・ボルヘス議長は、与党との会談に参加していないといいましたので、マドゥーロ大統領は、「13日、14日と16時間もベネホルヘ・ロドリゲス団長ズエラの将来について話した。これを何と呼ぶか?対話と呼ばれるのではないか?米国は、交渉といっているが、私は平和、民主主義、主権のための対話と呼んでいる」と反論しました(Últimas Noticias, 17.09.17)。
実際には、13日の第1回会談では前述の代表団により6時間近くにわたり、会談の全般的枠組みが話し合われ、14日の第2回会談では、11時
間にわたり、@ベネズエラの主権、ベネズエラへの干渉と制裁への反対、A選挙日程、選挙の保証、B真相究明委員会、C公権力の均衡、経済・社会政策、E制憲議会についての国内外での承認という6つのテーマが話し合われました。また、第3回会談を9月フリオ・ボルヘス団長27日に開催することで合意しました(Correo del Orinoco, 17.09.19 )。
しかし、ボルヘス国会議長(正義第一党副党首)は、この会談を「予備会談」と呼び、対話と認めようとはしません(El Nacional, 17.09.18 )。ここには、MUD内部に意見の違いがあり、対話参加グループは、最強硬派から対話は与党側の時間稼ぎであり、対話に参加すべきでないと批判されているからです。

しかし、マドゥーロ大統領は、2016年10月以降、フリオ・ボルヘス現国会議長(正義第一党)、エンリ・ラモス・アジュップ(16年度国会議長、民主行動党)、マヌエル・ロサーレス元スリア県知事(新時代党)、さらに収監中の最強行派のレオポルド・ロペス(人民の意志党)も含めて、与野党は100回以上会談を行っており、今更予備会談を開催する必要はなく、今回も16時間も真剣に対話をおこなったのであると述べています(Últimas Noticias, 17.09.17)。
こうして、暴力行動が放棄された状況の中で、ようやくベネズエラの諸党派が、話合いの席についたことは重要です。なによりも大多数の
国民は、過激なデモによる国の騒乱状態を希望せず、与野党が対話を行い、一日も早く経済危機を解決してほしいと願っているからです。

与野党対話の最大の障害、米政府の干渉政策しかし、9月18日米国政府はベネズエラ国民の苦しみを意に介せず、トランプ大統領が、記者会見で、「ベネズエラの状況はこれ以上もたない、ベネズエラ政府が国民に権力を押し付ける道を固執するなら、新たな行動を取る準備をしている」とベネズエラ政府を脅迫しました(Correo del Orinoco,17.09.19)。また翌19日トランプ大統領は、国連総会での演説で「責任ある友人として、われわれにはベネズエラ国民が自由を回復し、民主主義を再確立するのを助ける目的がある。そのためには別な手段をとることを否定しない」と露骨な内政干渉の発言を行いました。さらに21日ヘイリー国連大使館は、国連演説で、「米国は、事態が改善しなければ、選択肢としてベネズエラからの石油輸入を禁止するという手段もある」と脅迫を一段とエスカレートしました(Telesur, .09.21
)。
これに対し、マドゥーロ大統領は、「ベネズエラが米国に希望するのは、平等な関係であり、従属した従順な関係は受け入れられない。ベネズエラには民主主義が存在しており、重要なことは、米国は対話を支持し、今後は干渉、クーデター、謀略を計画しないことである」と反論しました(Granma, 17.09.19)。
米国も、その追随勢力も、国外からの干渉を抑制し、ベネズエラの主権を厳格に尊重することこそ、ベネズエラの政治的・経済的危機を解決するカギでしょう。
(2017年9月22日新藤通弘)

5. 2019年2月26日 17:51:48 : KRD6uMPYi6 : WWppNlRkdnl1bW8=[3] 報告


ネガキャンうるさいね。マドゥーロ大統領はいい奴よ。グアイドはワルよ顔見れば
一目瞭然。ハザールはグアイド使って政権転覆を画策していた。石油資源狙い。トラは未然に阻止するために大芝居を打ったのね。乗せられて世界中のハザール手先がさわいでいるけれど中露ががっちりマドゥーロをガードしていて手が出せない。トラの意を受けて協力しているのよ。軍も離れずついてるし。みんなトラのシナリオ。ホントの狙いはファザールの手先グアイド。武器はなし味方する軍はなし外国援軍は入れないし国民も離れてやがてグアイドは息切れする。マドゥーロは反撃せず発砲せずに持久戦。救援物資に紛れた武器がグアイドにわたらないように国境封鎖。トラのシナリオ。やがてグアイドは反逆者として捉えられ裁判にかけられる。

6. 2019年2月26日 19:07:37 : LiAK8mOVpk : V2FhZTZ2MG5HWm8=[14] 報告
グーグル検索「2017 トランプ ベネズエラ 石油」↓
https://www.google.com/search?client=firefox-b&ei=Ag11XOSNC8rbhwP_4q2QCQ&q=2017%E3%80%80%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%80%80%E7%9F%B3%E6%B2%B9&oq=2017%E3%80%80%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%80%80%E7%9F%B3%E6%B2%B9&gs_l=psy-ab.3...159956.163086..163756...0.0..0.620.1280.0j3j1j5-1......0....1..gws-wiz.......33i21.XIuzpzgaC8E

トランプは大統領になった頃から既にベネズエラを標的にして経済制裁を加えている、別の証言ではベネズエラの海底石油はアメリカの物だ、そこはアメリカの裏庭だからと言う事も何処かで言っている、ハザールを潰す為の芝居ではないだろう。

7. 2019年2月28日 17:38:35 : gqNMVF48mI : bllWOWNydi5EOTI=[7] 報告
ベネズエラ野党が行っていることは、日本の法律では、外患罪に相当する。

いわゆる、売国奴だ。

兵士の離反は、米国の心理戦争の一環だ。

ブラジル国境で、物資を搬入に加担した、国境警備兵の、2、3人が、ブラジル側に逃げ込んだとの、情報がある。

8. 2019年3月01日 19:00:21 : nTLecllWY2 : c2NLdklUTFYzTnM=[4] 報告
>>07続き
コロンビア政府は、国境を越えて、逃亡したベネズエラ兵士の数を、400人以上と発表したけれど、ベネズエラのロペス防衛相は、逃亡兵は、100人少しで、ほとんどが兵士で、将校クラスは、少数だと発表した。

尚、兵士が、国境を越えて、コロンビアに入れば、2万ドルの褒賞を与えられるようだ。

クーデターは、失敗したのではないか?

今後の焦点は、今、国外(ブラジルなど周辺諸国)に出ているグアイド偽大統領が、再入国する際、何が起きるか、あるいは起きないか、だ。

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