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イバンカの野望:ケネディ家凌ぐトランプ王朝の樹立 人気女流ジャーナリストが抉り出す一家の「貪欲」「大望」「腐敗」  
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/235.html
投稿者 うまき 日時 2019 年 4 月 16 日 14:31:01: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

イバンカの野望:ケネディ家凌ぐトランプ王朝の樹立
人気女流ジャーナリストが抉り出す一家の「貪欲」「大望」「腐敗」
2019.4.16(火) 高濱 賛
イヴァンカ氏の「中国のことわざ」に中国のネットユーザー大困惑
トランプ大統領の長女イバンカ補佐官と夫のジャレッド・クシュナー上級顧問(2018年4月24日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / LUDOVIC MARIN〔AFPBB News〕

残った「四天王」はイバンカと娘婿ジャレッド
 2016年米大統領選で苦戦を強いられながら最後の最後でヒラリー・クリントン民主党大統領候補を打ち破ったドナルド・トランプ氏には「四天王」がいた。

 スティーブ・バノン選対委員長(大統領首席戦略官=65)、外交ブレーンだったマイケル・フリン氏(国家安全保障担当補佐官=60)、そして長女のイバンカ氏(37)とその夫、ジャレッド・クシュナー氏(38)の4人だ。

 政権発足後、フリン氏は就任24日後に去り、バノン氏も政権1年後に事実上解任されている。

 残る2人は、今もトランプ大統領の超側近として君臨している。ジャレッド氏は大統領上級顧問、イバンカ氏は大統領補佐官だ。

 長女と娘婿。大統領の虎の威を借りて内政に外交に隠然たる影響力を与えてきている2人のことを「ジャバンカ大統領」(Jared+Ivanka=Javanka)と米メディアは呼んでいる。

 保守派論客のアン・コールター氏*1、は「All hail to President Javanka」(ジェバンカ大統領万歳)と皮肉たっぷりにご両人を厳しく批判している。

http://www.anncoulter.com/columns/2019-04-10.html

*1=2016年大統領選中から終始一貫トランプ氏を支持してきたが、不法移民流入防止の国境の壁建設でトランプ大統領が弱腰な姿勢をとったことから一転反トランプ路線をとり始めている。特にジャレッド夫妻には終始一貫批判的だ。

肩書と権力を握った史上初の「ファースト・ドーター」
 大統領史に詳しいジョシュア・ケンダル氏によれば、大統領の娘で時の大統領の右腕として活躍したのは、セオドア・ルーズベルト第26代大統領の長女、アリス氏だったという。

 ルーズベルト大統領は「私は国を動かすことも娘アリスの言っていることに耳を傾けることもできるが、両方いっぺんにやることはできない」とこぼしたことがある。それほどアリス氏の助言を重視していた。

 イバンカ氏のように公職にはつかなかったが、ワシントンの社交界を舞台に各国外交官とも親しく接し、1905年には大統領の名代でアジア5か国を親善訪問している。

 「アリスはイバンカと同じように容姿端麗で洗練されていた。もっともアリスは自分でデザインしたハンドバッグを売るようなことはしなかったが・・・」(ケンダル氏)

 ロナルド・レーガン第40代大統領の長女、モーリン・レーガン氏も大統領に女性問題などで助言を与え、自らも政治活動に強い関心を持っていた一人だ。共和党全国委員会の共同委員長を務めたこともある。

 大統領の娘婿でジャレッド氏のように義父の大統領に仕えたのはにはウッドロー・ウィルソン第28代大統領の長女エレナ―氏と結婚したウィリアム・マカドゥー財務長官がいる。

 ウイルソン氏はニュージャージー州知事選、大統領選で選対運動員として貢献し、入閣。財務長官時代には第1次大戦軍事費調達に辣腕ぶりを示した。

 だが、これら前任者たちは、大統領の虎の威を借りてその「権力」を乱用して自分たちや親族のビジネス活動拡大に利用したことはなかった。

https://www.washingtonpost.com/news/retropolis/wp/2017/04/26/before-ivanka-trump-other-presidential-daughters-also-wielded-influence-and-power-at-the-white-house/

主要情報源はバノン氏?
 トランプ大統領のモラル欠如や不品行な言動や脱税容疑などついてはすでに元側近らによる暴露本が何冊か出ている。

 「ジャバンカ大統領」の権力乱用についても米メディアはこれまで断片的に報じてきた。だが、いずれも憶測の域を出ていない。

 そうした中で「ジャバンカ大統領」の虚構を打ち破る決定版が出た。

 英国籍の女性調査報道ジャーナリスト、ビッキー・ワード氏がジャレッド夫妻の過去から現在、そして将来まで見据えた著書を著わした。

 ニューヨークの上流社会に生まれ育ち、最高学府を出て、親の事業を受け継きながら自立した2人の若き実業家が何を考え、行動してきたか、その人生哲学や生き様の核心に迫っている。

Kushner, Inc.: Greed, Ambition, Corruption, The Extraordinary Story of Jared Kushner and Ivanka Trump by Vicky Ward St. Martin's Press, 2019
 著者は、英国生まれ。オックスフォード大卒。英米の高級雑誌系サイトで健筆をふるってきた。

 本のタイトルは、『Kushner, Inc』(クシュナー株式会社)。

 サブタイトルは、『Greed, Ambition, Corruption, The Extraordinary Story of Jared Kushner and Ivanka Trump』(貪欲さ、大望、腐敗。ジャレッド・クシュナーとイバンカ・トランプの桁外れなストーリー)。

 取材には数年を要し、その間2人を取り巻く220人にインタビューして書き上げた。

 もっとも本書を熟読した評者の中にはワード記者が得た情報の多くはかって大統領首席戦略官を務めたバノン氏ではないかと指摘する者が少なくない。

 トランプ氏と「ジャバンカ大統領」とは犬猿の仲。ホワイトハウスでは政策面だけでなく政権運営からマスコミ対策に至るまでことごとく対立していた。

ホワイトハウス入りして味わった「権力者の美酒」
 本書が明らかにするイバンカ氏の実像のいくつかを以下列挙する。

一、イバンカ氏もジャレッド氏もトランプ氏の大統領選には全力を注いで応援した。だが、トランプ氏が本当に当選するとは思っていなかった。

 全国レベルで選挙運動をすれば、自分たちのビジネスでもある「トランプ・ブランド」は知れ渡るだろうし、貴重な人脈も作れると考えたからだ。当初はあくまでもビジネスマインドだった。

二、だがトランプ氏が当選し、自分たちが政権移行チームで人事から政策形成にまで関与してみて分かったのは、トランプ氏が大統領になったことで自分たちの住む世界はすっかり変わったということ。

 世界中から要人や億万長者がトランプ詣にやって来るではないか。超一流の人たちと知り合い、自分たちのビジネスは無限大に拡大できることが分かったのだ。権力者のみが味わえる「美酒」だった。

三、トランプ大統領からのたっての要請もあり、2人一緒にホワイトハウス入りする。確かに世間からはネプティズム(縁者びいき)と批判されようが2人は気になどしなかった。

四、イバンカ氏もジャレッド氏も当選と同時に相次いで「トランプ詣」する世界の要人の中には安倍晋三首相もいた。

 2016年11月17日にトランプ・タワーにトランプ次期大統領を表敬した安倍首相との面談にも2人こぞって同席し、写真撮影にも応じた。

五、ところがこの面談を『ニューヨーク・タイムズ』が嗅ぎつけた。

 イバンカ・ブランドのアパレル商品販売で日本の『サンエー・インターナショナル』とライセンス契約(実際には面談当時、契約は解約されていた)を結んでいた。

 「利益相反行為」の疑いありと見られたからだ。

(結局、この面談はあくまでも非公式の私的会合ということで突っぱねた)

六、イバンカ氏は、いずれは自分自身が政界進出することを狙っている。自らが大統領になることを目指している。

 究極の目標はトランプ一族がケネディ王朝やブッシュ王朝のようなトランプ王朝を打ち立てることだ。トランプ大統領一代で終わりにするのではなく、トランプ王朝を未来永劫存続させることだ。

(トランプ大統領は、『ジ・アトランティック』とのインタビューでイバンカ氏について「彼女は数字に強いし、素晴らしい外交官だ。だから世銀総裁(実際にはディビッド・マルパス米財務副長官を指名)に指名することを考えていた。彼女が大統領候補になったら(相手候補が)打ち負かすのは至難の業だよ」と述べている)

https://theguardiansofdemocracy.com/trump-i-considered-nominating-ivanka-to-lead-world-bank-because-shes-very-good-with-numbers/

七、政権入りして以降、イバンカ氏は政策面でもトランプ大統領と異なるスタンスをとっている。

 女性の人権問題、地球温暖化、不法移民待遇などで大統領の強硬発言に異論を唱えている。

 しかしこれは世論向けにトランプ政権の政策バランスをとるためだけでイバンカ氏自身に確固たる政治哲学があるわけではない。すべては計算ずくなのだ。

ジャレッド氏はハーバード裏口入学だった
 イバンカ氏の実像を明かす中で、著者は、ジャレッド氏の「暗部」も暴露している。

 「ジャレッド氏の高校時代の成績を調べてみると、SAT(Scholastic Assessment Tests=大学入学のための全国統一試験)は芳しくなく、ハーバード大学に入れる成績でなかった」

 「ホワイトハウス入りしたのちに直ちに最高レベルの機密情報を取り扱える権限を不法に取得したのと『似た手口』(親のカネを使った裏口入学、義父の七光りを利用した違法行為)を使ったのだろう」

 「ジャレッド氏は政権移行チーム法律部門の広報担当だったマーク・コラロ氏*2に引き続きトランプ政権で要職に就くよう要請した。コラロ氏はこれを固辞した」

 「ジャレッド氏はコラロ氏が2016年6月9日、ジャレッド氏やドナルド・ジュニアがロシア人弁護士らと会談したことを一部始終している人物だったため、要職に就かせようとした(そうすることで口封じしようとした)」

 「コラロ氏はトランプ大統領周辺の内実を知りすぎていたのだ」

*2=コラロ氏は、ボブ・リビングストン共和党下院議員の報道官などを経て共和党全国委員会広報部長、ジョン・アッシュクロフト司法長官報道官、司法省広報部長などを歴任。2016年のトランプ政権移行チーム法律部門のスポークスマン。「ロシアゲート疑惑」捜査を行ったロバート・モラー特別検察官はコラロ氏を尋問している。

淑女イバンカがバノン氏に「Fucking liar」
 ファッショナブルな衣装に身をまとい、今やニューヨーク社交界はおろか、世界中の首脳らを魅了する「ファースト・ドーター」。

 本書が明かす「宿敵」バノン氏との激しいやり取りの一部を紹介しておこう。

 政権発足1年目からホワイトハウス内の情報が盛んにメディアに漏れた。いったい誰が情報を流しているのか。バノン氏とイバンカ氏とが言い争いになった時のことだ。

 「『誰が流しているかみんな承知の事実だ』とバノン氏。あたかもイバンカ氏周辺が漏洩しているかといった口ぶりだった」

 「これに対してイバンカ氏は『あなたはとんでもない嘘つき(fucking liar)ね。あなたの口を突いて出る言葉はすべてウソばっかりよ』とやり返した」

 「バノン氏は吐き捨てるように言った。『勝手にしやがれ(Go fuck yourself)。あんたはクズ同然だ(You are nothing)』」

 強意語を使ったのは分かるが、「fucking liar」とは、美貌と良妻賢母を売り物にしてきたイバンカ氏にしては、あまりにも淑女らしからぬ表現ではある。

 これほど生々しいやり取りの中身を著者に漏らしたのは、バノン氏以外にいないだろう。

標的にされるイバンカとジャレッド
 最後に一言つけ加えておくと、本のサブタイトルは「ジャバンカ大統領」の「貪欲さ、大望、腐敗」なのだが、「腐敗」については具体的な新事実は出てきていない。

(ジャレッド氏についてもその生い立ちから現在に至るまで詳細に調査しているが、本稿では割愛する)

(祖父がホロコーストの生き残りで、命からがら米国に逃げてきたことや不動産業で財を成した父親は銀行詐欺罪で服役していること、超親イスラエルの敬虔なユダヤ教徒であることなど興味深い)

 「ジャレンカ大統領」の「腐敗」の中身はこれから出てくるのか。

 著者は、立法調査権を使った米下院監視・政府改革委員会(エリジャ・カミングズ委員長)の調査や連邦検察局ニューヨーク南部地区地方検事の捜査に委ねている。

 カミングス委員長は、トランプ大統領の政治資金乱用容疑でイバンカ氏やドナルド・ジュニアを証人喚問する方針であると述べている。

https://nypost.com/2019/02/28/elijah-cummings-eyes-ivanka-trump-jr-for-house-oversight-hearings/

 またニューヨーク南部地区地方検事はジャレッド氏の不動産売買で噂される不正行為に強い関心を持っている。こちらは日本の東京地検にも匹敵する怖いものなしの検事たちだ。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56119  

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コメント
1. 2019年4月16日 20:08:01 : ETdbtmk0KA : cmkxbHh5YVM0a0U=[11] 報告
私物化を 陰で目論む 愛娘
2. 2019年4月17日 15:57:25 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[586] 報告
【フルフォードレポート】
.
TAKHIROチャンネル
2019/04/15 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=q1vMFHmXELA

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