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ベネズエラは、まだ瀬戸際か? 嵐の前の静けさか(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/298.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 4 月 26 日 11:18:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ベネズエラは、まだ瀬戸際か? 嵐の前の静けさか
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-821c0d.html
2019年4月26日 マスコミに載らない海外記事


ピーター・ケーニッヒ
Global Research
2019年4月18日

 耳に痛いほどの静けさだ。嵐の前の静けさなのか、それともアメリカはベネズエラをあきらめたのか? 私はそう思わない。むしろ我々が2002年4月11日のウゴ・チャベスに対して失敗したクーデターから数えれば複数の敗北なのだが、最初の敗北後の再編成のようなものだ。

 だが、ワシントンは諦めていない。最初の強打がとんできている。ポンペオはマドゥロに言った。人道的援助のために国境を開け、さもないと。これは、いつもの「全ての選択肢があり、「人道的」軍事介入が選択肢であることを暗示している。

 ワシントン − 2019年4月10日、調査ジャーナリスト、マックス・ブルメンソールが報じているように、アメリカと南米(当然、悪名高い極悪非道なリマグループ・メンバー)の高位の政治家と軍人がベネズエラを服従させる戦略上の次の措置に関する「軍事的オプション」により、マドゥロ政府をいかに「政権転覆」するかの秘密会議を開催した。会議は「ベネズエラにおける武力行使の評価」と名付けられていた。それはワシントンDCに本拠があるネオリベ・シンクタンク戦略的国際研究センターCSISの主催だった。

 ベネズエラの国連大使、サムエル・モンカダは国連共同体の全員に対して、トランプの戦争準備を非難した。国連社会は、あらゆる法律、それ自身の議員たちによって作られた法律さえ超越するかのように振る舞っている一つのならずもの国連加盟国、アメリカ合州国の残虐行為と無法状態にますます注目している。ベネズエラに対するクーデター未遂という文脈で、世界人口のおよそ半分を代表する、ロシア、中国、インド、パキスタン、イランや更に多くを含め、約60の国連加盟国の集団が、ベネズエラを、特に国連憲章を支持している。このグループは、75年前それに基づいて国際連合が作られた国連の原則、法律と規則を、国連加盟国が尊重するよう要求し、そうした行動を強化するはずだ。これは国連の中では新しい展開だ。

 4月11日、ワシントンで、アメリカのスティーブン・ムニューシン財務長官は自称大統領フアン・グアイドに対する約50の国の支持を強化し、マドゥロ政権が「去った後」、ベネズエラをどのように支援するかで、16人の財務大臣と20の国(アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、エクアドル、フランス、ドイツ、グアテマラ、ガイアナ、イタリア、日本、メキシコ、パナマ、ポルトガル、ペルー、スペインとイギリス)の代表者と会った。本気ではないにしても、噴飯ものだ。まるで、これら頭が良いはずの人々は、ヒットラーの宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスのわなに落ちているかのようだ。嘘も十分繰り返されれば真実になる。本当に、最近の歴史では、ワシントンほど、世界支配のための操作で、ヒットラーと彼の手法を模倣している国は他にない。そして実際、誰が誰か教えていたのか、さほど明確ではないのだ。

デルシー・ロドリゲス副大統領の結果を想像願いたい

 ベネズエラのデルシー・ロドリゲス副大統領は、アメリカとコロンビアとブラジルによるベネズエラへの軍事介入準備を非難している。彼女は、世界共同体がアメリカとその手先に、ベネズエラ干渉を許すことによる災厄を世界に警告した。

 メキシコ新大統領アンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドル(AMLO)も、ベネズエラに対するいかなる干渉も同様に激しく拒絶しており、マドゥロ大統領がすでに何度も野党を招待したことがある、マドゥロ政府と反政府派間の対話調停役を彼の政府がつとめようと申し出ている。実現はしていない。ワシントンからの命令は明らかで、対話も妥協も許さず、マドゥロ政府は去らなければならないのだ。

 更によむ。アメリカによるベネズエラ攻撃は差し迫っているか?


我々は非能率的な石油産業に必要な資本を注入し、わが国のガソリン企業はベネズエラの炭化水素産業を復活させ、再びそれを儲かるようにするのを熱心に望んでいる。


 これはアメリカ国家安全保障担当補佐官ジョン・ボルトンの大胆で率直な言葉だ。この 鳴り物入りの派手な宣伝が一体どこに向かっているのか考えて見よう。もしそれが希望的観測のように聞こえるなら、それは希望的観測なのだ。

 正真正銘マスコミの英雄ではあるが、ジュリアン・アサンジは、まったく違法な理由で、イギリスで刑務所に入っている。法律は、ワシントンが適切と思う形で、ワシントンで作られ、トランプが文書に署名し、それをTVで見せると法律になり、アメリカの法律は、アメリカの家臣のような世界全体に、特にロンドンのポチ操り人形によって適用される。この些細な人間的逸脱など、どうでも良いのだ。より重要なのは、何らかの形で「体制」に取り込まれた政治家やジャーナリストが、まさにこの体制に不快を感じるようになり、いわゆる機密情報を、真実を語る非主流派メディアに漏らすことに決め、アサンジ氏の精神と、真実を語るために彼が作り出したものウィキリークスに益々反映しているように思われることだ。

 ワシントンで、4月10日に開催された、ベネズエラの運命を議論する秘密「円卓会議」がその典型例かも知れない。それに関するニュースは、4月13日、最初にGrayzoneポータルに掲載された。ブルメンソールは、この秘密「円卓会議」への高位参加者の「登録リスト」と情報とを得た。突然情報を突きつけられて、催しについてのインタビューを要求されると、リストに載っていた大半のメンバーが驚き、ぼう然とし、話をするのを拒否した。内側からの誰かが秘密会議に関する情報を漏らしたに違いない。

 まったくの別件だが、外部に情報を漏らすという概念と哲学にとって同じぐらい重要なこととして、最近の曝露、「漏えい」がある。フランス軍の誰かによる、精巧なフランス兵器が、無防備なイエメン人を攻撃し、殺すためサウジアラビアが使用したことだ。フランス、特にマクロン大統領自身が、この違法非なアメリカ-イギリス-NATO代理戦争にフランスが積極的に参加しているのを常に否定していたにもかかわらずだ。フランスの言説は、フランス兵器は、もっぱらが防御的なものだということだった。アメリカ戦争省を、国防省と呼ぶのと同じぐらい愚かなに聞こえるではないか。

 我々は漏洩ゾーン「秘密」や機密情報を漏らし、すっぱ抜く時代に入っているのだろうか? 我々の刑事免責は十分だっただろうか? もうそれを止める時期だ。何が「機密」や秘密情報だろう? いわゆる民主主義国家で、なぜ選出された政府幹部が、彼らを選出したという幻想の下で生きている国民、一層重要なことに、あるいは一層悪いことに、彼らの給料を払っている国民が知らない秘密情報を、つかんで離さない特権を与えられているのだろう。国民は我々がどれほど「民主主義」から逸脱しているか、わかっているのだろうか。どうか目を開き、これら全ての矛盾を、我々にとっての矛盾を見ていただきたい。こうした矛盾は、選ばれた、皆様が選んだと信じているエリートのために役立ち、連中の私腹を肥やし、連中の権力を増大させているのだ。

 今大衆は真実を知らなくてはならない。この新しい漏洩文化が根付くかもしれない。もしそうなれば、その高い、決して遅すぎじゃなく時。それは帝国が息を引き取りながら、あえいでいるもう一つの兆しだろう、あるいは、無法なロンドン・ギャング、警察が、病気で無防備なジュリアン・アサンジを手荒く扱う究極の犯罪を記述して、アンドレ・ヴルチェクが実に巧みに表現している通り「彼を大使館から警察のバンに引きずり込んで、帝国は既に自分の死に装束を縫い始めたことを認めたのだ。」(訳注:記事「ジュリアン・アサンジの勝利」をさしている。)

 ベネズエラの話題に戻ろう。ワシントンは諦めたのだろうか? そうでない可能性が極めて高い。彼ら最初のクーデターの企ては失敗したが。ベネズエラ軍はマドウロ政権を離脱しなかった。トランプの警告、恫喝にもかかわらず、彼らは踏ん張り、まだニコラス・マドゥロを支持している。人道的援助トラックはククタ国境で、ベネズエラに越境しなかった。実際、彼らは、配備されたマドゥロ軍が発砲するのを望んで、まさに反対派自身に火をつけられたのだ。火をつけたのは反政府勢力とコロンビア内の彼らの同盟者だった。人道的援助トラックが境界で立ち往生状態となった後、皮肉にも、ククタ市長は、この支援がベネズエラでより、ククタで必要なので、貧しいククタ住民に支援物資を分配しても良いかと、コロンビアのドウケ大統領に尋ねたのだ。

 第二に、フアン・グアイドは決してワシントンが期待したように群衆を動員できなかった。そもそもアメリカ小間使いのグアイドは、いかなるカリスマ性も欠如している。彼はベネズエラ反政府派の大多数にさえ受けない。だから彼は役立たずの死んだ馬だ。ワシントンによっての悪いチョイス。

 第三に、ロシアが静かながら、相当な力で、ベネズエラにおけるプレゼンスを知らせたから、直接軍事介入は、少なくとも現時点では、ありそうもないように思われる。中国もそうだ。中国は軍人を派遣しなかったかもしれないが、中国の立場はそうだったし、今もそうだ。ベネズエラに干渉するな。中国もロシアも、ベネズエラの炭化水素産業に対し莫大な投資をしているのだ。

 一方、既にボルトンとポンペオは、ベネズエラに加えて、地域で「社会主義」を広めるとして、キューバとニカラグアを非難した。それは彼らの犯罪なのだ。それは今明るみにでている。問題は単に石油だけでなく、イデオロギーも問題なのだ。両国は制裁されようとしている。キューバでは、外国企業がキューバで事業をするのを禁じる1996年のヘルムズ-バートン法を再発動し、彼らがアメリカで事業をするのを阻止するようにしている。加えて、オバマが制裁を解除した後、キューバ系アメリカ人が国に送金する金額が再び制限されている。大半がフロリダ在住の、亡命キューバ人が、革命後、土地を没収し、国有化したかどで、今アメリカの裁判所でキューバを告訴することが可能だ。60年後にだ。アメリカ裁判所がなぜキューバに干渉しなければならないのだろう。最近のアメリカの横柄さは途方もない悪臭を放っている。

 世界は悪臭に気づくのだろうか? ワシントンはベネズエラ二対して万策尽きたのだろうか? そのうちわかるだろう。自発的にではない。それは確実だ。だが情報漏洩者が漏洩し続ければ、それは内部者さえもが、うんざりしている兆しだ。

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 読者へのお願い。この記事を皆様の電子メールリストに転送願いたい。皆様のブログサイト上や、インターネット・フォーラムなどに投稿願いたい。

 Peter Koenigは経済学者で、地政学専門家。彼は水資源と環境専門家でもある。彼は30年以上、世界銀行や世界保健機関で、世界中で、環境と水資源について広範囲に働いた。彼はアメリカ、ヨーロッパや南米の大学で講義している。彼は、Global Research、ICH、RT、Sputnik News、PressTV; The 21st Century、TeleSur、The Vineyard of The Saker Blogや、他のインターネット・サイトに良く寄稿している。彼は事実と世界銀行での世界中での30年間という経験に基づいたフィクション「Implosion - An Economic Thriller about War、Environmental Destruction and Corporate Greed」の著者でもある。彼は「The World Order and Revolution! - Essays from the Resistance」の共著者でもある。

本記事初出は、Global Research
Copyright Peter Koenig、Global Research、2019

記事原文のurl:https://www.globalresearch.ca/venezuela-still-on-the-brink/5674826

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コメント
1. 2019年4月26日 19:08:05 : ETdbtmk0KA : cmkxbHh5YVM0a0U=[229] 報告
秘密裏に メディア通じて 脅すより

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