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リビアで譲歩して破滅を招いたメドベージェフと違い、プーチンは譲歩しないだろう(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/428.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 5 月 17 日 10:00:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

リビアで譲歩して破滅を招いたメドベージェフと違い、プーチンは譲歩しないだろう
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201905150001/
2019.05.16 櫻井ジャーナル


 アメリカ政府は世界規模で軍事的な緊張を高めようとしている。すでにユーゴスラビアを爆撃、アフガニスタンやイランへ軍事侵攻、リビアやシリアへジハード傭兵を送り込んで国を破壊してきたが、思惑通りには進んでいないようだ。ロシアや中国は勿論、アメリカの占領下にあるイラク、アメリカの属国と化しているEUも言いなりにならなくなっている。それでもアメリカ政府はシリアでの軍事作戦を続け、イランを侵略する姿勢を見せているが、アメリカ軍の内部からも無理だという声が聞こえてくる。

 イラク、シリア、そしてイランを殲滅する計画をネオコンが立てたのは遅くとも1991年のこと。ネオコンはイスラエルを作り上げた勢力と近い関係にあり、シオニストの一派。サウジアラビアもその勢力によって作られた。今、イランを中東支配の上で目障りな存在だと考えているのはこのイスラエルとサウジアラビア。この2カ国の意向に従ってアメリカ政府は動いていると言われている。

 しかし、現在のアメリカ大統領、ドナルド・トランプをネオコンと呼ぶことはできない。トランプもシオニストを後ろ盾にしているが、ネオコンとは違う派閥だと考えられるからだ。

 2016年の大統領選挙でトランプへ最も多額の寄付をしたのはシェルドン・アデルソン。アメリカのラス・ベガスとペンシルベニア、東南アジアのマカオとシンガボールでカジノを経営、日本にもカジノを作らせるように要求していた人物で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と親しい。

 ネタニヤフは1976年にマサチューセッツ工科大学を卒業してからボストン・コンサルティング・グループで働いているが、このときの同僚の中にミット・ロムニーがいた。

 1978年にネタニヤフはイスラエルへ戻るが、82年へ外交官としてアメリカへ渡る。その時に親しくなったひとりがフレッド・トランプ、つまりドナルド・トランプの父親だ。

 一方、ネタニヤフの父親、ベンシオン・ネタニヤフは1940年にアメリカへ渡り、「修正主義シオニズム」の祖であるウラジミル・ジャボチンスキーの秘書を務めた。ジャボチンスキーは1940年に死亡する。第2次世界大戦後にはコーネル大学などで教鞭を執った。

 ネオコンはロシア制圧を目標にしているに対し、ジャボチンスキー系の人びとは今でも大イスラエル、つまりユーフラテス川とナイル川で挟まれている地域を支配しようとしている。

 イスラエルではゴラン高原に続いてヨルダン川西岸を併合しようとする動きがあるが、それは序の口にすぎない。イスラエルの支配地域をイラク、シリア、イラン、レバノン、エジプトに広げると公言している活動家もいる。サウジアラビアもターゲットに含まれているはずだ。つまり、どこかの時点でイスラエルとサウジアラビアの利害が衝突する。

 アメリカは東シナ海や南シナ海では中国を軍事的に威圧しているが、中国はロシアの戦略的な同盟国であると同時にイランを支援している国でもある。ネオコンにとってもジャボチンスキー派にとっても敵になった。

 この両派にとって産油国のベネズエラは手に入れたい国。トランプ政権のクーデター工作にネオコンも賛成、従って有力メディアも支援している。

 ネオコンは自分たちのターゲットであるロシアとの関係を絶とうとしてきたが、大イスラエルを目論むネタニヤフは盛んにロシアを訪問してきた。ロシアに出てきてほしくないからだろう。

 ジャボチンスキー派と近いキリスト教系カルトのマイク・ポンペオ国務長官は5月14日にソチでロシアのウラジミル・プーチン大統領と会談したが、この訪問の目的もネタニヤフと同じだろう。ロシアをおとなしくさせるために何かを約束したかもしれないが、アメリカが約束を守らないことをプーチンは理解しているはず。

 アメリカとロシアの関係を改善することで両国は合意したというが、それでロシアが譲歩する可能性はない。2011年2月にアメリカなどがリビアへの侵略を開始、3月17日には国連の安全保障理事会でリビア上空に飛行禁止空域を設定することを認める決議が採択された。

 これはアメリカ、イギリス、フランスなどリビア侵略を狙う国が制空権を握りやすくすることが目的だということは明らかだったが、中国やロシアは決議で棄権している。このときのロシア大統領、ドミトリー・メドベージェフはアメリカとの関係回復を優先したのだが、その決定を知った当時の首相、ウラジミル・プーチンは激怒したという。アメリカが何を狙っているか誰でもわかるだろうとプーチンは考えたはずだ。今回、プーチン大統領がトランプ政権に譲歩するとは思えない。




 

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コメント
1. 2019年5月17日 11:49:07 : lmjiV8n8U6 : Q2ljTHc5SGozMi4=[1] 報告

イラン情勢では、USに巻き添えを喰わぬように、ドイツはイラクから軍を撤退する予定であり、それに倣うNATO諸国がでるであろう。

 イランーUS開戦となれば必然的にイラクも戦場となるからである。電撃作戦で帰趨が決まってしまうような戦争にはならない。地上戦は避けがたく、イラン、レバノン(意味的にはイスラエル)もまきこまれる、イラン民兵がイラクにはレバノンにはヒズボラが存在する。

 当初からのUE構成国における諸国民の反ブリュッセル官僚への反感は半端ではない、NATOが対イラン戦争で機能しうるか?仏にはイエローベスト運動が根を張ってしまっている、ノートルダムの再建にたいして、国民生活に使えと要求するのをみるに、イラン参戦にも同じようにクレームをつけるであろう。

 ボルトン氏はだいぶ入れ込んでいるようだが、彼が望むようにはならないとみている。
1230
 

2. 2019年5月17日 20:30:08 : qV2uCW30Mc : SnNHRld5TDVIZ1U=[61] 報告
突いてくる わずかな妥協が 生んだ隙
3. 無段活用[2065] lrOSaYqIl3A 2019年5月18日 21:50:25 : h2687LmABg : NUVKUlVGNVF0QkE=[52] 報告

去年のモスクワの戦勝記念日のパレードではネタニヤフ氏が主賓だったが、プーチン氏は彼を決して自分の傍に引き寄せなかった。

プーチン氏はネタニヤフ氏との間に1人の老兵を置いた。パレードを見物するときも2人は老兵を挟んで座り、無名戦士の墓に移動するときも老兵を挟んで歩いた。

老兵がどのような方かは存じ上げないが、察するにアウシュビッツを解放した兵士の1人ではなかったか。

そして、それは「今のお前たちがあるのは誰のお陰か、忘れたわけではあるまいな?」という無言の問いかけに思えた。

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