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ベネズエラ策謀をうっかりしゃべったポンペオ(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/634.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 6 月 17 日 14:39:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ベネズエラ策謀をうっかりしゃべったポンペオ
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-f81448.html
2019年6月16日 マスコミに載らない海外記事

Finian Cunningham
2019年6月8日
スプートニク

 アメリカのマイク・ポンペオ国務長官が、ベネズエラにおけるワシントンの政権転覆画策の秘密をうっかり漏らした。公式メディア言説では、アメリカは民主化大衆運動を支援していないのだ。


現職大統領ニコラス・マドゥロに対する語るに値するような反対運動は皆無だとポンペオが認めたのだ。運動は全てワシントンが企んでいるのだ。要するに、犯罪策謀だ。


 不都合な自白は、ニューヨークでの最近の密室会議におけるポンペオの軽率発言音声録音を入手したワシントン・ポストが報じたものだ。彼が不注意にもうっかり秘密をしゃべったのは目を見張るほどのオウン・ゴールだ。

 会議はトランプ政権の中東政策を含め、広範囲な国際的話題に関してユダヤ人集団と行われた。ポンペオは彼の発言が録音されていることに気付いていないようだ。彼の発言は、ベネズエラで「民主主義を支援している」というトランプ政権が発表する歪曲広報を一掃する、率直な厳しい現実説明なのだ。
それはベネズエラ政府に対するロシアの断固たる支持と、この南米の国に対するワシントンによる干渉へのモスクワの一貫した非難の正しさの証明でもある。

 油断した発言で、ベネズエラのいわゆる反政府派のふがいなさに対してポンペオは批判的だ。アメリカが支援した運動が、支配権を得ようと競う政界実力者たち言い争っているために失敗したことを彼は指摘している。控えめな調子の言葉で、アメリカ外交官トップは、ばらばらな反政府派を組織化するワシントンの取り組みは「恐ろしいほど困難なことが分かった」と嘆いているのだ。


ポスト報道によると「反政府派を団結させておくという我々の難題は恐ろしいほど困難なことが分かった」とポンペオは語っている。「マドゥロ[大統領]が辞任した瞬間に、皆が手を上げ「私を選んでくれ、私が次期ベネズエラ大統領だ」というだろう。マドゥロの正当な相続人だと信じる連中は40人以上いる」。


 これは驚くべき失言だ。このアメリカ当局幹部がうっかり言ったのは、自称「暫定大統領」フアン・グアイドがベネズエラ国民の大衆的支持がないという露骨な確認だ。

 今年1月、マドゥロが二期目の任期で大統領に就任した数日後、グアイドは彼自身を「暫定大統領」だと宣言した。すぐさま、ワシントンは、グアイドをベネズエラの「正当な大統領」として認めると発表した。

 他の中南米諸国や大半のヨーロッパの国々も素早くワシントンの政策に習った。

 にもかかわらず、ロシアと中国を含めて国連加盟諸国の圧倒的多数は、マドゥロを正当な民主的に選出された大統領として認め続けている。


実際、ワシントンが、政権転覆という違法な狙いでベネズエラの主権問題に干渉したと、モスクワは激しく非難した。今週、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、アメリカのベネズエラの政策は「大惨事」を招くと警告した。


 事実上、ポンペオは、ワシントンがベネズエラの政治的緊張を画策し、失敗していることを率直に認めているのだ。
 この当然の帰結は、マドゥロ政府に対するいわゆる反政府派が選挙で選ばれた当局に対し、いかなる大規模大衆抗議行動も動員できなかったことだ。4月30日、アメリカが支援する人物フアン・グアイドが率いた軍クーデター未遂は、さえない大失敗で終わった。

 アメリカ・メディアが拡声した、何カ月にもわたる大衆蜂起の呼びかけにもかかわらず、ベネズエラ国民は、政府に忠実か、少なくともグアイドによる反乱の呼びかけには無関心なままだ。

 反政府運動の牽引力の明らかな欠如は、ポンペオの最近の自認を考えれば容易に理解できる。それは反政府運動に大衆の支持がないためだ。運動は政権転覆を狙うワシントンの企みによる絵空事だからだ。

 録音された発言で、マドゥロの昨年5月再選のずっと前から、グアイドが今年早々、自身を「暫定大統領」だと宣言する前から、確かな野党を活性化するアメリカの取り組みが行われていたこともポンペオは認めていた。


「これがトランプ大統領がしようとしていたことの中心にあったものだったので、私のCIA長官就任以来、反政府派をまとまらせるために、我々は様々な宗教組織を支持しようとしてきた」。


 ポンペオは2017年1月、CIA長官に任命され、後に、2018年4月、国務長官になった。マドゥロは2018年5月に、どの競合候補者が得たより遥かに多く、ほぼ68パーセントの得票で再選された。いわゆるアメリカに支援された反対派は、選挙をボイコットし、選挙で争うことさえしなかったのだ。

 ワシントンが、これまで20年にわたり、社会主義者のウゴ・チャベス前大統領、その後は彼の後継者マドゥロを追い出すためベネズエラで政情不安を醸成していることは長い間推測されていた。

 だがポンペオ発言は、いわゆるグアイドの「暫定大統領」は単にワシントン策略の結果に過ぎないことを裏付けている。ワシントンは、本物の、自発的な反政府派の人物を支持しているのではない。むしろワシントンは、この切り紙細工のような取るに足らない人物を作り出したのだ。問題は、さ細なライバル関係と、大衆衆的支持基盤の欠如が、クーデター成功を画策するアメリカの製造工程を混乱させたことだ。

 いくつか破滅的な結論を描くことができる。


マドゥロ大統領は合法的権力ではないというトランプ政権の空想的な主張は根拠がない。マドゥロは自由で公正な投票で過半数に再選された。彼には国民の支持がなく、民主的な過半数を弾圧しているというワシントンの主張には根拠がない。


 民主主義を支援するという建前で、ワシントンがベネズエラに課している経済封鎖は、いかなる法的、道徳的正当化は無効だ。実際、アメリカ制裁によってひき起こされる、大多数の貧しいベネズエラ人の社会混乱や人間的苦しみで、ベネズエラに対する侵略犯罪でワシントンは完全に有責となる。

 ベネズエラに対して軍事力を使用するというトランプ政権による恫喝も侵略犯罪にあたる。「民主主義を支持するための」「軍事的選択」という口実が真っ赤な嘘なのは明らかだ。プーチン大統領が警告したように、それはベネズエラと全中南米地域にとって理不尽に悲惨なことになる。
 ベネズエラを不安定化し餓死させるワシントンによる犯罪的政策の本当の目的は、明らかに、この南米の国の、地球最大の埋蔵量と推定されている豊富な石油資源を搾取するためカラカスに傀儡政権を据えることだ。トランプのタカ派ジョン・ボルトン国家安全保障担当補佐官は、以前この目的を宣言している。ポンペオが、幻想の存在しない民主化運動を認めたことは、アメリカ侵略の本当の狙いを裏付けている。

 フアン・グアイドのような反政府派、より正確には「飾りの置物」は、扇動と反逆罪のかどで起訴され得る。

 更なる結論は、イギリスやフランスやドイツなど、ヨーロッパの主要国を含め、ベネズエラに対する、ワシントンのいじめ干渉に譲歩した全ての政府は、恥ずかしさでうなだれるべきなのだ。連中は違法侵略や国連憲章の甚大な違反で共謀しているのだ。

 皮肉にも、アメリカやイギリスやフランスは国連安全保障理事会常任理事国だ。ベネズエラが主張する通り、彼らは道徳的仮面で変装している犯罪人集団以外の何ものでもない。

 Finian Cunninghamは、国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。彼は農芸化学修士で、ジャーナリズムに進むまで、イギリス、ケンブリッジの英国王立化学協会の科学編集者として勤務した。彼は音楽家で作詞作曲家でもある。20年近く、ミラーやアイリッシュ・タイムズやインデペンデント等の大手マスコミ企業で、編集者、著者として働いた。ジャーナリズムにおける妥協しない誠実さに対するセレナ・シム賞受賞者(2019)。

 本記事で表明される見解や意見は、もっぱら著者のものであり、必ずしもSputnikのものではない。

記事原文のurl:https://sputniknews.com/columnists/201906081075731447-pompeo-blabs-venezuela-plot/

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コメント
1. 2019年6月17日 20:27:14 : D0QUl32qUN : OWczZmhIbUhDL3c=[472] 報告
失敗に 終わり漏らした でっち上げ

漏らすのも トカゲの尻尾 切るためか?

2. 2019年6月17日 22:08:35 : 2JaH4EYIzs : UkJKTHFDNElkSGs=[2] 報告
私としては、ベネズエラのマドゥロorグアイドのいずれを支持するかが
その国の評価のリトマス紙ですね

イタリア、アイルランド、ノルウェーの対応に高評価(この3国、覚えておこう)

参照
欧州主要国、ベネズエラ暫定大統領を承認 中南米諸国も支持
https://jp.reuters.com/article/venezuela-politics-europe-idJPKCN1PT1LQ

3. 2019年6月17日 22:54:52 : 8sJNXLyBOo : UnJoRk55RWhJb2M=[8] 報告
これうっかりか意図的か?
4. 2019年6月18日 07:10:28 : hHRyrQsPsY : Nk5rVnVxSUM2Vk0=[155] 報告
WaPoが6/5、RTが6/6に大大的に取り上げた記事。日本語で拡散してくれたのには感謝するがやっぱり遅い。日本語の世界は英語の世界に比べて、情報量が十分の一でかつ10日遅れという感じ。しかも、大手CIAマスコミは、書いても必ず(例外なく)歪曲する。日本メディアのベネズエラ情報は殆ど歪曲されている。ベネズエラだけでなく、イラン、シリア、ロシア、中国、香港、、、などに関する情報は殆ど歪曲されている。

香港の百万人デモだのというのもおかしな話だ。香港は現在、犯罪者引き渡し協定を英、米、カナダなど20カ国と結んでいる。中国本土だけが入っていないのだ。香港に逃げてきた犯罪者を英米などに送致できるが中国はダメとなっている。思い出すのはスノードン事件だ。スノードンは犯罪者ではないが、アメリカはあらゆる理屈で犯罪者にするから、データを盗んだといって犯罪者にされるのは99.99%間違いない。あとは香港政庁の正義感の強さだけがスノードンの命のツナだったが、危ないのでアイスランドかどこかに行こうとした。その途中でなんとパスポートを無効にされてしまった。モスクワ空港のトランジットエリアに雪隠詰めにされてしまった。それに対してパスポートを人道的にプレゼントしてくれたのがプーチンだった。

香港は1997以降は中国の一つの都市(行政区)だ。例えば、東京で殺人を犯した犯人が大阪に逃亡しても大阪府警は警視庁に身柄を引き渡すことができない、などという話があってよいだろうか。

数年前の雨傘運動のときは、結局、アンソン・チャン(パッテン植民地時代に美味しい思いをした。返還後は不満)などリーダーがことごとく米国務省参加のNEDとつながっていたことがバレ(動画がリークした、資金をもらっていた銀行の帳票までリーク)て、運動は潰れた。今回はまだそういうスモーキング・ガンは今日現在バレていないが、状況証拠からすれば、ポンペオのベネズエラ発言と同じくらいミエミエだ。相手を犯人と決めつけるクライテリアは、アメリカがロシア中国イランなどを決めつける場合とその逆方向とでは全く違うが、前者の方向のクライテリアを香港の百万人デモに当てはめて考えると、裏でNEDが操っているのは間違いないと言ってよいだろう。

5. 2019年6月18日 10:54:59 : Ye6rWhFDQo : aTBYYW50UldiZDI=[210] 報告
ポンペオちゃん、それは日本でして・・
6. 2019年6月18日 17:50:54 : 2YqP2jr0ae : cS5IaEVoR1pvL28=[40] 報告
ア●リカ国過激派の、
ヒトゴロ●主権者の皆様!

香港の皆様に負けずに、ヒトゴ●シ責任者の皆様に
殺される前に、
やっちゃってくださいネ!

それまで、
出てコンデヨシ!

そんなに殺したいなら、
国内でやってください!
いくらやっても、もうカマイマセン!
しっかりと皆殺しで
世界が平和になるので、
よろしくお願いします。
ついでに、
いつもスイマセン!
公権力で拉致監禁した女性重役や、奪ったお金や、殺したお命、
全部、主権者の皆様で、
返してくださいネ!
ゼンブ、かえせーヤ〜!

根の腐ったアメ●カ人!
さっさとしてください!
よろしくお願いします。

7. 2019年6月19日 14:42:40 : hHRyrQsPsY : Nk5rVnVxSUM2Vk0=[156] 報告
ニュースなんて、都合の悪い部分を隠して都合の良い部分のみを報じれば、悪を善に装うことなど朝めし前だ。TBSの報道特集なんて毎週それをやっている。メディアリテラシーというのはオルタナティブを持つことだが残念ながら日本語の世界では殆どない。

日本のマスコミ11社はもちろん全社が、そして欧米メディアも殆どが、「マドゥロ悪、ウァイド善」と報道してきたが、あまりにタマが悪かったので、いまやウァイドの素性はすっかりバレてしまった。

今日のRT、「米が支援する反体制派、人道支援資金の横領を見られる」
https://www.rt.com/news/462175-guaido-aides-embezzled-aid/

香港の雨傘運動の時に、アンソン・チャンたちがNED(CIAの姉妹組織)から支援を受けていたのがバレたのと同じパターンだ。

8. 2019年8月26日 13:34:40 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[2708] 報告
2019.08.23 (13:32) │ 共和国,外交 │

駐朝ベネズエラ大使館が開館

朝鮮中央通信によれば、朝鮮駐在ベネズエラ大使館が21日、開館した。

同日行われた開館式には、ベネズエラのルベン・ダリオ・モリナ外務次官と一行、マウリシオ・アンドレス・バルディネト・タタ駐朝ベネズエラ臨時代理大使が参加した。朝鮮の朴明国外務次官、関係者と駐朝諸国の外交代表、大使館員が招待された。

http://chosonsinbo.com/jp/files/2019/08/korftp_01_R-1.jpg
21日、開館式が行われた(朝鮮通信=朝鮮中央通信

李容浩外相は22日、表敬訪問したルベン・ダリオ・モリナ外務次官一行と面談した。

また、同日、朴明国外務次官とベネズエラのルベン・ダリオ・モリナ外務次官との会談が行われ、両国の情勢が相互通報され、双務関係を各分野にわたっていっそう拡大、発展させていくための具体的な問題が討議された。

19日から訪朝しているルベン・ダリオ・モリナ外務次官一行は滞在期間、チュチェ思想塔や祖国解放戦争勝利記念館、平壌産院乳腺腫瘍研究所など、平壌の各所を見て回った。

昨年11月、最高人民会議常任委員会の金永南委員長(当時)を団長とする朝鮮代表団はベネズエラを公式訪問し、ニコラス・マドゥロ大統領と面談。朝鮮は、大統領の承認問題でベネズエラの内政が混迷する中でもベネズエラ政府と人民に対する支持を表明してきた。

(朝鮮新報)
http://chosonsinbo.com/jp/2019/08/23suk-6/

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