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焦点:トルコのシリア侵攻、ロシアの中東戦略に希望とリスク トルコ、シリア侵攻で自縄自縛か 米制裁なら経済に打撃
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/516.html
投稿者 鰤 日時 2019 年 10 月 11 日 14:58:44: CYdJ4nBd/ys76 6dw
 

トップニュース2019年10月11日 / 14:22 / 9分前更新
焦点:トルコのシリア侵攻、ロシアの中東戦略に希望とリスク
Andrew Osborn Tom Balmforth
2 分で読む

[モスクワ 10日 ロイター] - トルコが9日、国境を越えてシリアへの軍事作戦を開始した。中東地域への影響力拡大をねらうロシアにとって、米軍引き揚げの隙を突く貴重なチャンスと言える。だが、プーチン大統領に近い関係者からは、トルコの軍事行動が長期化するほど、ロシア外交のリスクは増大するとの警告も聞こえてくる。

複数の関係者によると、プーチン氏は、トルコのエルドアン大統領からシリアのクルド人武装勢力を掃討すると事前に知らされた。その電話会談で、プーチン氏は期間と規模の両面で掃討作戦を限定的なものにとどめるよう強く希望したという。

「この対立は解消が早ければ早いほど、誰にとっても有益だ。トルコ側は、シリア政府軍と地上でぶつからないよう全力を挙げてほしい。ロシア兵との衝突はなおさらやめてもらいたい」と親プーチン派のロシアの有力上院議員、アンドレイ・クリモフ氏は言う。

<軍事支援と和平協議のかじ取り>

ロシアには微妙なかじ取りを迫られている。

同国はアサド政権が8年間の内戦で失った領域を空軍力を駆使して全て取り戻す手助けをするとシリアに約束し、国土の一体性が重要だと繰り返してきた。

一方、ロシアはトルコやイランと協力してシリア内戦の和平も進めている。和平を実現すれば、シリアの政治体制を左右する力を得るとともに、戦争するばかりではなく地域紛争を解決する力もあるということを証明できる。ロシアにはそうした期待がある。

だた、ロシアの和平への取り組みは「まやかし」で、アサド政権の正統性を取り戻し、欧州連合(EU)やペルシャ湾岸諸国からシリア復興資金を呼び込む手段にすぎないとの批判も聞かれる。

それでもプーチン政権にとって、内戦終結はロシアが中東で新たな政治力を確立することを意味する。特に米国がこの地域と距離を置こうとしている今、ロシアは自分たちの勢力扶植に躍起となっている。

<トルコの強硬作戦にはくぎ>

トルコ政府は、シリアのクルド人武装組織「人民防衛隊(YPG)」について、トルコ国内の反体制的なクルド人勢力と関係があるとの理由で「テロリスト集団」とみなしている。エルドアン政権による掃討作戦が長引いたり、泥沼化する可能性もある。そうなるとロシアの外交的な努力が水泡に帰すかもしれない。

全ての関係者は自制して欲しい、とプーチン氏側近のユーリ・ウシャコフ氏は言う。同氏は10日、「政治的な和解達成のために講じられた措置に打撃を与えないような現実的手段を慎重に考えることが重要だと思う」と強調。ロシアがお膳立てしているシリア憲法委員会の29日の初会合が滞りなく行われるよう求める一方、トルコの攻撃で市民に被害が出るのはロシアにとって受け入れられない、とくぎを刺した。

ロシアのラブロフ外相は10日、同国は既にシリア内戦の解決プロセスにおいて仲介者の役割を担っていると明言した。

このプロセスでは、トルコとシリアの協議、またアサド政権と国内のクルド人との協議が重要になる。シリアはトルコの国外への撤退を求めている。また、アサド政権は国内のクルド人が求める自治権を認めてこなかった。二つの難しい協議をロシアがそれぞれ取り持つ可能性があるということだ。

ラブロフ氏は記者団に、シリア政府とクルド人はいずれもロシアの行動を熱望していると指摘し、仲介を試みると表明した。

<成功すればプーチン氏に「相当な得点」>

英王立国際問題研究所(チャタムハウス)のMathieu Boulegue研究員は、イスラエルやイラン、トルコ、クルド人勢力、シリアのアサド政権などこの地域の全ての当事者に対して同時に話ができるのは、恐らくロシアだけだろうとの見方を示した。

プーチン氏にすれば、各方面の仲介が成功すれば相当に意味のある政治的な得点になる。

ロシア外務省系のシンクタンク、ロシア国際問題協議会のアンドレイ・コルチュノフ所長は「プーチン氏が事態収束にこぎ着ければ、それは大きな政治的勝利とみなされる」という。「プーチン氏は米国が手に負えなかったのにわれわれが成し遂げたと主張するだろう。ロシアの和平アプローチの方が、地政学的な敵対勢力の行動よりも有効だという意味にもなる」。

今後のロシアの動きについて、元外交官のウラジミール・フロロフ氏は、トルコの軍事作戦が限定的なものにとどまり、和平への取り組みを阻む公算が小さいことがわかれば、ロシアは容認しそうだ、とみている。

また同氏は、たとえトルコが作戦を拡大しようとして和平プロセスに影響が出そうであれば、ロシアはシリア国内に配備した防空システムと航空基地によってその企図をくじくことができると明言した。
https://jp.reuters.com/article/russia-middleeast-turkey-idJPKBN1WQ0F0


トップニュース2019年10月11日 / 14:07 / 24分前更新
焦点:
トルコ、シリア侵攻で自縄自縛か 米制裁なら経済に打撃
Jonathan Spicer Nevzat Devranoglu
2 分で読む

[ベイルート/アンカラ 11日 ロイター] - トルコはシリアでの軍事作戦によって自縄自縛に陥るかもしれない。米議会の共和党指導部は対トルコ制裁をちらつかせており、実現すれば景気後退から立ち直りかけた同国経済は打撃を被りかねない。

トルコは1年前、米国による制裁と関税が一因となって通貨危機に陥ったが、ここ数カ月は通貨リラが落ち着きを取り戻してインフレ率も下がり、経済は過去20年で最悪の景気後退から脱した。

しかしシリア北部からの米軍撤収と、トルコ軍によるクルド人勢力への攻撃開始を嫌気し、通貨リラは足元で約4カ月ぶりの安値を付けている。

トルコ中央銀行は貸し出しを促進するため7月から利下げを開始し、追加利下げも期待されていたが、10日までに期待はかなり後退した。

トルコ軍による軍事作戦が泥沼化するようなら、経常収支赤字の拡大や資金調達コストの上昇、観光への打撃などのリスクが生じる。

しかし、トルコ資産にまだ織り込まれていない最大の脅威は、米共和党議員による制裁の動きだろう。

普段はトランプ米大統領の強力な擁護者であるリンゼー・グラム上院議員は、大統領による米軍撤収の決断を批判。9日には民主党議員らとともに対トルコ制裁の枠組みを明らかにした。

提案はエルドアン大統領らトルコ高官の資産を標的にしているほか、ビザ(査証)発給の制限、トルコとの軍事関連取引や同国のエネルギー生産支援に携わった者への制裁を盛り込んでいる。

グラム氏の案によれば、トルコは米国の反対を押し切ってロシア製ミサイル防衛システム「S400」を購入した件を巡っても、幅広い制裁を科される可能性がある。

<脆弱な経済>

コメルツバンク(フランクフルト)のFX調査責任者、ウルリッヒ・ロイヒトマン氏は、より幅広い制裁を科されれば「トルコ経済の景色は一変し、昨年の危機で脆弱になった経済がまた景気後退に陥る可能性も覚悟せざるを得ない」と言う。

米議会がグラム議員の案を承認するか、またトランプ大統領が拒否権を発動した場合に3分の2の賛成を得てそれを覆せるかは、定かでない。

トランプ氏は今週、トルコがシリア問題で一線を超えればトルコ経済を「壊滅」させると述べたが、その真意は明らかにしておらず、同氏が制裁を支持するかどうかも分からない。

トランプ氏は昨年、トルコに拘束した米国人牧師の解放を迫り、限定的な制裁と一部輸入品の関税引き上げを実施した。

<リラ下落、利下げ予想後退>

リラは昨年30%近くも下落した。今週に入ってからは3%超下がり、1ドル=5.90リラに近付いている。トレーダーによると、どの水準まで下がれば国有銀行が介入を始めるかは不明だ。

今週はトルコの債券と株も急落し、主要株価指数は5%以上の下落となった。

トルコの上級バンカーは「米国との関係は重要な懸案事項だが、まだ予想がつかない」と述べ、米国でエルドアン氏とトランプ氏の会談が予定されている11月13日までは少なくとも、懸念が続くとの見方を示した。

短期金融市場では先週まで、現在16.5%の政策金利が年末に13.5%まで下がると予想されていた。しかし、現在は、利下げ予想が後退し、市場が織り込む年末の水準は15%となっている。

FILE PHOTO: A merchant counts Turkish lira banknotes at the Grand Bazaar in Istanbul, Turkey, March 29, 2019. REUTERS/Murad Sezer
<民族主義>

トルコ軍のシリア侵攻により、同盟国である米国との関係に新たな緊張が走った。しかし、エルドアン氏はトランプ氏との間には「別種の信頼」があると述べている。

米議会が新たな制裁を決めれば、トルコで反感を巻き起こしかねない。エルドアン氏は9日、侵攻を非難した欧州諸国を批判し、民族主義的な感情を鼓舞する演説を行った。

オックスフォード大の客員講師、ガリップ・ダレー氏は「目下、トルコの民族主義熱はうなぎ上りだ」と指摘。米議会が制裁を承認すれば、「アンカラの市民は(ミサイル防衛システムを購入して)ロシアに近付いた決断は正しかった、自分たちにトランプ氏は同情的だが、ワシントンの他の支配者層である米議会は敵対的だと確信するだろう」との見方を示した。
https://jp.reuters.com/article/turkey-economy-kurd-idJPKBN1WQ0C6  

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コメント
1. 2019年10月11日 15:14:31 : OO6Zlan35k : L3FGSWVCZWxFS3c=[236] 報告

平和を壊すのは簡単だが

再構築するのは大変なコストがかかるという好例

ロシアには頑張ってもらいたい

2. 2019年10月11日 19:01:05 : fG31PJakfk : ZHRkQVNRQ2hrbEE=[29] 報告
長期化を 怖れるロシア 釘を刺し

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