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サウジアラビアは門戸を開きつつある。行ったら何が見られるだろう?(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/525.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 10 月 14 日 14:31:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

サウジアラビアは門戸を開きつつある。行ったら何が見られるだろう?
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-f796f1.html
2019年10月14日 マスコミに載らない海外記事


2019年10月7日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 サウジアラビア王国は世界に門戸を開きつつある。宗教巡礼者(つまり正式なイスラム教徒)か、NATO軍人か、現地企業かサウジアラビア政府に招かれた実業家男性か女性でなければ入国ビザを受けとることは絶対不可能だった。たとえビザを承認されたとしても、ビザには数百ドルもかかり、とんでもなく高価だった。唯一の逃げ道は、オマーンあるいはバーレーンからヨルダンまでドライブする人々向けの「通過ビザ」だった。

 観光は、サウジアラビア王国訪問の理由として認められていなかった。観光ビザは決して発行されなかった。以上、終わり。

 それが突然、全て、まさに2019年9月末に変化したのだ。サウジアラビア政府は、ロシア連邦と中華人民共和国(香港とマカオを含め)と、アメリカ、カナダ、欧州連合の全ての国民を含め、49国籍の人々向けに、e-ビザを導入したのだ。

 全てが簡素化された。リヤド(首都)やジッダやダンマームの、かつて粗雑だった国際空港は信じ難いほど改装された。今は愛想の良い女性(まだヘジャブをまとっている)が完ぺきな英語で、初めての訪問者を審査し、指紋を採取し、写真を撮り、サウジアラビアに歓迎している。審査ブースの壁には評価ボタンがある。「我々の対応はいかがでしょう?」素晴らしいから酷いまで。今リヤド空港は清潔で、明るく、快適だ。

 今首都中いたる所で、外国人女性は髪を完全に出して歩いている。空港、リヤドの全ての主要ホテル、オフィスビル、贅沢なショッピング・センターの中でさえ。

 王室は世界に明確なメッセージを送っている。事態は急速に変化している。サウジアラビアは数年前のものではない。今、女性は運転でき、外国人(少なくとも豊かな国の人々)は入国でき、女性の服装規定は益々緩和されている。

 何十年間もほとんど絶滅していた後、「芸術」や「文化」などの言葉が、現地の言葉に再び表れた。

 サウジアラビアには様々な問題がある。汚職や、中産階級の増大する不満や、貧しい人たちの大きな絶望や、石油価格や、イエメンのフーシ派による越境報復攻撃や、シリア内にいるサウジアラビア過激派同盟者の差し迫る敗北や、カタールとの長期対立や、石油輸出に基づいた、まだ多角化されていない経済の弱さなどがある。

 ちょうど一年前、ジャーナリストのジャマル・カショギを切り刻んだ後、サウジアラビア王国は突然世界のあらゆる場所から強い批判を受けた。

 何万人もの無辜のイエメン人の絶え間ない殺戮は世界中の進歩派の激怒を引き起こした。

 リヤドの支配者は多くの事を再考しなければならなかった。彼らは計算し、最善の行動は、国を開放して、基本的に、王国は多くの人々がそう思っているほど「酷く」ないことを実証するだという結論に至ったのだ。

 危険は大きい。この戦略は本当に機能するだろうか? それとも裏目に出るだろうか?

***

 政治は別として、サウジアラビアは「特異な場所」で、確かに万人向けではない。

 当然の功績を認めれば、サウジアラビアはナツメヤシの実や美味しい果物を生産し、いくつかの衝撃的な眺望や果てしない砂漠や砂丘とオアシスがある。サウジアラビアは城と要塞が沢山あり、もちろんイスラムの発祥地として、いくつか信じ難い史跡もある。

 数年前、中国、北京の国立博物館はサウジアラビア王国の何千という歴史的遺物や画像を展示した。見学した人々にとっては、途方もなく大きな発見だった。

 不幸にも、中国で見ることができたものが、リヤドやジッダやメッカやメディナで常に見ることが許されるというわけではない。

 サウジアラビアの過激なワッハーブ主義は、何十年間も、神聖と認められない全てのものと戦ってきた。音楽、映画、非宗教本、動物の画さえも。

 この宗教的過激主義は、世界のあらゆる場所に輸出された。逆説的で、奇怪なことに、それは欧米、特に北アメリカ「文化」と絡み合っている。極端な資本主義が王国中いたる所で繁栄している。更なる石油、更なるキッチュ。

 豪勢なショッピング・センターや、ひどい設計の高過ぎるホテルや、自動車文化や、マクドナルドやダンキン・ドーナッツやピザハットのような安いアメリカ・レストランに比べれば、巨大なイスラム教記念碑も小さく見える。

 隣接するドバイやドーハやマスカットと比べてさえ、ダンマームやジッダやリヤドのような大都市には、ほとんど何らの都市計画も接続性もない。

 インディペンデント紙によれば、


「初期イスラムと結び付いた場所の破壊は、特に聖都メッカとメディナの周辺、主に西サウジアラビアのヒジャーズ地方で進行中の現象だ。破壊は、イスラム預言者ムハンマドや、多くの初期イスラム創設者たちと結び付いたモスクや墓地や家に集中している。」


 大金持ち巡礼者向けの俗悪なショッピング・センターと5つ星ホテルが、今やメッカの最も神聖な場所を、文字通り包囲している。

 だが破壊されているのは、宗教的な場所だけではない。

 この最近の訪問の間に、私はリヤドから約20キロ、ユネスコに指定された、かつては衝撃的な世界遺産だったディルイーヤのトライフ地区にドライブした。この初代サウジアラビア王朝の場所は「改修中」だった。つまり伝統的な家や古の通りや広場や中庭の区域全体が「区画整理されていた」。破壊されていたのだ。近代的ショッピング・センターが建てられていた。間もなく、より多くの地域で、偽の建物が取って代わるだろうと言われた。既にトライフ地区は「サウジアラビアのビバリーヒルズ」とあだ名がついている。

 今後どうなるか誰も知らない。だが一つ確実なことがある。もしサウジアラビア支配者が、経済多角化のために、欧米やロシアや中国や日本からの観光客を引き付けようと望むなら、渋滞した道路やショッピング・センターや壊れた歩道や安っぽいホテルやレストラン以上のものを提示しなければなるまい。

***

 サウジアラビアは少なくとも理論上は(カタールほど金持ちではないが)極めて金持ちだ。だがサウジアラビアは、スラムから、彼らを食い物にするマフィアのために、より良い収入を生み出すよう、マイカー運転者の哀れみを呼び起こすために、若い時に腕を切断された乞食に至るまで、絶対の苦難に満ちている。

 多くの贅沢なショッピング・センターには、上流階級の夫人用のセクシーな、ほとんどポルノ的な下着店がある一方、主に亜大陸やアフリカやフィリピンからの何百万人という肉体労働者が、母国の状態と、さほど違わない貧困で暮らしている。

 政治的に、サウジアラビアは、イスラエルとともに、アメリカの友好国だ。

 そしてそれは目に見える。カタールの二倍の高いリヤドの有名な5つ星ホテルで、彼らは、ステレオタイプ的な西洋の「開発型」傲慢に、どんな恥ずかしさもなしで、公然と、支部に講義をしている。

 ビザ制限は緩和されたが、サウジアラビア王国での大規模観光事業は、まだ想像するのは困難だ。国は平均の予算に関して、歴史鑑識家のために、あるいは人々のために、文化志向のタイプのために準備ができていない。

 ここでは歩きようがない。語るべき公共輸送手段は、まだない。全てマイカーのために設計されているので、タクシーをつかまえることさえ困難だ。

 価格は驚異的で、サービス品質は非常に非常に低い。犯罪率は最高だ。

 外国人に来るよう説得するには、しばらく時間がかかるだろう。

***

 だが世界をサウジアラビア王国に呼び込む試みが行われている。変化の雰囲気が漂っている。

 リヤドの国立博物館はその扉を開いた。展示品は控え目に言っても、極めて貧弱だが、建物は立派だ。本の選択は非常に限定されているとは言え、新しい国立図書館は見事だ。様々な研究所は、主に王室の活動を強調している。新しい大量高速輸送システムが建設されているが、それがいつ使用可能になるかは誰も正確に知らない。

 私はこの複雑な国に関心がある。私は再訪し、更に多く理解したいと願っている。何年もの間、私はワッハーブ主義と、イギリスやアメリカとの破壊的な同盟について書いている。また正直に言って、私は砂漠と、そこに暮らす人々にずっと魅せられている。

 イランのPress TVへの頻繁な出演を含め、サウジアラビア王国の外交政策に対する私の厳しい批判を考え、この訪問を多少心配していたが、私は「e」ビザでなく「正式」ビザを得て、結局悪いことは何も起きなかった。会った人々は親切で率直だった。今私はコロンボ行きのスリランカ・トランス・パシフイック機内で元気でこの記事を書いている。

***

 多角化はサウジアラビアの人々にとって、極めて好ましいものになり得る。ロシア・中国両国が今本格的に参入しており、観光事業や他の部門と同様、間もなく、両国からサウジアラビア石油産業に大規模投資がなされるだろう。中国とロシアの人々は好奇心旺盛で大胆だ。彼らはやって来る。多くの人がやって来る。サウジアラビア人はそれを知っている。

 リヤドの国立博物館で、受付係が、英語で、どこからきたのか尋ねた。「私はロシア人です」と答えた。彼は数秒ためらい、微笑みながら言った。「プリヴィエト! カク・ジェラ?」 (「こんにちは、お元気ですか?」)多分彼は、世界のあらゆる言語で挨拶するため、こうした数語を学ばなければならなかったのだ。あるいは多分そうではない。彼はロシア語を勉強していたのかも知れない。

 サウジアラビア王国の支配者は非常に隠し立てする人々だ。今後数年で、この国がどの方向に向かおうとしているのか誰も本当に知らない。サウジアラビア王国はいつか「中立」になれるのだろうか? 私にはわからない。

 だが一つ確実なことがある。何かが動いており、醸成しており、進展しているのだ。サウジアラビア王国は、五年前と同じ国ではない。将来、おそらく今から五年先には、サウジアラビアは、今とは似ても似つかないものになるかもしれない。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼は Vltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/10/07/saudi-arabia-is-opening-its-doors-but-what-will-you-see-once-there/

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