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アメリカは、なぜまだシリアを制裁しているのだろう?(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/845.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 6 月 20 日 18:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

アメリカは、なぜまだシリアを制裁しているのだろう?
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-60aa27.html
2020年6月20日 マスコミに載らない海外記事


2020年6月18日
Tony Cartalucci
New Eastern Outlook

 中国メディアは、シリアに対する制裁を撤廃するようにというアメリカに対する北京の最近の要求を強調した。

中国使節、アメリカにシリアに対する一方的制裁を撤廃するよう要求」という題名の記事で中国CGTNはこう報じている。


火曜、中国使節、アメリカにシリアに対する一方的制裁を即座に解除するよう要求。

長年の経済封鎖が、シリア国民、特に女性と子供に途方もなく大きな困難をもたらしている。食品価格を含め急騰する商品価格とシリア通貨デノミで、ひき起こされた苦しみは、全国的に一般人にとって大変な負担だと、中国の張軍国連大使が述べた。


 経済的にシリアを援助し、ダマスカスに狙いを定めたアメリカ制裁に挑戦する中国の試みは、シリア政府に対する、アメリカ率いる代理戦争への、アメリカが武装させている反政府組織をシリア全土で殲滅する上でのロシアの主導的役割など、モスクワによる直接的な軍事介入を含めたロシアの公然の反対に続くものだ。

 シリアに対するアメリカ制裁がずっと以前に紛争におけるアメリカ介入のための動機づけと主張されていることなき後も生き残った − シリアの人々の民主的な念願を支持して、シリア政府によって人権侵害と主張されていることに反対するというクレーム。

 2011年以前に、抗議行動の計画から、2011年の街頭抗議行動を、破壊的代理戦争に移行させるため、シリアで、過激派闘士を武装させ、派遣したことを含め、アメリカが意図的に紛争を画策したことは議論の余地なく明らかにされている。いわゆる「自由の戦士」が、アルカイダやその多くの分派を含め、実際、様々なテロ組織から集められた過激派だったこともずっと前から明らかだ。

 シリアの治安作戦が、シリア政府に対するアメリカ「代理部隊による攻撃」と、最終的には直接の米軍攻撃に反撃するものだったことが明らかになった今、制裁は、シリア国家を崩壊させるためのアメリカの取り組みの経済的要素に過ぎなかったことは明らかだ。どんな形でも、シリア国民を援助したり、支援したりするな。

 そして、もちろんシリアに対するアメリカ制裁は、全てのシリア人の生活を困難にした。紛争中、終始シリア政府を支持し続け、シリア政府に支配される地域に暮らし圧倒的多数の人々から、最終的に、武器を引き渡し政府軍に降伏した、アメリカに支援されていた過激派闘士まで、 全員が、国家再建の上で、経済的苦難と困難な道に直面している。

 そこで、アメリカが最初にシリアに制裁を課す際、それを正当化するのに使い、今益々、薄弱になっている利他的な口実は、プロパガンダ以外の何ものもでもないことが明らかで、アメリカがなぜ他国に制裁を課するか疑う際に、考慮に入れられるべきだ。

 アメリカはシリアで人道的大惨事を画策し、実行し、できる限り長く永続させようと、いまでも積極的に試みており、明らかに「シリアをロシアにとっての泥沼にする」ため永続させようとしている。シリアに制裁を加えることに対するワシントンの「人道的」正当化は、空虚なだけでなく、ワシントンはシリアで人権を踏み潰す罪を犯しているのだ。

 中国や他の多くの国々は、これら制裁を撤廃するよう求めている。誰も驚かないが、ワシントンは拒否しているが、いわゆる「国際」団体が、ワシントンに責任をとらせたり、シリアの現在の問題を緩和したりする能力のなさは、これら団体が奉仕する国際秩序が機能不全に陥っていて、是非とも代替策を見いだす必要があることを明らかにしている。

 シリアを再建するための中国の経済援助と努力は最終的に実現するだろう − それは時間と、中国がいかにアメリカ制裁を回避するかの問題に過ぎない。

 これは、直接彼らに反対するか、アメリカの干渉から完全に独立し、絶縁された世界システムを作り出すかのいずれかによって実現されるだろう。いずれの場合でも、もしワシントンが、現在の政策を維持すると強く主張するのであれば、アメリカから独立し、隔離された世界体制の中で、アメリカ自身が、切り離されて、衰退するのに気づく、アメリカ国民にも、アメリカを支配する既得権益組織にさえも利益にならないことになろう。

 Tony Cartalucciは、バンコクを本拠とする地政学研究者、著者。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/06/18/why-is-the-us-still-sanctioning-syria/

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コメント
1. 2020年6月20日 21:17:34 : 1hFwhl5XF6 : dXZTY1pyS01GUXM=[633] 報告
制裁なんかでなく、米軍は石油を盗掘しています。
米軍の将軍がそう言ってますから。

https://parstoday.com/ja/news/middle_east-i62622
西アジアなどを管轄するCENTCOM・アメリカ中央軍のケネス・マッケンジー将軍が、「米軍は、シリアの石油利用および、それから得られる収入のためにシリアに残留している」と語りました。

2. 2020年6月20日 23:46:44 : cZJ2QehFfg : aFV5ZDRmNlAwZmM=[4] 報告

シリアの様相は、北京から見れば、列強による清帝国への侵略と二重写しとなる。

 中国が国内でシリア情勢を強く取り上げるならば、そのような背景には大英帝国による香港の占拠との絡みになる。香港の民主派の論点とそれを後押しする外国勢力との論点の歴史的な整合性の破綻は明らかであろう。(台湾との歴史的な相違点である)

 シリア情勢そのものについては、軍事的にはシリア政府の優位であるのはもはや後戻りはない、よってUSはいやがらせ的な駐留を続けている。機が熟せば、駐留軍への住民によるゲリラ的な排斥運動が頻発して撤退を余儀なくされるであろう。

 機とは何か?

 イスラエルからすれば、近隣に強力な隣国が存在してほしくない、クルド勢力が存続するほう地域の不安定状態が維持できる。クルド勢力とシリア政府の話し合いが進行していないらしく、ニュースの形でレバノンからもロシアからもない。クルドのシリア内での位置、彼ら自身の対USへのスタンスを含めて、の確定はいまだ未定である。散発的にシリア、ハサカ地区での住民による抗議行動が散発的に起きているが、深層ではシリア政府とクルド勢力の話し合いへの圧力が必要なほどにクルド勢力が優柔不断な対応をしているように思われる。

 トルコもイラク内クルド人居住区への攻撃をし、応手を問うている。

 シリア内のクルド勢力の、誰もが知るイスラエルとの親密さをシリア内に居住する多数のクルド人が方針転換させうるか否かであろう。

 

 

3. 2020年6月21日 06:04:24 : UAIY5pLoFI : UHVpUXN3ZWRkZ3M=[14] 報告
米シオニストのロビー活動が執拗だから。
4. 2020年6月21日 19:28:48 : QtaYnuBXCg : cmxwVTdXbnVNaHc=[73] 報告
泥沼化 利権を守る 隠れ蓑

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