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(回答先: Billboard 65年の歩み(7)1961 投稿者 AN 日時 2020 年 2 月 06 日 21:19:09)
1962 (19曲)
*72 The Twist ツイスト No.1/Chubby Checker/60.09.19&62.01.13-20(1+2) H
101 Peppermint Twist-Part 1/Joey Dee & the Starliters/62.01.27-02.10(3)
102 Duke of Earl 恋のスーパー伯爵/Gene Chandler/62.02.17-03.03(3)
103 Hey! Baby/Bruce Channel/62.03.10-03.24(3)
104 Don't Break the Heart that Loves You 泣かせないでね/Connie Francis/62.03.31(1)
105 Johnny Angel/Shelley Fabares/62.04.07-14(2) E
106 Good Luck Charm/Elvis Presley/62.04.21-28(2)
107 Soldier Boy/the Shirelles/62.05.05-19(3) I
108 Stranger on the Shore 白い渚のブルース/Mr. Acker Bilk/62.05.26(1) @
109 I Can't Stop Loving You 愛さずにはいられない/Ray Charles/62.06.02-30(5) A
110 The Stripper/David Rose/62.07.07(1) D
111 Roses Are Red 涙の紅バラ/Bobby Vinton/62.07.14-08.04(4) C
112 Breaking Up Is Hard to Do 悲しき慕情/Neil Sedaka/62.08.11-18(2)
113 The Loco-Motion/Little Eva/62.08.25(1) F
114 Sheila 可愛いシェイラ/Tommy Roe/62.09.01-08(2)
115 Sherry/the Four Seasons/62.09.15-10.13(5)
116 Monster Mash/Bobby "Boris" Pickett/62.10.20-27(2)
117 He's a Rebel/the Crystals/62.11.03-10(2)
118 Big Girls Don't Cry 恋はヤセがまん/the Four Seasons/62.11.17-12.15(5)
119 Telster/the Tornadoes/62.12.22-63.01.05(3)
B Mashed Potato Time/Dee Dee Sharp 最高2位
G Let Me In/the Sensations 最高4位
この年の最初のNo.1は、チャビー・チェッカーのThe Twistで、これはなんと1960年から1年以上も間を空けての再登場1位です。 続く2曲目の1位も、Peppermint Twistで、ツイストが2曲続けてNo.1になりました。
歴史は繰り返す云々、という名言がありますが、ツイストの場合には、「一度目は流行として、二度目は定着として」ではないでしょうか。
この60数年で、チャチャ、モンキー、ジェンカ、ブレーク、ヨサコイなど様々なダンスが流行しましたが、今でも根強く残っているのはツイストだけ、と云えませんか。
実際、小生が踊れるのはツイストとチークだけです(苦笑)
もう一つがフォー・シーズンズの登場。
下積みは長かったらしいですが、シェリーと、恋はヤセがまんの2曲でいきなりブレーク。 その後10年以上に渡って、アメリカポップス界を代表するグループとなります。
彼等(ばかりではありませんが)のギター×2、キーボード、ドラムスというスタイルは多くのロックグループの標準編成として、現在に至るまで引き継がれてきました。
逆の象徴がプレスリーの凋落。
1956年のハート・ブレイク・ホテルから始まって、毎年ヒットを飛ばしてきた彼ですが、この年のグッド・ラック・チャームが最後のNo.1曲となってしまいます。
猛反撃を喰らうかも知れませんが、小生は、ロカビリー、ロックンロール、ツイストという流れは、”ロック”という真打ちが登場する前の”前座”のようなものであったように思います。
上で述べたように、「ダンスとしてのツイスト」は完全に定着するのですが、「楽曲としてのツイスト」は急速に消えていきます。(曲名にTwistが入る最後のヒット曲は、ビートルズのTwist and Shout、1964年です。)
インストルメンタルはこの年も好調で、白い渚のブルースに、ストリッパーという後世に残る名曲が生まれています。 また最高2位ですが、「モスコーの夜はふけて」という名曲もあります。
もう一つのNo.1インストルメンタル曲が、トルネイドーズのテルスターです。
これは「全米No.1になった最初のイギリス曲」としても重大事件です。
この曲にはオルガンと共に「クラヴィオリン」という名前の電子楽器が使われていることもまた注目すべきではないかと思います。
クラヴィオリンは、1961年のデル・シャノン「悲しき街角」にも使われていたそうで、電子音を使うというのは当時の流行の一つでした。 フランク永井の「有楽町で逢いましょう」(1956年)にも使われているとか(https://blog.g-fellows.com/music/8372/)。
キーボードやシンセサイザーもクラヴィオリンの延長にあるのかも知れません。
もう一つテルスターで忘れてはならないのが、これが「エレキブーム」に火を付けた、ということです。 すでにベンチャーズは「急がば廻れ(ウォーク・ドント・ラン)」で1960年に全米2位になっていましたが、その後はたいしたヒットがなかったものが、この曲のカバーによって不動の人気を獲得することになります。
ギター少年ならずとも、誰しもがあの”テケテケテケテケ”に憧れたのではないでしょうか。
この年は小生的に”当たり年”で、「ジョニー・エンジェル」「愛さずにはいられない」キング・コールの「ランブリン・ローズ」(最高2位)など好きな曲がたくさんありますが……。
ロックの先駆けとなった重要な曲、ということで、これ。
- Billboard 65年の歩み(9)1963 AN 2020/3/22 20:00:58
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- Billboard 65年の歩み(10)1964 AN 2020/4/28 02:24:48
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