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徴兵検査のない成人を迎えた若者に訴える。ぜひ主権者として、平和憲法擁護の自覚を。(澤藤統一郎の憲法日記)
http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/270.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 1 月 14 日 23:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

徴兵検査のない成人を迎えた若者に訴える。ぜひ主権者として、平和憲法擁護の自覚を。
http://article9.jp/wordpress/?p=11898
2019年1月14日 澤藤統一郎の憲法日記


本日(1月14日)は「成人の日」。数少ない、天皇制とは無縁の、戦後に生まれた祝日。「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日(祝日法)とされている。関東は天気も晴朗。「みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」にふさわしい日となった。私も、この日に、若者諸君に祝意と励ましの言葉を贈りたい。

何をもって「成人」であることを自覚するかは、社会によって時代によって異なる。かつての日本では徴兵検査だった。その時代、すべての成人男子には否応なく兵役の義務が課せられた。男子にとって大人になるとは、天皇の赤子として、天皇の軍隊の兵士になる義務を負うことだった。軍人勅諭を暗唱し、行軍と殺人の訓練を受けた。戦地に送られ、命じられるままの殺戮を余儀なくもされた。

その時代、主権は天皇にあって国民にはなかった。立法権も天皇に属し、帝国議会は立法の協賛機関に過ぎなかった。女子には、その選挙権も被選挙権もなかった。その時代、天皇制を支えた家制度において女性は徹底的に差別され、民事的に「妻は無能力者」とされていた。

あり得ないことに、天皇は神を自称していた。もちろん、神なる天皇は操り人形に過ぎなかった。この天皇を操って権力や富をほしいままにした連中があって、その末裔が今の日本の保守政治の主流となっている。

天皇、戦争、女性差別は一体のものだった。そのような非合理な国は亡ぶべくして亡びた。国の再生の原理は、新しい憲法に確固として記載された。国民主権、平和、そして平等である。徴兵制はなくなった。天皇に対する批判の言論も自由である。女性差別もなくなった…はずである。その憲法の「改正」をめぐって、いませめぎ合いが続いている。

平和も、国民主権も、性差のない平等も、言論の自由も、昔からあったものではない。これからずっと続く保障もない。現実に、憲法は一貫して「改悪」の攻撃に曝されている。徴兵検査のない成人式も、主権者の意識的な努力なければ、今後どうなるか定かではない。

私たち戦後間もなくの時代に育った世代は、日本国憲法の理念を積極的に受容して、今日までこの憲法を守り抜いてきた。しかし、この憲法をよりよい方向に進歩させることは今日までできていない。いま、せめぎ合っているのは、憲法を進歩させようという改正問題についてのことではない。大日本帝国憲法時代の「富国強兵」の理念を復活させようという勢力が力を盛り返そうとしているのだ。言わば、「成人男子には徴兵検査を」という時代への方向性をもった「憲法改悪」なのである。

今の若者は保守化していると言う言葉をよく聞く。しかし、今のままでよいじゃないかというほどの社会はできていない。今のままでは将来が不安だと若者たちも気付いているはずだ。

この世の不正義、この世の不平等、権力や資本の横暴、人権の侵害、平和の蹂躙、核の恐怖、原発再稼働の理不尽、沖縄への圧迫。格差貧困の拡大、過労死、パワハラ、セクハラ…。この世の現実は理想にほど遠い。若さとは、この現実を変えて理想に近づけようという変革の意志のことではないか。

若さとは将来という意味でもある。社会がよりよくなればその利益は君たちが享受することになる。反対に社会が今より悪くなればその不利益は君たちが甘受しなければならない。

君たちには多様な可能性が開けている。未来は、君たちのものだ。君たち自身の力で、未来を変えることができる。これから長く君たちが生きていくことになるこの社会をよりよく変えていくのは君たちだ。

さて、今年は、選挙の年だ。君たちの一票が、この国の命運を決める。とりわけ7月に予定の参院選。いまは、自・公・維・希の改憲勢力が、かろうじて議席の3分の2を占めている。この3分の2の砦を突き崩せば、安倍改憲の策動は阻止することができる。君たちの肩に、主権者としての責任が重くのしかかっている。

投票日だけの主権者であってはならない。常に、主権者としての自覚をもって、民主主義や人権・平和のために何ができるかを考える人であって欲しいと思う。

一つ、主権者としての自覚における行動を提案したい。DHCという、サプリメントや化粧品を販売している企業をご存知だろうか。その製品を一切購入しない運動に参加して欲しい。商品の積極的不買運動、ボイコットでこの企業に反省を迫ろうというのだ。

DHCとは、デマとヘイトとスラップをこととする三拍子揃った企業。その会長である吉田嘉明が在日や沖縄に関する差別意識に凝り固まった人物。電波メディアを使って、デマとヘイトの放送を続けている。そして、吉田嘉明とDHCは、自分を批判する言論に対するスラップ(言論抑圧を動機とする高額損害賠償訴訟)濫発の常習者でもある。詳しくは、当ブログの下記URLを開いて、「DHCスラップ訴訟を許さない」シリーズをお読みいただきたい。
http://article9.jp/wordpress/?cat=12

あなたがなんとなくDHC製品を買うことが、デマとヘイトとスラップを蔓延させることになる。あなたの貴重なお金の一部が、この社会における在日差別の感情を煽り、沖縄の基地反対闘争を貶める。また、安倍改憲の旗振りに寄与することにもなる。

言論の自由を圧迫するスラップ訴訟は、経済合理性を考えればあり得ない。しかし、DHCの売り上げの一部が、こんな訴訟を引き受ける弁護士の報酬にまわることにもなる。

DHC製品不買は、「消費者主権」にもとづく法的に何の問題もない行動。意識的にDHC製品を購入しないだけで、この社会からデマとヘイトとスラップをなくすることができる。若者たちに訴える。ぜひ、主権者としての自覚のもと、「DHC製品私は買わない」「あなたも買っちゃダメ」と多くの人に呼びかけていただきたい。投票日だけの主権者ではない、自覚的な主権者の一人として。

(2019年1月14日)


 

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コメント
1. 2019年1月15日 10:30:40 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[638] 報告

中国共産党が得しそうな脳内反日プロパガンダ駄文ご苦労さん

2. 2019年1月15日 11:08:32 : bmPp7Yj7NA : qoHyUw2dMV4[53] 報告
>1

何の意味もない、ただただ投稿者等を貶めるだけのコメントは、しないでください。

はれの日に傘を貸して、雨が降りそうになったら傘をとりあげるような銀行になっては駄目だ。現憲法がまさしく必要としているとき、それを少しづつなし崩しにし、あげくは改正してしまおうとするようなことを認めてはならない。普段に意義申し立てをして、人権維持に常に努めなければ、与えられているものも失ってしまうものなのだ。
 適切なことは、常に議論を盛り上げることで、少しづつ誤魔化していくことではない。

3. 2019年1月15日 11:25:29 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-10931] 報告
「成人の日」アピール

本日、成人の日を迎えられたみなさんにお祝いを申し上げます。

私たち社民党は、みなさんの未来が平和で希望に満ちたものになることを心から願っています。

ここ数年「売り手市場」と言われてきましたが、みなさんの職場ではどうでしょうか。長時間労働や残業代未払いなど依然として大きな問題となっています。そして非正規雇用が拡大し、ワーキングプアと言われる人々が増えてきました。またパワハラやセクハラも深刻さを増しています。教育の場でも格差が拡大・固定化し、高い学費や奨学金返済の不安を抱える学生も数多くいます。未来を担う若者が安心して学び、働ける社会へと変えていかなければなりません。昨年国会では、「働き方改革」関連法が成立しました。しかし本当に必要なことは、企業の側ではなく働く人たちの立場に立った改革です。私たちは高等教育の無償化を始め、雇用の安定と人間らしい働き方を実現するために全力をあげます。

安倍政権は「戦争のできる国」へと、憲法改悪への動きを強めています。これまで、集団的自衛権の行使容認の閣議決定、「戦争法」の制定、共謀罪の創設などが強行され、戦争へのレールが着々と敷かれてきました。「専守防衛」の自衛隊から、世界のどこででも戦争できる軍隊へと変わろうとしています。また街頭やネット上で、在日外国人、性的少数者などを標的としたヘイトスピーチやバッシングが行われ、不寛容で生きづらい空気が社会を覆っています。だからこそ社民党は「戦争放棄」や「基本的人権」など、平和とくらしを支える憲法を今後とも大切にしていきます。私たちは平和と人権を守るため若いみなさんと手を携えていきます。

今年は4月に統一自治体議員選挙、7月には参議院議員選挙が行われます。政治は私たちのくらしに深く結びついています。選挙権年齢が18歳に引き下げられ、政治に参画する若い世代が拡大してきました。政治と社会を変えていくのは若いみなさんの力です。ぜひ私たちと一緒に行動しましょう。平和で希望が持てる社会をともに創っていきましょう。

2019年1月14日

社民党党首 又市征治

http://www5.sdp.or.jp/comment/2019/01/14/%e3%80%8c%e6%88%90%e4%ba%ba%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%80%8d%e3%82%a2%e3%83%94%e3%83%bc%e3%83%ab-10/

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

4. しんのすけ99[141] grWC8YLMgreCrzk5 2019年1月15日 12:08:59 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[952] 報告
かつての戦争だって 下っ端の一般兵士達は あくまでも国を守るのが軍人であると信じて召集に応じた

しかし 彼らにさせた事は 「国を守る」 のではなくて 「泥棒」 だった

これは 東條英機が 自ら認めている事である 石油備蓄がひっ迫して なおかつ人造石油の開発は目途立たず
これを報告しに来た技術将校たちへ発した東條英機の言葉である 「つまり、泥棒をセヨ という事だな」
これを言われた技術将校たちは 真っ青になって二の句が継げなかったという 東條が陸軍大臣だった頃の話である

◆ 資源を求めて戦争に訴える事を 俗にいう侵略戦争 つまり泥棒であると 東條英機ですら自覚していた ◆


「国を守る」 などという美名に騙された結果が あの戦争なのである。

5. 2019年1月15日 19:39:29 : KxJBJ5kYmg : 7wuyORc_t1M[284] 報告
蹴りまくる 錦の御旗 悪用し

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