★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK257 > 163.html
 ★阿修羅♪
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
国民の老後資金15兆円損失政府責任は重い(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/163.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 2 月 03 日 23:35:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

国民の老後資金15兆円損失政府責任は重い
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/15-5592.html
2019年2月 3日 植草一秀の『知られざる真実』


インフルエンザの流行が猛威を奮っています。

読者のみなさまも栄養、睡眠を十分に取り、ご自愛専一におすごし下さるよう祈念いたします。

また、多くの方からのお見舞いの言葉を賜りまして深謝申し上げます。

インフルエンザの流行を抑止するには、感染源となる感染者の行動が抑止されなければならないが、厳しい経済情勢の下で、安心してゆっくり静養もできないというのが多くの労働者の実情である。

安倍内閣の下で雇用が増えたと言われるが、増えた雇用の7割は非正規雇用である。

身分が不安定で、しかも賃金が低い。

「一億総活躍」の意味は、「働くことのできる国民は一人残らず低賃金非正規労働者として働け」という意味だと理解できる。

年金支給開始年齢が順次引き上げられ、国民は高齢になっても働かざるを得ない。

その一方で、社会保障の給付水準が実質的に切り下げられ続けている。

自己負担割合も上昇の一途を辿っている。

高齢になるまで労働を強制され、高齢者に対する社会保障給付水準を実質的に大幅に切り下げる。

働ける年齢の1億人の国民は「低賃金強制労働」というのが「一億総活躍」で、

働くことのできない年齢の2600万人の国民のうち、高齢者に対する社会保障を切り詰めるいというのは、それらの国民にはできるだけ早く逝去してもらいたいとの政府の希望を込めたものだと受け止められる。

これが安倍政治の基本スタンスということになるのだろう。

労働者の生活環境も、高齢者の生活環境は日増しに厳しさを増している。

公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が2月1日、2018年10〜12月期の運用実績を公表した。

なんと、たった3ヵ月で14兆8039億円の損失を発生させた。

12月末時点の資産総額は150兆6630億円に減少した。

たった3ヵ月で運用資産全体の9%をも失ってしまったのだ。

1兆円というお金の感覚を掴めない。

分かりやすく表現するとこうなる。

毎日100万円使う。

雨の日も風の日も、元気なときも、病に伏しているときも、必ず毎日100万円を使い続ける。

どれだけ使うと1兆円を使い切れるか。

答えは2740年だ。

2740年間、毎日100万円使い続けて、ようやく1兆円を使い切ることができる。

14兆8039億円を使い切るには4万0559年かかる。

このような金額をたったの3ヵ月ですってしまった。

安倍内閣の責任は重大だ。

10−12月期には内外市場で株価が下落した。

私が発行している会員制レポート『金利・為替・株価特報』では、昨年10月10日執筆の10月15日号タイトルを

「長期上相場終局=波乱局面への移行可能性」

として、投資戦略では日経平均株価先物の「売り」を参考銘柄として提示した。

このレポートで、日経平均株価推移が2007年後半と類似した推移を辿る可能性を指摘した。

その後、この見解を維持し続けて、毎号レポートで、各時点の日経平均株価が2007年後半推移のどの地点に位置するのかを図解して株価予測を提示した。

実際に、日経平均株価推移は、2007年後半の株価推移と驚くべき類似を示して推移した。

           2007年後半の日経平均株価


          2018年後半の日経平均株価


この予測に従って株価指数先物取引を行っていれば、巨額損失ではなく、莫大な利益を計上できたと考えられる。

『金利・為替・株価特報』では、本年1月10日執筆の1月15日号で「警戒警報の一時解除」を明記した。

1月4日パウエルFRB議長発言等により、株価下落をもたらしてきた主要因に重要な変化が観察されてからである。

現実に、1月4日以降は株価変動の基調が変化して現在に至っている。

GPIFは基本的に無策で、たったの3ヵ月で14兆円もの国民の貴重な老後資金をすってしまった。

その責任は極めて重い。

政府はこのGPIFの管理運用手数料として年間400億円もの資金を支払っている。

こんな杜撰な運用では、日本国民の未来は真っ暗闇である。



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 2019年2月04日 07:22:03 : Bf3SSDjtIo : 0[155] 報告
⇒《GPIFは基本的に無策で、たったの3ヵ月で14兆円もの国民の貴重な老後資金をすってしまった。その責任は極めて重い。政府はこのGPIFの管理運用手数料として年間400億円もの資金を支払っている。こんな杜撰な運用では、日本国民の未来は真っ暗闇である。》

安倍晋三、山口那津男じゃダメだな。
政権交代させ、政策転換を果たしましょう。
(ただし、政策が転換できない単なる「メンバーチェンジ」の政権交代は無意味です)

植草氏、がんばってください。応援しております。

2. 2019年2月04日 13:20:02 : zcdeKZFDYI : u5c0ON4oSpA[10] 報告
> GPIFは基本的に無策で、たったの3ヵ月で14兆円もの国民の貴重な老後資金をすってしまった。
その責任は極めて重い。

年金資産の市場での運用を始めた01年度以降の累積の黒字額は56兆6745億円。運用を見直した14年10月以降でも、15・4兆円近くの黒字を維持している。西村康稔官房副長官は1日の記者会見で「今回の短期的な運用結果が年金財政の問題に直結したり、年金給付に影響を与えたりすることはない」と述べた[1]。
 
つまり、植草一秀の書いた「たったの3ヵ月で14兆円もの国民の貴重な老後資金をすってしまった」は、大嘘!
運用を見直した14年10月以降でも、15・4兆円近くの黒字を維持している。

植草一秀の『知られざる真実』とは、植草一秀の『知られざる大嘘』である。

[1] 公的年金運用損、最悪の14.8兆円 昨年10〜12月
https://www.asahi.com/articles/ASM214F68M21UTFL002.html
中村靖三郎 2019年2月1日15時53分
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は1日、昨年10〜12月期で14兆8039億円の運用損が出たと発表した。最近の世界的な株安によるもので、四半期ベースの赤字額は過去最大。

3. 2019年2月04日 18:21:35 : tne8iA0M4o : PU2iCWP6Suw[1] 報告
いや、そうじゃなくて、これまで株価を上げるために株をバカスカ買ったわけだよね。
過去の株価だって、GPIFが買わなかったら安いままだった訳でしょ。
だから、過去の株高を見て、あのとき売っていればなんて言えない。
所詮はマッチポンプだから。
4. 2019年2月04日 20:24:49 : lg2MKBcd8Y : 0[200] 報告
年金なくしたいクソプロパガンダは官僚発信

外国株なら売っちまえ!!

5. 2019年2月05日 19:54:02 : aPd8HhulI2 : llWc5WIRbxw[49] 報告
損見込み わざと注ぎ込む 株市場

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK257掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK257掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK257掲示板  
次へ