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なぜ?東大生の“官僚離れ”〜「冬」の時代の官僚たち〜田中教授は、政治主導により、官僚の「自律性」が失われていったと指摘/
http://www.asyura2.com/19/senkyo259/msg/446.html
投稿者 仁王像 日時 2019 年 4 月 08 日 20:37:19: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

なぜ?東大生の“官僚離れ”〜「冬」の時代の官僚たち〜田中教授は、政治主導により、官僚の「自律性」が失われていったと指摘/nhk
2019年4月8日 18時35分https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190408/k10011876991000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_007

かつて東京大学から霞が関といえば、典型的なエリートコースでした。しかし、今の東大生には自分たちが進む道として魅力的に思えないようです。(“霞が関のリアル”取材班 三浦佑一)

東大生の進路に異変?
ことしの東大卒業生たちはどのような進路を選んだのか。先月、卒業式が行われた安田講堂の周辺で聞いてみました。
東大生の進路に異変?

「大学院でデータサイエンスの研究を」(工学部・男性)
「銀行に就職します」(文学部・女性)
「コンサルタントをやらせていただきます」(経済学部・女性)
「司法試験を受けて企業弁護士を目指します」(法学部・男性)

10人以上に聞きましたが、官僚になる人はいませんでした。そんなに、『東大→官僚』というコースを歩む人はレアなのか…。

それでは、どうして官僚を選ばなかったのかと尋ねると、「ゼロから新しいものを作るという意味で、民間のほうがおもしろいことができるのでは」とか、「社会貢献できるのは官僚だけではないという考え方を持つ人が増えたのかな」などという答えが返ってきました。
とはいえ、これまで多くの官僚を輩出してきた東京大学。志す人がいないわけはないはず。

トップ合格、親族も官僚。でも…
取材を続けると、キャリア官僚の試験に合格しながら、別の進路を選んだ卒業生に出会いました。

まず見せてもらったのは、キャリア官僚になるために必要な「国家公務員採用総合職試験」の合格通知書。去年5月に試験を受けて、翌月に人事院から送られてきたものだそうです。そこにある一文を、思わず二度見してしまいました。
トップ合格、親族も官僚。でも…

なんとトップ合格です(そもそも順位が通知されることにも驚きですが)。でも彼は、民間のコンサルティング会社に就職することにしたといいます。

「せっかくなのに、どうして」と思わず聞くと
「官僚は最初の数年間は下積み時代っていうのがありますし、実際のいい仕事、意思決定に関われるのは8年目とか10年目の課長補佐以降だと聞いています。それまでの期間がもったいないですね。上の世代の人が下積みの重要性を言いたがるのは正直理解できません。むだに思える雑用に時間を費やしたくない。新卒という、ある意味、社会の変化にいちばん敏感な時期の力を最初から最大限発揮していきたいし、そういう力を積極的に使っていこうという企業の中で成長したいんです。年功序列であったり、政治家の意見も聞きつつ空気を読んで判断しないといけないという霞が関の風土にも染まりたくない」

自信に満ちた受け答えを聞きながらも、私は“実際働いたわけではないのに、どうしてここまで言い切れるの?”と不思議に思いました。しかし、よくよく聞くと、この卒業生、うわさ話やネットの情報でキャリア官僚の座を「蹴った」わけではありませんでした。

親族に複数の官僚がいて、間近でその仕事ぶりを見たり、聞いたりしたうえで判断したというんです。彼自身、小さいころは官僚への憧れはあったそうです。

キャリア官僚トップ合格を辞退した東大卒業生
「小学生の時からなんとなくかっこいいというか社会のための仕事に対する憧れはありましたね。ゆくゆくは自分も官僚になるのかなと思いつつ、東大に入りました。官僚が本命だったことは事実です」

そんな彼が、なぜ考えを変えたのでしょうか。
「この数年、省庁で不祥事が起きた時に、個人よりも組織全体で対応に追われる場面を見てきました。不祥事が次々に起きること自体よりも、個人のことで組織全体が振り回される様子にげんなりしたんです。周りの東大生の間でも、文一に入って法学部を出てそのまま官僚になるっていう感覚は薄れてきています。官僚になる同級生に対しては、仕事への尊敬はありますが、『激務薄給の中で頑張ってくれよ』という、ある意味同情の目を向ける風潮もあります。私が官僚の道を選ばないことを親族に伝えたときも、特に引き止められませんでしたね」

霞が関、大丈夫でしょうか?
「沈む船に乗りたくない」
「沈む船に乗りたくない」
これは人事院が公表した去年のキャリア官僚試験の合格者を出身大学別にまとめた表です。

東京大学は329人で最も多く、2位の京都大学とはダブルスコアです。でも合格者に占める東大生の比率を計算すると、16.8%。この10年間のピークだった平成22年度の、およそ半分に減っていました。
いろんな大学から霞が関に入る人が増えるのはいいことなのかもしれませんが…。

なぜ東大生は官僚を目指さなくなったのか。その理由を、毎年の卒業生の進路を調べている「東京大学新聞」の編集部に聞きました。
就職記事を担当している衛藤健さん(教養学部4年)が、理由を整理してくれました。

「東京大学新聞」編集部 衛藤健さん(教養学部4年)
1官僚の長時間労働に対する忌避感が強まっている。
2景気が回復し、就職先として民間企業の魅力が増した。
3待遇は大企業に比べて低いのに国民の評価は低く、報われない。
4衰退に向かう日本という「沈む船」には乗りたくない。

昨年度の東大入試では、長年官僚を目指す王道だった文科一類(法学)の合格者平均点が文科二類(経済)を下回ったことが話題になりました。東大生は時代の変化に敏感に反応しているようです。

何が官僚を苦しめているのか
では今、霞が関が抱えている問題点は何なのか。私たちは先月2回にわたり、官僚の異常な働き方や、その対価である残業代が一部しか支払われていないという厳しい実態を、官僚や配偶者の証言でお伝えしてきました。(※文末「注目のコンテンツ」にリンク)

今回、さらに取材を進めると、別の問題も見えていました。40代のある官僚は、今も国家公務員としてのやりがいはあると言う一方で、仕事のやり方は変わってきていると漏らしました。

「政治家や官邸への根回しのプロセス、政策の意思決定に至るまでのプロセスは、以前に比べると増えているというのは間違いなくあります。いろいろな新しい政策を作りたい、考えたい、議論したいと思っていても、そういったものに費やす時間が十分とれないというのはあると思います。官僚そのものが優等生化してしまって、政治家とのあつれきを招いてまで意見を押し通そうという人は減ってきてます」

この10年ほどでよく聞くようになった「政治主導」により、仕事の質が変わったというのです。

官僚主導から政治主導へ
高度経済成長期からの霞が関は、官僚が政策を立案し、政治家をリードするいわば「官僚主導」の状態でした。1975年に出版された城山三郎の『官僚たちの夏』に登場する理想に向かって突き進む官僚たちは、まさにそのイメージです。

しかし、90年代に入り、経済の行き詰まりや、政官業のもたれ合いに批判が高まると、政治家が「官僚主導」の見直しを進めます。橋本内閣で始まった行政改革と省庁再編はそのさきがけです。

そして2009年には鳩山政権が「事務次官会議」を廃止。
2013年には安倍政権が、中央省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局を設置しました。
こうして「政治主導」の動きが強まっていきました。

「冬」の時代の官僚たち
官僚OBは現状をどう見ているのか。元財務官僚の明治大学 田中秀明教授に聞きました。ことし2月、「官僚たちの冬」という本を出版し、「官僚たちの夏」の時代と今の官僚が何が違うのか、検証した専門家です。

田中教授は、政治主導により、官僚の「自律性」が失われていったと指摘します。

明治大学 田中秀明教授
「今の官僚の方は受け身になっていると思います。省庁の中では検討していなかった政策がトップダウンで降ってくることが多くなり、昔と比べると裁量は小さくなっているでしょう。政治家は何を考えてるのか、どうしたいのかを聞いて、あるいは指示を受けたうえで動くというような傾向が強まっています」

一方で、政治主導自体は時代の流れだと指摘しました。

「グローバリゼーションの中で迅速な意思決定をするために、政治的なリーダーシップが必要であることは間違いありません。今後も政と官の関係は、時の政権によって多少は変化しても、基本的には政治が主導する方向で進むでしょう」

なるほど。でも、官僚は政治家に使われるだけでいいのか、それで優秀な人材は集まるのか、そんな疑問をぶつけてみると…。

「確かに私が今の時代の学生だったら、第一志望で国家公務員を考えるということはなかったかもしれないですね。今の霞が関で新卒が活躍して自分のキャリアを磨いていけるかというと、難しい面もあるかもしれません。一方で、官僚に専門性が求められることは間違いない。政策の具体的な中身をデザインする仕事は政治家だけではできません。専門的な見地からいろいろな分析や検討を行い、政治が判断するための選択肢を提示する役割は官僚が果たさなくてはなりません」

若手官僚たちの模索
現役の官僚たちも、決して今のままでいいと思っているわけではないようです。
3月中旬の朝。霞が関の一角にあるオフィスに、若手官僚の有志20人余りが省庁の垣根を超えて集まっていました。自分たちはどう変わるべきなのか、活発に意見を交わしていました。

「霞が関も、社会全体も、きゅうきゅうとしてしまって、先が見えなくなっている。そういうのを打破したい」(文部科学省・20代)
「われわれは国民からするとよく分からない、機械みたいな存在になっているんじゃないか。もっと顔や思いが見える役人にならなくては」(総務省・20代)
「官がやるのか民がやるのかという問題になりがちだけど、一緒にやればいい。官民融合した形でルール作りやビジネスを考えたい」(経済産業省・20代)

このグループは今後も議論を続け霞が関を取り巻く雰囲気を変えたいということです。やる気に満ちた若手たちの存在に少しほっとしました。

皆さんの体験・意見お待ちしています
取材すると、今の霞が関にあまり希望を持てない東大生が多かったのは事実です。
しかし、試験にトップ合格しながら霞が関を選ばなかったあの卒業生も「官僚の仕事の公共性や動かせる予算の規模は魅力がある。将来、霞が関への転職を考えることもありうる」と話していました。

どうすれば、再び志ある若者が集う霞が関になるのでしょうか。皆さんの考えや意見を聞かせてください。霞が関で働く皆さんの体験などもぜひこちらのアドレスまで、「霞が関のリアル」と書いて、お寄せください。
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/newspost/  

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コメント
1. 2019年4月08日 20:45:24 : MKqG1kdtXk : SXdLSXU1UGpua0U=[28] 報告
せっかく勉強して東大入り優秀な成績で卒業しても晋三や麻呆みたいな世襲の脳足りんに
忖度しなきゃならんとか割に合わん罠
2. 2019年4月08日 22:06:52 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[130] 報告
   官僚が閣僚に財界が要望する法案説明をし閣議決定を促して承認させ、閣議決定を尊重した与党内論議もスルー、挙句の果ては本会議では与党が党議拘束を掛けた形で賛成多数で可決させる、いわば与党と官僚の二人三脚で予算を通過させ、その報酬として、財界への天下り、かつ与党の公認を受けての政界進出というルートが出来ていたが、そうした慣行を面白みがないと感じる東大生が出て来たということだろうか。
  高度経済成長期には、公金の使途の優先順位は財界の要望を満たすべく補助金交付金を官僚が采配、その仲介役としての与党は大企業からの大型献金と、官僚が采配する多額の政党助成金によって不動の地位を築いて来たのである。
  近時はこの三者を盤石なものにすべく、利権の多い経済産業省、防衛省を引き入れた内閣府がつくられ、霞が関の許認可を岩盤規制と断定した官邸ワーキングチームが霞が関官僚を必要に応じて出向させ、書類を書かせつつ特定事業者へと利益を誘導しているのであり、それが森友、加計事件に代表される国家戦略特区構想で、この後にはIRカジノ建設誘致案件などが控えている。
  膨大な公金を内閣府で采配するに、官僚が内閣府に使われるのか否かで将来が変わることを政治主導とすると、数少ない内閣府の官邸官僚ポストを巡っての競争は、最終的な天下り先としての政界進出か、あるいは次々に誘致で作られる公共事業、例えば新設大学での教授職がトレンドのようだが、これは乱立で赤字経営になれば先の保証は無い。公益法人や特殊法人、研究所はそれこそ能力のある人間からすれば、日がな一日新聞を読んで行く先々で退職金を食むような生活には魅力を感じないのではないか。
  各省に一人程度の次官級のポストを巡って黒い石も白いと言いつつ場の空気を読んで大勢を読み、それこそ大臣への忖度以前に省内の上位者へ忖度しなければならないのが実態だろう。
  政治を国権の最高機関で有る国会での真摯な論争を経て公金の使途の優先順位を決定する立法を意味するなら、政治主導とは納税者である主権者が血税使用の決定権を持つことを意味し、納税者が国家資金提供者である以上これは当然で、国会決議と憲法とを拠るべき法根拠とした公務は、公僕としての官僚の義務である。
  国会での佐川の答弁のように勝手に公文書を破棄したり改竄することを以て上から目線で「文書は既に破棄してございます」などの慇懃無礼は、政治主導の結果というより、官邸と官邸に棲みついた特定官僚との、緊張感と結果責任意識無き結託の結果なのである。真の政治主導とは、内閣と官僚の結託によるワーキンググループ主導では無く、国民議会主導を意味することを忘れてはならない。
  
3. 2019年4月08日 22:22:51 : yekgmiqGUA : cHJFQ2NGc2ptMkE=[1] 報告
安倍の如き低脳男の風下に立ち、稲田のようなバカ女の命令に従って官僚になるよりは、民間会社に勤めた方が精神衛生的に遥かにマシだし、ニートになったほうが清清するということだ。愚劣な人間が上に立つような国は、滅亡するだけだから沈没船になど乗らないのがまともな人間の感覚である。
4. 2019年4月09日 11:42:06 : 32gaobLF6I : WlBpTm96Rmw1dnM=[93] 報告
●「嘘つきシロアリ族」にはなりたくない。

政官業癒着の利権村の実態が明らかになるにつれ、国民を犠牲にして、嘘を吐いてまで「シロアリ」として惨めな生き方をするのはイヤだと、思い始めたということでしょう。

5. 2019年4月09日 11:46:25 : 32gaobLF6I : WlBpTm96Rmw1dnM=[94] 報告
>>2さん
>真の政治主導とは、内閣と官僚の結託によるワーキンググループ主導では無く、国民議会主導を意味することを忘れてはならない。

しかし、その政治主導ができる政治家が自公政権にはいないのが問題ですね。

安部、麻生、甘利、稲田・・・・政治主導は無理です。

早く、まともな野党政権を誕生させませんと、絶望的です。

6. 2019年4月09日 21:48:28 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[135] 報告
   5さんの指摘の通り、内閣として組閣されても、総理の意識があくまでも自党の党利党略のための組閣で有っては全く意味がなく、総理大臣となった安倍氏も、安倍氏に任命された閣僚も折角大臣のポストを得ながら、行政実務上の作為不作為による瑕疵誤謬の疑いを国会で提議された際に何の役にも立たないのである。
   それどころか内閣が財界の要望による官僚作成の法案の可決要員、かつ説明要員と化している。
   国の政策資金提供者である国民納税者の福祉向上のために経済成長で得た国富や徴税した公金を使う事ことが民生の豊かさに繋がり、ひいては労働生産性を上げる好循環となるとの認識が無く、国富の与党財官による独占に終始、一般国民には三者が国富を占めた後のトリクルダウン程度しか与えず、国民をして、長時間労働で常に疲弊させ、歳出に関し、国民を知らしむべからず拠らしむべしの状況に敢えて置いているとしか考えられない。
   与党の党議拘束が有る限り、財界の利益優先の歳出となることは否めず、そこに補助金や交付金を官が宛がい、代償として天下り先の確保、三人四脚の一部となっている与党には、財界から大型献金が入ることで与党の不可価値がより高くなるという悪循環であり、永年の与党財官護送船団の集団による自己責任意識の欠如では、国会が改善される余地が殆ど無い。
   同じ自民党でも、選挙対策に血道を挙げ内閣を拝命し総理大臣となっても尚、国会に於いてまで敗者を嘲笑、自党総裁として支持率の高さを誇るような性格の者はあくまで総裁職に留め、もう少し愛国心の高い、党利党略から一歩引き、国会に於いて全代議士と共に行政実務の事後検証の重要性を認識出来るような者を、首班指名選挙に出し総理大臣とし、閣議にて官僚法案に対して厳しいチェックが出来るくらいの専門性のある者を任命すべきである。
   それとも、米や韓国のように、内閣や幹部級公務員の厳しい身体検査を国会で行うよう、法令を国会で作った方が良いのではないか。、

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