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日本の政治が腐ってしまった本当の理由 - 2章 「すっかり破壊されてしまった三権分立の原則」
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/575.html
投稿者 プラナリア 日時 2019 年 7 月 01 日 05:12:05: emFaAWGkaJrU. g3aDiYNpg4qDQQ
 

[はじめに]
本章は2018年7月28日にこのwebに投稿したものを編集した上再度投稿するものです。[1]小生2011年の11月からこのウェブに何回も投稿し続けて来ました。その理由は余りにも不条理な環境に置かれながら何とか頑張ってサバイバルして来た私の友人達を見て来たからです。何でこんな事がおきてしまったのだろうかと自分に自問自答しながら、同時にこの不条理の苦痛に堪え日々投稿に向け何百回も原稿を直し何時もの様に生業の仕事をしていました。この問題は私の友人だけの問題ではありません。しかし今現在これが既に過去の事でもあるかの様に皆が皆平気な顔をして生きていられるのはどうしてなのだろうかと言う疑問を常に心に抱き続けて来ました。ですから圧倒的多数の方々にとってこの投稿のシリーズに度々東日本の核汚染の話が出て来るのは実に不愉快に違いないと思います。

この国で苦しみもがいて生きている人々の心の痛みを判ろうと努力しない、或は出来ない今この投稿を読まれている方々はこれ以上投稿を読み進まないよう、心からお願いします。この不条理な現実に抵抗する気持ちを持ち続けられたからこそ、私自身何とか最終点まで辿り着けたのではと思います。失礼、前置き長くなってしまいました。

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最初に、「...現行の憲法の下の国家運営で70年弱もの間国際社会の中で紛争も起こさずに巧く立ち振る廻って来ている訳だが、憲法に対する解釈などを変えるにはそれに見合った大きなメリット等、余程の理由が無い限り誰もが躊躇する事なのである。日本に住む全ての市民にどれだけ利点が有るのか、誰からも何ら説明が無いのはどう言う訳なのだろうか。」これは2012年12月の拙稿、「日本の市民の皆様へ-最終回, No.1」[2]に記載した文である。どうしても判らなかった上記の不思議が昨年(2017年)夏に読んだ本で見事に氷解した。非常に良く書かれている本である。日本の現代史のこの50年の中で、ある勢力が日本の国政に対し行使して来た影響と行為を膨大な量の情報を基にあぶり出している。この本を読めば如何に日本の屋台骨が脈々と長い年月をかけてこの勢力の教義と原理によってねじ曲げられ、彼らの望む様に変えられてしまったのか明快に判る。菅野完氏の「日本会議の研究」[3]がその本である。何の事はない。現憲法を否定し、憲法改正を教義/原則に掲げる勢力には彼らの理念故、憲法改正の理由を誰にも説明する必要は無いのである。その様な勢力が大多数を占める国会が-日本の市民がそれこそ悪戦苦闘しながら日々直面する-問題の解決など眼中にないのは当たり前なのが良く判る本だ。トドのつまり原理主義者(この表現は「日本会議の研究」から流用させて頂く)達の教義に沿った、『彼らの問題』を解決する場として国会が機能している事を日本の市民は大きく眼を開いて見据えなければならない。市民にとって役立たずどころか悪法の立法を行う三権の一つを担う国会と成り下がってしまった。立法府が政権党と野党の政策論争の場として国を良い方向に導く事、を怠りその機能を無視し内閣と政権与党の隷属機関となってしまった事がまず一つ目の破壊された三権分立の原則として数えられよう。何より、国家権力を私物化しやりたい放題の政権。皆さん、こんな事は先進国では決して起こりえないと言う認識が無いのだろうか?オバカ!を通り越して小生には滑稽ですらある。このままではこの国は潰れる。

さて日本会議の教義、原理と行動理念のエッセンスは上記書22ページの「●日本会議は何を目指すのか?」に要約されているので、転記しておく。「皇室を中心と仰ぎ均質な社会を創造すべきではあるが(1)、昭和憲法がその阻害要因となっているため改憲したうえで昭和憲法の副産物である行きすぎた家族観や権利の主張を抑え(2)、靖国神社参拝等で国家の名誉を最優先とする政治を遂行し(3)、国家の名誉を担う人材を育成する教育を実施し(4)、国防力を強めたうえで自衛隊の積極的な海外活動を行い(5)、もって各国との共存共栄をはかる(6)」とある。今の内閣と自民党が押し進める政策の指南の訓示である。一言で戦前の強権体制の再構築が一番重要なゴールと読めるだろうか。更に、本書112ページでは以下の様に、原理主義者達の正体を暴いている。「だが、2015年現在、宗教団体『生長の家』は左傾化とも言われる路線変更ののち、政治や社会運動との関わりを一切絶っている。(段)しかし、教団のこの路線変更に我慢ならず、創始者・谷口雅春が説いたウルトラナショナリズム路線を堅持しようとする『生長の家本流運動』なる運動が存在する。この『生長の家本流運動』における最大の組織が『谷口雅春先生を学ぶ会』と呼ばれる組織だ。『生長の家原理主義者たち』と言ってもよいだろう」。この文章を読んだ時はいささか驚きであったが、この本を読み進めると私の中にあった自民党政治に関する幾つもの大きな疑問点が線として繋がったのである。

さて人からの話で恐縮だ。2014年に或る人から聞いた話だ。この人はとある官公庁関係の一般事務の仕事をしている。その人が言うには、組織内の雰囲気が変ってしまったと。皆偉そうに振る舞う様になって来たとの事であった。これから何故そうなのかを考えてみたい。東日本での核惨事が発生する以前に経産省や文部科学省(科学技術庁)が彼らの原子力行政を推進する為に主張し根拠として来た「原子力発電所は5つの防護壁に守られているからとても安全です」と言うキャンペーンがいとも簡単に潰えてしまった事実。幾度も過去の拙稿で指摘しているが、東京電力(TEPCO)の強欲さ故のトップダウンで職務放棄と業務怠慢を続け、彼らの業務監督を官公庁が放棄した結果、行政府及びTEPCOがつき続けて来た巨大な嘘が東日本の核惨事により、白日の下に晒された訳である。次に農林水産省等の官公庁が繰り出して来た手は何だったのだろうか?被災地からの食品は危ないと言うのは風評であり安全であると、放射性同位元素に汚染された食べ物を「食べて応援しよう!」とキャンペーンをしている。以下引用しよう:「農林水産省では、被災地産食品を積極的に消費することによって、産地の活力再生を通じた被災地の復興を応援するため、多様な関係者間で一体感を醸成できるよう、共通のキャッチフレーズ『食べて応援しよう!』の利用を呼びかけております。」[4]。でも根本的な問題は別の所にあるのだ。健康に問題有りませんと繰り返し宣伝し続ける事で、事故前の官僚が言い続けてきた安全神話=巨大な嘘をまるで煙幕がその嘘を包み込む様に隠して静かに退場させてしまったではないか?何故ならそれは安全神話を振り拡げて来た事の責任を伴う、TEPCOに対しての監督不行き届きの罪がある事を彼らは自覚しているからである。一方食べて応援するのは個人のレベルの問題なのだ。それは個人のチョイス、選択と言う言葉で表現出来よう。よってそれを人々には強制してはいけないのである。ましてや我々の宝である子供達に食べて応援させるのはいかがな物かと思う(だから黙って混ぜないでね)。つまり官僚の面々が3.11以降何故主権を持つ市民に、更に一層傲慢不遜な態度を取る様になってしまったか。それは組織内の隠れ原理主義者の協力と誘導の下、原理主義の司令塔と改憲マシンの力を借りてメディアを通じイメージ操作、マインドコントロール、平たく言えば真実でない事を宣伝する事によって市民を洗脳出来る自信が2014年の時点でついたからであると思っている。自分達が犯した罪をウヤムヤにする為、日本の人々に核汚染から目をそらせ、些末な事に目を釘付けにさせる為に改憲マシンと共同でこの作業している事。この図式は真ん中に原理主義の司令塔がデンと座って居り、それぞれ内閣与党と行政府がそれぞれ横に従っている様なものではないだろうか。その根拠を挙げよう。以下の事を「日本会議の研究」を読めば容易に思い浮かべる事が出来る。この原理主義集団は公官庁に彼らの影響を及ぼすべく長年に渡り若手メンバーを公官庁に送り込み続けている。既に所謂王の目[5]王の耳として送り込まれた活動家は原理主義者の司令塔に、彼らが所属する組織内のステータスを逐次報告しているのでしょう。これは衝動的な事であった。2018年の4月にかなり上の立場の自衛官が国会議員を罵倒した事件が発生した。小生は若手の活動家らが各官公庁の上層部に上り詰めており組織運営にも影響力を及ぼしている可能性はほぼ100%と踏んでいる。持ち論各官公庁や新聞社テレビ等のメディア各社に送り込まれた原理主義者は横断的に連絡を取り合っているだろう。原理主義の司令塔から発信されるイデオロギーに共感する彼らが、極少人数の原理主義アーキテクト達及びインナーサークルの人々が日本に独裁制を敷くのを後方支援するのは当然ではあるまいか。この様な「美しい国」は原理主義者達の念願の夢でありその社会は彼らの追い求めて来たユートピアとなるのであろう。更に、小生にはこの集団がイデオロギーに満ちている故に、科学的客観性を無視しても平気でいられると解釈する。だが科学的立場なんてもうどうでも良いのである。王の目、王の耳が行政府組織内に入り込んでいるので政権が行政府をコントロール出来るし、行政府は行政府で改憲マシンが造り出した、東日本核惨事はとるに足らないと言う風潮に便乗し自分達の巨大な嘘を無効化する為に政権にすり寄りよる仕組みがもう既に出来上がっているから。

次に。行政機関の従業員である官僚達は何故安全だから食べて応援と言う様な巨大な嘘を付かなければならなかったのかとの疑問が生ずる。そう。官僚達の生存本能、牢屋には行きたくない訳。つまり何か行為を行った結果に対してその(安全神話の崩壊と言う)帰結の責任を絶対にとりたくないのである。その結果嘘を言い始め、その嘘を言い続けるしか無くなる。皆さんお判りだろうか?責任を取りたくないから、真実を隠蔽する。問題を先送りする。21世紀に入り、日本の社会と多様な組織がこの有り体になってしまったかの様である。だがそれ以上に内閣と与党はタチが悪い、のである。再度手に入れたら二度と離さない権力に対する執着と改憲を貪欲なまでも追い求める強欲さ。この原理主義者達の欲望の、行き着く果ては何処なのか?自分達の保身の為に、日本の政治屋と行政府の従業員が嘘をつき、且つ無責任に振る舞って日本を何処に導こうとしているのか?こんな国が「美しい国」とは...笑止千万である。

しかし...私の確信が間違っている事を祈っているが...更に次があるのである。原子力発電は安全と言う嘘をカバーする目的で核汚染した食料を食べても安全と言う嘘を行政府は繰り出して来たが、この後者の嘘が破綻した時にこの嘘の連鎖をカバーアップ、隠蔽可能な次の嘘は残念だが無いのだ。ではその時その場合の次の手は有るのか?勿論答えはYes。この章の題名として今進んでいるシナリオがその回答となる訳。そう。それは原理主義者に同調する事で、行政府は日本の市民に有無を言わせない強権な体制を内閣、与党と共に創る事なのではないか?今回のモリカケ疑獄も吹っ飛んでしまう程の、緻密にそして周知される事の無い静かなる原理主義者達の革命が進行中なのである。

さて三権の内残った一権だが、次章でさらっと言及しておく。では司法府とお仲間の法務省検察庁の事を紹介しよう。田中龍作ジャーナルに政権が検察に「森友改ざん」で圧力をかけたとの記事が記載されていた。[6]三権分立が既に破壊されてしまった事の帰結ではなかろうか?それはもう癒着と言う感じの出来事。さて法務省は英語ではMinistry of Justiceと言う。しかし非常に残念だが看板に偽りありで、Ministry of Injusticeと省名を改める様にしたら実体に近いのではとアドバイスしておきます。又冤罪の温床。検察庁の面々も世界で通用しない偏狭な自己保身的考え方を持っている様で無実の人を冤罪に貶めるのが非常に得意なのである。持ち論その真逆の事も昨今の得意技として挙げて良い。

この章の最後にあたり: 直感的に、近未来の大震災クラスの災害発生で内閣が国内非常事態宣言を行う可能性が非常に高いと思う。国内の混乱の期に乗じて原理主義者主導の下、独裁政権下で立法府行政府司法府の私物化を加速するのは時間の問題の様な予感がする。非常事態宣言の後に改憲と言うシナリオである。一言で言えばこの原理主義が世俗の習慣や通念を駆逐してしまう事が起こりうるのだ。現憲法下で築き上げて来た皆が繁栄する社会から残念ながら全てが逆行する戦前社会へと日本は退化しつつある。

参考文献等:
[1] "日本の市民の皆様へ-最終回, No.2,"投稿者 プラナリア 日時 2018 年 7 月 28 日
http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/384.html
[2] "日本の市民の皆様へ-最終回, No.1 副題:日本の市民が直面している日常," 投稿者 プラナリア 日時 2014 年 12 月 08 日, http://www.asyura2.com/14/senkyo175/msg/884.html
[3] "「日本会議の研究," 菅野完、2016年、扶桑社
[4] "食べて応援しよう! 被災地を応援," 食料産業局食品流通課, 農林水産省,
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/eat/
[5] "王の目," Wikipedia,
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E3%81%AE%E7%9B%AE
[6] "【森友改ざん】 内部文書「官邸が法務省に巻きを入れている」 検察への介入明らかに," 田中龍作ジャーナル, http://tanakaryusaku.jp/2018/06/00018368
 

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コメント
1. 2019年7月01日 20:39:02 : D0QUl32qUN : OWczZmhIbUhDL3c=[888] 報告
壊された 牽制し合う 建前が

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