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戦争未亡人の声(上)<本澤二郎の「日本の風景」(3407)<創価学会婦人平和委員会と第三文明社の偉大な実績>
http://www.asyura2.com/19/senkyo264/msg/568.html
投稿者 笑坊 日時 2019 年 8 月 17 日 14:39:38: EaaOcpw/cGfrA j86WVg
 

https://ameblo.jp/honji-789/entry-12507814243.html
2019-08-17 10:26:12 honji-789のブログ

<創価学会婦人平和委員会と第三文明社の偉大な実績>

 手元に光輝の本が現れた。文字通り大衆・民衆が作り上げた著作である。著作権は民衆・日本国民であろう。復刻版が出ても不思議ではない。古本屋で見つかるかどうか。シリーズ「平和への願いを込めて」をまとめ上げた創価学会婦人平和委員会と出版社の第三文明社に、心底から敬意を表したい。おそらくは創価学会の唯一の高く評価できる偉大な実績であろう。

 沖縄の野原善正は読んだであろうか。従軍慰安婦を強いられた日本女性の、真実の叫びも綴られている。いかなる文学作品や戦争回顧録も太刀打ちできない、民衆そのものの真実の告白集である。

 これを政治論で分析すると、現在の公明党創価学会は原点を忘却した宗教政党に堕してしまっていることが、ものの見事に証明されるだろう。手元の本は第八巻だが、全部ではどうなのか。

<政府・自治体・団体・組織が成しえなかった快挙>

 侵略戦争を否定できない現在の自公政権の政治路線とは、真逆の平和主義が、民衆の手作りそのまま編集されて、堂々と刊行されている。

 いま改憲軍拡の銅鑼を鳴らす安倍・自公内閣の下で、民衆の怒りを、空疎な抽象論ではなく、具体的な事実を、率直な日本語で見事に謳い上げている。

 戦後の日本は、歴史の教訓を学ぼうとしない文部官僚や近現代史を記述しない歴史の教科書、抵抗しない教師のおかげで、安倍晋三を含めて歴史を正しく学んでいない。いわんや戦時の民衆の生々しい記録などは、排除してきたものだから、この創価学会婦人平和委員会による手作りの戦争実態は、戦後日本の活字文化のもとで圧倒的な地位を占めている。

<それはシリーズ「平和への願いを込めて」聞き書き「母たちの戦場」>

 戦争の悲惨さを口にしたり、活字にする御仁は少なくないが、現実の生々しい具体的事実を声を出して叫べる人間は、ほとんどいなくなっている。

 安倍晋三に至っては、戦争の教訓を体現した日本国憲法を破壊しようと連日、太鼓を打ち鳴らしている。それにNOといえない連立政権を組んでいる宗教政党である。

 状況変化を待って、いつでも改憲丸に飛び乗って権力の甘い汁を吸うことに専念している。野原だけではない。公明党創価学会は、歴史の教訓を忘れ、改憲軍拡の波に乗る、危険な政党に堕して、野原の言う通り破壊する時を迎えている。聞き書き「母たちの戦場」が、背後から公然と叫んでいる。

 なんとこの平和の作品にやくざ浜名にかみ殺された戦争遺児の美人栄養士のK・T子さんの母親・戦争未亡人のYさんが、聞き書きに登場していたのである。

 壮絶すぎるYさんの生の声は、70歳の時である。この機会に紹介する必然性がある。遺児のK・T子さんは、入れ墨やくざに強姦、性奴隷の挙句、殺害された。健康婦人に対して、浜名強姦魔は69歳の短い人生を強いた。

 やくざ強姦魔の恐怖を物語っている。

 強姦されても沈黙することの恐怖なのだ。声を上げよ、声を上げよ、である。戦争未亡人は、声を上げてくれていた。感謝するばかりである。

<岸壁の母のK・Yさんの戦争体験を2回に分けて紹介>

 小さな新聞社の千葉支局長時代、年に数回カラオケに行く機会があった。そこで多分、初めて「岸壁の母」という歌にお目にかかった。それがどんなに悲劇的か、当時は全く理解できなかった。

 今は理解できる。戦争未亡人と戦争遺児が木更津港の岸壁に立って、永遠に帰ることがない夫と父親を待っている!何回も何回も。こんな悲惨な場面を、今日の日本人は想定さえできない。

 しかし、74年前の真実の木更津市史に記録されていたことになる。本人が告白したのだから。「岸壁の母」は、帰還兵を待つ舞鶴だけのことだけではなかった。

 戦争未亡人の夫の生家は、市内の畑沢にある。そこに米軍機が墜落、夫の両親は亡くなった米兵を山奥に弔った。そのことが10年前に判明して、赤坂の米国大使館員が現地を訪れ、遺骨を持ち帰った。敵の死者を葬る、優しい家庭に、父親は育っていたことになる。

<戦争遺児を強姦殺人した悪魔はやくざ浜名とヘルパー吉田>

 「木更津レイプ殺人事件」の真相を繰り返しネットや雑誌で報道、千葉県警に警鐘を乱打している。

 犯人のやくざ浜名と共犯者吉田を、名指ししてきた。事実だからである。K・T子さんの悲劇は、母親の叫びが重なると、よりつらく悲しみが覆う。木更津の創価学会と公明党の覚醒をもたらそうとの思いでもある。

2019年8月17日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


 

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