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「人を助けず、立ち去れ」が正解になる日本社会 「岩国トロッコ問題」が露呈した本音(プレジデントオンライン)
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/618.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2019 年 10 月 21 日 12:29:40: KqrEdYmDwf7cM gsSC8YKzgqKBaYKigWo
 

https://president.jp/articles/-/30327

5人を助けられるのなら、1人を犠牲にしてもいいのか。この思考実験「トロッコ問題」を取り上げた山口県の小中学校が謝罪に追い込まれた。その理由は保護者からの「授業で不安を感じている」という指摘だという。文筆家の御田寺圭氏は「ケチがつくことには挑戦してはならないという、現代社会を象徴している」と分析する――。


たった数名の「授業に不安を感じている」で謝罪

山口県岩国市立東小と東中で、「多数の犠牲を防ぐためには1人が死んでもいいのか」を問う思考実験「トロッコ問題」を資料にした授業があり、児童の保護者から「授業に不安を感じている」との指摘を受けて、両校の校長が授業内容を確認していなかったとして、児童・生徒の保護者に文書で謝罪した。
(中略)
授業は、選択に困ったり、不安を感じたりした場合に、周りに助けを求めることの大切さを知ってもらうのが狙いで、トロッコ問題で回答は求めなかったという。しかし、児童の保護者が6月、「授業で不安を感じている」と東小と市教委に説明を求めた。両校で児童・生徒に緊急アンケートをしたところ、東小で数人の児童が不安を訴えた。
(毎日新聞「死ぬのは5人か、1人か…授業で「トロッコ問題」岩国の小中学校が保護者に謝罪」2019年9月29日より引用)

数百人を相手にした授業で、たった数名から「不安に感じている」といった訴えがあったことによって謝罪をする――まさに現代社会の教育現場を象徴する出来事のようだ。こんなことで謝罪をしなければならないのであれば、体育や音楽や算数など、他の授業で不安を覚えた生徒など山ほどいるはずだが、それらもすべて謝罪して回るのだろうか。

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大人たちが出した答えは「現場から立ち去る」

「ある人を助けるなら、別の人を犠牲にしてもよいか」

さておき、「トロッコ問題」とは倫理学における思考実験のひとつであり「ある人を助けるためであれば、別の人を犠牲にしてもよいのだろうか?」を問うものである。著名な政治哲学者であるマイケル・サンデルが「正義」についての考察において引用したことで、世界的に広く知られるようになった。簡単に解説しよう。

線路を走っている一台のトロッコが制御不能に陥ってしまい、このまま進めば向かった先で作業をしている5人がトロッコにひき殺されてしまう。
あなたは偶然にも、トロッコが走る線路の分岐切り替えレバーの近くにいる。レバーを倒してトロッコの線路を切り替えれば5人は助かるが、切り替えた先にも1人の作業員がいる。5人を助けるためなら1人を犠牲にしてもよいのだろうか。あるいはこのままにするべきなのだろうか。

画像=いらすとや

レバーを切り替えるか、何もしないか……

大人たちが出した答えは「現場から立ち去る」

「ある人が生きるためには別の人の死がともなうが、それは許されるのか?」という問いは古くから存在する。紀元前200年代に活躍した、古代ギリシャの哲学者であるカルネアデスも同じような問題を提起した――「難破した舟の壊れた舟板にしがみついた人が、別の人がしがみつこうとしたのを突き飛ばした。なぜならその人がしがみついていた舟板はふたりがしがみつけば沈んでしまう程度のものだったからだ。彼は生還後、罪には問われなかったが、果たしてそれはただしかったのだろうか?」と。この問題は現代でも「カルネアデスの舟板」として広く知られる思考実験である。

この問題はカルネアデスの逸話だけでなく、類似のバリエーションがさまざまに存在しており、敷衍して実社会における倫理的・道徳的判断を広く問うものとして長らく議論されてきたテーマのひとつである。

世の倫理学者や政治哲学者たちが喧々諤々と議論を続け、あるいはインターネットではインテリたちが「トロッコのレバーを真ん中にすればトロッコが脱線して全員助かる」などと大喜利をしているなか、意図せずして岩国の保護者と学校教員たちのやりとりが、トロッコ問題の「答え」を導き出してしまった。ほんの数名の「不安の表明」によって謝罪させられる教員たちから得るべきトロッコ問題の答えとは「現場から立ち去る」ことだ。

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「ただしいこと」の追求より「リスクの回避」

トロッコのレバーに触れる行為は、たとえ5人を救った英雄になれる決断であったとしても、必ずひとりの遺族には終生恨まれることになるものだ。「どうしてレバーを倒したのか」と。だが、レバーに触らなければ、さらに言えば一切関与せずにその場を立ち去れば「無関係な人」になれる。無関係な立場であれば、けっして英雄にはなれないかもしれないが、殺人者として恨まれるようなこともない。明日もきっと、いつもと変わらぬ穏やかな日々が待っていることだろう。

今回の事例でいえば「トロッコ問題」などという思考実験を授業中に提起さえしなければ、「問題」や「クレーム」が発生することもなかった。「物事の当事者になる」という選択肢を回避しさえすれば「責任」が問われるようなこともなかったのだ。たとえ大勢にとって有意義な学びの機会が提供できたとしても、ごく少数者が(「不安」を覚えて)犠牲になるのであれば、当然ながらその代償は発生する。場合によっては犠牲を出したことの責めを負うことになる。

たとえ動機がどのようなものであれ「ただしいこと」を追求するのではなく、だれかから「ただしくない」と論難・非難されるリスクを回避することに全精力を投入せよ――それが「トロッコ問題」から考えるべき答えだ。

少しでもケチがつくなら、最初から挑戦しない

岩国の学校教員の方々は、残念ながら「授業でトロッコ問題を扱う」という決断をした時点でトロッコのレバーに触れてしまったことになる。

多くの子供たちには「人間社会における倫理的判断の難しさと社会正義の複雑な構造を学ぶ機会」を提供できたかもしれない。しかし同時に、少数の子供やその親からは「子供たちへ不安やストレスをいたずらに与える加害者」という誹りを免れ得なくなった。この社会では多くの善なることを成したとしても、ひとつでも汚点があればそれらの功績は帳消しにされてしまう。「よかれと思って」などという動機はほとんど斟酌されない。

レバーには触れるな。なにもせずその場から立ち去れ。当事者になるな。「無関係な人」になれ――それが紀元前から繰り返されてきた問題に対して、現代社会が用意した解答だ。

この件――名付けるのであれば「岩国トロッコ問題」とでもいうべきだろうか――は、この社会でなぜ停滞が起き、技術的革新がことごとく反対・規制され、才能ある若者が続々と海外へと流出するのかをメタ的かつ端的に示した思考実験のようである。「少しでもケチがつくのであれば、チャレンジしてはならない」というメッセージが伝わってくる。

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「不安なもの」の排除は社会の停滞を招く

「トロッコ問題」に限らず、多くの人びとにとって、新奇性や画期性のあるものは「気持ち悪い」ものである。不安感や不快感を惹起するものである。子供たちにとってはなおさらだ。それでもあえて、子供たちには未知なる問いを立てていく意義がある。しかしながら、教える側が「加害者」にされてしまうくらいであれば、現場レベルでは「毒にも薬にもならないこと」だけを淡々と伝えていくことのインセンティブが最大化されるだろう。

一方で自分にとってなじみのないもの、異様に見えるものと接触したときに生じる生理的な不安感や不快感は、人間をひとつの動物として捉えたときには合理的な側面を持つ。個としては非力であり、集団生活を営まなければならなかった人間にとって、集団の同質性が維持されることには一定の合理性があった。人間の集団内における「異質性」とか「新奇性」を恐れ、排除することによって自分たちのグループの安定性が担保され、生存の可能性が高まると期待されたからだ。

「トロッコのレバーに触れないことが推奨される社会」は、不安感や不快感を誘発しない快適なものばかりが目に入るし、身の危険を感じさせない穏やかな暮らしが続くだろう。生きていくにはおおよそ不自由のない社会かもしれない。だがそれは最新の知見や技術を拒否し、社会が停滞する可能性と表裏一体でもある。緩やかにだが着実に、社会から活力や創造性が失われていく。

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コメント
1. 2019年10月21日 12:45:12 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[824] 報告

 5人死ぬ方を選ぶ     by 菅・安倍
 
 
2. 2019年10月21日 12:47:41 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[825] 報告

 大衆を助けるのか VS 上級国民を利するのか ??

 上級国民を優遇する                 by 菅・安倍
 

3. 2019年10月21日 13:16:13 : 1Ged1FZ5qE : TFZWdUpaNXJ5cC4=[4] 報告
ボクちんの得にならない事はしない。

ラグビーを見る。  bvアベ

4. 2019年10月21日 13:31:39 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[698] 報告
人間はバカではない。
(人によっては大馬鹿者とかも居るけど)
何故その選択肢しかないのか疑問に思うのが最初だ!

分岐を真ん中にしてトロッコを脱線させるのが正解ではなかろうか?
人の命のために物には犠牲になってもらおう(笑)。

5. 泣いた赤鬼[31] i4OCooK9kNSLUw 2019年10月21日 13:48:08 : DMA8CAVQqq : OGVUTUZUQ2VRQm8=[29] 報告
暇潰しにしかならない、使い古された陳腐な売文に過ぎませんな。
6. 2019年10月21日 14:46:27 : 2FOSukKJfI : Nkw4c2tKeW9zdVU=[409] 報告
トロッコ問題など抽象的過ぎて現実的でない。

そもそもそんな滅多にないシチェーションで、個人がぎりぎりの判断を迫られることなんて、シュミレーションしても意味がない。もし、万一、そんな場面に遭遇したら、その時どうするかは誰にもわからないのだから。


それよりは、たとえば、チェルノブイリ事故の時に首都モスクワ周辺を救うために人工降雨で放射性物質を地方に降らせてしまったのは良かったのかどうかとか、どこかの国家間の貿易協定で、工業製品の輸出のために農産物輸入関税で譲歩して農業に犠牲を強いてもいいのかどうかとか、国家というう組織の上に立つ者の倫理観を問う問題を皆で考えておくべきだろう。

小学生でも高学年になれば理解できるだろうが中学あたりで考えさせてみろよ。

7. 2019年10月21日 16:46:26 : kTbuH3KpL6 : SERJSEY1YkV2RHc=[335] 報告
江戸時代の武士の心得を説いた本、「武士としては」では一例として、向こうから二人の人間が走って来て、後から追いすがっている者から「それそれ、それ止めてくだされ」と呼びかけられた場合にどうするべきか、を説いている。

耳が聞こえないフリをして見逃す方法から道の片側だけ立ちふさがる方法まで色々と関与を避けるための手管を書いているのだが、要は面倒事に関わるな、という教えになっている。

外国の哲学とやらに頼るまでもなく、日本では答えのバラエティまで取りそろえて衆人を教育する智慧があるのだ。
内容は非常にユーモラスで答えにまで丁寧に触れており、トロッコ問題のようなコケ脅しのため意図的に生死の問題にすり替えた露悪的な内容ではない。
どうせ子供に教えるなら、アホの煩悩ごっことも言うべき西洋哲学など使わず、日本や中国の題材を使え。
そうすれば子供たちにはいい勉強になるだろう。

また、子供に教えるべき最も重要なことは、「すべてを、とくに人間を疑う事」だ。

8. 2019年10月21日 17:16:53 : sGPKC9v81j : ZENZVnRKNWh3a2c=[9] 報告
6人全員死のうが知ったこっちゃない、オレはグルメとゴルフ
これが李晋三w
たく、岩国とか山口とか岸・安倍とか半島に近いとか、超キムチ臭いんですけど〜w
また日経プレゼントwのつまらん観測気球か?
まああれだ
こういう授業はね、子供にやるもんじゃないんだよ
政治家に対してやるもんだよ
特に自民党と公明党なwww
9. 2019年10月21日 17:29:36 : sGPKC9v81j : ZENZVnRKNWh3a2c=[10] 報告
それにしてもクソな問題だな
こんなのに正解なんかないだろうが、乗ってる人によりけりだからな
李晋三一味のような悪人とか、上級ばっか乗ってるなら、何もせずに逆にゲラゲラ笑うしw
そんなトロッコに一緒に乗らないし、そんな場所に居合わせないし

ムサコのタワマンは知らんぞ
高いカネ出して川べりに住むようなバカに同情しないから。

10. 2019年10月21日 18:51:11 : xw5c3r17xk : S1V3eDFPb2ZiUEk=[5] 報告
流石安倍の地元の米ポチ岩国市。

よーするに、米軍5人を助け、一般岩国市民1人を見殺しにしろって事だな。

それとも、あとはシラネという白痴奴隷を生む訳か。流石安倍の地元、教育委員会まで腐りきってやがる。兵庫に匹敵する悪さだよ。

11. 2019年10月21日 19:23:37 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[165] 報告
タブーだと 悟れば人は ムキになり

逃げましょう 嫌なことから 目を背け

12. あおしろとらの友[2480] gqCCqIK1guuCxoLngsyXRg 2019年10月21日 20:33:19 : rQLCdfBKkU : WGkwV2M4NGhPL1U=[43] 報告
>「人を助けず、立ち去れ」が正解になる日本社会

 この読みは違うのではないか。人間一般の心理として事件の当事者にはなりたくはないし、面倒なことに巻き込まれたくないというのは普通のことだ。これは、有名な「マイケル サンデルの授業」から影響を受けた日本の教師が同じようなことを学校でやってみたということだろうが、生徒の年齢が若すぎて問題の許容に無理があったのではないのか。

13. 2019年10月21日 20:58:01 : sGPKC9v81j : ZENZVnRKNWh3a2c=[12] 報告
このクソなクイズの正解
公人 税金で食ってる以上、全員が助かるよう最大限の努力しなければならない
私人 自由

最近、公私のケジメが付かないバカが多い
特に税金で食ってるヤツら(厄人・政治屋)な
そういや大災害の直後なのに、囚人服着てラグビーの応援したり、自衛隊のヘリでゴルフしに行ったバカ(公人)がいたな
大災害を無視しただけでもアレなのに、さらにお遊びやってんだからね、李晋三のことだけどさw
トロッコ問題なんかやってる場合じゃないだろ、日刑プレゼントはよ

14. 2019年10月21日 21:14:22 : FGzrNjhPgg : OGJrcGxTUkF6bVk=[5] 報告
宮崎駿も心酔していた『ゲド戦記』シリーズで知られる米国のSF、ファンタジー作家、アーシュラ・ル・グィンにもっと恐るべき短編がある。

題は『.....を去る人々』だったかと思うが、よくは覚えていない(.....は、物語の舞台になった古代風の都市の名である)

しかし、内容はよく覚えている。

どこかの世界に、理想郷そのもののような美しい都があり、住民はみな、互いに仲良く分け隔て無く、豊かに暮らしていた。

人々は軽い労働と、長い余暇を持ち、芸術や音楽を愛し、スポーツを楽しみ、満ち足りた生活を送っていた。


ただ一人の“生け贄”を除いては。

その子供は、ごく幼いうちに住民の子供の中から籤によって選ばれ、親から引き離されて、日の光の届かない暗黒の地下牢に閉じ込められ、言葉すらも教えられず、満足に食事も与えられず、毎日のように残酷な虐待を受け続ける。

そして不潔な状態で放置され、病気になっても治療されることはない。

そしてすべての住民は、11〜14才くらいの間に一度はその地下牢に行き、その子供の様子をじっくりと見て、その理由を理解しなければならないのだ。

それが、住民たちが何者かと結んだ契約であり、ただ一人の子供の人生を暗黒に塗り潰すのと引き換えに、都市全体の安全と豊かさが保障されているのだ。

生け贄が死ねば、また新たな子供が籤引きで選ばれる。


地下牢を見た子供たちは、初めはそのおぞましさに打ちひがれる。

しかし、時がたつと、多くの者たちはまた何事もなかったように豊かで楽しい生活を享受し始める。

しかし、ある種の人々は、それ以来、しばしばふさぎ込んでしまう。

そして、ある日突然、決然と歩き出したかと思うと、ただ一人、だれもが豊さを保障された心地よい都の城壁を出て、外部に広がる荒涼とした荒れ野へと出て行く。

それは地下牢をを見て間もない若者ののこともあれば、中年や老年になって、もはや忌まわしい記憶などすっかり忘れて生きていたような人が、ある日突然、出ていくこともある。もちろん、男も女もいる。

彼らがどこを目指したのか、どこへ行ったのかは誰にもわからない。

ただ今日も、決然とどこかを目指す旅人が、また一人、たった一人で荒野へと出て行くのだ。

そんな話だ。


15. てんさい(い)[1089] gsSC8YKzgqKBaYKigWo 2019年10月21日 21:53:11 : 0kUGInjLpY : ZUJoU1c2MzFGUzY=[97] 報告
>>14
知りませんでしたが、検索したらすぐにみつかりました。

https://www.google.com/search?q=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%82%A3%E3%83%B3+%E3%82%92%E5%8E%BB%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%85&oq=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%80%80%E3%82%92%E5%8E%BB%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%85&aqs=chrome..69i57.16543j0j4&sourceid=chrome&ie=UTF-8

こういうのを書くとはすごい作家ですね。

16. AN[425] gmCCbQ 2019年10月21日 22:00:35 : yMNPYpFb52 : LnlCMXF6SXVuRFU=[393] 報告
細かいことが気になってしまうのが、僕の悪い癖なもんで(笑)

 まずこの文章、誰が書いたか気になって。
 御田寺 圭(みたてら・けい)という人ですね。

 それと、
>ほんの数名の「不安の表明」によって謝罪させられる教員たちから得るべきトロッコ問題の答えとは「現場から立ち去る」ことだ。

 それは、筆者の創作ですよね。
 たいした変わりはありませんが、普通に考えられる一つの選択は、11.さんも書いてる「目を背ける」でしょう。

 しかし、筆者の問題提起は真っ当で、このような「倫理」の学習は、中学あたりの『道徳』の授業に取り入れられるべきです(というかすでに入っているのでは?)。
 またこの種の問題には「正解は無い」ということも、教える側は知っていなければなりません。
 子供はそれを真面目に”議論”しなければなりませんが、真面目に議論したり、揶揄するのは……子供未満、ということです(笑)
 

17. AN[426] gmCCbQ 2019年10月21日 22:34:46 : yMNPYpFb52 : LnlCMXF6SXVuRFU=[394] 報告
>>14.さん
>>15. てんさい(い)さん

 もう、てんさい(い)さんがリンクを貼ってくださいましたが、ル・グィンは小生が好きな作家の一人ですので、二重になりますが、書いちゃいます^^

 「オメラスから歩み去る人々」The Ones Who Walk Away from Omelas
 ハヤカワSF文庫399「風の十二方位」(短編集)に収録
 (アマゾンで新品が買えるようです、\1,320)

 この短編集には、一つひとつに著者ル・グィンの「前書き」が記されているのですが、それによると、オメラスOmelasという言葉は、Salem, Oregon(オレゴン州セイラム/セーラム)を逆読みして思いついたんだそうな。
 セーラムはたばこの銘柄ですが、エルサレムの古名でもあり、ル・グィンは「シャロームであり、平和である」と書いています。
 あと、ル・グィンは、ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟との関連にも触れているのですが、そっちのほうは本を持っていませんし、どんな話だったか忘れちゃいました^^;
 

18. AN[427] gmCCbQ 2019年10月21日 22:43:28 : yMNPYpFb52 : LnlCMXF6SXVuRFU=[395] 報告
>>16.の訂正です。

>子供はそれを真面目に”議論”しなければなりませんが、真面目に議論したり、揶揄するのは……子供未満、ということです(笑)
 ↓
「子供はそれを真面目に”議論”しなければなりませんが、オトナが真面目に議論したり、揶揄するのは……子供未満、ということです(笑)」

 えーと、ついでに^^;

 小生が「ノーベル賞」をゴミ以下だと思っている理由:いまだかつて「SF作家」にノーベル賞を授賞したことが無いから。
 アーシュラ・K・ル・グィンは授賞して当然の作家でした。
 

19. 2019年10月21日 22:47:25 : EvfCFkBBos : cUtSTzVieTJIM2M=[1193] 報告
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20191017-00147100/
この通りだと思うけどね
20. 2019年10月21日 23:32:15 : FGzrNjhPgg : OGJrcGxTUkF6bVk=[7] 報告
>>15

そうです、よく見つけられましたね。
短編集『風の十二方位』の中の『オメラスを歩み去る人々』でした。

そしてご紹介のリンクの最初にあるAmazonのリンクでは「この商品について 説明」という文があり・・・(以下引用)


>マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』でも取り上げられた「オメラスを歩み去る人々」収録! 銀河のかなたのフォーマルハウト第二惑星で、セムリは〈海の眼〉と呼ばれる首飾りを夫ダーハルに贈ろうとするが……第一長篇『ロカノンの世界』序章となった「セムリの首飾り」をはじめ〈ゲド戦記〉と同じく魔法の支配するアースシーを舞台とした「解放の呪文」と「名前の掟」、『闇の左手』の姉妹中篇「冬の王」、ヒューゴー賞受賞作「オメラスから歩み去る人々」、ネビュラ賞受賞作「革命前夜」など17篇を収録する傑作集


いや、サンデル先生、ちゃんと取り上げてたんですね。私も初めて知りましたがさすがです。

重い話ですけどね。中学生か高校生くらいには読んでもらいたい作品です。

もちろん、大人にも。


>>17

ここでル・グィンファンにお目にかかれるとはうれしいですね。

なるほどオメラスの語源は「シャローム」(サーレム)でしたか。

そういえぱ「エル・サーレム」とは「平和の都」という意味だ聞いたことがありますが、そう思うと現実世界にも通じる辛辣な皮肉にも聞こえますね。

さすがル・グィン、名前も意味なくは付けてないようです。


21. 2019年10月22日 01:57:08 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[238] 報告
>>16
おまえ馬鹿だからもう喋んなくて良いよ。
正解が無いなら現在ではナチスの悪行とされるものも
実は正解でも不正解でもないということになる。
結局、新自由主義的な弱肉強食論者の論に飲み込まれるだけ。
22. 2019年10月22日 02:01:21 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[239] 報告
>>19
庶民的には庇った方が良いのだよな。だって
そういう論の行き付く先は必ず庶民も
選別対象になるのだから。
糞ブタの堀江なんか嫌いだが堀江の
「富裕層が庶民の公共サービスを支えている」
という主張は至極真っ当。

納税より納税以上のサービスを受けているのも事実。
若い奴だと実感ないのだろうが年取れば自ずと分かる。
「働いているから偉い」とはならない。
矮小化された問題にだけ有効に使うことが出来る言葉であって
拡大解釈すれば「てめえの命なんど大したもんじゃない」

23. 2019年10月22日 02:05:20 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[240] 報告
台風の件でのホームレス問題だよな?
これ主に地方(田舎)が被害に遭ったんだよな?

効率性・生産性という意味では
真っ先に切られるべきが地方だろう?

復興とか何とか云ってるが無駄じゃねえか?
金をドブに捨てるようなものだろ?
低生産の奴等に何で立派な治水をしなければならない?

立派な治水が行く行くは高度人材を要する
大都市を守ることに繋がるなら良いが
そうじゃないなら金の無駄遣い。

ホームレス共々、容赦なく切り捨てると良い。

24. 2019年10月22日 02:36:06 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[705] 報告
右か左か選べと言われて中道を歩むと書いたんだけど、わからなかったのかい?
25. 斜め中道[8024] js6C35KGk7k 2019年10月22日 09:29:00 : 460ZVzz1ys : SDZ2LjR6cm1sVk0=[1986] 報告
アーシュラ・K・ル・グィンの本は、俺の本棚にもあるにゃ♪

ところで、この問題の回答だが、俺も>>4さまに近い。

レールの上に適当な大きさの小石乗っけりゃすむ話じゃねぇかな??
乗っけたら、すぐに立ち去ると思うが・・・俺は。

26. 2019年10月22日 11:33:02 : VKBo5zaqVI : VC9QUkJHQThpSnM=[1] 報告
トロッコ問題だけど、こういう話は大人はともかく子供に考えさせるのはどうかと思うけどね。

ある人命を救うために別の人命を犠牲にせざるを得ないとかいう場面に実際に遭遇するのは、戦争時の軍の司令官とか緊急手術の時の産科医とか、あるいは事故現場のレスキュー隊員とか、かなり、特殊な立場の人たちしかあり得ないから。

そうした人たちならば、職務上、考えざるを得ない話だが、そんなプロフェッショナルな緊急判断の問題をいきなり子供に与えてどうする。

真面目な子ほど悩んでしまうよ。
特に発達障害などあって人の言葉を額面通りに真面目に受ける子は大変だよ。

先生の無駄話と思って適当に受け流せるような世間知がある子はいいけどさ。

私だって小学生くらいで聞かされてたらかなり悩んだな。

一部の保護者からとはいえ、クレームが来たのも当然だ。


それにだ、人間は商品じゃないんだから、五個だめにするよりは一個の方が損失が少ないとか、もし、そんな価値観を子供たちが持ってしまったらどうする?

竹中平蔵みたいなのが続々と育っちまうぞ!


27. 2019年10月22日 12:30:05 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[81] 報告

来年の台風は、さらに、手を緩めないぞ。

また、多くの国民は忘れて、ラグビー感染?だろう。

輸出の赤字は、連続の赤字。

中世の、堕落貴族が、飲めや、唄えや、乱交せやの

都市の腐敗と没落の歴史を思い出す。


 

28. 2019年10月22日 12:37:49 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[82] 報告
>>23容赦なく切り捨てると、

自分が容赦なく切り捨てられるということを、
知らないな。

経済学よりも憲法よりも先に法則があるんだよ

原因と結果の法則。
あなたがまいた種をあなたが刈り取る法則。

知らなきゃ、平気だ。何をやっても。

無知より、素敵なものはない。


 
 

29. AN[429] gmCCbQ 2019年10月22日 16:47:34 : yMNPYpFb52 : LnlCMXF6SXVuRFU=[397] 報告
>>25. 斜め中道さん

 ほほー斜め中道さんの本棚にもある、のね^^

 純粋に”教育論”で考えると、「トロッコ問題」はマギレが多過ぎて、良くないと思います。
 『そんじゃ石ころ一つ見当たらなかったらどうする?』とか。

 やっぱし「カルネアデスの舟板」みたいな単純な問題がいいんじゃないかな。
 それも、元記事にあるような一応の結果が示されているのではなくて、『難破した舟の壊れた舟板にしがみついていたら、別の人がしがみつこうとした。板は小さいので、二人しがみつくと二人ともおぼれて死んでしまう。あなたならどうする?』といった感じで。

 「トロッコ問題」の場合、”あなた”は当事者じゃないわけですが、「カルネアデスの舟板」では自分自身の生命が掛かっている問題であるという大きな違いがあって、子供を教育するのにどちらが良いのか、それは小生にも判断が付きません。


 小生の場合、このような「問題」をいつ知ったのか? 覚えがないんですが、やはり何かの小説かな? たしかに子供に議論させるのは酷かも知れません。 その場合、「夏休みの読書の課題」にするとか。 なににせよ、「そんな問題今まで知らなかったというオトナが、阿修羅で頓珍漢なことを書いている」、事実が分かったことで、元記事は大いに意義があったと思います。
 

30. 斜め中道[8033] js6C35KGk7k 2019年10月22日 17:30:25 : 460ZVzz1ys : SDZ2LjR6cm1sVk0=[1995] 報告
>>29. ANさま

本棚には
『たったひとつの冴えたやりかた』(ジェイムズ・ティプトリー・Jr.)
・・・とかも並んでおります。

この場合は、とにかくひっくり返せばいいんだから、
なんとかなる・・・というのが好みですにゃ♪

まぁ、トロッコに人が乗ってたら、また考えるとして・・・・

31. 2019年10月22日 18:31:10 : qW5770aSac : ZHBpTDdEcXlON1U=[1562] 報告
トロッコ問題は簡単だよ。

トロッコが分岐点に来た瞬間に切り替えレバーを倒せば、
トロッコは脱線して、みんな助かる。

めでたし、めでたし。

32. SHIGE[461] gnKCZ4JogmaCZA 2019年10月23日 13:11:35 : 8UP26mIKBQ : dTR6TVVwRENwWVU=[195] 報告
>>12. あおしろとらの友
・・・人間一般の心理として事件の当事者にはなりたくはないし、面倒なことに巻き込まれたくないというのは普通のことだ。
・・・生徒の年齢が若すぎて問題の許容に無理があったのではないのか。

>>16. AN
・・・このような「倫理」の学習は、中学あたりの『道徳』の授業に取り入れられるべきです。
・・・この種の問題には「正解は無い」ということも、教える側は知っていなければなりません。


お二人の落ち着いた見解に共感を覚えます。
この問題を忌み嫌ったり遠ざけようとするコメントが異様に多いことに驚く必要はないように思います。

私自身や多くの人が忌避する理由は、この問題と同じ(構造の)経験に誰も数えきれないほど向き合ってきているからだとも言えるのです。

たしかにこのトロッコ問題ほど、人の生や死に直結する決定的な選択を強いられることは稀かもしれない。

しかし、そのミニュチュア版かもう少し緩慢な形での二者の択一は、日常茶飯事とは言わなくとも、普通の生活においても逃れることはできないと実感する。

そんなありふれた二者択一でも、結果を見ればことの重大さにおいてはトロッコ問題に匹敵するものであることも多い。

当方は、人生や社会にはそんな誰もが直面したり降ってわく難問が、いろいろな貌かたちで立ち現れるということまでは、徐々に教育の場でも取り上げていいと思うものだ。

答えを出すというのではなく考えることまでを示せればいいと思える。

注意すべきことはただひとつ。

これが正解ですといった答え方にこそ、偽善や虚偽が潜んでいることが自然と理解されることが最も重要に思える。
 

33. AN[439] gmCCbQ 2019年10月23日 21:58:48 : yMNPYpFb52 : LnlCMXF6SXVuRFU=[407] 報告
>>32. SHIGEさん

 終わったスレにコメントしたがるのも小生の悪い癖(笑)

 いや、仰る通りです。 特に最後の文、
>これが正解ですといった答え方にこそ、偽善や虚偽が潜んでいることが自然と理解されることが最も重要に思える。

 それです! 『全てを疑え』を一人でも多くの人に分かって貰えたらなぁ……。


 話変わりますが、「国際」のあるスレッドに、『山本太郎はミソ、某氏はクソ』みたいなことを今日書いたんです。 それでまた思い出したことが一つ(トシ取ると、突然昔のことを思い出します^^;)。

 ムカシ、「究極の選択」が流行ったことがあります(いつ頃の話だったのかが思い出せない)。
 小生が、究極の選択だと思ったのはコレ。

    カレー味のウンコと、ウンコ味のカレー、どっちを選ぶ?

 お粗末!^^;
 

34. あおしろとらの友[2482] gqCCqIK1guuCxoLngsyXRg 2019年10月24日 06:16:30 : rQLCdfBKkU : WGkwV2M4NGhPL1U=[45] 報告
>>32
> SHIGE これが正解ですといった答え方にこそ、偽善や虚偽が潜んでいることが自然と理解されることが最も重要に思える。

 同意します。

 この「トロッコ問題」が提起しているのは人間にとって「共同体」とは何か、五人を選ぶか一人を選ぶか、この二者択一の問題が提起するものは何か、つまりどちらかの「悪」の選択をせざるをえない、という「共同体」に内在する問題の提起です。
 「悪」の許容か、「悪」の排除か、このスレでご紹介のあった、まさにうってつけのSF小説『オメラスを歩み去る人々』とは、「悪の排除」イコール「共同体の解体」を意味するのではないでしょうか。

35. 斜め中道[8047] js6C35KGk7k 2019年10月24日 13:30:14 : 460ZVzz1ys : SDZ2LjR6cm1sVk0=[2009] 報告
ついでだから、
「蠅の王 Load of the Flies(ウィリアム・ゴールディング)」も如何??

因みに、俺は「珊瑚島=無人島の三少年(Robert Michael Ballantyne)」が
好きですけどにゃ〜♪

(どっちも、本棚の近くにあったもんで・・・)

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