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アフガニスタンでの戦争は1970年代にアメリカが始めた(1/2)(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/19/warb23/msg/331.html
投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 8 月 12 日 17:36:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

アフガニスタンでの戦争は1970年代にアメリカが始めた(1/2)
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202108110001/
2021.08.11 櫻井ジャーナル

 アメリカ軍の部隊2500名が9月11日までにアフガニスタンから撤退するというが、この「撤兵」でアメリカが1970年代に始めたアフガニスタンでの戦争を終わらせる可能性は小さい。​​秘密裏に活動しているアメリカの特殊部隊や情報機関の工作員は残り、1万6000名以上の「民間契約者」もいて、その中に傭兵も含まれている。

 バラク・オバマ政権がシリアへもリビアと同じように軍隊を投入する準備を進めていた2015年9月30日にシリア政府の要請でロシア軍が介入し、アメリカ、イギリス、フランス、サウジアラビア、カタールなどを後ろ盾とするジハード傭兵、つまりアル・カイダ系武装集団やダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国などとも表記)を敗走させた。

 そこでアメリカ政府は手先をクルド勢力に切り替え、ダーイッシュが支配していた油田地帯をアメリカ軍が占領していく。露骨な侵略だが、西側の政府や有力メディアは沈黙している。

 敗走したダーイッシュなどの幹部と見られる戦闘員をアメリカ軍は救出、アフガニスタンなどへヘリコプターなどで運んでいると言われている。出身国へ戻る戦闘員もいるが、その中には中国の新疆ウイグル自治区も含まれている。イドリブにはジハード傭兵がまだ立てこもっているが、アメリカに再接近しているトルコがそこから戦闘員をアフガニスタンへ運んでいるとも伝えられている。

 アメリカ軍は2003年3月、イギリス軍などを引き連れてイラクを先制攻撃してサダム・フセイン体制を破壊した。当初、親イスラエル派の体制を樹立する予定だったが、イラク国民の多数を占めるシーア派が同じシーア派のイランに親近感を持つことから親イラン派の政権が誕生、それを受けてアメリカはフセイン派の残党を含むスンニ派と手を組んだ。

 イラクには1960年代後半からイスラエルの情報機関に操られている勢力が存在する。ムスタファ・バルザニが率いていたクルドだ。この人物はイスラエルの情報機関モサドのオフィサーだったと言われ、その息子であるマスード・バルザニも同じだと見られている。アメリカはイラク北部にクルドの国を建設しようと目論んだこともあるが、クルド内部の反バルザニ派がこの計画に反対して挫折した。

 ジョー・バイデン米大統領はイラクのムスタファ・アル・カディミ首相とホワイトハウスで7月に会談、アメリカは戦闘任務を2021年末に終えることで合意したというが、アメリカは2017年からイラクで戦闘作戦を実施せず、戦闘部隊は存在しないことになっている。

 しかし、アメリカ軍がイラクにいないわけではない。​顧問や教官として特殊部隊が駐留し、「対テロ部隊」に同行しているとされている​。こうした「非戦闘部隊」はこれからも残るのだろう。今年に入り、NATO軍がイラク駐留部隊の規模を500名から4000名へ増やしたと伝えられたが、軍事会社の傭兵が増強されることも考えられる。シリアで敗走したジハード傭兵の一部がイラクへ運ばれたとも言われている。

 今年2月、イラクのクルド支配地域からシリア北東部のハサカ周辺へ軍事物資や装甲車両を運び込む光景を撮影した映像がインターネット上で公開されているが、ダーイッシュが一時期支配していた地域をアメリカは支配し続けようとしている。言うまでもなく、これは不法占領だ。

 ​​アメリカ空軍はカタールのアル・ウデイド基地やアラブ首長国連邦のアル・ダフラ基地、あるいはクウェートのアリ・アル・サレム基地とアーマド・アルジャベル基地に戦闘機、偵察機、爆撃機などを集め、アフガニスタンも空爆できる態勢を整えている。(つづく)


 

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コメント
1. 赤かぶ[144860] kNSCqYLU 2021年8月12日 17:37:01 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[43646] 報告

2. 2021年9月17日 09:43:02 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[11216] 報告
帝国主義支配体系の崩壊は歴史の必然

〖平壌9月17日発朝鮮中央通信〗朝鮮の国際問題研究院研究者の李成根氏は、次のような文を発表した。

米国が2001年「対テロ戦」の序幕として、21世紀の初の戦争として起こしたアフガニスタン戦争が20年ぶりに米軍のあわただしい敗走で幕を下ろした。

米国は、この戦争に延べ80万人余りの兵力と2兆ドル以上の巨額の資金を投入したし、2600人余りの米軍死者と2万人余りの負傷者を出した。

しかし、「米国史上、最長期戦」の新記録を立てた戦争は、アフガニスタンで「テロ撲滅」と「民主主義樹立」の目的を実現するどころか、テロ活動の増加と宗教間紛争の拡大、難民大乱、地域情勢の不安定など、惨憺(さんたん)たる結果だけを招いた。

戦争の初期、一桁に過ぎなかった現地のテロ団体は今20余りに増えたし、無謀な軍事作戦によって10余万人に及ぶ無この民間人が命を落とし、1000余万人の難民が発生した。

アフガニスタンが瀕した破局的実態は、米国を終わりなき戦争の沼地に陥るようにしたし、結局は米国をして資源の莫大な消耗と自国経済の「出血」を防ぐために「非常脱出」を余儀なくされた。

「自由民主主義の伝播」という大義名分と「つぶれた国家の再建」の責任を放り投げてあわただしく逃亡の道についた米軍の恥ずべき行為は、長期間にわたる対アフガニスタン政策の失敗に対する自認であった。

これで、これ以上、世界各地を歩き回って秩序を維持する警察官の役をする能力のない「唯一超大国」の衰退没落相が全世界にあらわになった。

特に、米軍が戦争の開始から2カ月目に「掃滅」したと大言したタリバンが20年が過ぎたこんにち、より強力な勢力として登場して政権を掌握し、米軍の逃走を圧迫した事実は、米国の敗北とその支配的地位の崩壊に対する意味深長な象徴となった。

アフガニスタン事態を契機に、米国の虚像が粉みじんに崩れ落ちるにつれてこれをかしらとして従属的に結託されていた資本主義諸国の同盟関係が急速に分裂、瓦解している。

自分らが数十年間、見守ったカブール政権をためらわずに捨て、共に「血の闘い」を繰り広げたNATO加盟国との合意もなしに逃げ去った米国の利己的で背信的な態度は、米国の安保公約に対する同盟国と追随国の不信と挫折感を増幅させた。

「最も重要な同盟国」が考えていたことより強くなく、期待したことより協力的でないということを実感したこれらの国は、今、われ先に自国の安全保障のための生存戦略を再び作成するのに没頭している。

欧州連合(EU)は、アフガニスタン事態は欧州の戦略的独自性を強化する転換点にならなければならず、欧州が自己の利益を守る能力を保有しなければならないとし、5000人規模の迅速反応武力を創設する問題を討議している。

西側の主要言論も、「西側の自由秩序は敗北した」「米国の衰退は絶頂に達した」「米国が帰ってきたというが、現実的に米国は撤収している」「大西洋同盟は今後、いっそう弱化されるだろう」と批評している。

衰えていく米国に追随するよりは、独自の極を形成することにより遠く進もうとするのが、米国の同盟国、パートナーの心理である。

米国が唱える集団安保システムが自国の利益だけを実現するための道具にすぎず、米国に対する盲目的な追随は羞恥と破滅だけをもたらすということは、アフガニスタン事態が残した深刻な教訓である。

結局、今回の事態は第2次世界大戦以降、米国が築いた一極中心の覇権構図、古びた国際秩序の自滅を早めた決定的契機となっている。

この世に他国の圧力と支配を受けながら生きることを願う国と民族はなく、自力を育み、自分の方式で発展するのは全ての国と民族の自主的権利、共通の志向である。

他国と他民族の自主的発展を抑止し、ヤンキー式価値観と秩序を強要する米国の支配体制は、自国の文化と伝統、発展方式を守ろうとする各国人民の闘争と新興大国の進出によっていっそう危うくなっている。

侵略と干渉、貪欲と略奪を本性とする帝国主義は、すでに生き尽くした歴史の廃物である。

帝国主義が衰退、没落し、人類が社会主義へ進むのは歴史発展の法則であり、20世紀に続いて21世紀にも歴史は他ならぬ自主と正義を求める人民大衆の闘争によって前進している。

帝国主義支配体系の崩壊は、逆らえない歴史の必然である。−−−
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf;jsessionid=F42B429E36CCEDDF17081A1C03999FEE

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