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福島第一原発作業員の実態告発 九州玄海訴訟 意見陳述 黒木初さん
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/531.html
投稿者 stix 日時 2021 年 5 月 11 日 18:03:18: CWDPek5e8lCZQ c3RpeA
 

5月7日、裁判長が交代となり更新弁論がおこなわれました。
裁判長の変更でこれまでの原告側意見陳述の積重ねの成果までもが脅かされています。
尚、投稿者はこの訴訟の初期からの原告の一人です。

黒木初さんは元福一原発作業員で、現在唐津市議会議員です。

 「原発は、大量の被ばくを生む原発労働を前提としなければ存在できません。
電気を作るということに、これほどの人権侵害を生まなければならないのでしょうか?」

<黒木初さんの意見陳述>

 私は、福島第一原発事故から2年後の2013年に福島第一原発内で原発作業員と
して働いた経験と、唐津市民の立場から意見を述べます。
1 私は、1988年に唐津市浜玉町で生まれました。定時制高校に通いつつ、父の
自営業(左官業)の手伝いをしていました。リーマンショックで仕事が減少した
ため、安定した別の定職に就きたいと願っていました。
  原発のことは3・11事故の前は何とも思っていませんでした。

2 騙されて福島第一原発で働くことに 
私は、2013年1月、地元の知人から、「ある社長が千葉での現場監督の作業員を
してくれる人を探している。働かないか」との話を聞き、「日給1万。雇用保険
等の保険付」とのことでしたので、その話に飛びつきました。
その社長、私、他の従業員2名の合計4名は、同年1月末、車1台に乗って出発し
ました。千葉を通り過ぎたあたりで、社長が「千葉ではなく福島のいわきの火力
発電所での作業になった」と言い出し、さらには福島県・いわき市のインターを
下っていくと社長から「実は、福島原発に入るとさ」とはじめて知らされました。
騙されたと思いましたが、帰る金もなく仕方ないという気持ちになりました。

3 就労まで
次の日、私はJビレッジに行き健康診断、原発の仕組みなどの講習とテス
トを受け、その翌日から福島原発に入る事になりました。その講習では原発
の危険性はほとんど語られず、「γ線は鉛とコンクリートを通さないから大
丈夫。それらに囲まれたところで作業する」と説明されました。
送迎のバスに乗って、福島第一原発へ向かいました。大熊町に入るときは警官隊
が町の入り口を封鎖し許可がある人しか通さないようにしていました。商店や住
宅、乗り捨てられた車はそのままながら、街には全然人がいませんでした。「死
の街」そのものでした。
福島第一原発の敷地に入ると、ロッカーがある施設で、0.6mSvまで測れる線量計、
マスクとシューズカバーを受け取り、次に福島原発内の作業員が集まる事務所に
移動し、そこでタイペック(白い外服)、靴下、タイツ、Tシャツ、ゴム手袋、布
手袋、顔面マスクを受け取り、タイペックの前後に第一次・第二次・第三次など
の下請会社名を書くなどして着替えをします。私の直接の雇用主の社長は第5次
か第6次下請でした。

4 3号機の海側の屋外での作業
  私たちは、ワゴン車に乗せられ、3号機の海側の外側(屋外)に行き、「こ
こで作業してください」と言われました。本当にとんでもない所に来たのだと実
感しました。
  私たちの仕事は、汚染水をくみ上げる配管を組んでいく作業でした。講習
で言われたことと異なり、放射線を通さないコンクリートも鉛版もないとこ
ろで作業を始めろと言うのです。汚染水をくみ上げる配管が通る枠組みの両
側に放射線を通さない鉛板を立てかけていく作業からはじめました。作業開
始から30分も経過していないのに作業員の線量計のアラームが鳴り出し
ました(その日に食った線量が0.6mSvに達すると鳴りだすのです)。東電の 
社員から「線量計鳴ったら車に乗って」と言われ、次々乗って来たワゴン車
へ退避しました。普通のワゴン車に放射線を防ぐ機能など無いはずなのです。
 3日間くらい遮蔽のないところでの鉛板立てかけ作業(1日30分以内で線量計の
アラームが鳴る作業)が続き、その後は鉛板と鉛板の間で管を組みやぐらを組む
作業(1日2時間くらいで線量計のアラームが鳴る作業)をしていきました。一般
の人が年間1mSv以下しか浴びてはいけないものを、私たちは1日0.6mSv浴びると
いう危険作業なのです。
 結局、私が働いた約3カ月で、3号機から2号機の方向へ約200mくらい配管
を延ばしました。どこの汚染水をどこまで導くのか、どこに貯留するのかなどの
説明はありませんでした。

5 人権のない原発労働者
  線量計が鳴ると事務所に戻り、報告後同じ手順を踏んでJビレッジに行き、
元請けが用意した作業事務所へ向かい、そこで作業書などを書かされ、あと
は待機の時間でした。待機であれば、その間何をしていても自由のはずです。し
かし、福島に到着後、社長は「オイはもともとヤクザやんね」と豪語しだし、私
たちが待機中に携帯をいじる事も、他の者と喋ることも、机に突っ伏して寝るこ
とも許さないなど、過度の行動制約を課しました。それはまるで軍隊のような感
じで、それらを破れば社長から罵声が飛び、恫喝されました。
給料も本来の約束である日当1万から8千円に落とされ、少ない給料で困ってい
るのに、無理やり社長から飲みに連れて行かれてお金を使わされ、手元にお金が
残らず、売店でパンを一斤買って、それを切り分けて昼のお弁当にしていました。
全くお金は残りませんでした。今となっては無理やりの飲みも逃げ出させないた
めの手段だったと思います。なお、約束と異なり雇用保険等は加入されていませ
んでした。
なお、社長の目を盗んで他社の第3次下請け以下の人に報酬を聞くと、「1日3万
円か2万円かもらっている」「危険手当出ているでしょう?」と言われました。
はじめて聞いた「危険手当」のことを社長に聞くと「頑張れば出してやる」とい
う答えでしたが、結局支払われませんでした。また、後で、「多くの下請でも日
当の違いを分からせないためか『お互いに給料の話はするな』と言われている」
と聞きました。
  また、後に調べてみると、当時の福島第一原発の作業員一人1日あたり第1次
下請に支払われるお金は5〜10万円とも言われており(和田肇名古屋大学教授・
「学術の動向」2014年2月)、著しいピンハネがされていたのです。

6 九州に帰ったのを機に辞職する
同年4月末頃には、私たちは、これ以上続けると福島原発内での年間線量
を超えるおそれがあるということになり(1年で50mSv)、ゴールデンウィ
一クが明けてから別の原発(川内原発)を渡り歩くと社長が言い出しました。
そして、同年5月初め頃九州に帰ってきました。
私は、精神的にも肉体的にもボロボロとなっており、帰った次の日には紹介者の
元へ行き、辞めることを伝えました。紹介者の目の前で社長と電話で話してわか
ったことは、「紹介者は福島原発で働くことを知っていた」「危険手当の分を紹
介者の紹介料にする取引であった」ことでした。私はこの点でも騙されていまし
た。

7 原発は、大量の被ばくを生む原発労働を前提としなければ存在できません。
一つの原発で一度に何千人、何万人という多数の人が働き、大量の被ばくの
後は使い捨てられていくという、多くの人をどんどん食いつぶしていくもの
です。その上、多重下請け構造の中で労働者としての基本的人権が侵害され
ています。放射能を浴びる危険作業、給料のピンハネ、アウトローの介入、
監視その他の人権侵害のオンパレードです。
  電気を作るということに、これほどの人権侵害を生まなければならないの
でしょうか? これらを生む原発はやめるべきだと思います。
 また、先月、汚染水の海洋放出方針が政府で決定されましたが、それなら、
汚染水を海洋に放出しないための放射線を浴びる危険労働は何のためだっ
たのかとむなしい気持ちになります。

8 最後に
  私は唐津市民であり、現在唐津市議会議員をしています。玄海原発が過酷事
故を起こしたら実効的な避難ができないことは明らかですし、何より、原発労働
の時に見た大熊町の「死の街」の光景が忘れられません。ふるさと唐津を「死の
街」にしたくありません。
3・11事故を2度と起こさせないためには原発をやめるのが一番です。

=============================

原発なくそう!九州玄海訴訟 第36回口頭弁論
期日 8月6日(金) 13:30〜16:30予定
場所 @佐賀地裁  佐賀県弁護士会館(模擬法廷、報告集会会場)

【当日のタイムスケジュール】
◆裁判前集会◆
  日時 13時30分〜13時45分
  場所 佐賀県弁護士会館

◆訴訟進行協議と第36回口頭弁論◆
  期日 14時開廷(終了予定時間は16時)
  場所 佐賀地裁
  内容 14時 訴訟進行協議(弁護団のみ)
15時 口頭弁論
16時 報告集会
  備考 ※一般傍聴にもれた方、その他の支援者は佐賀県弁護士会館へ移動。

◆報告集会◆
日時 16時〜16時30分(30分程度)
   *口頭弁論終了後、傍聴者と弁護団が到着後、すぐに開始予定。
  場所 佐賀県弁護士会館
内容 第36回口頭弁論の報告、意見陳述者の感想など。


◆その他◆ 次々回の第37回口頭弁論の日程は次の通りです。
  あらかじめ特別傍聴を希望される方は事務局までご連絡願います。


・・・・・・・・・・
「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団 
URL:http://no-genpatsu.main.jp/
〒840-0825 佐賀市中央本町1-10ニュー寺元ビル3階 
佐賀中央法律事務所気付
TEL0952-25-3121/FAX0952-25-3123
Facebook:https://www.facebook.com/nogenkaigenpatu もあります

        
 

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コメント
1. 2021年5月12日 10:33:28 : G3XpJqR3zQ : dUZXNUNjaWFvTzY=[2] 報告
明治維新以来、天皇寡頭制は、巨大なピンハネ構造で成り立っている。

非正規労働者を生んだ、人材派遣会社とは、ピンハネで成り立っている。

仲介するだけで、仕事を右から左に回しただけで、電話一本で、不労所得を得る。

上の悪事を、下のヤクザ社長が、猿まねしただけだ。

2. 茶色のうさぎ[-25933] koOQRoLMgqSCs4Ks 2021年5月12日 13:22:03 : f3D8Psezd6 : WlJVR1Z5UVdtMG8=[4] 報告

 うむー♪

 明治以来 ←田布施一味ですね。

 ↓ 戦後、 こいっら、 寄生虫、吸血鬼です。 しね💀 ばか
https://photos.google.com/photo/AF1QipNp9xiVQmFM9rf_5MMDbMxv4lQ2xVfjbYAUBuHs
https://photos.google.com/photo/AF1QipPzfEcRkiPHUrTWpuG-Eh-GcBH8AMQLbj-FOcWl

>私たちの仕事は、汚染水をくみ上げる配管を組んでいく作業でした。

 ↑ 地下トレンチ 1000mSv/h(1Sv/h) ←7時間で、死亡です。💀
https://blog.goo.ne.jp/donationship/e/5fd71bac883ad0688bd523b86db63ab2
https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2011pdf/20110601012.pdf

>現在唐津市議会議員をしています。
https://www.jcp.or.jp/web_member/2021/02/412023-02.html
https://www.facebook.com/people/%E9%BB%92%E6%9C%A8%E5%88%9D/100014160370312/

 ↑ まぁ、 日本共産党 幹部 ←こいっらに、注意してね。 応援♪♪💛

 民事なの?刑事なの?  うさぎ♂

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