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変異するウイルスと向き合う(東京新聞)
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/680.html
投稿者 蒲田の富士山 日時 2021 年 5 月 24 日 07:45:28: OoIP2Z8mrhxx6 ipeTY4LMlXiObY5S
 

変異するウイルスと向き合う(東京新聞)

URL無しです。

東京新聞5月23日朝刊。
生物学者の福岡伸一さんの記述から。

私は、以下の事を知らなかったので、抜粋引用いたします。
 
ーーー以下引用(前略)
 
E484KやN501Yといった変異株の名称にはちゃんとした意味がある。ウイルスはスパイクタンパク質という突起を持つ。これはアミノ酸が連結してできたもの。変異株では、四百八十四番目、ましくは五百一番目のアミノ酸が、それぞれE(グルタミンさん)からK(リジン)に、N(アスパラギン)からY(チロシン)に置き換わっている、ということを示す。

ーーー引用終了(後略)

「今では、そんなことは、子供だって知っているぞ!」
とか、言われそうですけどね。

紙面のはいいこと書いてあるのだけど、全文丸写しは、後日以下コメにするかもしれません。(疲れるので・・・)  

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コメント
1. 蒲田の富士山[687] ipeTY4LMlXiObY5S 2021年5月24日 21:10:52 : ThU5Gy6dsg : UWU5VlZ1UlRBak0=[115] 報告
訂正

ましくは → もしくは

2. 蒲田の富士山[690] ipeTY4LMlXiObY5S 2021年5月24日 21:46:40 : ThU5Gy6dsg : UWU5VlZ1UlRBak0=[118] 報告
訂正
 
グルタミンさん → グルタミン酸
 
3. 蒲田の富士山[697] ipeTY4LMlXiObY5S 2021年5月26日 09:23:07 : ThU5Gy6dsg : UWU5VlZ1UlRBak0=[125] 報告
以下引用−−−(全文)

変異するウイルスと向き合う 繰り返されてきた物語。共生への長い時間要する

 生物学者・福岡伸一さん

 新型コロナウイルス禍が勃発してから一年以上が経過したが、依然として終息への道筋が見通せない。オリンピックを控える今、また緊急事態宣言が出されるなど、むしろ混迷の度合いが増している。切り札となるはずのワクチン接種が世界中で進められている一方、新手の問題が起きつつある。変異株の出現だ。
 E484KやN501Yといった変異株の名称にはちゃんとした意味がある。ウイルスはスパイクタンパク質という突起を持つ。これはアミノ酸が連結してできたもの。変異株では、四百八十四番目、もしくは五百一番目のアミノ酸が、それぞれE(グルタミン酸)からK(リジン)に、N(アスパラギン)からY(チロシン)に置き換わっている、ということを示す。
 スパイクタンパク質は、ウイルスが宿主の細胞に接着するときの足がかりとなり、またワクチンも、このタンパク質に対する抗体の産生を即すよう設計されている。抗体がスパイクタンパク質に結合すると、細胞への接着をブロックできる。
 ところが、E484Kは、抗体を跳ね返すような変異であり、N501Yは、細胞に接着する力が強まる変異であることが分かってきた。つまりウイルスは攻撃をかわしつつ、より効率よく感染するタイプに変化したことになる。
 あたかも人間側のもくろみの裏を読んで、ウイルスが意図的に変身したかのようだが、もちろんウイルスには意図も意志もない。ただただ浮遊するまま、たまたま取り付いた宿主細胞の中で自己複製を行う。
 コロナウイルスの自己複製の単位は遺伝子RNAである。複製を繰り返す際、ときに書き間違いが起きる。このRNA上の書き間違いが、スパイクタンパク質のアミノ酸配列に反映され、変異体を生じる。
 書き間違え自体は、RNAのあらゆる場所で全く無作為に起こり得る。では一体なぜ、E484KやN501Yのような、合目的的な(ウイルスの側から見て、ということだが)変異が起きるのか。じつは、人間の側がそれを選び取っているからである。あらゆるタイプのウイルス変異体が選抜される。あるいは、宿主により素早く取りつき、より早く複製できる変異体が、より拡散するチャンスを得る。
 つまり、ウイルスにとって感染者の増加は壮大な進化の実験場となり、ワクチンは自然淘汰の促進剤となりうる。変異株に対しては改良型ワクチンが製造される見込みだが、抗生物質と耐性菌のようないたちごっこになりかねない。押せば押し返し、沈めようとすれば浮かび上がる。これが自然という動的平衡の理(ことわり)である。
 とはいえ希望がないわけではない。私たちの生命もまた自然である。身体に備わった免疫系は最高最良のワクチンであり、ウイルスを多面的に制御して、せめぎあいのバランスを探ろうとする。これがウイルスとの共生ということであり、過去、幾度となく病原体と人類の間で繰り返されてきた動的平衡の物語でもある。問題は物語が落ち着くまで、常に長い時間を要するということである。

引用終了ーーー

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