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ニュージーランド先住民の起源
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1173.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 14 日 08:17:40: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: オーストラリア先住民の起源 投稿者 中川隆 日時 2020 年 11 月 02 日 11:34:39)

ニュージーランド先住民の起源


雑記帳
2021年10月14日
ニュージーランドにおける人類の移住の影響
https://sicambre.at.webry.info/202110/article_14.html

 ニュージーランドにおける人類の移住の影響エピに関する研究(McConnell et al., 2021)が公表されました。ニュージーランドは、人類が定着した地球上の最後の居住可能な場所の一つとされており、人類の定住が始まった年代は13世紀後半と推測されています(関連記事)。木炭記録は、人類の定着前には山火事がほとんどなく、13〜14世紀のマオリ人の定住後に広範に見られるようになったことを示していますが、関連したバイオマスの燃焼による炭素排出の正確な時期や規模はよく分かっておらず、清浄な南大洋と南極大陸における光を吸収する黒色炭素エアロゾル濃度への影響もよく分かっていません。

 本論文は、年代がよく決定されている一連の南極氷床コア記録を用いて、南極の大陸部における黒色炭素の堆積速度が過去2000年にわたって安定していたものの、南極半島北部ではそれらが過去700年の間に約3倍高かったことを示します。エアロゾルモデルは、観測された黒色炭素の堆積が、タスマニアやニュージーランドやパタゴニアにおける火事を示唆する南緯40度以南での排出の増加のみに起因する可能性を示していますが、同時に増加したことを示しているのはニュージーランドの古代の火事記録のみです。南極半島北部では1297年(±30標準偏差)に急速な堆積の増加が始まっており、これは、13世紀後半のマオリ人の定住と、16世紀の堆積が最大になった時期における36(±21 2標準偏差)Gg y−1というニュージーランドの黒色炭素排出と一致しています。

 木炭記録と花粉記録は、より早い時期にタスマニアとパタゴニア南部で気候に調節された燃焼があったことを示唆していますが、南極大陸における堆積記録は、ニュージーランドにおける燃焼による黒色炭素の排出が、過去2000年間のこれらの地域での他の産業革命以前の排出をはるかに上回っていた、と示しており、これにより、南半球の遠く離れた地域における初期の人間活動と関連づけられる大規模な環境への影響を示す明らかな証拠が得られました。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


気候科学:ニュージーランドへの13世紀のマオリ人の到達後に増加した半球の黒色炭素

気候科学:ニュージーランドにおけるマオリ人の定住によって急激に増加した南半球の大気中黒色炭素

 産業革命以前の人類文明は、広範にわたって景観を大きく変えたが、これには燃焼によるものも含まれていた。今回J McConnellたちは、南極氷床コアのネットワークと大気輸送モデルを用いて、ニュージーランドにおける13世紀のマオリ文化の繁栄によって、大気中の黒色炭素が3倍に増加したことを示している。


参考文献:
McConnell JR. et al.(2021): Hemispheric black carbon increase after the 13th-century Māori arrival in New Zealand. Nature, 598, 7879, 82–85.
https://doi.org/10.1038/s41586-021-03858-9

https://sicambre.at.webry.info/202110/article_14.html  

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コメント
1. 2021年10月14日 08:18:51 : g44oCUBLkU : M2E2MzNnLnIvUjY=[2] 報告
雑記帳
2008年06月06日
ニュージーランドへの人類の移住年代
https://sicambre.at.webry.info/200806/article_6.html

 ニュージーランドへの人類の移住時期をめぐって議論が展開されてきましたが、人類がニュージーランドに持ち込んだナンヨウネズミ(Rattus exulans)の骨やネズミが齧った種子の年代を改めて測定したところ、後期移住説が支持される結果になった、との研究(Wilmshurst et al.,2008)が報道されました。

 ニュージーランドのナンヨウネズミは人類が持ち込みましたから、人類がニュージーランドにはじめて移住した時期を推測する重要な手がかりとなります。以前、ナンヨウネズミの骨の年代が紀元前200年頃と発表され、考古学や古生態学などの近年の研究成果(人類の痕跡は紀元後1280年頃以降)と乖離していたので、議論になりました。

 この研究では、紀元前200年頃と測定されたナンヨウネズミの骨も含む博物館で保管されている標本と、それらと同じ層からのものも含む新たなネズミの骨が、改めて放射性炭素年代測定法で検査されました。紀元前200年頃との測定結果が得られた研究では、試料汚染の可能性が指摘されましたので、この研究では汚染除去のための改良された技術が用いられました。その結果、ナンヨウネズミの骨の年代は最古のものでも586年前(非較正)であり、暦年代で紀元後1280年頃よりも古いものはありませんでした。

 ナンヨウネズミが齧った痕のある種子も、同様に年代が測定されました。以前の著者たちの研究では、ネズミに齧られた種子は780年前よりも新しいものばかりで、無傷のものの年代は3895年前までさかのぼりました。改良された技術が用いられての今回の測定では、ナンヨウネズミが齧った痕のある最古の種子は702年前までさかのぼり、鳥の砕いたものの中には、2512年前までさかのぼるものもありました。ネズミのニュージーランドへの初上陸の年代は、火山灰によりさらに絞り込まれ、暦年代で紀元後1314年以前のことになります。

 これらの新たな年代測定結果は、考古学・古生態学などの近年の研究成果とも整合的です。そのため、人類によってポリネシア東部からニュージーランドにナンヨウネズミがはじめて持ち込まれた(人類がはじめてニュージーランドに移住した)のは紀元後1280年頃で、その後ナンヨウネズミは急速に拡大したのではないか、とこの研究では推測されています。

 ただ、ナンヨウネズミが齧った痕のある種子の年代は、ナンヨウネズミの骨の年代よりも古くなっています。ニュージーランドへの人類の移住時期の研究にあたっては、後者よりも前者のほうが信頼できる方法ではないだろうか、とこの研究では示唆されています。

 またこの研究では、東ポリネシアへの人類の移住により、生態系が大きく変わったことも指摘されています。おそらくは過剰狩猟のため、広範囲で陸生動物が絶滅し、海洋大型動物が衰退していきました。また、人類による火の使用のため、低地の森林が破壊されました。この研究で取り上げられた、人類が持ち込んだ雑食性のナンヨウネズミも、こうした変化に影響を与えています。


参考文献:
Wilmshurst JM. et al.(2008): Dating the late prehistoric dispersal of Polynesians to New Zealand using the commensal Pacific rat. PNAS, 105, 22, 7676-7680.
http://dx.doi.org/10.1073/pnas.0801507105

https://sicambre.at.webry.info/200806/article_6.html

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