★阿修羅♪ > 近代史5 > 1311.html
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ ★阿修羅♪
ユダヤ人のフランス / 分断して支配せよ!
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1311.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 11 月 21 日 14:55:42: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ベルギー・フランス・スイスの歴史と現代史 投稿者 中川隆 日時 2021 年 1 月 02 日 18:37:19)


2021年11月20日
ユダヤ人のフランス / 分断して支配せよ!
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68878495.html


ナショナリズムを叩き潰せ !

Sophie Marceau 77888Muslims in America 4

(左 : 昔の「フランス人」を偲ばせるソフィー・マルソー / 右 : 新たな「フランス人」を代表するムスリム移民)

  敗戦後の日本では「庶民の常識」というスイッチが「OFF」になっているのか、非常識な政策を断行する政治家に憤慨しない人が多い。外国人参政権とか移民の受け容れなどは、歐米諸国の失敗例を観れば明らかに駄目と解るはず。それなのに、被害を受ける一般人は気にも掛けずに黙っている。

  昔の日本人は他人の失敗を目にすれば、「前車の轍を踏むな !」と自らに誡めたものだ。しかし、現在の日本人はおっちょこちょいの動物並だ。ペンギンはみんなで行列を作って歩いている時、前列のペンギンが石に躓くと、それに続いて後ろのペンギンも躓く。仔猫も似たような性質があり、右前足でサボテンを触った時、棘(トゲ)が刺さって痛いから、それに激昂して左前足で猫パンチを繰り出す。ところが、その左足にも棘が刺さるので、すかさず右足で再び猫パンチを浴びせる。殴るのを止めればいいのにと思ってしまうが、それに気づかず仔猫は猫パンチを繰り返すから両足が痛くて堪らない。日本人は動物の愚かな行動を観て笑ってしまうが、現実の政治で同じ事をしているので、ちょっと冷静な国民ならアホな仔猫を笑えないだろう。

Matsushita Eriko 8821(左 / 松下玲子 )
  神奈川や東京には左翼ベルト地帯が結構あって、杉並とか中野、吉祥寺、小平、小金井などの選挙区では革新系の議員が強い。おそらく、全共闘世代とか新左翼のピンク国民が、便利だからと中央線沿いに居を構えているからだろう。案の定、武蔵野市で極左議員の松下玲子(まつした・れいこ)が市長に当選した。既に保守系メディアで大炎上となったが、松下市長は突如として「市内に住む外国人に住民投票の権利を与える」と言い出した。これは詐欺行為というよりも、地方政治からの国家破壊に等しい。確かに、彼女は選挙公報で「多様性を認め合い、平和と文化を育むまち」にするとか、「より進んだ市民参加に挑戦するまち」という文言を並べていたけど、この曖昧な公約を「外国人参政権への布石」と考えた有権者はほとんどいなかったと思う。

  そもそも、「外国籍の住民」とは「日本国民」ではない。普通の日本人なら、商売や転勤でドイツやベルギーに"在留"しても、「私はドイツ人」とか「アントワープ市民」とは自称しないだろう。パリやミラノに留学した日本人だって、たとえフランス語やイタリア語を流暢に喋っても、ヨーロッパ人になったとは思わない。また、現地で付加価値税や固定資産税を払ったからといって、「私はフランス人と対等になった ! 俺には参政権がある !」とは言わないだろう。もし、税金を払うことで選挙権とか自治権を取得できるとしたら、それは在留先の役所が国籍を販売したことになる。在留期間の長さとか納税額は、国民の「権利」や「身分」の取得とは別物だ。とはいっても、松下氏を支援したのが立憲民主党や共産党、社民党、緑の党といった左翼政党だから、「さもありなん !」と言うほかない。だいたい、応援演説に駆けつけたのが菅直人や寺脇研といった極左なんだから、「なるほど ! これならしょうがないよねぇ〜」と諦めたくなる。

  日本の暗い未来は現在の歐米諸国を観れば直ぐ判る。アメリカやブリテンはもちろんのこと、ドイツやフランスでも異民族の流入で國體(こくたい)は滅茶苦茶だ。今やパリとロンドンは華の都じゃなくて、カイロかバグダッドみたいな人種の坩堝。アラブ人やユダヤ人のみならず、不気味なアフリカ人や犯罪で暮らすジプシーで溢れかえっている。それゆえ、ゲットーに隣接する白人は憤懣遣る方ない。穏健なオッちゃんでも、「いつ、俺達の国は植民地にされたんだ?!」と嘆く。街を歩けばチャドルやブルカを纏った女性が闊歩しているし、彼女達が産む赤ん坊も西歐人とは全く違った容姿だ。さらに、新生児の名前でポピュラーなのが、「エドワード」や「ジョージ」ではなく、アングロ・サクソン人が附けそうもない「ムハッマド」や「アリ」、「サイード」なんだから泣けてくる。

French Jews 88321Flora Coquerel Miss France 2014 ddMuslim police officer in France 32

( 左 : フランスに居坐るユダヤ人 / 中央 :「ミス・フランス」に選ばれたフローラ・クォケレル / 右 : フランスに現れたムスリムの警察官 )

  ヨーロッパの中心にあるフランスというのは奇妙な国で、ローマ文明の継承者にして、カトリック教会の長女を自称しているくせに、フランコ・ガリアの歴史とキリスト教を否定し、下らないフランス革命を誇っている。この病んだ国民と歴代の大統領は、口を開けば矢鱈と「フランスの偉大さ(la grandeur de la France)」を口にするが、彼らの歴史を振り返ってみれば、そこには破壊、流血、混迷、敗北、転覆、衰退、没落ばかりが目立つ。(ユダヤ人のニコラ・サルコジは異邦人のせいか、ド・ゴール将軍のように「フランスの偉大さ」を口にしなかったそうだ。) さらに、第二次大戦後は大量の有色移民を受け容れてしまったから、もはやケルト系ガリア人の国家とは言えまい。「白人国家」という名称だって有名無実。今となっては嘘くさい。日本人観光客に馴染みのあるヴェルサイユなんか、とうの昔に"故宮博物館"となっている。ただし、パリの街角には有色移民の糞尿が溢れているので、雰囲気だけはブルボン王朝時代に戻っているんじゃないか。

Muslim women in France 221Thais d'Escufon 07

(左 : フランスの主流民族になる人々 / 右 : 移民流入に反対して憎まれたタイス・デスキュフォン)

  日本人としては言いづらいが、フランスの政治はとにかく酷い。元々、フランスは左翼思想が強く、保守的な国民でもリベラル思想に汚染されている。だから、移民に反対のフランス人でも、ジャン=マリー・ル・ペン(Jean Marie Le Pen)への支持となれば、ちよっと躊躇(ためら)う人も多い。彼が率いる国民戦線は、1980年代から2002年くらいまで、何とか大統領選挙で脚光を浴びるくらい健闘したが、それをピークに段々と落ち目となっている。娘のマリーヌ・ル・ペン(Marine A. P. Le Pen)が党首となって父親の跡目を継いだが、主流メディアからは例の「反ユダヤ主義」とか「極右勢力」といったレッテルを貼られて苦戦を強いられている。

Marine Le Pen 8843Marie Caroline & Marine Le Pen 771

(左 : 父親のジャン=マリー・ル・ペンと娘のマリーヌ / 右 : マリーヌとマリー=カロラインのル・ペン姉妹)

  2018年、イメージ低下を懸念したマリーヌは、党名を「国民連合(Rassemblement national」に変えたが、支持者の拡大に繋がるのかどうか判らない。彼女は次の大統領選挙に専念するため党首を降板し、後釜は若手のジョーダン・バルデラ(Jordan Bardella)になった。彼の手腕は依然として未知数だが、この新党首はジャン=マリー・ル・ペンの孫娘であるノルウェン・オリヴィエ(Nolwenn Olivier)と付き合っているそうだ。(議員になったマリオン・マレシャルやノルウェンのような美しい孫娘を持ったジャン=マリーからすれば、不埒なムスリム移民が孫に近づくような祖国にはしたくないだろう。孫娘の恋人や亭主が黒人とかユダヤ人、イラク人になったら恐怖だ。日本の中高年も同じ恐怖を味わうことになるだろう。もし、自分の娘や孫がフィリピン人研修生とかケニア人留学生と結婚したらビックリ仰天するだ。)

Marion Marechal Le Pen 3456Nolwenn Olivier 222

( 左 : マリオン・マレシャル ・ル・ペン / 右 : ノルウェン・オリヴィエ )

Jordan Bardella 11Philippe Oliver 111(左 : ジョーダン・バルデラ / 右 : フィリップ・オリヴィエ )
  日本でも有名な頑固親爺のジャンには、マリー=カロライン(Marie Caroline Le Pen)という娘がいて、政治家になったマリーヌの姉に当たる。このマリー=カロラインが保守派議員のフィリップ・オリヴィエ(Philippe Olivier)と結婚して、生まれたのがノルウェンで、マリーヌ・ル・ペンの姪となっている。父親のフィリップは娘の祖父であるジャン=マリー・ル・ペンの元側近で、現在は歐洲議会の代議士になっている。これだと何となく、国民戦線はル・ペン家のプライヴェート・クラブみたいに思えてしまうけど、ヨーロッパ人は貴族社会や階級社会に慣れているので問題は無い。

  三度目の正直で大統領の座を狙うマリーヌ・ル・ペンだが、"ナショナリスト"を自認するエリック・ゼマー(Éric Zemmour / 63歳)の登場で、彼女の勝利が危ぶまれてきた。ゼマーもジャン=マリー・ル・ペンやマリーヌと同様に、フランスの移民政策を批判し、異民族の流入に大反対だ。それゆえ、大統領選挙に意欲的な両者は熾烈な闘いを繰り広げることになり、保守層の票田、所謂「右派」や「極右」の票を食い合う関係になっている。世論調査でも、回答者の17から18%の人々が第一回の投票でゼマーに投票すると答え、ル・ペンに投票すると答えた人は15から16%であった。もし、ゼマーが第二回目の決戦投票でエマニュエル・マクロンと争うことになったら、45%の人がゼマーに投票するらしい。(Adam Plowright, 'Far-right Jewish pundit Zemmour seen vaulting Le Pen in French presidential poll', The Times of Israel, 6 October 2021.)

  ちなみに、フランスの大統領選挙は二段階の選出制度を取っており、第1回目の投票で50%以上の得票数を得た候補者がいなければ、上位二名による第2回目の投票が行われ、そこで多数を得た者が当選となる。自民党の総裁選挙を思い出せば判るだろう。

Eric Zemmour 001Marine Le Pen 7732Emmanuel Macron 009921


(左 : エリック・ゼマー / 中央 : マリーヌ・ル・ペン / 右 : エマニュエル・マクロン )

  それにしても、なぜエリック・ゼマーがこんなにも人気を誇るのか? それは彼の外見からも判る通り、ゼマーが"非ガリア系"というか"非ヨーロッパ系の異人種"であるからだ。西歐系のフランス人は心の底で白人のナショナリストに投票したいと思っているが、もし、公の席で"白人の排外主義者"を支援すると行ってしまうと、「白人至上主義者」の烙印を押されてしまう虞(おそれ)がある。だから、非ヨーロッパ人の移民排斥論者なら、安心して「ムスリム移民に反対 !」と言えるのだ。リベラル思想に染まったフランス人は偽善者だから、「私は人種じゃなく、能力や性質で移民に反対しているんだ !」と言い張る。でも、本音では「有色人種が嫌いなんだ !」と呟く。

  話を戻す。ゼマー本人の説明によれば、「エリック・ジャスティン・レオン・ゼマー(Éric Justin Léon Zemmour)」という少年は、1958年、セーヌ・サン=ドニのモントレイユ(Montreuil / パリ郊外の街)で生まれた。彼は生まれながらの「フランス国民」と称するが、その両親はベルベル系のユダヤ人である。エリックの父親ロジャーと母親のルチェットはアルジェリアからの移民で、「ゼマー」というのはベルベル語「でオリーヴの木」を意味するらしい。(Laurent Martinet, Eric Zemmour : "Je ne demande pas la francisation des noms", L'Express, 11 mars 2010.)

  「私の両親はフランス人(mes parents étaient français)」であり、「私は"移民"ではない」と語るゼマーは、自分自身を「フランスにうまく同化した優等生」と見なしている。彼の主張には移民への批判でいっぱいだ。なぜなら、マグレブ諸国からのムスリム移民は、フランスに住み着いたのにフランス語をロクに学ばず、何年経ってもフランス語を習得しないからだ。市場へ買い物に出かけても、話す言葉は母国語で、商店のオヤジも同じ出身地だったりするから、野菜を売り買いしていても、アラビア語とかトルコ語で油を売っている。パキ人やクルド人が多く住むコミュニティーなら、故郷のパシュトゥーン語やウルドゥー語、あるいはクルド語を話しながら暮らす異人種が多い。ムスリム移民の中には、第一夫人を形式的に離婚し、そのまま隣に置きながら、第二夫人を祖国から呼び寄せる不届き者もいるそうだ。

  同化に成功したゼマーにしてみれば、フランスの文化や習慣にも馴染めず、仲間同士で集まりながらフランス人に不満を漏らすイスラム教徒なんか「フランス国民」じゃない。「郷に入れば郷に従う」「ローマに住めばローマ人に倣え !」だ。確かに、ベルベル系ユダヤ人人の家庭にうまれたエリックは、ユダヤ教の私立学校に通い、「キッパ(kippah)」とか「ヤルムカ(yarmulka)」と呼ばれる帽子を被りながら、「トーラー(旧約聖書にあるモーセの五書)」を勉強した。しかし、彼は家族の信仰を外で表すことはなく、「政教分離(lacitïé)」というフランス国家の原則を守っていた。自身のユダヤ性に関しても滅多に口にしなかったそうだ。(しかし、これは「ユダヤ人」という出自が恥ずかしく、自慢できるような血筋じゃないから黙っていたんだろう。実際、自分の家系を明かさないユダヤ系知識人は多い。日本人は「国籍」ばかりに目を奪われ、「血筋」や「人種」に無頓着だ。)

  エリックは両親が守る「コーシャ(kosher / ユダヤ教の誡律に則った食事)」も家庭内での料理にしていたし、時折、シナゴーグに通うことがあっても、基本的に無神論者であるらしい。(Roger Cohen, 'A Jewish Far-Right Pundit Splits the French Jewish Community as He Rises', The New York Times, October 25, 2021.) ただし、彼はシナゴーグに入ると、信者の人々に対して礼儀正しくしたという。彼の両親であるロジャーとルチェットも息子を「フランス人」にしたかったようで、ユダヤ名じゃなくキリスト教徒のファースト・ネームを授けた。

  父親のロジャーは救急車の運転手で、カフェや賭博場に行くと、アラビア語を話したというが、息子のエリックは全く話さず、両親の故郷であるアルジェリアにも一度も訪れていないそうだ。貧しい生活を送っていた両親は、故郷に残してきたものを悲しまず、実際、何も残してこなかったという。エリック曰わく、「フランスは人生で、アルジェリアはノスタルジア」であるらしい。フランスは偉大なる国家で、アルジェリアは小さな故郷であるという。(Elisabeth Zerofsky, 'The Right -Wing Pundit Hastag Triggering France', The New York Times, February 6, 2019.) まぁ、"タカリ屋"のユダヤ人にとったら、"故郷"のアルジェリアといえども"異教の地"であるから、さっさと引き払っても未練は無いだろう。引っ越し先のフランスだって、彼らにとっては"異国"なんだから、ゼマーの"ナショナリズム"なんて怪しいものだ。

Jew antisemitic magazine 01Alfred Dreyfus 02Jews 04


(左 : 雑誌の表紙になったユダヤ人の絵 / 中央 : アルフレッド・ドレフュス / 右 : 敬虔なユダヤ教徒 )

  『フィガロ』紙でコラムニストを務めるゼマーが世間の注目を浴びたのは、その保守思想ではなく、反ユダヤ主義とも思えるほどの毒舌だった。例えば、彼はナチ・ドイツに協力したヴィシー政権を擁護し、ペタン元帥らのお陰で大勢のユダヤ人が助かった、と述べていた。また、彼は右派から"裏切者"と罵られたユダヤ人の陸軍大尉、アルフレッド・ドレフュスの無罪にも疑問を呈している。おそらく、彼はユダヤ人であるがゆえにユダヤ人の身内贔屓を嫌い、できるだけ「愛国者のフランス人」を演じてみたいのだろう。詩人のハインリッヒ・ハイネ(Christian Johann Heinrich Heine)やジャーナリストのウォルター・リップマン(Walter Lippmann)、「シオニズムの父」と呼ばれるテオドール・ヘルツェル(Theodor Herzl)みたいな「自己嫌悪のユダヤ人」は少なくない。

  もし、反ユダヤ主義者で真正のナショナリストであるジャン=マリー・ル・ペンが同じ事を述べたら、凄まじい非難の嵐が巻き起こるだろう。場合によっては、国民連合の存続まで危うくなる。ゼマーは自分がユダヤ人であるがゆえに、ユダヤ人を批判できる「特権」を有している、と判っている。「私のユダヤ的出自は、私の味方になっている」と認めたゼマーは、「反ユダヤ主義者と呼ばれまい」とも語っていた。(Tugdual Denis, Eric Zemmour, quand le succès fait le monstre, L'Express, 7 mai 2015.) ナショナリストを前面に出すゼマーは、フランス社会への同化を拒む移民やフランス化に消極的なイスラム教徒に対しては辛辣だ。彼の社会評論によると、ムスリム移民の反抗的態度はフランスの教育に根ざしているという。フランスのエリートは植民地に対して罪悪感を持っているので、旧植民地からの移民は無理をしてフランスの文化に同化しなくていい、どうせヨーロッパ人にはなれないんだから、「フランス人」としての意識をもたなくてもいい、と考えてしまうのだ。ゼマー曰わく、「もし、汝等がフランスに住むのであれば、フランス人になれ !」

Muslim women in France 2134Afghans 00212

( 左 : フランスに住む異質な外国人 / 右 : パキスタンからやって来る移民 )

  なるほど、ゼマーの移民批判はもっともで、これなら保守派のフランス人も納得できる。しかし、彼の態度に疑念を抱く「右翼」がいることも確かだ。一部の右派ナショナリストは、ユダヤ人がフランスをコントロールするために送り込んだ「トロイの木馬」なんじゃないか、と思っている。

  筋金入りの保守的フランス人は、騙されないように懐疑的だ。ゼマーはフランスの人種的およびカトリック中心のナショナリズムに反対しているし、ユダヤ人至上主義者であることを明らかにしている。彼は民族的な衰退についての見解を述べるが、それは真の意図を隠すための赤い肉、すなわち保守派を満足させるための甘言だろう。彼が提示する政策はリベラルでグローバリスト的な、シオニストのネオ・コンサーバティヴである。(Hannah Rose, 'Eric Zemmour : Jewish heritage is a useful tool for the French right', The Conversation, November 11, 2021.)

  確かに、こうした角度から考えれば、ゼマーは保守派を分断させて、左翼陣営やグローバリストを利するために"保守主義者"を演じているようにも見える。もし、来年の大統領選でマクロン大統領とマリーヌ・ル・ペンの一騎打ちとなれば、ル・ペンが当選するかも知れない。しかし、それでは困る。左翼を支援するグローバリストやユダヤ人の富豪にとっては面白くない。それならば、ゼマーを密かにバックアップしてル・ペンの票を切り崩し、共倒れにした方がいい。保守票が割れれば、保守派を手玉に取るグローバリストか社会主義者の左翼候補が当選となる。

ライバルを作って政敵を倒す

  政界を牛耳る大御所達は、人気のある政敵を葬るために、わざとライバルを誕生させて、得票数を減らすといった策略を練る。歴史を振り返れば、こうした妨害策は結構見つかるはずだ。例えば、米国の選挙は有名で、プリンストン大学の総長にすぎなかったウッドロー・ウィルソンが、地滑り的勝利で大統領になれたのは、元大統領のセオドア・ローズヴェルトが「進歩党(Progressive Party)」を作って大統領選挙に容喙したからだ。テディー・ローズヴェルトは1901年から1909年まで大統領職を2期務めた後、同じ共和党のウィリアム・ハワード・タフトを候補者に指名した。保守派のタフトは著名な一族の出身であったから、民衆党の人気者であったウィリアム・ジェニングス・ブライアンでも苦戦し、タフトはブライアンを破って大統領になった。

William Howard Taft 001Theodore Roosevelt 111Woodrow Wilson 1213

(左 : ウィリアム・ハワード・タフト / 中央 : セオドア・ローズヴェルト / 右 : ウッドロー・ウィルソン )

  しかし、タフト大統領が再選を目指した1912の大統領選挙には、引退したはずのローズヴェルトが出馬した。これでは共和党の票田が割れてしまうのも当然だ。通常なら、有能なタフトが素人のウィルソンを簡単に凌駕して圧勝するはずなんだが、投票箱の蓋を開けてみると、タフトが獲得した選挙人はユタ州とヴァーモント州の二つだけ。ローズヴェルトは6州で善戦し、88名の選挙人を獲得した。驚くことに、ウィルソンの方は435名も獲得したのだ。進歩党はJ.P.モルガン商会の財政的支援を受けていたから、反トラストのタフトは国際金融業者に潰されたという訳だ。(Anthony Sutton, Wall Street and FDR, New York :Arlington House Publishers, 1975, p.24.) 操り人形とも言えるウィルソン大統領の誕生により、ウォーバーグ兄弟やモルガン家は計画通りFRB(連邦準備制度理事会)を創設できたことは日本でも有名である。

  こうした「政敵潰し」は再び行われた。絶大な人気を誇るロナルド・レーガン大統領の威光を借りて、やっと大統領になれたジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシは、ホワイトハウスでの悦楽を手放したくなかったのか、ロックフェラー家やロスチャイルド家の意向を無視して、念願の二期目を狙ってしまった。第一期目はパトロン連中が手を回し、楽勝できるマイケル・デュカキスを用意してくれたから良かったけど、二期目は旦那衆の反対に遭ってしまったようだ。(マサチューセッツ知事のデュカキスはギリシア系で、見るからに三流で、しかも普通のアメリカ人でさえも眉を顰めるほどの左翼だった。しかも、外見が非アングロ・サクソン的で、戦車に乗った姿は「サンダーバード」に出てくる人形みたいだった。)

  アメリカの政治を牛耳る闇勢力は、ブッシュを落選させるために、共和党寄りの候補者であるヘンリー・ロス・ペロー(Henry Ross Perot)を担ぎ出した。彼は「Electronic Data System」や「Petro Systems」を創設して大富豪になったビジネスマン。対する民衆党からは元アーカンソー州知事のビル・クリントンが出馬してきた。これはよく囁かれることだが、クリントンはロックフェラー系の手下なのかも知れない。アーカンソーはロックフェラー家の領土(シマ)で、ジョン・デイヴィッドソン・ロックフェラー・ジュニア(John Davidson Rockefller, Jr.)の息子であるウィンスロップ・ロックフェラー(Winthrop Rockefeller)が、1967年から1971年まで州知事を務めていたから、彼の采配でビル・クリントンはローズ奨学金を得てオックスフォード大に留学することが出来たのだろう。

George H W Buch 1222Ross Perot 32Bill Clinton 221Winthrop Rockefeller 02234

(左 : ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシ / ヘンリー・ロス・ペロー / ビル・クリントン / 右 : ウィンスロップ・ロックフェラー )

  ロックフェラー家は大統領を輩出しなかったが、一族の中には政治の表舞台に立ちたい者がいたようで、ウィンスロップの息子であるウィンスロップ・ポール(Winthrop Paul Rockefeller)も父親の足跡に従ったようだ。彼は共和党員で、マイク・ハッカビー(Michael Dale Huckabee)がアーカンソー州知事の時に、彼の副知事となっていた。ジョン・D・ジュニアの息子にはウィンスロップの他にジョン・デイヴィソン・ロックフェラー3世(John Davison Rockefeller III)がいて、チェース・マンハッタン銀行を率いたデイヴィッド・ロックフェラー(David Rockefeller)は末っ子だ。

Winthrop Rockefeller 0223John D. Rockefeller Jr 00221John Davidson Rockefeller the Third 01David Rockefeller 2221


(左 : ウィンスロップ・ポール・ロックフェラー / ジョン・デイヴィッドソン・ロックフェラー・ジュニア  / ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー3世 / 右 : デイヴィッド・ロックフェラー )

Jay Rockefeller 21344( 左 / ジェイ・ロックフェラー4世)
  ちなみに、ジョン・D・3世の息子はウェスト・ヴァージニア州の知事から同州選出の連邦上院議員になったジェイ・ロックフェラー4世(John D. "Jay" Rockefeller IV)である。彼は民衆党員で諜報委員会に属していた。この御曹司はハーバード・カレッジの学生時代、なぜか1957年に日本へやって来て、国際基督教大学に入り、三年間も「東洋学」とやらを勉強したそうだ。ハーバードを卒業したジェイは、ベトナム戦争の生き地獄へは向かわず、「平和部隊(Peace Corp)」という民間部隊で奮闘したそうだ。金持ちのボンボンは死亡率の高い海兵隊員にはならない。ジェイは危険な戦場へは行かず、安全な人生を歩んでいた。

  一方、フォード政権で副大統領になったネルソン・オードリッチ・ロックフェラー(Nelson Aldrich Rockefeller)は共和党員で、彼は1959年から1973年までニューヨーク州の知事を務めていた。ネルソンはオルドリッチ家の母を持ち、祖父のネルソン・W・オルドリッチ(Nelson Wilmarth Aldrich)は共和党の大物で、ロードアイランド州選出の下院議員と上院議員を務めていた。ネルソンの家系は華々しく、彼は米国で超有名なジョン・ウィンスロップ(John Winthrop)とロジャー・ウィリアムズ(Roger Williams)の血を引いていたのだ。米国の歴史教科書には必ず出てくるけど、ウィンスロップはピューリタンの法律家で、マサチューセッツ湾入植地の初代知事となった人物。ウィリアムズの方はコモン・ローの巨星であるエドワード・クック卿(Sir Edward Coke)の庇護を受けていた神学者で、アメリカ大陸へ渡るとロードアイランド州の統治者となった。

Nelson Rockefeller 8332Nelson W. Aldrich 1920John Winthrop 001Roger Williams 111

(左 : ネルソン・オードリッチ・ロックフェラー / ネルソン・W・オルドリッチ / ジョン・ウィンスロップ / 右 : ロジャー・ウィリアムズ)

  脱線したので話を戻す。異例の三者対決となった1992年の大統領選挙だが、結果はやはり民衆党のビル・クリントンに軍配が上がってしまった。民衆投票(popular vote)ではクリントンが43%を取り、ペローが18.9%も奪ってしまったので、ブッシュは37.4%しか取れなかった。ペローがいなければ、ブッシュが46%くらい獲得し、二期目の出発となっていたかも知れない。選挙人の獲得数を観てみると、ペローはゼロであったが、彼のせいでブッシュは168名しか取れず、クリントンが370名を獲得して勝利となった。選挙に敗れたペローは1995年に「改革党(Reform Party)」を結成したが、そんなのは出馬の目的を誤魔化すための偽装で、彼は2000年になると共和党に戻っていた。忘れ去られたペローはつい最近まで生きており、共和党員のまま2019年に亡くなっている。

  次の大統領選挙で、誰がフランス大統領になるのか判らぬが、マリーヌ・ル・ペンの可能性はずっと低くなった。フランスもロスチャイルド家の縄張りだから、手下のマクロンが失脚しても、別の飼い犬が大統領になるんじゃないか。ユダヤ人のグローバリストにとったら、商品や人間の動きを遮る国境や国籍は障碍物でしかない。同種族で団結しようとするナショナリストは危険分子。資本や労働力を右から左に動かして利益を貪るコスモポリタンからすれば、伝統や歴史を言い立てるナショナリストは邪魔な雑草だ。愛国者は故郷の大地に根を張る大樹になってしまうので、芽のうちに踏み潰すか、無理矢理にでも摘み取らねばならない。

Eric Zemmour 6632( 「保守派のスター」になったゼマー )
  たぶん、フランスの大御所連中は密かにエリック・ゼマーへの資金支援を行うだろう。彼らは傘下の各マスコミを動員しながら、このユダヤ人を「保守派の新星」にするはずだ。しかし、ケルト系のナショナリストは彼を心から愛せない。たとえ、ゼマーがジャン=マリー・ル・ペンよりも過激に移民を攻撃しても、唾棄すべき異人種はフランスの英雄にはならないからだ。それに、ゼマーのような観念的保守派は何かの拍子で裏切ることがある。血と肉で繋がっていない異邦人は、フランス人の"仲間"とはならず、やがて同胞たるセム種族のもとへと帰って行く。

  西歐の一般人は歴史に学ばないから、何度でもユダヤ人に騙される。賢明な保守派が注意すべきことは、どんな種類の人間が祖国の伝統や文化を守り、国民の未来を心配するのか、という点である。西洋版中華思想に凝り固まるフランス人は、自らの文化や栄光に誇りを感じるが、その意義を子孫に伝え、継承の義務を担う国民がアフリカ人やアラブ人の混血児なんだから、「どこがフランスの偉大さなんだ?」と訊きたくなる。フランス人というのは、たとえ西歐人風の白人であっても、その祖先を辿るとルーマニアやロシア、ポーランドからの移民であったりするから心許ない。今や、ガリア的フランスを継承するケルト人は、北部の片田舎にしかいないだろう。

  フランスの人種的変質は凄まじく、支那人の投資家がフランスの葡萄畑を買収し、支那人の労働者が「フランス・ワイン」を作っていたりする。「上等なフランス・ワイン」と思って大金を払っている日本人は、支那人の手作り(足作り?)ワインを飲んでいるのかも知れないぞ。もしも、低賃金で働く支那人が、水虫の足で葡萄を踏んでいたら厭になる。支那人が作ってユダヤ人が販売する「ボルドー・ワイン」とか「ブルー・チーズ」なんて気分が滅入るだろう。

April Benayoum , Miss France 2021 jppossaClemence Botino , Miss France 2020 AAAAlicia Aylies Miss France 2017mmmChinese 821

(左 : 2021年の「ミス・フランス 」 / 2020年の「ミス・フランス 」/ 2017年の「ミス・フランス」/ 右 : 支那人労働者)

  変色したフランスでは、大統領がユダヤ人なら観光ガイドもユダヤ人で、フランス映画に出演する役者さえもユダヤ人だらけ。まことにゾッとする話じゃないか ! いずれ、フランスを旅行する日本人は、シャンパーニュやランスを訪れても、モロッコの「カサブランカ(Casablanca)」に居るような錯覚を抱くだろう。フランスへ行ったら、ベルベル人やムーア人、フェニキア人、シリア人に加え、黒いエチオピア人やギニア人が至る所に住んでいた、という光景は珍しくない。イスラム移民を撃退する現代のカール・マルテルが、白色のガリア人じゃなく褐色のユダヤ人であったら、これこそフランス共和国の悲劇だよねぇ〜。

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68878495.html  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲上へ      ★阿修羅♪ > 近代史5掲示板 次へ  前へ

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
最新投稿・コメント全文リスト  コメント投稿はメルマガで即時配信  スレ建て依頼スレ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 近代史5掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
近代史5掲示板  
次へ