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人々がどんどんインフレマインドに変わってゆく
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1557.html
投稿者 中川隆 日時 2022 年 4 月 10 日 11:01:53: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: インフレで起きる事 投稿者 中川隆 日時 2021 年 12 月 20 日 09:38:02)

世界最大のヘッジファンド: 人々がどんどんインフレマインドに変わってゆく
2022年4月8日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/22710

世界最大のヘッジファンドBridgewater創業者のレイ・ダリオ氏がYahoo! Financeによるインタビューで物価上昇という大きなトレンドについて語っている。

世界中で物価高騰

インフレが世界経済を襲っている。正確には現金給付と脱炭素政策とNATOの対ロシア戦略が人々を襲っているのだが、人々はむしろそれらのものを好んでいる。

サマーズ氏: エネルギー価格を高騰させる脱炭素政策は健全ではない
ポズサー氏: 制裁合戦で金本位制復活、コモディティ高騰でインフレ危機へ
自民党を再選させた日本人のように、人間は自分を害するものを好むものだから、それ自体は自然現象である。

だがインフレを恐れながらインフレを生じさせている原因を好む人々の行動は、インフレをますます悪化させてゆくだろう。

ダリオ氏はこれをパラダイムシフトと呼んでいる。彼は次のように言う。

パラダイムシフトが始まっている。人々の考え方がどんどん変わってゆく。

低インフレの時代が終わったのである。

そもそも政府の言うデフレ脱却は笑い話に過ぎない。大学では経済学部で学部生が最初に習うような話なのだが、デフレとは需要より供給が勝っている状態で、つまりはものが十分にある状況である。インフレとは需要に対して供給が足りない状況で、ものが不足している状態である。

つまりインフレを好むということはものが不足している状態を好むということで、今まさに人々の望み通りにものが不足している状態が起きているわけだ。

5倍に高騰しているヨーロッパの天然ガス価格とインフレ危機
望み通りになって良かったではないか。人類には本当に馬鹿しかいないのではないかと思う。

ハイエク: インフレ主義は非科学的迷信
インフレという新たなパラダイム

さて、誰が何を言おうがインフレは進んでゆく。この新たな世界では何が起きるだろうか。ダリオ氏は次のように説明する。

これまでは、人々は低いインフレに慣れていた。その状況下では人々は債券や現金を保有していた。それがやり方だった。

人々は何も心配していなかったし、家を買い急いだりはしなかった。会社も在庫の量を増やす必要性などを心配したりはしなかった。

しかしそれは変わり始めている。以下の記事で書いた通り、アメリカでは既に住宅価格が年率20%近い上昇率となっている。

金融引き締めはインフレ率より先に株価を退治してしまうだろう
住宅価格の上昇は時間差で家賃に転嫁される。だからアメリカ人は急いで家を買っているのである。

そしてダリオ氏によると、このトレンドはますます強くなってゆくだろう。彼は次のように説明する。

一度シフトが始まると自己強化プロセスが始まる。これまではみな債券を持っていた。債券は40年間強気相場だった。債券を保有することに何の問題もなかった。

しかしパラダイムシフトが起きると、新たなパラダイムにおけるトレンドを強化する行動の変化が生じる。

債券は誰かの借金であると同時に誰かの資産なので、人々が債券を売り始めるとその代わりに買うものは何だろうか。

住宅については上で述べたが、アメリカでは事態はもはや住宅バブルだけの話ではない。消費者物価が7.9%で上昇しているアメリカではインフレは既に消費者を悩ませており、貯蓄を削ってでも物価が上がる前にものを買おうとしている消費者の姿が統計に表れている。

アメリカの消費者はインフレで貯金を削ってものを買い漁っている
日本ではまだインフレは始まったばかりだ。投資家は去年からコモディティを買ってインフレに備えているが、日本の一般消費者はまだほとんど何にも気付いていないだろう。

だがこれが去年から今年、今年から来年のトレンドになってゆくと、多くの日本人も流石にインフレに気付き始めるだろう。

保存の利く食料は蓄え始めるかもしれないし、家を買おうとする人も増えるかもしれない。インフレが人々を動かし、人々の行動がインフレを増強してゆく。トレンド自身がトレンドを強化する。それが自己強化的なトレンドである。そしてますますインフレは酷くなってゆく。

結論

だからFed(連邦準備制度)のパウエル議長が去年「インフレは一時的だ」と語ったとき、それはもうどうしようもなく完全に間違っていたのである。

ガンドラック氏: パウエル議長はただインフレが続かないように祈っているだけ
それはインフレが去年のうちに収まるかどうかというタイムフレームの予測が間違っていたという意味ではない。インフレがそもそも自己強化的だという経済学的事実をパウエル氏は見落としていたのであり、それは経済の仕組みが何も分かっていないということである。

そして今、中央銀行は金利を現在のインフレ率よりも4%以上も低いところに利上げするという「緩和」政策を行っている。

経済学者ラリー・サマーズ氏の言うように最終的にはより急激な利上げに追い込まれるのだが、Fedがこうして呑気に低金利している間にインフレはどんどん酷くなるだろう。

サマーズ氏: インフレ速度よりも急激な利上げが必要
そしてそれを支持しているのは有権者だという事実を忘れてはならない。日銀が今何をしているかについては、本当にただの笑い話でしかない。対価として人々はインフレを受け取るだろう。彼らはそれを望んでいたのだから、それを喜ぶべきなのだ。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/22710  

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コメント
1. 中川隆[-13343] koaQ7Jey 2022年4月10日 11:05:06 : mqTygPfupR : VFI4SVNtS1hVVEk=[3] 報告
世界最大のヘッジファンド、アメリカ経済がもう手遅れであることを認める
2022年4月9日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/22771


引き続きYahoo! Financeによる世界最大のヘッジファンドBridgewater創業者レイ・ダリオ氏のインタビューである。今回はインフレと利上げについて語っている部分を取り上げたい。

利上げと株式市場

アメリカでは物価が高騰しており、Fed(連邦準備制度)は今年かなりの速度での利上げを行おうとしている。

3月FOMC会合結果は利上げ開始、政策金利は年内に2%以上となり株価暴落へ
見通しでは政策金利は今年中に2%以上の水準になるという。だがダリオ氏はこの金利見通しについて次のように述べている。

7回の利上げとは何と多いんだと皆が言っているのを見ると笑ってしまう。金利を2%か何かに上げたとして、それは確かに資本市場を苦しめ、株式の保有者にとって難しいことになり始めるだろう。

債券や預金のリターンが上がり、資金が引き締まり、リスク資産など他のものの魅力を減らしてしまう。ハイテク株などキャッシュフローの想定期間が長いものは特にそうだ。

金利が高くなれば、上下動の激しい株式を保有するリスクを取らなくとも国債を保有するだけである程度のリターンが得られてしまう。

例えば今後の利上げを織り込んで2年物国債の金利はほとんど2.6%に達している。


国債を2年保有していれば2.6%のリターンが得られるということである。

一方の米国株は金融引き締めでぐらついており、2年で果たして同じリターンを達成できるだろうか。


これが株式の投資家が直面している問題である。2.6%の2年物国債は既に株価と実体経済に悪影響を及ぼしつつあり、以下の記事で書いたように今後の悪化は債券市場では既に織り込まれている。

サマーズ氏: 長短金利の逆転は景気後退を引き起こさない
利上げは十分か

一方でダリオ氏は金利が2%に上がるだけではインフレ抑制には不足だという。彼は次のように続ける。

だがそれでも金利は2%か2%を少し上回る程度で、インフレ率はそれよりもかなり高い7%だ。長期的には5%くらいに収まるだろうか。

そうすると、2%の金利があっても実質的には(債券や預金の保持者は)インフレに対して資産を失ってゆくことになる。

それで人々は債券や預金から離れ、インフレをヘッジするために貴金属や農作物などのコモディティに投資するようになる。ものが買われるのでインフレは止まらない。それが前回の話である。

世界最大のヘッジファンド: 人々がどんどんインフレマインドに変わってゆく
だが中央銀行はインフレ抑制のために十分な利上げを行うことができない。ダリオ氏は次のように続ける。

Fedがインフレに対応するために十分な引き締めを行えば、株価と実体経済が沈んでしまう。

だからこれから1年でFedはかなり難しい立ち位置に置かれることになる。インフレ率はまだまだ高く、それが市場と経済にのしかかっている。

結論

どうすれば良いのか? ダリオ氏はそう聞かれて絶望的な答えを返している。

中央銀行はますます難しい選択に迫られており、この状況はスタグフレーションをもたらすだろう。

インフレを抑制したいが、インフレが抑制できるほど金利が高いと経済が死んでしまう。

中央銀行に何が出来るか? 何も出来ない。彼らは既にその状態に置かれている。

中央銀行が対処しなければならないこの問題は彼らの処理能力を完全に超えている。

アメリカ人にはよくあることだが、彼らは出来る限り楽観的であろうとする。経済学者ラリー・サマーズ氏との対談の時にはダリオ氏はこの状況に警鐘を鳴らしながらも「だがわたしたちは両方間違っているかもしれない」とスタグフレーション回避に含みを持たせた。

だが今回はここまではっきり言ってしまった。やはりどう考えてもこの状況では物価高騰か株価暴落のどちらかは回避できないからである。

2022年の株式市場: パーティは終わっているのにまだ踊っている人がいる
聞き手は絶望的な顔をしながらダリオ氏に恐る恐るソフトランディングは絵に書いた餅(原文:pie in the sky)かと尋ねる。

ダリオ氏は最後まで楽観的であろうと頑張り、かなりためらいながら次のように言った。

んー、ソフトランディングと言うのは…あー、どうだろう。ええと…んー。…そうだ。絵に書いた餅だ。高確率でわれわれはスタグフレーションに突入するだろう。

2022年のスタグフレーションに投資する方法


https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/22771

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