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大麻合法化とエネルギー利権、愚民化計画の知られざる繋がり
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/853.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 7 月 24 日 11:55:35: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: カルト・麻薬関係投稿集 投稿者 中川隆 日時 2020 年 12 月 12 日 16:34:17)

【重要】大麻合法化とエネルギー利権、愚民化計画の知られざる繋がり ジェームズ斉藤がグローバリストの思惑を解説
2021.07.23
https://tocana.jp/2021/07/post_216024_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】


ジェームズ いまアメリカで大麻が全面的に合法化される動きがありますが、裏側について日本人のほとんどはなにもわかっていないようなのでお知らせしたいです。

──大麻解禁の裏側ですか?

ジェームズ はい。今回の大麻合法化が急速に進んでいる理由にはアメリカ民主党の思惑が絡んでいるんですよ。一番大きな枠組みというのは地球規模の経済行動の転換があるんです。それが脱炭素エネルギーです。

──脱炭素? 

ジェームズ そうです。つまり、石油、ガスから脱却しようとしているんです、特にアメリカ、ヨーロッパは。この間もEUが2035年までにガソリン車を全面禁止にすると言いましたが、いまのエネルギーの最先端って原子力とか太陽光とか水素発電とか、世界レベルで脱炭素の方向です。

──そうなんですね。ただ、それがどう大麻と…。

ジェームズ 絡んでくるのか?ですよね(笑)。実は大麻ってエタノールに還元でき、燃料になるんですよ。それも石油やガスに匹敵するぐらい効率がいいんです。人類っていまの時点でも大麻油さえあれば、普通に暮らせるはずなんです。公害を生む石油やガスなんて本来必要なかったんです。それがなぜ、こんなに悪者になってしまったのかといえば、石油利権側のプロパガンダです。

──もしかしても大麻解禁ってエネルギー問題だったんですか? 

ジェームズ そうです。信じられないかもしれませんが、大麻が地球のエネルギー問題を解決するんです。ですから、これからは大麻は吸うだけでなく、社会の至るところで使われるようになるかもしれませんね(笑)。

──それ、本当ですか? にわかには信じられないのですが。

ジェームズ そう思うのもムリはないですが、実際、いまの大麻解禁を仕掛けているのはエクソンモービルなどのエネルギー企業ですからね。彼らがいま民主党にお金をバラまいています。彼らの献金のおかげで2020年の大統領選でバイデン勝利を演出することができたんです。トランプは「反脱炭素派」なので目の敵にされたんです。石油利権を握る人々はこれまで100年以上も石油・ガスでボロ儲けしてきましたが、次の100年では大麻で儲けるつもりかもしれません。

──そんな大きな話だとは思いもしませんでした。

ジェームズ 大麻は意外に大きな資源なんですよ。要は麻ですから衣料用にも使われますよね? ところが、これも石油利権を脅かしたんです。石油利権側は化学繊維を売りたいので、やっぱり麻が邪魔だったんですよ。エネルギーだけでなく、化学繊維利権とも競合したので大麻はずっと悪者にされてきたんです。


──確かに戦後、大麻は必要以上に悪者扱いされてる感じではありましたよね。

ジェームズ そうです。人類は古代からずっと大麻をさまざまな形で愛用してきましたし、アジアでは神聖な植物として大事にされてきました。インドや中国でもそうですし、日本では神道で使う紙の束を「大麻」と書いて「おおぬさ」と読むのですが、これは文字通り、もともとは大麻を束ねたものでした。

──大麻禁止の裏にはそういう背景があったんですね。では、大麻の中毒作用ってそれほど深刻ではないということですね?

ジェームズ いえ、そこは注意が必要です。大麻の覚醒作用をもたらすTHCという成分は、場合によっては危険です。例えば、子供が長期にわたり、THCを摂取すると脳が萎縮します。また、THCの覚醒作用は生産能力を格段に落とします。実は、私はある諜報訓練で微量のTHCを合法的に摂取したことがあったのですが、直後から猛烈に眠くなり、翌日は二日酔いのような状態が一日中続きました。
きつかったのは三日目です。その日は対テロ訓練だったのですが、銃を撃っても全く標的に当たらず、上官による任務の説明を理解するのも困難でした。同日のヒューミントの訓練でも全く成果が出ず、「THCをやると廃人まっしぐらだな」と確信したのはこの時でした(笑)。ただし、大麻そのものは一般的にはストレス緩和、医療用にはてんかん等に効果があり、依存性もカフェイン程度であることは証明されていますので、大麻を即、悪だと判断するのは言い過ぎです。大麻は利用目的次第で効果が両極端になる、諸刃の剣です。だからこそ、欧米ではしょっちゅう大麻解禁が議論されてきましたし、すでにカリフォルニアでは一部合法、コロラド州では全面合法、ニューヨーク州もこの前、合法化されました。

──オランダでも基本的には大麻は解禁していますし。

ジェームズ オランダはグローバリストの拠点ですからね。結局、彼らはプロパガンダを仕掛けた側ですから大麻に大した害がないことなんか最初から知っているです。なので、今回も脱炭素に舵を振るとなったらすぐに解禁しようと動くわけです。なにしろ、いま合法化で動いているのはアメリカ連邦政府ですからね。現在は各州の州法で合法にしているだけですけど、連邦法で合法になれば全面的
に解禁になるでしょう。

──そうなれば日本も同調するんでしょうけど、可哀想なのはこれまで大麻で捕まった人や人生を狂わされた人たちですよね、

ジェームズ 確かに日本における現行の国内法では彼らは違法行為を犯したので、逮捕されて当然です。私も現役の某国諜報機関関係者なので、違法行為を正当化するつもりは毛頭ありません。しかし、彼らの行為を元に「大麻=悪」の論理を展開するのは稚拙です。欧米はもともとプロパガンダだとわかっているからそれなりに対応しているんですけど、日本の官僚は極端に「保身ファースト」でクソ真面目に対応してしまうんです。大麻取締法にしても昭和23年にGHQの指示によって作られたものです。GHQ職員にはユダヤ系極左勢力が大量に紛れ込んでいましたから、大麻禁止は日本を弱体化させる思惑があったんでしょう。 ですから、サンフランシスコ平和条約調印で主権回復後、日本はGHQが作った法律なんか無視すればよかったんです。それを吉田茂から安倍晋三に至るまで所謂「対米従属派」と呼ばれる政治家が忠犬ハチ公のようにずっと後生大事に守ってきたからこんな世の中になっているわけです。実際、厚生労働省の麻薬Gメンなんてムダに精鋭揃いですからね。六本木にたむろする外国人の麻薬売人に浸透工作やハニートラップを仕掛けた上で逮捕するとか普通にやってます。しかし、そういう優れた人材ははるかに国家安全保障上深刻な問題である、中国人スパイ対
策等に回すべきです。リソース配分が完全にデタラメで、大麻摘発に躍起になっているので、呆れますね。

──日本政府、日本の官僚が石油利権、ひいてはグローバリストの言説を無批判に信じているからこんなことになるんですね。

ジェームズ 究極の皮肉は、米国で大麻規制をかけた勢力と、現在大麻合法化を進めている勢力は同じユダヤ系極左だってことです。戦後日本における大麻規制問題だって同じくユダヤ系極左勢力の仕業です。であるのに、ルールを守れば、それでいいと思っている無能というよりも無責任な人たちがいまの官僚、いまの政治家ですね。これはGHQが作った日本国憲法を巡る問題と全く同じです。コロ
ナもそうですが、政府がグローバリストの下僕になっているからこんなことになるんです。

──とはいえ、いまのアメリカの大麻合法化はトランプを倒したグローバリストた
ちが進めているんですよね?

ジェームズ そうです。だから、日本はポチとしても二流なんです。ご主人さまたちの思惑が見えないので、動きが一周遅れなんです。ご主人さまたちはもう大麻解禁、脱炭素に進んでいるんです。ところが、日本政府はまだGHQが作ったルールに縛られていて動きが鈍いんで、グローバリストたちからもバカにされています。

──下僕としても使えないという。

ジェームズ そのぐらいいまの日本の政治家、官僚たちは硬直しているし、自分の頭で考えないんです。そして、ここにもうひとつグローバリストが大麻を合法化した目的があります。それは愚民化です。大麻は、健康被害はほとんどないんですが、前述の通りTHCは極端に生産性を下げます。その一方でCBDという成分だけを摂ると生産性を落とさずにリラックス効果だけを望めます。しかも、CBD
はアメリカだけでなく、日本でも2020年に合法になりました。

──えっ、もう合法化されているんですか?

ジェームズ そうです。アメリカでも日本でもCBDという有用な成分はすでに合法です。なのに、なぜ、大麻全面合法化が進んでいるのか? その答えはTHC合法化です。THCを社会に浸透させ、生産性を落とすことにより、愚民化を図ろうとしているんです。

──でも、生産性を落としたら奴隷としても使いにくいんじゃないんですか?

ジェームズ いえ、奴隷はデク人形でいいんです。いわれたことを不眠不休そして無給でやってくれればいいんです。さすがに完全な廃人ではダメですが、政権批判はするが実際に行動を起こさない、完全なヘタレになってくれればいいんです。これは支配者側にとっては好都合です。なぜなら「形だけの民主主義」を演出するには、反対勢力が必要です。THC解禁で反社会的なヘタレ人間を大量生産
すると、私が以前から言っている「コントロールされた反対勢力」が最も簡単に作れるということです。事実、米国では左派のリベラル、右派のリバタリアンのほとんどは大麻をやっています。特に右派のリバタリアンは大麻解禁論をリードし、キリスト系伝統保守が多い右派の分断要素にもなっています。結局彼らの正体は日頃から不平不満を垂れる反社会勢力です。大麻はまだ「ソフトな麻薬」で
すが、大麻常習者になるとコカインやLSD等のさらに強力な「ハードな麻薬」に手を出しやすくなるとはいわれています。コカインやLSD常習者となると完全に廃人となり、今度は実力行使も躊躇しなくなります。実際、ANTIFAやBLMのメンバーで破壊行為を担当している者は、ほぼ全員ハードな麻薬の常習者です。実は、民主党主導の大麻全面合法化の動きは「コントロールされた反対勢力」を大量生産し、さらに米国社会を分断し弱体化させることが究極の狙いです。しかもこれは民主党の2022年中間選挙及び2024年大統領選に関連しており、やはりANTIFAやBLMを大量動員して破壊活動でもって強引に選挙で勝とうとする思惑があります。そもそも大麻全面合法化は2020年大統領選の時点でバイデン陣営の公約でもあり、周到に民主党側で仕組まれた案件です。また、大麻全面合法化は米軍にも影響があります。緊張が続く彼らはどうしても薬物に頼りがちで、もしかしたら米軍も「戦えない軍隊」になり世界戦略どころではなくなります。

 しかも、THC合法化はビジネスになります。最近日本でも流行っているCBDオイル等のサプリが最大の効果を発揮するには、現在のようにCBD100%ではなく、CBD80%対THC20%等のTHCが含まれるような比率が必要になってきます。つまり、THC解禁で、CBDオイル業界が潤うことになるのです。「健康になれます」の謳い文句に釣られてCBDオイルにハマって愚民化することを狙っているんです。実際、CBD100%でもかなりリラックス効果はありますが、THCを含むCBDオイルは効果が全く違います。しかし、少しでもTHCが入ると同じCBDオイルでも摂取後、生産性が落ちることには変わりがありません。

──少しでもTHCが入るとちょうどいい愚民が出来上がるんですね。

ジェームズ その通りです。こういう愚民ができると奴隷化するのは簡単ですから、大麻合法化を仕掛ける側は究極にはこれを狙っています。この奴隷化、愚民化によって資本主義は完成するのです。

──大麻によって資本主義が完成ですか!?

ジェームズ そうです。そもそも日本人は資本主義を誤解しています。資本主義は資本を握っている側が資本を握っていない人間を徹底的に働かせるのがその本質です。この本質を維持するには貧困が必要です。貧困層という奴隷層を作って徹底的に搾取しないと資本主義は成立しません。これを日本人はもっと理解しないといけません。
 だからこそ、資本家の利益を代弁しているアメリカの民主党がいま、大麻合法化をすすめているんです。民主党の正体は、政治とビジネスが癒着したファシズムです。現在大麻合法化が進んでいる州を見てください。カリフォルニア州やニューヨーク州等、全て民主党の拠点です。大麻合法化はグローバリストのくびきから解放されるために必要な政策ですが、同時にグローバリストがそれを主導し
ているので、気をつけないと「全世界総白痴化」という「ユダヤの罠」にハマります。実際、カリフォルニア州等の大麻合法化を実施した米国の州では、一般人の知的レベルが極端に落ちています。ですので、一般人は絶対にTHCは手を出してはならず、CBDに留めてほしいと思います。

 また日本国内での大麻合法化議論も、米国で起こっているような社会的影響を考慮すると、THCは違法にしたまま、CBDの規制緩和を実施すべきでしょう。日本では前述の通りCBDは合法化されましたが、現行の法制度下では「大麻の茎と種子由来CBDのみ合法」となっており、それらの部分からではほとんどCBDが採れず、米国麻薬取締局も「商品化は現実的でない」という表明をしています。し
たがって、現在日本で売られているCBDは違法かフェイクな物ばかりで、皮肉にもTHC含有CBDの密輸等を助成することになっています。CBDの健康面での有効性は明らかでTHCの害を防ぐためにも、CBD全面規制緩和をするべきです。また、現在海外での大麻使用自体は違法ではなく、カリフォルニア州等で大麻使用は日本人であっても問題ないので、現地で大麻を入口に他の危険な麻薬に手を出す
ケースが多いのが現状です。やはりTHCは全面使用禁止にすべきでしょう。

 大麻全面合法化の波は日本にも押し寄せて来ています。日本ではGHQの愚民化政策の結果、未だ「アメリカ文化はカッコいい」という洗脳から抜けていません。しかし、現在のアメリカ文化は低俗の極みで、カリフォルニア州などでは一日中大麻を吸ってヒップホップを聴きセックスばかりしている者ばかりです。このどこが「カッコいい」のでしょうか? ただのユダヤの奴隷で、国民が堕落し、亡国となったローマや清王朝の落日を彷彿とさせます。今回の米国発の大麻全面合法化の波は歴史の必然ですが、日本にとっては国家の命運をかけた問題であることを読者の皆さんは認識しておいてください。  

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コメント
1. 中川隆[-16971] koaQ7Jey 2021年8月21日 18:54:23 : I2jriCFAv6 : UlhoZEVFSW9Bc3c=[35] 報告
報じられない「タリバンによるアフガニスタン制圧の裏と陰謀」! 麻薬ビジネス、ゴールド、ペド、ディープステート…ジェームズ斉藤が解説!
2021.08.21
https://tocana.jp/2021/08/post_218619_entry.html

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

──先日タリバンが首都カブールを陥落させてアフガニスタンを制圧しましたが、実際はどうなっているんですか?

ジェームズ 一言でいうとバイデン政権によるアフガンの「ポイ捨て」です。ポイ捨てした理由はいろんな利権の再分配が終わったためで、アフガン自体が必要なくなったからです。その利権の一番の要が麻薬貿易です。アフガンはアヘン、大麻の生産量が世界トップでアフガン経済のほとんどが麻薬経済に依存している状況だったんです。

──アフガン戦争中でもそうだったんですか?

ジェームズ そもそも戦争中、アメリカ兵たちが何をしていたのかというと「アフガン民主化と復興」という聞こえのいい大義名分の下でアヘン畑のパトロールですから。それは原住民の生活の糧である畑を守るという名目で行われていたんですけど、それは表向きでした。ただし、米軍がアヘン貿易の甘い汁を吸っていたのかというと、それも違うんですよ。米軍は関係ありません。関係していたのは諜報機関でした。

──CIAですか?

ジェームズ そうなんです。まさに、そこがディープステートなどのいろんな勢力の闇に繋がっていくんです。ですから、アフガン問題はいまのアメリカの闇と直結していますので、少し長くなりますが、説明させてください。

 まず、アフガン戦争ですが、意外に多くの人がソ連・アフガン戦争とアメリカのアフガン侵攻がゴチャゴチャになっていますので、そこを整理しましょう。いわゆるアフガン戦争は大きく分けて4つあります。

・19世紀にイギリスと3度戦って最後には完全独立を果たした戦争がひとつ。

・1978年から始まった内戦にソ連が介入してきたいわゆるソ連・アフガン戦争が10年間あります。

・1989年にソ連が撤退してからは内戦が起こって、97年からタリバンが政権を奪取します。

・そして2001年からは9.11を受けたアメリカの侵攻が始まります。

 ただし、アメリカは9.11以前からアフガンに関わっていました。CIAは、アフガン戦争をソ連にとってのベトナム戦争にしようと目論んで、ソ連・アフガン戦争に介入していたんです。ソ連・アフガン戦争を泥沼化してソ連の崩壊の引き金にしようとしたわけです。そのためにCIA主導で、アフガンでムジャーヒディーン(聖戦を遂行する者)を集めて彼らに武器と資金を提供していました。これがCIAによる「サイクロン作戦」です。ただし、あまり表に出ていない話をすれば、この時の資金提供は麻薬の販売によるものでした。アフガンで採れる質のいい麻薬をCIAが買い取っていたのです。要は麻薬ビジネスをしていたんです。また、これらの活動を現地で支援していたのが、我々諜報機関関係者の間では最悪のテロ支援組織として恐れられているパキスタンの軍統合情報局(ISI)でした。

──CIAは買った麻薬をどうしたんですか?

ジェームズ 中南米を経由してアメリカに持ってきたんです。CIAが監視下に置いている中南米の麻薬王、パブロ・エスコバルはその代表格でサイクロン作戦にはかなり貢献しましたが、彼らを中継ぎにして、メキシコの不法移民を使って、アフガン産の麻薬やコカインをアメリカ国内に持ち込んだんです。

──CIAが麻薬のディーラーだったんですか!?

ジェームズ そうです。イギリスのMI6なんかもそうでした。なので、ヨーロッパにも販売路はあり、ほとんどがオランダのアムステルダム等で消費されていました。アメリカの場合は黒人の居住区に売ったんです。それが原因で黒人街がスラム街と化して黒人ギャングのグループができて、いまのロサンゼルスやデトロイト等の「インナーシティー化(大都市周辺の低所得地帯)」した都市部が大量に発生したんです。特にロサンゼルスのダウンタウンは発展途上国レベルのスラム街となっており、コンプトン(全米最悪の犯罪都市のひとつ。ギャング犯罪率は全米平均の8倍)のようなギャングの巣と化したインナーシティは報告されているだけでも平均で毎日4人は銃弾に倒れるという、特殊作戦の専門用語で言う「低強度紛争」の前線と化しています。つまりアフガンに深入りしすぎたためにあろうことか米国の一部が麻薬とギャングが支配する「アフガン化」の様相を呈してしまったのです。ちなみにこれらの社会問題の頂点に君臨するのが民主党で、以前も話しましたが、カマラ・ハリス副大統領はカリフォルニア州検察総長時代に麻薬ギャング利権を牛耳っていたことで有名です。


◆アメリカがアフガン戦争を長引かせたかった理由

──CIA&民主党が自ら国内の治安の悪化を煽ったと。

ジェームズ そうです。彼らが国内の麻薬販売網を強制的に作って黒人をターゲットにしたんです。CIAの論理は、「ソ連との戦いに勝つにはこれしかない。それには犠牲は付き物だ」という論理です。その論理の裏側には「黒人の犠牲だったらいいだろう」という人種差別が無意識のレベルであります。ですから、いまのアメリカが抱える社会問題は、ソ連・アフガン戦争でCIAが行ったサイクロン作戦に起因していることがとても多いんですよ。

──アフガン問題ってアメリカの国内問題の元凶だったりするんですね。

ジェームズ そうです。であるのに、その後、アメリカは再び、アフガンに介入します。それが2011年の9.11以後に起きたアフガン侵攻です。ただし、ここでおかしなことが起きるのです。11年の12月にトラボラの戦いというのがあったんですが、この戦いでアメリカのデルタ・フォースが9.11の首謀者であるビンラディンを見つけているんです。半径100メートル以内にビンラディンがいるから空爆か、自分たちが攻撃するので指示してくれと上層部に連絡しているんですよ。ところが、上層部は「なにもするな」と言ってビンラディンを見逃しています。つまり、本当ならばアフガン侵攻は2カ月程度で終わらせることができたのです。

──長引かせたい理由があったんですね。

ジェームズ その理由がさきほど言った麻薬ビジネスです。ソ連がアフガンから撤退し、アフガンは一時内戦になったのですが、97年にタリバンが政権を取ります。この時、彼らがなにをしたのかというと麻薬の撲滅です。彼らが本気だったのは、アフガンの麻薬の国内生産量が一年で約90%減少したことでもわかります。当時はアフガン産のアヘンが世界シェアの70%以上を握っており、それほど世界はアフガンの麻薬に頼っていたんです。しかし、これで焦ったのがCIAです。一番重要な収入源が消えようとしていたんです。それがアフガン侵攻の直接の原因であることは諜報機関関係者の間では常識です。実際、アメリカのアフガン侵攻直後から麻薬の生産量が増加し、数年経たないうちに00年以上になっているんです。

──つまり、アフガン侵攻って麻薬確保の戦争だったってことですか? 

ジェームズ はい、そうです。はっきり言えば、CIAの麻薬ビジネスです。ですから、今回のバイデン政権によるアフガンのポイ捨ては純粋に戦略面で考えると賢いことをやったんです。いやむしろ、9.11直後の2002年にアフガン復興関連法案を作り、アフガン関連の利権の窓口を務めたバイデンだからできたことだと思います。なぜかというと、アフガン戦争はアメリカにとってフェイクな戦争だったからです。表向きテロとの戦いと言いながら、本当にやっていたのは麻薬ビジネスでした。もうひとつは軍産複合体のための武器の消費でしかありませんでした。こんな戦争をやる意味はありません。つまりバイデンこそが米国のアフガン利権のトップに君臨し、今回大統領となり利権を再配分して「アフガンポイ捨て」を決めたのです。

 もうひとつ、いまアフガンの中央銀行の金庫が空っぽなんですよ。一部マスコミではガニという国外逃亡した超腰抜けの大統領が持ち逃げしたと言われていますが、それはムリです。ゴールドを大量に持ち出すのに1日2日では出来ないんです。しかも彼は報道では160億円程度しか持ち出していません。国家レベルでゴールドは兆単位で貯蓄されます。ゴールドを持ち逃げしたのは米軍です。タリバン侵攻後、米軍が5000人単位でアフガン人の救助、米国大使館スタッフの救助のために表向きには送り込まれたんですけど、彼らのメインのミッションはアフガンの中央銀行の中にあったゴールドを持ち出すことだったと見ています。

◆アメリカがアフガンのゴールドを持ち去った!?
──それは火事場泥棒じゃないんですか。

ジェームズ そうです、泥棒です。いや、それが戦争の本質です。日本が100年前のシベリア出兵で撤退時にドサクサに紛れ、以前ロシア皇帝が持っていた大量のゴールドを持ち帰ったこと、太平洋戦争後にGHQが日本の隠し金をさらっていったのと全く同じことが今回アフガンでも起こりました。そもそも、アメリカはずっとQE(量的緩和)を行って大量にドルを刷っているじゃないですか。あれは実は兌換紙幣(金と交換できるお札)だという話があって、アメリカのFRB連邦準備銀行の金庫を調べてみるとゴールドはもうスッカラカンなんですよ。日本銀行の黒田総裁の所にも最近FRBが頻繁にゴールドを分けてくれと頭を下げに来るという話は国際金融関係者からよく聞きます。ですから、今回のアフガン撤退の目的は戦略論でもあるんですが、ゴールドがないからゴールドを奪いに行ったというのもあるんです。アフガンでは麻薬だけでなく、金もよく採れるんですよ。そもそも、利子を取ることが禁じられているイスラム教圏のアフガンで、国家に借金をさせることがビジネスの中央銀行が存在する自体間違っています。やはり、9.11以降誕生した米国傀儡のアフガンはその存在自体がフェイクでした。

◆中国崩壊の足音

──聞けば聞くほどなんのための戦争だったのかと思ってしまいますね。

ジェームズ そうですね。20年間で2万人のアメリカ人の死傷者が出ていますが、なにもかも無駄だった可能性はあります。だからこそ、今回、アメリカは正しいことをしたと思っています。その最大の理由は中国がタリバンとアフガンの面倒を見る形で撤退したからです。これは大きいです。アフガンは「帝国の墓場」と呼ばれ、歴史的に見てアフガンに手を出した大国はすべて崩壊するか、力を落としています。マケドニア王国、モンゴル帝国、大英帝国、ロシア帝国、ソ連、アメリカがその例ですが、そこに「中華帝国」を目指す中国が加わることになりそうです。まあ、無神論でしかもウイグル問題を抱える中共が、イスラム過激派のタリバンを手懐けることはほぼ不可能なので、長期的にはアフガン問題で中国の崩壊も十分ありえますが。

──アフガンのバックには中国がついたんですね。

ジェームズ それを裏付けるように7月28日に中国の外務大臣の王毅がタリバンと会っていますから。なので、どの角度から見ても、今回のタリバンの首都奪還とアメリカの撤退は予定されていたことです。驚くことはなにもないですし、前述のバイデンの戦略に戻りますが、アフガンを中国に「朝貢」することで、中共に墓穴を掘らせたという点でむしろ現政権の外交政策は評価されるべきだと思います。また、アフガン国民にとっては良い方向になっていくはずです。

──マスコミの論調だとアメリカがいなくなるととんでもないことが起こるみたいな話ばかりですが。

ジェームズ それはアフガンをよくわかっていない人たちの妄想です。そもそもアフガンは多民族国家で多数派はパシュトゥーン人です。彼らの一部がタリバンで、さきほどお話したようにソ連・アフガン戦争が終わったあとアフガンは内戦状態のカオスになっていたんです。そこで伝統的なマドラサ(イスラム神学校)に通う生徒(タリバン)に通う人たちを集めて作ったムーブメントがタリバンなんです。その指導者がオマル師で、タリバンがなぜ人々の人気となったのかというと、実はペドに関連してくるんです。アフガンという土地は何世紀にも渡ってずっとペドが行われてきた国なんです。中年のおじさんが10歳ぐらいの少年とかを寝取りに来るんですよ。


◆タリバンが支持を得た裏に「ペド」

──少年ですか?

ジェームズ 少女も当然狙われるんですけど、日本の衆道に近いものもあるんです。織田信長と森蘭丸に近い関係があったんです、アフガンにも。タリバンはそれを潰したので人気を集めたんですよ。ペドの中年のおじさんたちを処刑しまくって、子供たちを親のもとに返しているんです。それで民衆の支持を得て、オマル師こそ真の指導者だということで人気が出たんです。さらにパキスタンの諜報組織ISIの援助もあってタリバンのジハードを行うムジャハディーンも増えていって、一大ムーブメントになったんです。それが政権を作るまでになったのが97年です。

──しかし、タリバンってイスラム原理主義者ですよね? 原理主義者って普通あまり民衆の支持を得られないと思うんですが。

ジェームズ そこがイスラム教に無知な西側諸国の誤解しているところです。タリバンの考え方はイスラム教徒としては当たり前のことばかりなんです。

 そもそも「原理主義(ファンダメンタリズム)」とは啓典を文字通り解釈することで、戒律が無いキリスト教にしか通じない用語です。イスラム教とは、「宗教の戒律」、「社会の規範」、「国家の法律」が全て同じで、経典解釈及び実践が非常に明快になっている宗教です。要は、タリバンの理念はコーランに書かれていることを忠実に守った暮らしをしようということです。これはイスラム教徒なら真っ当な姿勢です。それが過激主義と言われる大きな理由は、我々の感覚からすると極端な男尊女卑や首切り等の残虐行為をやっているからです。それは現代社会ではあってはいけない行為です。しかし、彼らは宗教の中で生きているのです。イスラム教ではモハメッドが最後の預言者なので、彼らはいまでも7世紀時代の中東の論理から脱却出来ていないのです。

──だからこそ、近代化って話になるんでしょうけど。

ジェームズ ところが、彼らにとってそれは堕落なんです。しかも、「近代化だ、民主主義だ」と言ってる西側先進国がやっていることの中身は、大麻ビジネスで自国をスラム化していることです。タリバンたちはそれを間近で見ているんですから説得力なんかありません。

──善悪ははっきりしているけれど、簡単じゃないと。

ジェームズ そういうことです。また、タリバンとアルカイダを同じものだと見ている人も多いと思いますが、ゴールが違います。

 イスラムを信奉するという本質はともに同じなのですが、アルカイダのゴールは中東全体に真のイスラム教を取り戻すことです。彼らからすると、中東のサウジアラビアやアラブ首長国連邦等は、米国の傀儡政権でしかなくフェイクなイスラム国家なのです。アルカイダたちはフェイクなイスラム国家を潰し、カリフ制を敷き、アラブ人のオサマ・ビンラディンが全イスラム世界のカリフ(預言者の後継者)を名乗り、ウンマ(イスラム共同体)の頂点に立つことでした。

 一方、タリバンはそこまでは想定していません。タリバンはパシュトゥーン人の集まりで、パシュトゥーン人主導のアフガンでイスラム教を実践しましょうという人たちです。なので、彼らは基本的に祖国アフガンにしか興味がないんです。アルカイダのような全中東をイスラム化することまでは考えていません。

──ということはタリバンとは、いま日本のマスコミで言われているほど凶悪な人たちではないんですね? 

ジェームズ いえ、凶悪なのは確かで日本や欧米の感覚だと「悪」かもしれませんが、そのような特徴のみではタリバンの全体像は見えません。タリバンは政権奪取後、「我々は国民とアフガニスタンのサーヴァントだ」という声明を出しました。これはタリバンのプロパガンダですが、一応彼らの思想の根本であるパシュトゥーン民族主義を反映しています。これは宗教やテロとはなんら関係がなく、純粋な愛郷心の発揚です。

 確かに、アフガン国民はこれからシャリーア法の下で自由度ゼロの窮屈な生活が待っています。しかし、治安は回復し、米軍占領下でも全く統制が効かず腰抜けの支配層が汚職まみれになり毎日のようにテロが起こっていたような時代は過去のものになるでしょう。いま、身の危険を感じると騒いでいるのは米軍の協力者、人権団体関係者、そして麻薬ビジネスに協力して甘い汁を吸っていたアフガン人の可能性が高いです。彼らは西側とのパイプを持っていますから、そういう話だけしかこちらには伝わってこないだけで、これからアフガンは少なくとも国民のものにはなると思います。

──ということはバイデンの撤退はいまいろいろ批判されていますけど、悪いことではなかったと。

ジェームズ バイデンの戦略でもバイデンの手柄でもないですけど、結果的にそうなります。そもそも、タリバンとの手打ちはバイデン政権で始まったことではなく、トランプ政権時代から始まっていたことですから(笑)。実はタリバンを大統領の保養地であるキャンプデービッドに招く予定もあったんですよ。

──公式にですか?

ジェームズ そうです。トランプ大統領はタリバンの全権団と会うことになっていたんですけど、当時の政治状況でドタキャンになってしまってポンペイオ国務長官がタリバンのトップと会って、アフガン和平合意のロードマップとしてトランプ政権がガニ政権によって収容されていた5000人のタリバンの囚人を釈放することに合意しているんです。だから、撤退は数年前から予定されていたことなんです。アメリカの国民の世論もアフガンと永遠に戦争をするのは反対だったんですよ。

 確かに民主化したアフガンの方が良いですが、それは空想論です。結局、アフガンの民主化は国内が売国奴だらけになり、米国の麻薬ビジネスや軍産複合体だけが儲かるだけでした。20年に及ぶ対テロ戦争も結局イスラムテロはおろか、最近では極右・極左テロも撲滅できない始末です。究極には米国自身が疲弊し、「アフガン化」するという笑い話にもならない状況になっています。そういう中で消去法でアフガンをタリバンに任せることになったのですが、どう考えてもこの選択肢しかないと思います。

 ちなみに私は詳しくは言えませんがどちらかと言うと「反タリバン」のアフガン人脈と繋がっておりタリバンを一切認めていません。私の人脈は同じイスラム教徒でも過激主義やテロを嫌い、果敢にタリバンに立ち向かった真のムジャヒディーンです。しかし、その私でも安全保障上の理由で非常に残念ですが、今回生まれたアフガンの新しい現実を受け入れるべきだと思います。ただ、アフガンが二度とテロリストの拠点にならないよう、アフガン国外ではタリバン及びイスラム過激派とは徹底抗戦を継続するべきです。米軍撤退後も「対タリバン工作」をするために現在のカオスのドサクサに紛れて諜報員をアフガン入りさせておくべきでしょう。いずれにせよ、今回お話ししたようなイスラム教やタリバン等に関する基礎知識は今後の未来を考える上でも必須ですので長くなりましたがお話しました。

──日本の報道ではまったく見えてこないアフガン情勢がやっと見えてきました。ただ、ひとつ気になるのが、今回のジェームズさんの話を聞いてると9.11は誰がやったんだ?という疑問が芽生えるんです。まるでCIAが麻薬ビジネスのために何らかの画策をしたように感じたんですが、どうなんですか?

ジェームズ いえ、さすがにそれは違います(笑)。ただし、トカナ読者ならばご存知のように9.11はあまりにも不可解なことが多すぎるんです。そして、当然ながら9.11はアフガン問題と大きくリンクしています。次回はそのことについて、あまり表に出ていない案件も話も含めてお話しましょう。

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