財源論、財政論に縛られるからこそ回避しないのだよ。
その枠組みで物事を考える以上、抜け出せない。
なのに金子勝というオッサンは
財政赤字の危険性を煽り他方で大規模な補償も
要求するなど相当の矛盾が見られる。

食糧自給とエネルギー自給が出来てないので
「確保出来れば大きな問題ではない」は
絵に描いた餅だが円安円高で得る利益というのは
各国との格差があって成り立つものだよな。
金子勝のオッサンは以前から格差社会に
警鐘を鳴らしているが単なるポーズかな。
仮にも自国内で格差解消に努めても国家間に
場所を移せば形を変えた「格差」でしかない。
それは本当の意味で「人を救う」を意味しない。
勝ち組と負け組が居て食う側と食われる側が
存在して淘汰システムを是とする限り
金子のオッサンから出てくる人権は
表面をなぞる程度のものでしかない。

問題点があるとすれば投資家・経営者という
競争(狂騒)至上主義の誰よりも
人を蹴落とすことが好きな連中と
生活水準が下がることで己のエゴを
剥き出しにする資本主義に染まり
切った凡庸なる悪＝世界の国民か。

一から再構築することを目指して
共通意識を持つことが出来れば
可能なのだが自由論と利己(エゴ)が
邪魔をして可能を不可能にする。

尤も財務省側から見れば政党が何処だとかは些細な
問題なのだろう。省益(庶民傷み付けの増税思想)が
達成されればそれで良いわけで。

80%の抑制が出来たとして残りを形成する医療、介護、食料、警護、生活物資の運搬、メディア、他ライフラインは残るし、従事者を住み込みにでもしなければ家庭−通勤ー職場間の伝染があり、さらに院内など職場内の感染が生じる。

さらに、全国一律実施と言っても都市間の移動などの自粛程度では、ウイルスは隙間を通って自由に蔓延する。一都市が治まっても周辺都市で復活する。

このままでは何時までたっても終焉できず、もぐらたたきのように継続する。その間、家庭内のストレスか極度に高まり、加えて経済活動が疲弊、多くの会社、商店が経営が悪化、失業、倒産を招き、まさに経済崩壊に繋がる。

過去および諸外国の実例でも防御は初期の空港封鎖、続いて都市封鎖である。武漢を見れば解る。今、感染を抑制し、社会活動を維持するには東京、大阪圏の都市封鎖、道路交通網を遮断し圏内の医療、防犯を除く外出活動をストップする。

圏外の地域にあっては、圏内からのウイルスが止められる機会を最大限に生かし、支援補給活動を含む社会活動を最大限に活性化する。ただしその場合も社会活動する人は優先し漏らさず検査、隔離を徹底する。

このままでは感染もだらだらと二次、三次が次々とやってきて社会活動は疲弊する。都市封鎖、要は小池知事も言及したロックダウンでいまやるべきでは。

要所を時間を区切って突然、有刺鉄線で遮断、厳重警護する。方法は「首都感染」高嶋哲夫が、小説の世界だけれど参考になる。フィクションだけれど外国からの避難船の進入をも阻止する決意が語られる。もっとも船の中はすでに感染で、生存者は居らず銃撃にはいたらなかったと。

これで圏内の感染が収まれば、芽を残した地域の産業力、生産力によって日本はすばやく復活する。要は会社、商店、飲食店も、パチンコ屋も、つぶしてはいけない。但しこの機に、桜を見る会とかオリンピック利権屋、カジノ利権屋は撤退を。