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改正法の採決、先送りへ〜国民世論、メディア、野党、検察OBの力で民主主義の新たな一歩が (日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/601.html
投稿者 笑坊 日時 2020 年 5 月 19 日 09:18:49: EaaOcpw/cGfrA j86WVg
 

https://mewrun7.exblog.jp/29012233/
2020年 05月 19日 

 5月18日、安倍内閣&自民党は、今国会、検察庁法改正案を含む束ね法案の採決を見送ることを決めた。 ( ^ー^)v yossha〜!

 ただ、あえて最初に書いておくなら・・・野党や国民の多くが求めていたのは、採決の見送りではない。検察庁法改正案の「内閣等により役職定年の延長」に当たる部分も廃案だ。(**)

 でも、安倍内閣&自民党は、秋の臨時国会で継続審議にする決めたとのこと。つまり、同国会が始まったら、国民の関心が薄れた頃を見計らって、こそっと同じ改正案の採決を行おうとする可能性が大きいのである。

<しかも、もし解散総選挙を行なって圧勝した後の国会だったりしたら、「国民の皆様からも了解をいただいた」とか言っちゃったりするんだよね。(-"-)>

 それゆえ、昨日も書いたのだが。どうか国民の皆様には、この検察庁法改正案の問題を忘れないでいただきたいと。もちろん、選挙の時もこの件を意識して欲しいし。安倍自民党が(安倍政権でなくなってるとGOODなんだけど)、秋の臨時国会で、問題の条項を残したまま審議入りしようとしたら、今回に負けないぐらい強く強く反対して下さいませ。m(__)m

<『立憲民主党の枝野代表は政府・与党の判断について「ほとぼりが覚めたら、こっそり強行しようという姿勢がある」と指摘した上で「引き続き、政府与党の動きを厳しくチェックする」と述べました。(NNN5.17)

 昨日、立民党の枝野代表が「国会の議席数に関わらず多くの有権者の皆さんが声をあげれば政治を動かすことができる。日本の民主主義にとって大きな前進であるというふうに思っています」と感想を述べていただが。(NNN5.17)

 mewも、今回のことは、日本の民主主義にとって、本当に大きな一歩だと思っている。"^_^"

 実のところ、野党は2〜3月に、安倍内閣が黒川東京高検検事長の定年を閣議決定で延長したのは、検察庁法に違反するのではないかと追及していたのだが。残念ながら、TVのワイドショーはこの件はあまり扱ってくれず。森まさこ法務大臣がトンデモ答弁を連発して、かなりのところまで追い詰めていたものの、3月にはいって、コロナ以外の問題を国会で取り上げにくい状況になったため、話がほぼ立ち消えたような感じになっていたのだ。

 その間に、安倍内閣はこそっと検察庁改正案に「内閣の役職定年関与」の条項を付け足して、国会に提出。しかも、国家公務員法改正案などと束ね法案にして、答弁がアブナイ森法務大臣をオモテに出さない形で、強行採決までこぎつけようとしたのである。

 mewは、9日朝に『今度は「森隠し」?〜与党が検察定年延長の審議を強行+陸上イージス、秋田の候補地を断念』という記事をアップしたのだが。正直なところ、国民もメディアも興味を持たず、このまま採決されちゃうんだろうな〜と諦めていた。_(。。)_

 しかし、一件のツイートが、流れを大きく変えることになる。(**)
 
 8日、笛美さんという30代の女性が「1人でTwitterデモ #検察庁法改正案に抗議します 右も左も関係ありません。犯罪が正しく裁かれない国で生きていきたくありません。この法律が通ったら『正義は勝つ』なんてセリフは過去のものになり、刑事ドラマも法廷ドラマも成立しません。絶対に通さないでください」と投稿した。

 ニュースを見ておかしいと感じ、「これに関してはデモがまだなくて、誰かがやってくれるだろうと思いつつも、自分でもやってみようかなと思って」ツイートしたのだという。 (・・)

<それが思いがけず「100万とか400万とかになって、それがすごくうれしかったのと同時に怖かった」そうだ。(以上AbemaTIMES5.14より部分引用)>

* * * * *

 9日になって、その女性のツイートに多くの人たちが共感。著名な芸能人、作家等も加わり、「#検察庁法改正案に抗議します」の投稿が激増することになった。10日には、関連タグも含めると、同種の投稿は1000万を超えるに至った。

 この動きに驚いたネット界やTV界が、ワイドショーをはじめアチコチで法改正の問題を大きく取り上げることに。小難しい話であるにもかかわらず、国民にこれまでの経緯や改正案の問題点、三権分立違反の疑いがあることなどなど実に丁寧に説明してくれたのだ。<重要法案は(今回の半分の量でいいから)いつも取り上げて、わかりやすく丁寧に説明し欲しいな〜。 (・・)>

 お陰で、安倍内閣の支持率は30%台にダウン。不支持率の方が10%近く上回ることに。(゚Д゚)

<あと官邸や自民党は、独自のルートで定期的に(時に選挙区ごとに)世論調査を行なっているので、それも参考にしたかも。>

 さらに、15日には元検事総長ら検察幹部OB14人が、法務省に「改正案に反対する意見書」を提出。18日には元検察特捜部OB36人も法務省に「検察庁法改正案の再考を求める意見書」を提出した。

 法務省や検察庁の中には、このようなOBの反対意見を無視する形で、法案の強行採決を行うのは避けたいと考えた人たちが少なからずいたことだろう。^^;

『「検察庁法改正案の再考を求める意見書」は、元特捜部長の熊崎勝彦弁護士や中井憲治弁護士など、歴代の特捜部長や特捜部経験のある検察OBら38人によるもので、18日、森法務大臣に提出されました。

 元東京地検特捜部長・熊崎勝彦弁護士「検察権の独立、純粋に検察のあり方といったものに影響を与えるのではないか。政治的中立性が守られているのだろうか、という懸念を抱かれる恐れがある」

 意見書では、検察幹部の定年延長について、「民主的統制と検察の独立性・政治的中立性確保のバランスを大きく変動させかねない」とし、「そもそも、これまで検察幹部の定年延長の必要性が顕在化した例は一度もない」、「国会でも、具体的な法改正の必要性は明らかにされていない」などとして考え直すよう求めています。(NNN20年5月18日)』

『熊崎氏は取材に、「政官財に切り込む事件ができなくなることを危惧し、声を上げた。現役には不偏不党の精神で頑張ってほしい」と訴えた。

 意見書の趣旨に賛同した元特捜検事の一人は「検事として責任を持って仕事をしてきた。現場の声を反映させる義務がある」と話している。(時事通信20年5月18日))』

 また、この週末には自民党の国会議員や地方議員に対して、地元から法案に対する疑問や批判の声が寄せる声が結構あったとのこと。

 公明党にも、支持母体の学会員だけでなく、SNSで一般国民からも法案に反対して欲しいという意見が届いたとも報じられていた。<で、公明党が自民党の二階幹事長と相談したという話も出ていた。>

 政府与党は、本当は今週初めにも、検察庁法改正案の強行採決を行なう予定だったのだが。おそらく「このままじゃ、マズイ」という雰囲気が、官邸にも自民党幹部にも広がったのだろう。(~_~;)

『世論の反発を受け、政府高官は18日朝、「今国会で成立しなくても困るものではない」と語った。自民党関係者も「検察庁OBの反発で官邸内の風向きが変わった」と話した。
 安倍首相は、新型コロナウイルス対応で必要となった2次補正予算案を27日をめどにとりまとめる指示をしており、改正案の成立を強行すれば、予算案の国会審議への影響が避けられないと判断した。自民党幹部は見送りの理由について「新型コロナのさなかに国論を二分するのは良くないということだ」と話した。(朝日深部20年5月18日)』

『首相は、二階氏と首相官邸で会談、同改正案について「国民の理解なしには進められない」との認識で一致した。この後、自民、公明両党の幹事長、国対委員長は、検察庁法、国家公務員法の改正案などを一本化した「束ね法案」を継続審議とすることを確認した。

 これを受け、自民党の森山裕国対委員長は立憲民主党の安住淳国対委員長と会談し、こうした方針を伝達。安住氏は「評価したい」と応じた。野党は15日に提出した武田良太国家公務員制度担当相の不信任決議案を取り下げた。

 二階氏は18日の党役員会で「今国会はコロナ対策が喫緊の課題だ」と表明。追加経済対策を盛り込む2020年度第2次補正予算案の成立に最優先で取り組む意向を強調した。(時事通信20年5月18日)』 
  
* * * * *
 
 夜になって、安倍首相がぶら下がり会見を開いたのだが。原稿がなかったせいか、疲れていたのか、同じような言葉を繰り返すばかり。^^;

 しかも、最も大事なはずの「喫緊の課題であるコロナ対策、補正予算を優先するために、先送りした」という大義名分(という名の言い訳)を、言い忘れてしまった。^(~_~;)

『首相は「国民のみなさまの声に十分耳を傾けることは不可欠。ご理解を得て進めていくことが肝要だ」と述べ、この日会談した自民党二階俊博幹事長と「今後の対応方針について、考えが一致した」と説明した。

今回の改正案成立断念の背景には、SNSを中心に、世論の反対の声が一気に拡大したことが大きい。首相は「この法案には、国民のみなさまからさまざまなご批判があった。そうしたご批判にしっかり答えていくことが大切なんだろうと思う。趣旨や中身について、丁寧にしっかりもっとよく説明していくことが大切だ」と述べ、説明が不足していたことを認めた。

その上で「さまざまな批判をいただく中で、大切なことは国民の理解をいただく中で(審議を)進めることができるよう、これからもそうした責任を果たしたい」と述べた。(日刊スポーツ20年5月18日)』

 これまで「安倍一強」と言われる中、国民の声をずっと軽視して(さらには自公議員の声も軽視して?)、思うがままに法案や政策を通して来た安倍首相&仲間たちだったのだが。

 ここに来て、コロナ対策の一律10万円給付でも、既に閣議決定した予算案を自公にひっくり返されたし。<野党案でもある。>今度は、政府提出の検察庁改正案を採決を目の前にして、国民世論やメディアの(自公も?)力、検察OBの強い意思表明によって継続審議にされてしまったし。

 何だか安倍首相や官邸の力がどんどん弱って行くのを感じつつ&民主主義の具現化を喜びつつも、「ここからが大切」だと思うmewなのだった。(@_@。

 THANKS


 

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コメント
1. 2020年5月19日 09:55:43 : EO7BzZFUDQ : NUNMSUFJLkJRWE0=[368] 報告
中央突破させなかったのは
成果といえば成果だろうが
だれもが懸念しているように
黒川たちはあきらめていない
しかしながら、黒川はよっぽど
出世したいんだな
それか杉田はかわいいんだろうな
普通これだけけちがついたら
辞めるか辞めさせるだろう
まだしがみついている
2. 2020年5月19日 13:27:24 : XaOsnyMzSc : Vjc4SGw0U0UyYnc=[83] 報告
悪代官が住み難くなって行くTwiterr&FaceBookが憎い。
厳然たる秋霜烈日が眩しい。
3. 2020年5月19日 13:27:27 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[2331] 報告
黒川は無能だから転職先が見つからないんだろ。
そして今なお生き恥を曝す、と。
4. ENDLESS[1] gmSCbYJjgmuCZIJygnI 2020年5月19日 16:47:13 : JK22foHCM6 :TOR cXVydTloT3c5ZEU=[1] 報告
正式なスレ立て依頼ではないが赤かぶにコメント欄で
スレ立て要請したのに無視されたので此方にも
投稿しておくが記事の中で「現場の声」という
大きな主語を持って語られているが
下記記事に目を通すと「現場の声」に混乱を来す。

検察幹部「国民の理解なかった」 OBの反対に謝辞も―定年延長法案
2020年05月18日19時23分

 政府・与党が検察庁法改正案の今国会成立を断念した18日、現役検察幹部からは「はた目に見ても(改正案が)国民の理解を得ていないことは明らかだった」などの声が聞かれた。
元総長ら「検察の力そぐ」 14人連名で撤回要求―定年延長、異例の意見書

 ある幹部は「法改正は恣意(しい)的な運用がないという信頼が前提」と指摘した上で、「首相にしろ法相にしろ、丁寧な説明があったようには見えない」と政府の姿勢を批判。「(内閣への)信頼があればいいだろうが、時に権力は暴走する。今信用できても、将来も続く保証はない」と述べた。
 比較的若手の幹部は「改正案を出す必要は全くなかった」と憤慨しつつ、元検事総長や元特捜部長らOBが相次いで反対の意見書を出したことに「ありがたい。声を上げられない現役も同じ気持ちだと思う」と感謝。別の幹部は「コメントすべき立場にない」と断った上で、「『検察の横暴許すまじ』と言っている人たちが『検察の独立を崩すな』と騒いでいた。敵の敵は味方ということか」と語った。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020051800899

検察庁法改正案の見送りに「公平さに疑念」悔いる声
[2020年5月18日20時47分]

検察庁法改正案は、今国会の成立を見送らざるを得なくなった。市民だけでなく、OBからの反発も食らい、法務・検察内では「公平さに疑念を招いた」と悔いる声が聞かれた一方、「政権批判に利用された」と迷惑がる意見も出た。

「検察は公平に捜査しているという国民からの信頼が必要。疑いを持たせてしまった以上、仕方なかったのだろう」。ある検察幹部はこう分析。「次に審議しても結局同じようなことが起き、出口は見えないままだ」と懸念も示した。

別の幹部は「65歳まで働きたいという検事はほとんどおらず、不要不急の法案だった」と厳しい。「身内」の検察OBから反対の意見書が出た事態に至ったことは「恥ずかしい」と語った。

一方、ある法務省幹部は、インターネット上で反対運動が強まったことに「新型コロナウイルスの影響で仕事や生活が不安定な中、怒りが向けられた面もあったのでは」と複雑な表情。定年延長された黒川弘務東京高検検事長を「有能なのに、疑惑のイメージで黒く塗られたままなのが残念だ」とおもんぱかった。

別の幹部は「法案は血眼になってまで批判する内容ではない。黒川氏の人事と一緒にされ、必要以上に標的にされた」とこぼした。「検察が、政権批判のために利用されてしまったようで後味が悪い」と言葉少なだった。(共同)
https://www.nikkansports.com/general/news/202005180000746.html

5. 日高見連邦共和国[19998] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2020年5月19日 20:08:08 : dFPtH7U8G9 : MXVtTHljTUNBNjI=[6] 報告
結局、ついぞ安倍から、『なぜこの法案が今、なのか』、『なぜ、公務員法とセットなのか』
『“その検察庁長官”でなければ遂行できない事案ってなんなのか』、という大事な説明が
される事はなかったんだが、まあそれが安倍の本質だ。首相就任当社から変わっちゃいない!
7. 2020年5月20日 19:14:17 : Ok1dsCNucQ : TWVYVFROaWc4QnM=[314] 報告
土俵際 まだ浮いたまま 片足が

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