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<拡散、お願いします>アリはキリギリスにどう対応するべきか(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/861.html
投稿者 赤かぶ 日時 2020 年 10 月 30 日 18:50:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



アリはキリギリスにどう対応するべきか
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-15a2eb.html
2020年10月30日 植草一秀の『知られざる真実』


10月28日の政策連合主催
「政策連合で政権交代−総決起集会&松元ヒロ公演−」

で素晴らしい公演をして下さった松元ヒロさんが「アリとキリギリス」のイソップ寓話について話をされた。

日本での「アリとキリギリス」は次のようなもの。

暑い夏、アリは汗水流してせっせと働いた。

キリギリスは歌を歌い、踊りを踊って楽しく遊んで暮らしていた。

冬になって一面が雪に覆われたころ、アリは温かい家で夏に蓄えた食べ物を美味しく食べてくつろいでいた。

そこにやせ細ったキリギリスがありの家のドアをノックした。

「何か食べ物を分けてくれませんか」

アリはキリギリスにこう言った。

「キリギリスさんは外で歌を歌って踊るのが好きなんだから、ぜひ歌を歌って踊りを楽しんだらいかがですか」

ところが、海外の「アリとキリギリス」は違うのだそうだ。

冬になってアリの家のドアをノックしたキリギリスにアリはこう言った。

「キリギリスさん、どうぞどうぞ中に入って。

美味しい食べのものがたくさんあるからどんどん召し上がって。

キリギリスさんが歌を歌って踊りを踊ってくれたら、みんなで楽しくすごせますから」

せっせと働くのもひとつの仕事だが、歌を歌い、踊りを踊ることも人を楽しませる大切な仕事なのだとアリは知っていた。

私たちは共生社会を目指している。

「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を確立すること。

大切なことだ。

しかし、具体的にどのように「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を実現するのかという点になると難しい問題も浮上する。

弱肉強食社会を推進する現在の政治の流れに危惧を感じる。

だが、一方で、弱肉強食社会を肯定する人々が少なからず存在することも事実。

何の努力もしないで遊んで暮らしている人と汗水流して一生懸命働いた人が同じ処遇を受けるのはおかしいと考える人は多い。

努力をしてもしなくても結果が同じということになるなら、努力をする人がいなくなってしまう。

人々のやる気を失わせる仕組みは良くないと考える人は多い。

ただ、問題を考えるときに、これだけで判断することはできない。

現実の報酬は努力の多さに比例しているとは言い切れないからだ。

成功と失敗の原因が本人の努力に完全に比例するとは言えない。

そうではない三つのケースを考えておくことが必要だ。

1.競争をする条件が均等でないこと。

富裕な環境で生まれれば、教育を含めて本人に付与される初期条件が圧倒的に有利になる。

この初期条件が結果としての報酬に強く影響する。

2.これと類似するが、人に与えられる天賦の条件も異なる。

持って生まれた状況が恵まれた人もいれば、そうでない人もいる。

3.結果として得られる報酬が不正によって獲得されたものであることも少なくない。

結果における巨大な格差をそのまま放置することが持つ矛盾は大きい。

一生懸命に努力すれば得られるものがある。

なまけて遊んでいれば、その影響は本人に降りかかる。

この原理を全面否定することは是認されないと考えられるが、市場経済にすべてをゆだね切ることも正当でない。

努力をしているのに正当な報酬を得られない場合も多い。

さまざまな初期条件の制約で得られる果実、報酬が少ない場合も多い。

巨大な格差を放置すると、その格差はますます拡大する傾向も存在する。

これらをすべて含めて考えると、富の分配、所得の分配に何らかの調整を行うことが必要になる。

問題は、多くの人が納得できる再分配のルールをどのように定めるのかだ。

最低賃金の引上げ、生活保護の水準、学費に対する公的支援のあり方を検討する際に、この視点が極めて重要になる。


 

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コメント
1. 赤かぶ[101592] kNSCqYLU 2020年10月30日 18:50:31 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[365] 報告

2. 赤かぶ[101593] kNSCqYLU 2020年10月30日 18:51:05 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[366] 報告

3. 2020年10月30日 19:24:13 : i7bUeWDO5o : dHBiT2oyU21NOEk=[2001] 報告
違うと言うか、そっちが原型だ。
元は「芸は身を佑く」という寓話だった。
また、アリは働いたからこそ冬ごもりの間、芸人を雇って退屈せずに過ごす事が出来る。

それはアリが働いて芸人を雇えるだけの蓄えをしたからだ。
そしてキリギリスは高度な芸があるからこそ歓迎され、雇ってもらえる。
働くしか能が無い奴は働く、一芸がある物はその技を磨く、そうして世の中はうまいこと成り立っている、という寓話だった。

ところが貧乏人に特徴的だが、日本人にはこれが理解出来なかった。
そこで働いた者は裕福になり、働かなかった者は餓死したという勧善懲悪の小話に作り替えたのだ。
この寓話が理解できない日本人の精神的欠陥は今でも社会の足を引っ張っている。

例えば金子みすずのみんな違ってみんな良い、だが、明らかに一般的には意味を誤解している。

鈴と小鳥と私、みんな違ってみんないい、とは機能の違いのことを言っているのであって、個性の違いことを言っているのではない。

新品の鈴と錆びた鈴と潰れた鈴、みんな違ってみんないい、とは言ってないんだよ。

それを個性尊重の詩と曲解する思想背景こそアリとキリギリスの寓話を改変する背景となっている。

つまり日本人の多くは今でもまだこの寓話の思想背景を理解していない。


4. 命を大切に思う者[3854] lr2C8JHlkNiCyY52gqSO0g 2020年10月30日 20:27:39 : F2XtSOo7tK : dVhFdWwycFJNRUE=[1] 報告
格差社会という言い方が嘘っぱち。
暴力団の幹部が外車を乗り回しせるのは、格差(能力差)によるものか?
否、脅迫と暴行と殺人によるものです。

日本社会もそれと同じ。
大手企業の多くは、
官僚や自民党の決めた不当な決め事によって不正な公金を貰い、
その不当行為に抗議する人達を警察に命じて暴行し、
不正な公金を貰うのを継続することで、格差が拡大している。
必ず武力が介在しているのです。能力は関係ないのです。

武力が介在しなければ、官僚や自民党の決めた不当な決め事に従わなければ済む話。
従わないと行政代執行が行われ、
行政代執行に抵抗すると警察が武力行使する、
つまり警察官が人間のくずだからこそ、官僚や自民党の暴挙が実現するのです。
すべてが武力によって決まってしまっているのです。
消費税を払う理由は、払わないと警察官達に暴行されるから、だけが理由ですよね。

消費税を払う理由は、国民に選ばれた自民党が決めたことだから?
私は、本当に自民党が国民に選ばれたのか、強く疑っている。開票作業は武力を掌握していればどうとでもなる。

官僚や自民党や癒着業者の連中は、
警察官達に自分達の命令に従わせる状況を長い年月をかけて築き上げたことへの対価だと思ってて、
つまり「武力を握る努力をしなかった奴らの方が悪いのだ。奴隷になるのが当然だ」と思っているのだろうけど、
いずれにしても、
日本において、格差とは、武力を握ってるか否かの差であることを、国民は認識しないといけない。
能力の差じゃないから。 
5. 2020年10月30日 21:41:39 : z5wLEzyT3U : T2l1eUpNWU5SaWM=[45] 報告
思想革命でも起こして野生動物と人間は格が違うといって強肉弱食を目指せばいいんじゃね。俺は常人の100倍凄いから家で100人食わせてるぜ、数げえなおれは10人でせいぜいだわみたいな。
そして無能と無用は有用で有能に感謝しながら稼ぎのおこぼれで食べて死んでけばよい。
人の価値は何人の生活を支えられるかだにしてきゃいいよ。
6. 2020年10月30日 21:42:59 : QUbGhOTRN6 : YWNmV0tnWHdDNVU=[1] 報告
ニポンで「流通」しているイソップ寓話は別名「ウソップ物語」と言われ
全て明治以降ハンドラーズが創作したお笑いだからwwwwww
有名どころは皆さん大好きのオオカミ少年の物語
オリジナルは少年の警告をシカトした村人がオオカミに皆殺しにされ
誰もいなくなったというオチなんだけど知ってる?
現在のコロナ禍の行く末を示唆しているようで少し怖いよね
樫の木の話は逆風になぎ倒されたが最後まで己を貫いた漢の話しで
樫の木が倒れた後新しい芽吹きが出てきたというのがオリジナル

7. 2020年10月30日 22:23:04 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[3464] 報告
アリとキリギリスから何か得られますか?
既に私には、アリにはアリの、キリギリスにはキリギリスの生き方があるとしか見られません。

働きアリの寿命は3ヶ月程度らしいです。
だから夏のアリと冬のアリは別人ならぬ別アリです。
それにキリギリスは卵で越冬します。
たとえ冬に備えて蓄えこんでも、死にますね。
キリギリスの餌はそこら辺の草で、豊富です。
餌探しすら必要ありません。
アリは女王を維持するために餌を持ち込まなければなりません。
基本肉食の雑食ですから、餌探しは必須です。
(ヒアリ騒ぎの時にも言われてましたが、アリはハチと同系統です)

生態が根本的に違うので、同じ土俵には乗せられません。
子どもに教えてあげてください。
最後にキリギリスをアリの巣に招き入れたのは、キリギリスの死骸をアリの餌にするためだってね。
(現実は残酷ですね…)

8. 2020年10月31日 01:55:28 : 4zyzm9KQgE : T3V5aVZMM0JZN28=[241] 報告
『おっと、この<植草一秀氏>の問いかけは、思いもよらぬ“深遠な文学解釈”を呼び起こしていますねぇ。』

大いに「解釈・評論・論議」しあいましょう…。
オイラは、<3>氏の解釈&評論を全面的に支持する。が、<異論>をも期待する。

9. 2020年10月31日 02:21:58 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[1664] 報告
    国民から徴税した資金を以て公共政策のあらゆる使途に用いる租税主義はそもそも福祉目的であるとは故北野教授の論だ。国民が安心して労働や育児に励むには福祉の充実は欠かせずだ、福祉の充実と国富の増進とは車の両輪だからだ。
   租税主義は互助会のようなもので、国民が必要に応じ互いに不足をカバーすることです、一旦転んでも立ち上がり納税者として公金資金を提供できる。租税主義は互いに困った時は助け合うために納税者が公金資金として政府に預ける制度だが、問題は公金を預かった側の意識の在り方だと判明したのである。
   高度経済成長時には公金を預かる与党財官護送船団が高級料亭で根回し、財界の求める法案を官僚に起案させ与党の党議拘束によって強引に可決するシステムは納税者の福祉目的には適わない。与党財官が教育から住居まで国民を顧客として消費させることで公金を回収する仕組みに対し、納税者として理不尽だと文句を言う流れは無かったのである。
   ところが少々のトリクルダウンさえ無く非正規雇用ばかりで先行きが見えず、納税者として国富の再配分の歪みに気付き、公金を預かる側の作為不作為に矛先が回って来たと言える。
   それまでは地盤看板カバンを世襲する街の顔役を先生と呼び尊重していたが彼らの身内優先の手法を底辺層が受け入れられない事態になっていることに気付かないのは、与党財官護送船団方式があまりに長いもたれ合い故に、与党も官も「私が何かしましたか」「問題にはあたらない」旨、公金を預かりながら、何があろうと自分事として捉えられない病鴻毛に至っている。
   問題を抱えている者に自省自戒自重が無ければ解決はムリである。    見たいものしか見ない、見たくないものは見ない慣性が身に付いた自民財官護送船団は護送船団故にマフィア化し、その巨悪構造から抜けることが出来ない。
   彼らが自国の拠るべき法的根拠である最高法規を揃って唾棄していることもあり、租税主義でありながら公金の使途の優先順位を立法で定めることさえ出来ない状態を拙いと思わなければ始まらないのである。自分らですらコントロール不能な巨悪に成長した護送船団を解散すべきは学術会議問題よりも先決で、総理や閣僚の料亭通いは止めて会議室での会議に収斂させ、国会は通年国会を基本とし言った言わないの首脳答弁に頼らずに立法で明文化すべきである。
   
   
10. 2020年10月31日 09:04:13 : TrroWubDS2 : dVZtTHovbUtsTU0=[9] 報告

■ ある年齢を過ぎて事実を知ると発狂する

マスメディア(新聞テレビ)の無謬性(絶対に間違いがない事)を信じる人々は
マスメディアは「欺くもの」であるという現実を受け入れられません

なぜなら新聞テレビの報道が虚構であると認めたならば、
それは自身の世界観の崩壊を意味し、精神に破綻をきたすからです。

すなわち「人間は真空を嫌う」という言葉のとおり
ヒトは自身の無知に向き合う事に耐えられないのです。

このような生理を乗り越え自分がどのような世界に存在しているのか
見極めようとする態度を「実存主義」と言います。

11. 樹里亜[969] jveXooif 2020年10月31日 09:40:28 : 1MWazjoUzM : eS5wNTZLcUVSL2s=[72] 報告

この松元ヒロさんの話を実際に聞かせていただいたが、
ヒロさんは芸人である自分の立場と、キリギリスの立場を重ね合わせて語っていたような気がした。

つまり、歌舞音曲や笑い、人を楽しませる芸事は、アリの労働と同等の価値のある労働だと言いたいのが伝わってきた。

しかし、「夏の間、歌ったり踊ったりしていたキリギリスは、冬になって苦労する。でもそれって自業自得じゃね?」みたいな、日本式に改変されたアリとキリギリスは、寓話としてもぜんぜん面白くない。
聞かされた子どもは、なぜか頭を垂れ、(そうか。遊ばないで、一生懸命、勉強したり働かなければならないのだ)と、夢も希望もない諦念におそわれるだけだから。

元の話には、友情があるのにね。つまんない話だよ。

12. 2020年10月31日 11:23:40 : UWNzIAyPBE : VmVCTXV4SmtWQUk=[133] 報告
紙がくばられた
みんなシーンとなった
テスト戦争の始まりだ
ミサイルのかわりにえん筆を打ち
機関じゅうのかわりに消しゴムを持つ
そして目の前のテストを敵として戦う
自分の苦労と努力を、その中にきざみこむのだ
テストが終わると戦争も終わる
テストに勝てばよろこび
負ければきずのかわりに不安になる
テスト戦争は人生を変える苦しい戦争
 
勉強してどうなるのか、やくにたつ、それだけのことだ、
勉強しないのはげんざいについていけない、いい中学、
いい高校、いい大学、そしていい会社これをとおって
いってどうなるのか、ロボット化をしている。
こんなのをとおっていい人生というものをつかめるのか。
https://blog.goo.ne.jp/asakataise/e/eed39ee6e87a616fe58c41a33a7aa933
13. 2020年10月31日 11:28:46 : UWNzIAyPBE : VmVCTXV4SmtWQUk=[134] 報告
>>11
日本式に改変された←思想洗脳。国家利益に適う
人材育成。「産む機械」と「生産性」発言。
全て地続き的に繋がっている。遊び心のない社会。
日本に限らず東アジアも似たようなものか。
キリスト教が自殺を禁じているというのもあるが
自殺率が高いのは偶然ではない。
人間は国家の駒であり歯車であり部品の一部。
これで生を肯定できるはずもない。
14. 2020年10月31日 12:05:57 : sXpcms2a8M : Q0l1TjZ1a29UUTI=[3] 報告
植草さん、つっこませてもらうけど、海外原作ではキリギリスじゃ無くて、セミだよ。

ゴミゴミした都会を嫌った虫の詩人ファーブルは、アリ的生き方を嫌っていた(ホントの生態では、アリは昆虫達を圧迫する盗っ人や破落戸、軍隊集団のようなモンで、働き者というイメージとはほど遠い)し、アリに虐められるキリギリスやセミの方に同情していたし、そういう生き方の方が生物として平和だと思っていた。

アリになるのは社会的奴隷、社蓄になってしまう事をファーブルは気づいていたと思えるし、アリより、キリギリスやセミの方が遙かに生物として自由と平和を唄う事が出来ると思うよ。

15. 2020年10月31日 19:14:26 : 9nXa24liIQ : MTYuQXpDN3B3cG8=[215] 報告
笑顔より にらみ合いこそ 都合良し

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