功罪ある「小選挙区比例代表並立制」をどう使いこなすか　永田町の裏を読む（日刊ゲンダイ）赤かぶ

功罪ある「小選挙区比例代表並立制」をどう使いこなすか　永田町の裏を読む（日刊ゲンダイ）
http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/851.html
投稿者赤かぶ日時 2021 年 2 月 06 日 16:30:05: igsppGRN/E9PQ　kNSCqYLU

※文字起こし

功罪ある「小選挙区比例代表並立制」をどう使いこなすか　永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/284749
2021/02/04　日刊ゲンダイ

細川護熙元首相（左）と河野洋平元自民党総裁（Ｃ）日刊ゲンダイ

　１９９３年の「政治改革国会」で自民党の一党支配が崩れて細川政権が生まれ、自民党は野に下った。翌９４年に今の小選挙区比例代表並立制の制度ができて、それによる初めての総選挙が行われたのが９６年１０月のことである。それから四半世紀が経って、当時の立役者である細川護熙元首相と河野洋平元自民党総裁に、この制度の功罪について日本経済新聞１月２１日付が問うている。

　細川はこの制度をつくった側だから、政権交代可能な政治システムをつくろうとした改革の方向はもちろん肯定するが、それでも「理想とする『穏健な多党制』につなげるには不十分だった」「小選挙区と比例代表を２５０議席ずつにする案を主張したが、残念ながら小選挙区は自民党案の３００議席になった」などと、まだ改善の余地があると述べている。

　それに対して河野はかなり否定的で、「小選挙区制で政治は劣化した」「比例代表制で少数意見はすくえていない」「公認候補決定や人事など執行部の権限集中も進んだ」と、マイナス面ばかりを挙げている。

　実際、国会議員や政治評論家の中にも「小選挙区制は間違いだった」「中選挙区制に戻すべきだ」と言う人が少なくない。が、私はそういう後ろ向きの議論には反対である。確かにこの制度にはいろいろ問題があり、例えば河野も指摘するように、小選挙区で落ちても比例で復活できる重複立候補制は有権者をばかにしているので、やめた方がいい。おかしいところはどんどん変えていけばいいのであって、日本とほぼ同じ時期に小選挙区比例代表並立制を導入したイタリアの場合は、９４年から今日までに７回の総選挙を実施しているものの、ほぼ毎回のように選挙制度を改良し、比例代表併用制にして次にまた並立制に戻したり、純粋の比例制にしてみたりで、今はまた最初の並立制に戻している。

　イタリアでは、どうしたら政権交代が起きやすいかという問題意識を与党も野党も共有しているから、相談しながらよりよい形を模索し続けている。そしてその結果として、旧共産党である「民主党」を中心とするリベラル連合と、ベルルスコーニをキーマンとする中道右派連合との間で、ほぼ毎回のように政権交代を実現しているのだ。

　イタリア人は選挙制度を自分たちの思う政治を実現していくための道具として使いこなそうとしているが、日本人はそういう前向きな姿勢を持たず「制度が悪い」と不平不満ばかり言っている。

1. 赤かぶ[116655] kNSCqYLU 2021年2月06日 16:31:15 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[15432] 報告

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【永田町の裏を読む／高野孟】功罪ある「小選挙区比例代表並立制」をどう使いこなすか https://t.co/GiVekRtieB #日刊ゲンダイDIGITAL #政治 #日刊ゲンダイ #選挙
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) February 3, 2021

2. 赤かぶ[116656] kNSCqYLU 2021年2月06日 16:33:16 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[15433] 報告

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https://twitter.com/bamboo2450/status/1357094152140296193

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3. 赤かぶ[116657] kNSCqYLU 2021年2月06日 16:52:20 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[15434] 報告

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細川氏「民意反映、再改革を」河野氏「政治劣化、新たな不信」　小選挙区制の功罪　誤算の四半世紀
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE057RL0V00C21A1000000/
2021年1月21日 1:00　日経新聞

小選挙区制の導入は政治をどう変えたのか。四半世紀以上前、政治改革4法成立で合意した当時の与野党トップに聞いた。（聞き手は坂口幸裕）

細川護熙元首相「二大政党制は確立せず」

ほそかわ・もりひろ　上智大法卒。自民党参院議員、熊本県知事などを経て、1993年衆院選で日本新党から出馬して初当選。同年に8党会派の非自民連立政権で第79代首相に就いた。83歳。

当時は「55年体制」の政治システムが冷戦終結で対立軸を失っていた。右肩上がりの経済は終焉（しゅうえん）し、果実の分配という政治の役割が薄らいだ。リクルート事件など政治腐敗への対処も強く求められていた。

その答えが政権交代可能な政治システムをつくる改革で、細川内閣はその歴史的な使命を負った。理想とする「穏健な多党制」につなげるには不十分だったが、改革を仕上げる必要があった。政治資金の流れは格段に透明性が増した。

私は派閥政治に嫌悪感があった。私が自民党に所属した当時の田中派の締め付けは厳しいものだった。総裁選時などで札束が飛び交うのを目の当たりにして、それが嫌でいったん熊本県知事に転出した。

政治改革では小選挙区と比例代表を250議席ずつにする案を主張したが、残念ながら小選挙区は自民党案の300議席になった。多様な民意を反映できる当時の政府原案をもう一度検討してほしい。

参院で政治改革案が否決されたとき、実は衆院解散に踏み切るべきか迷った。国民の支持があったので、解散すれば与党が勝って政府案通りで成立する可能性もあった。しかし、改革を仕上げるために野党との合意を最優先した。

いま世論は政治改革のうねりを起こすほどの状況ではない。議論を引っ張る強いリーダーが現れなければ難しいだろう。

日本では歴史的に完全な二大政党制は確立しなかった。公明党のような中間的な政党は残るだろう。

政権交代の機運が高まらないのは一義的に野党の責任が大きい。2009年にできた民主党政権で何を成し遂げ何が不足していたか総括し、自民党と異なる大きな旗を掲げて初めて次の政権が見えてくる。

自民党に対峙する政策だけでなく、地方活性化や国と地方の関係など違う角度で旗を立てなければだめだ。野党第1党の度量も狭い。大きく何でも包み込まねば成功しない。

河野洋平自民党元総裁「党内でチェック機能働かず」

こうの・ようへい　早大政経卒。1967年衆院選で初当選。官房長官などを経て、93年の衆院選後は初の「野党自民党」の総裁に就いた。2003年から衆院議長を務めた。84歳。

高まる国民の政治不信を解消するため、野党・自民党総裁としても政治改革をやらねばならないと思った。細川護熙首相は話ができる相手と判断した。

当初はあった「政治不信の解消には腐敗を防止する施策が必要だ」という声が「小選挙区制度の導入を含む選挙制度改革が必要だ」との声に変わり、充満した。

小選挙区制の導入で政治は劣化した。当時プラス面とマイナス面を深く研究すべきだった。今日までの経緯を振り返ると、比例代表制で少数意見はすくえていない。小選挙区で落選した人が比例で拾われているだけだ。

公認候補の決定や人事など執行部の権限集中も進んだ。意思決定の迅速化は必要だろうが、自制心や謙虚さがなくなり、新たな政治不信を生んでいる。

時代や国民の意識の変化に応じた改革が必要だ。せめて小選挙区で落選したら比例代表で復活できる重複立候補は廃止したらどうか。衆参両院がお互いに改革案を示し合うのは一つのやり方だろう。当事者には自分が選ばれている制度の改革はできない。

いま党内のチェック機能が働いていない。かつては派閥間で対照的な政策・主張に権力が移る「疑似政権交代」があったが、昨年9月の総裁選は継承を掲げた菅義偉首相が圧勝した。

個々の議員も執行部と対立し恨まれるのを恐れている。かつての権力者は衆院の解散権行使に自己抑制が働いた。今は政権の延命に平気で使う。

政治資金に関しては企業献金は廃止すべきだ。当時は政党助成金の創設と企業献金の廃止はセットだった。公費助成の制度だけをつくり、企業献金を残したまま四半世紀がたった。

政党の定義も明確にした方がいい。年末に助成金目当てで政党の離合集散が起きる事態は想定もしていなかった。

野党がまとまれば自民党に勝てる。できない理由は大きい方の政党が譲らないからだ。私が総裁だった時は首相の座を社会党に譲り、連立政権を樹立した。

▼政治改革4法
1994年に成立した改正公職選挙法、政党助成法など4法律。衆院に小選挙区比例代表並立制を導入し議席を小選挙区300、比例代表200とした。非自民政権の細川内閣は当初「小選挙区250、比例代表250」をめざした。野党・自民党や与党・社会党の一部などの反対による参院否決を経て定数11減を伴う案で合意した。企業・団体の献金制限も定めた。

https://www.nikkei.com/async/async.do/?ENQ_FLG=1&R_FLG=0&ae=JO_CM_R1_ARTICLE_DISP&df=1&lightIdTokenFlg=false&nbm=DGXZQODE057RL0V00C21A1000000&ng=DGXZQODE057RL0V00C21A1000000

4. 赤かぶ[116658] kNSCqYLU 2021年2月06日 16:53:52 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[15435] 報告

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自民党に対峙する政策だけでなく、地方活性化や国と地方の関係など違う角度で旗を立てなければだめだ。野党第1党の度量も狭い。大きく何でも包み込まねば成功しない。 / “細川氏「民意反映、再改革を」河野氏「政治劣化、新たな不信」: 日本経済新聞” https://t.co/7JXhFZFefM
— Oricquen (@oricquen) January 21, 2021

5. 赤かぶ[116659] kNSCqYLU 2021年2月06日 16:56:25 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[15436] 報告

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https://twitter.com/ot2sy39/status/1352035475884675072

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6. 2021年2月06日 17:36:21 : x09JEUNWas : ejZCSEM1Q29KMEE=[2] 報告

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>おかしいところはどんどん変えていけばいい

だから、現行の小選挙区制の問題点を河野は列挙してるわけで、それを変えればいいんだろうよ。
高野こそイタリアの「変えている」という話をするだけで、「日本の現行選挙制度」の具体的問題点についてなんら建設的提案せずに「不平不満ばかり言っている」と不平だけ言って文章を終わらせている。

この人も呆けてるのか？
Y口２郎といい世間ズレしてるのに気付かず勘違いしてるのが増えたな

7. 2021年2月06日 17:57:01 : x09JEUNWas : ejZCSEM1Q29KMEE=[3] 報告

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>>6 の補足：

だから、劣化してるのは自民だけではないということ。
Twitterで建設的な気の利いたツイートをする国家議員は皆無だ。
皆与えられた自分の仕事をシコシコとこなすだけ。
さっさと仕事終えて酒飲んで映画でも観ようかてなもんで。
ほとんど役人気分で惰性で政治家やられたら困るわ。

8. 2021年2月06日 18:04:23 : x09JEUNWas : ejZCSEM1Q29KMEE=[4] 報告

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>>7 の補足：

ごめん、世田谷区長の保坂さんは建設的な提案をし、それを実行に移してはるな。
見た範囲では、他はとにかく「反対」だけのカウンター攻撃だけで未来への一歩が感じられない。

9. 佐助[8541] jbKPlQ 2021年2月06日 18:46:27 : THpARxyKZ6 : OUNnUUJHV09lV2M=[374] 報告

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「小選挙区比例代表並立制」は，政治と閣僚，既成政党の腐敗と不信を招き，政治は劣化し，2030年まで近代，二大政党制は機能不全となった。

それは指摘のように，民主主義とは多数決原理であり、独裁主義に対立する理念と信じられている。

民主主義の多数決のルールは、王政でも独裁制でも採用されてきた。しかし少数意見はひとまず多数意見に従い、多数意見は少数意見に耳を傾けるルールが誕生したのだ。

その少数意見が無視されてきた。故に、多数意見は常に正義で絶対服従沈黙せよとの意見は軍国時代と同じで、少数意見尊重こそ民主主義だ」

従って少数意見尊重の「中選挙区制」復活にするか，少数党に有利に比例配分方式にするなどの処置がいる。

「小選挙区比例代表並立制」は，大失敗である。政権移動は可能だが，国家・企業・個人が、利己的に防衛思考し行動する法則の作用から逃れることはできない。「ルールが破壊」される時代は，これにより流通・信用の垣根が破壊され，格差が助長し独裁化した。

これにより資本主義国家では、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂と癒着が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

10. 地下爺[14136] km6Jupbq 2021年2月06日 19:21:07 : tH9PkZ8CLU : VklDek5LYlhWUlE=[234] 報告

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　　制度の　問題よりも　「自民＋公明＋維新＋希望＋官僚＋マスゴミ」が

　　いらないて　ことだと思う！！

　　みんな　が　選挙に　いけば　簡単に良くすることができるはずだと思うがな　。。

21. 2021年2月07日 18:08:14 : bmgyeyGhbI : Z3ZrNDd3LnY1T2M=[28] 報告

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第十五条
公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。
公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。
すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。

※このように公務員は、国民が任命も罷免も行えることが憲法によって保証されている

第十四条
すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
華族その他の貴族の制度は、これを認めない。
栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。

※このように、国民の選択に対して「社会的身分」が介入して、任命罷免に干渉することはできない

※比例代表の政党による国会議員の任命は、明らかに、社会的身分が、国民の選定と選挙結果の中間に介在している

※比例代表は憲法違反だ！即刻廃止せよ！