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拉致被害者の方々には安静を 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2002 年 10 月 20 日 15:15:45:

 大きな事象ほど、異端の意見が無視されがちなので、あえて書いておきます。こういう意見は今の日本では2〜3人しかいない極小数意見でしょうが、こういう味方もある、ということです。
 拉致事件については、小生も「どうしょうもない国家犯罪」だ、と思います。特に、横田めぐみさんのケースは「痛ましい」というのもむなしい「暗黒の重圧感」を覚えます。
 しかし、過去に起こったことを変えることはできない。首謀者を処罰しようとも、国家賠償を実現しようとも、今回、日本に戻ってきた5人が24年間ほど、北朝鮮で生きてきた事実は変えられない。
 それを「洗脳を受けている」と、現代日本の生活の良さ、故郷のなつかしさを味わわせて「拉致前の考え方に戻そう」とするのは、果たして、本人の気持ちを最優先していることになるのか。
分裂した価値観を抱いて暮らすことは誰でもつらいものです。「空白の二十数年間というが、本人には、空白でなかった筈。もう少し、この点に配慮しよう」とある新聞が書いていましたが、その通りです。
 本人の意思を踏みにじった「所属国家の強制的な変更」であることは事実です。この点から「洗脳」といった受け止め方も出てくるのでしょうが、そういう悲痛な運命に直面させられたのは、本人たちです。この点に、あまり、当事者でない人が介入するのはどうか、と思います。まあ、肉親の方々は、この限りではありませんが。日本の両親と、北にいる子供の間でどのような今後の生き方を選択するのかといった、当事者でなければ本当には分からない苦悩が今後も続くわけです。これまでも「十二分に苦悩に満ちた生活」を送らされた拉致被害者の方々には、あまり、マスコミなどで騒がれないように、肉親間の話し合いとご本人の決断で、今後の行き方が選べるようにしてあげるべきでしょう。
 一般論化はうまくないでしょうが、それでも、あえて言うなら、「国家犯罪の陰惨さ、はスターリンが殺した2000万人や、ベルリンの壁の死者、チャウシェスク時代のルーマニアで起きた幼児エイズ患者など、戦争犠牲者を除いても、厳然としており、国家がなくならない限り今後も続くわけです。金正日などという男には、何の同情もしませんが、それでも、金正日を倒すのは北朝鮮の人々であるべきです。湾岸戦争で米軍が使った劣化ウラン弾の放射能で、イラクでいまだに生まれている奇形児の写真を見るとはたして、ダブヤらが金正日よりなにほどかましか、すら疑問になります。
 わが国の古くからの優れた習慣に則って「苦難の人生を送った人はひそやかに生きていってもらう」というのが(拉致問題全般のことではありません)、当事者の方々への最善の対応ではないでしょうか。

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