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株、売り主体は「カルパース」?――98年の底入れ局面も連想 より 投稿者 Ddog 日時 2002 年 7 月 27 日 13:10:19:

☆株、売り主体は「カルパース」?――98年の底入れ局面も連想
NAA 5455 : 2002/07/26 金曜日 17:49
【NQN】26日の日経平均株価は今年3番目の大幅な下げ。終値は338
円88銭安の9591円3銭と、2月6日に付けた年初来安値(9420円85銭)
に急接近した。出所不明の信用不安のうわさもあったが、相場は前日後
場からはっきりとした右肩下がりのチャートを描き、「実需売り」が継
続したことをうかがわせた。「相対的に底堅い」とみられていた日本株
を揺るがすのが、米国株安を背景とした海外投資家による「換金売り」
説だ。
 東証一部の売買代金は概算で8102億円。株価指数先物・オプションの
特別清算指数(SQ)算出日を除けば6月6日以来、ほぼ7週間ぶりに
8000億円台を回復した。個別では東エレク、NEC、ソニーがそれぞれ
前日比2倍前後に膨らんだ。特に主力株は売り手口の筆頭が突出したこ
とが特徴的。トヨタはインドスエズ、ソニーは日興ソロモン、ホンダは
ゴールドマン、日立はモルガンなど、外国証券がぬきんでる。
 「カルパース(米カリフォルニア州職員退職年金基金)が日本株を売
っている」――。外国証券の売りをみて、複数の市場参加者は世界最大
の年金の名を挙げるが、真偽は定かでない。ある国内証券のストラテジ
ストが振り返るのが1998年10月8、9日の下げ局面。8日は日経平均の
下げ幅が約800円まで広がった。9日は日経平均が1万2879円97銭まで
下げ、この時点でほぼ13年ぶりとなる安値を付けた。この2日間の間に
ソニー、TDK、キヤノン、ホンダなど国際優良銘柄が相次いでストッ
プ安になり、このときの売り主体が「カルパース」だったという。
 当時は、その2カ月前にロングターム・キャピタル・マネジメント(
LTCM)が経営破たんした直接的な影響がほぼ終息しかけていた。現
在は、不正会計疑惑をきっかけに米株安が始まってからやや時間がたっ
ている点で「売りのタイミングの遅さが共通しており、『セリングクラ
イマックス』の様相」との見方を補強する。
 98年10月9日を境に、日経平均は2000年4月の2万円台回復まで2年
半の上昇局面を形成した。加えて、テクニカル・アナリストの間ではき
ょう26日が「変化日」に当たるとの指摘が多い。来週は「日本株の底入
れ」が実現するか否かの「相場の潮目」となりそうだ。(松村伸二)

株、好材料かき消す「米年金」売り――日本発の危機、要警戒へ
NAA 4950 : 2002/07/26 金曜日 12:32
【NQN】26日午前の東京株式市場では日経平均株価が大幅続落した。
9800円、9700円といった節目を何の抵抗もなく通過。底割れを思わせる
下げ方を見せ、一時9650円まで下値を切り下げた。
 前日は大引け後に好材料が飛び出した。4−6月期決算を発表したソ
ニーだ。営業利益が前年同期の17倍強に増えたわけだが、実はデジタル
機器を量産するソニーは世界最大の半導体購買メーカーでもある。ソニ
ーの好収益は他の半導体・電子部品メーカーの受注増を連想させ、これ
まではハイテク株全体の押し上げ要因に波及していた。取引開始前には
「ひょっとしたらハイテク株の戻りを演出するかもしれない」との観測
もあったが、淡い期待は寄り付き後すぐに消し飛んだ。
 好材料を打ち消したのは、外国証券を通じた主力株への大口の売り注
文。前日からCSFBによるトヨタ売りなどが目立っていたが、きょう
も前場にモルガン、HSBC、インドスエズなどを通じて日立、NEC
などの主力株へ数十万株単位の売りが間断なく浴びせられた。積極的な
押し目買いはほとんど入らず、日立、NECのほか、アドテスト、ファ
ナック、松下など主力株が次々と年初来安値を更新した。市場では「注
文量の大きさと手口から考えて、米国最大手クラスの年金基金の売りか
米国の大型投信の換金売り」との観測が台頭している。
 ある生保系運用会社のファンドマネジャーは「外国人投資家はこのと
ころ、米国株下落によるリスク許容度の低下に伴い日本株の処分売りに
動いており、この売りが止まらない限り押し目は拾えない」と完全に見
送りを決め込んでいる。
 それにしても日本のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は大丈
夫、などと言っている間に、日経平均はいつのまにか昨年9月17日に付
けたテロ後の安値9504円はおろか、「陰の極」とまで言われた今年2月
6日のバブル後最安値(9420円)まで視界にとらえ始めている。
 日本の金融システムはかなり強化されたとは言え、この水準では日本
発の様々な危機シナリオが再燃する水準でもあることを、そろそろ市場
関係者は警戒しなければならないだろう。(田中彰一)

◇外為17時・円、急反落――欧米投資家のリパトリが影響
NAA 5435 : 2002/07/26 金曜日 17:30
【NQN】26日の東京外国為替市場で円相場は急反落。一時は1ドル=1
17円82銭と、午前中に付けた高値の116円45銭に比べて1円超も下げた
。欧米投資家のリパトリエーション(対外資産の本国回帰)が勢いを増
したほか、国内勢のドル買いが加速した。17時現在では前日の同時点に
比べ85銭円安・ドル高の1ドル=117円35―39銭で推移している。
 前日25日のニューヨーク市場で円は続伸したが、東京市場では朝方か
ら持ち高調整の円売り・ドル買いに押された。中値決済に伴う円売りも
あって、10時過ぎから円は急速に下げ幅を広げた。欧米の投資家が「リ
スク資産を減らすため日本株売りに伴って円を売っていた」ほか、国内
の「投資信託などが米国株の売却に伴って円を売る動き」が広がり、午
後には一段安になった。金融機関の経営を不安視するようなうわさが飛
び交ったことも影響したようだ。値幅は1円37銭だった。
 円は対ユーロで続落。持ち高調整の円買い・ユーロ売りで下げ渋る場
面もあったが、欧州勢による円売り・ユーロ買いが優勢だった。米国株
安の影響もあって欧州株が下げているため、比率を維持しようとした欧
州投資家が円売り・ユーロ買いに動いたという。17時時点では前日の同
時点に比べ1円13銭円安・ユーロ高の1ユーロ=117円42―46銭近辺で推移
している。
 ユーロは対ドルで小幅続伸。25日の海外市場でユーロ買いが優勢だっ
た流れを受け継ぎ、朝高で始まった。その後は持ち高調整のユーロ売り
・ドル買いが出て伸び悩み、1ユーロ=0.9990ドルと1ユーロ=1ドルのパリテ
ィ(等価水準)を割り込む場面もあった。17時時点では同0.0023ドルユ
ーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0003―06ドルで推移している。ユーロの高値
は1ユーロ=1.0068ドル、値幅は0.0078ドルだった。

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