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強気一転して電撃辞職、支援者も絶句…田中議員〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 09 日 16:24:16:

(回答先: 田中前外相、議員辞職へ〔産経新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 09 日 13:31:25)

真紀子元外相が、ついに“落城”――。自民党の田中真紀子元外相が9日、衆院議員の辞職願を提出した。田中角栄元首相の長女として地盤を継ぎ、1993年に政界デビュー。以来、父親譲りの巧みな弁舌で国民的人気を集め、昨年4月の小泉内閣発足時には立役者となり、「将来、総理にしたい人」と祭り上げられたのもつかの間。秘書給与流用疑惑を払しょくできず、最近は頼みの人気も下降気味だった。寝耳に水の政界退場劇は、元外相の「最後のパフォーマンス」になるのか――。
突然の議員辞職は、関係者に衝撃を与えた。
公設秘書給与流用疑惑について一貫して否定してきた田中元外相は、先月の衆院の政治倫理審査会に姿を見せて以来、地元の新潟県長岡市などで支持者らの間を疑惑の弁解に回る毎日を送ってきた。
今月に入ってからも、事務所関係者とともに地元のマスコミなどに個別に疑惑についての説明をしており、「理解を得られ、いい感触」と話していたばかり。関係者の1人も、この日午後になって突然の議員辞職を知らされ、「まさか」と絶句した。関係者には、今後の身の振り方として「離党の上で新党結成」などのアイデアを漏らすなど、強気を崩さず、議員辞職をほのめかすことは全くなかったという。
秘書給与の流用疑惑が、本格的な問題に発展したのは今年5月、自民党の政治倫理審査会が調査に乗り出してからだった。だが、田中議員は小泉首相や山崎幹事長に逆質問状を送りつけるなど“逆ギレ状態”に。
結局、6月の党紀委員会で「秘書の希望で、会社を通じて給与を支給した。流用は絶対にない」と潔白を主張。資料の追加提出を要求されたが、拒否する一幕もあった。
こうした対応に同党も堪忍袋の緒を切り、6月20日に処分に踏み切る。4月に行われた参院新潟選挙区の補選で、立候補した自民党公認候補を「よく知らない人を応援したら、落選したら私の責任になる」という理由で応援を拒否したため、この候補が落選したことと合わせ、2年間の「党員資格停止」という通告を突き付けた。
疑惑発覚以来、自民党執行部への批判を繰り返した田中議員に対し、党関係者の間には「真紀子さんのやりたい放題は我慢ならない」の批判がくすぶっていた。長老の山中貞則・元通産相は「傍若無人な態度」と一刀両断。橋本派の中堅議員は「あんなやりたい放題、いいたい放題を許していたら、党の体をなさない。幹事長ら執行部もだらしないったらありゃしない」と怒りを隠さなかった。
田中元外相は、田中角栄元首相の地盤を継いで1993年に初当選。その直後に自・社・さ連立政権の目玉として1年生議員で科学技術庁長官に就任。特殊法人の統廃合に意見した官房長を更迭したり、事務次官に辞任を“勧告”したりするなど幹部人事に大なたをふるった。
歯にきぬ着せぬ物言いを売りにした“主婦感覚”が女性を中心に人気を集めた。小泉政権の「生みの親」を自任し、昨年4月に外相に就任してからは外務省改革に意欲を燃やし、その手腕に世間の期待が高まった。しかし、秘書官や官房長など外務官僚との摩擦ばかりがクローズアップされた。秋には紛失した指輪を秘書官に買いに行かせるなどの奇行が目立ち、人気にもかげりが出た。
今年1月にはアフガニスタン復興支援会議でのNGO排除問題を巡り、鈴木宗男衆院議員と激しく対立。外務次官とも決定的な亀裂を生み、小泉首相から更迭された。
          ◇
元外相の議員辞職願提出の報に、地元の新潟県長岡市の支援者にも大きな衝撃が広がった。自民党県連の三富佳一幹事長は突然の連絡に「辞めたの? 本当に、辞めたの?」と驚いて繰り返した後、絶句。「本人が判断したのだから、仕方がない。残念だ」と言葉少なだった。同党の若手県議は「驚いた。秘書疑惑をひきずっていても仕方がないので、けじめをつけるという意味では良かったのではないか」と語った。
また、同県連会長代行の布施康正県議も「政倫審の場でもきちんと弁解できていなかったので、この流れはどうしようもなかったのでは」と冷ややかに語った。
同市今朝白の田中真紀子事務所には、午前10時ごろ、田中元外相本人から、今月中に発行する後援会会報に掲載する記事の内容についての電話連絡があったという。秘書によると、その時の電話の声にいつもと変わった様子はなかったといい、辞職は寝耳に水だった。
一方、衆議院第1議員会館3階の田中元外相の事務所の前には、9日付の新聞が段ボール箱に積まれ、ポストには郵便物がたまったまま。周辺の議員事務所の秘書たちによると、先月24日に衆院政治倫理審査会が開かれた前後から、事務所には出入りがほとんどなかったという。

◆国民にあやまって◆

田中元外相のブレーンだった小林節・慶応大教授の話「国民の人気だけが自信のよりどころだった人が、世論の反応が厳しいのを見て、辞めるしかないと悟ったのではないか。私には最近、全く連絡がないが、まだまだ改革の力になれる政治家だと個人的には思っている。国民の前で心から『ごめんなさい』をしてほしい」
(8月9日14:48)

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