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「救う会」は、「家族会」を政治的に利用し、拉致被害者の願いを先送りし、日本に大災厄を招こうとしている
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/1015.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 12 日 20:34:35:

(回答先: 「家族会の行動マスゲームだ」田中知事が発言 『救う会』反発【康夫ちゃん、えらいっ!】 投稿者 南青山 日時 2003 年 3 月 12 日 13:31:20)


南青山さん、こんばんわ。

私は、田中知事のように、「家族会」の言動を批判する気持ちはありません。
一部の人に行き過ぎた言動も見られますが、拉致被害者の家族なんですから、それもしかたがない面もあると思っています。

批判すべきは、「救う会」であり、日本政府とりわけ安部官房副長官です。

共産党経験者+民社党経験者+民族派から構成されている「救う会」は、政治主義集団と言えるものです。

「救う会」は、拉致問題をなんとかして北朝鮮現体制の崩壊に結び付けたいと思っています。
「家族会」のなかの数名も、「救う会」との連携のなかで、「救う会」の政治主義に取り込まれているようです。

北朝鮮は拉致を認めその解決を外交的に進める立場を表明し、日本政府も、それに同意して「9・17ピョンヤン宣言」に署名しています。
10月に帰国した5名についても、『5人の拉致被害者の帰国問題で日朝が合意文書を交換していた  [TV朝日「朝まで生テレビ」]』( http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/102.html )で書いたように、北朝鮮に残された家族を含めた解決法の合意が日朝間で行われています。

その結果が、拉致被害者家族の願いに沿うものかどうかはなんとも言えませんが、現状よりも悪い選択を強いられることはありません。
現在と同じように、子供たちと別々に生活せざるを得なくなり会うこともできない状態が最悪の選択だと思っています。

ある家族は、北朝鮮で生まれ育った子供(配偶者)と一緒に日本に永久帰国することを選択し、別の家族は、子供を北朝鮮に残し、国交正常化後の自由往来条件を利用して行き来をすることを選択し、またある家族は、親子ともども北朝鮮に残り、国交正常化後は家族揃って祖父母や兄弟親戚に会いに来たり会いに来てもらう選択すると思っています。


「救う会」は、キム体制での日朝国交正常化を許しがたい暴挙だと考えています。
それどころか、「救う会」の会長である佐藤氏は、北朝鮮からミサイルを必ず撃ち込まれるという認識を持ちながら、それを引き起こすとする経済制裁を実施するよう主張しています。彼は、そのような軍事的災厄をキム体制崩壊の引き金にしたいと思っているようです。
それこそ、彼らは、“大嫌いな”北朝鮮体制を崩壊させるために、この日本を犠牲にしようとしているのです。(日本が北朝鮮体制を崩壊させるために動いていると認識すれば、北朝鮮が日本を攻撃する可能性が高いと思っています)
仮に、北朝鮮を攻撃すれば、拉致被害者の残された子供たちなどが犠牲になることだって十分に考えられます。


歴史的犯罪であり悲劇である拉致問題は、日朝国交正常化を通じて解決を図るしかありません。

一時帰国した5名を日本にとどめ置くことで日朝交渉を行き詰まらせている日本政府ならびにそれを政治的に利用しようとしている「救う会」や「家族会」の一部は、拉致問題の解決を遅らせるのみならず、日朝間及び北東アジアの軍事的緊張を高めているのです。


小泉首相も事情はわかっているはずですから、安部官房副長官の言動を諌め、「家族会」や「救う会」にきちんとした説明をしなければなりません。

そして、朝鮮半島から手を引こうとしている米国政権は、“冷戦思考”に囚われている安部氏や「救う会」・「家族会」一部をきちんと叱ったほうがいいと思っています。
(ブッシュ政権は、北朝鮮騒動が日本のイラク攻撃支持の大きな大義名分になっていることがわかっているので、現在は彼らを利用しています)


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