★阿修羅♪ > 番外地10 > 374.html
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ ★阿修羅♪
2月の米国インフレ率は7.9%、今後更なる物価高騰へ 2022年3月11日
http://www.asyura2.com/21/ban10/msg/374.html
投稿者 中川隆 日時 2022 年 3 月 12 日 10:51:08: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: アメリカの現在のインフレ率7.5%はもう絶対に元に戻せない滅茶苦茶な高インフレ 投稿者 中川隆 日時 2022 年 2 月 14 日 13:13:42)

物価上昇率7.9%は既にハイパーインフレなんだよ
2月の米国インフレ率は7.9%、今後更なる物価高騰へ 2022年3月11日
年始からずっと言っていることだが、2022年は物価高騰の年であり、今のインフレはまだまだ序の口である。

上がり続けるインフレ率
だが今は足元のインフレを確認してゆこう。2月のアメリカのCPI(消費者物価指数)が発表された。物価上昇率は前年同月比(以下同じ)で7.9%となり、1月の7.5%を上回った。この分だとインフレ率が2桁に達するのもそう遠くないのではないか。

いつも通り全体のインフレ率のチャートから見てゆこう。
コロナ以後の凄まじい上がり方が分かる。
2021年6月頃から踊り場のようになっているが、これはアメリカで最後の現金給付が3月にあり、その影響が6月には一時減退したからだろう。

その後の上がり方は現金給付がなくなったにもかかわらず、インフレを予想していた筆者や著名ファンドマネージャーらにとっても意外なほど急激である。この上がり方自体が、現在のインフレは元々の原因であった現金給付から別の要因へとシフトしたものであることを示している。

現在のインフレの原因
一番の要素はやはり住宅バブルだろう。CPIの内訳のうち住宅の上昇率は全体のチャートと違い、踊り場の部分がない。現金給付の有無にかかわらず加速し続けている。

アメリカにおける住宅価格の高騰については別に記事を書いている。

12月のアメリカの住宅価格は18.8%上昇、サブプライムバブルを大きく上回る
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20231

現金給付は給付した時だけの一時的なものだが、住宅バブルは一度始まると、価格が上がるから買う、買うと上がるの繰り返しで、それが持続不可能になるまで止まらない。

それこそがインフレスパイラルであり、今の住宅価格の高騰はそれを代表しているが、今後は住宅だけでなくあらゆるものが「これから上がるから先に買う」インフレスパイラルに陥ってゆくだろう。

エネルギー価格高騰
その典型が原油や天然ガスなどの高騰を受けたエネルギー価格の上昇である。CPIのうちエネルギーの上昇率は次のように推移している。

こちらも踊り場なく上がっている。ちなみにこれは2月のデータなので、当然ながら2月の終盤から始まったウクライナ危機による原油価格高騰を織り込んでいない。

つまり、エネルギー価格は今後もCPIを押し上げてゆくということである。7.9%という今回の数字は明らかに天井ではない。しかもジェフリー・ガンドラック氏などは原油価格がここから倍になると言っている。

ガンドラック氏: 原油価格は倍の200ドルまで上昇する
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/21156

農作物も高騰へ
しかも原油価格の高騰は他のものの価格へも直接的・間接的に影響してゆく。原油を原料とする化学製品は直接の影響を受けるし、コーンや砂糖などの一部の農作物はバイオ燃料の原料となるため、原油に価格が連動する。

そうすると畜産の飼料などの値段が上がるため、原油価格が上昇するだけで食料品全般の値段が上がってゆくのである。そこにウクライナ問題が発生したことで、エネルギーに連動しないはずの小麦などの農作物の価格まで上がっている。

ウクライナ以後のエネルギーや農作物の価格高騰はロシア制裁の影響だが、戦争の原因がそもそもNATOにあることを考えれば、消費者はNATOの戦争のために金を払っているのである。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/21193  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-13459] koaQ7Jey 2022年3月24日 06:56:09 : 7EzgAf4sc2 : UExyUHlKbXVPcVk=[3] 報告
金融緩和・財政出動の結果は世界大恐慌か、ハイパーインフレーションのどちらかしかない
物価上昇率7.9% はハイパーインフレに該当する、放置すると100年前より遥かに酷い世界大恐慌になる

アメリカの物価高騰
アメリカの消費者にとって物価高騰は既に生活の問題である。アメリカではガソリンだけではなくあらゆるものの価格が既に上がっている。
物価が上がる、上がるから先に買う、そして価格がもっと上がるというインフレサイクルが始まっているのである。

現金給付で無理矢理に消費者の消費を喚起したからである。だが紙幣印刷は当然のようにインフレを引き起こし、それは住宅バブルなどに火をつけて持続的なものとなった。もはや現金給付は行われていないが、インフレは続いている。

12月のアメリカの住宅価格は18.8%上昇、サブプライムバブルを大きく上回る
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20231

アメリカ人は住宅をこぞって買っているし、米国企業は原油や小麦など金融市場で値段が高騰しているものを更に高騰するまえに買ってしまおうとしている。そうした資金の少なくない部分は住宅ローンなど借りられたお金である。だからこのインフレを止めるためには中央銀行は金利を上げ、人々がお金を借りにくくする必要がある。それでFedは利上げなどの金融引き締めを行おうとしているのである。

アメリカでの広範な物価高騰を受け、中央銀行であるFed(連邦準備制度)はようやく利上げを開始した。
だがインフレ率が7.9%である状況で、政策金利を年末にようやく2%に達するかどうかという水準に上げる方針は、筆者や著名投資家からむしろ「緩和的」な利上げだと見なされている。

Fedがそのような利上げで十分だと主張するために彼らが挙げている根拠には色々な数字があり、サマーズ氏はそれについてコメントしている。
Fedはインフレが長期的に2%になると推定しており、中立な金利水準は2.4%だという。だから政策金利を中立水準より高い2.7%まで上げるのだと発表して自賛している。

彼らの計算の問題は、インフレ率が2%に下がると推定しながらそう信じる根拠を挙げていないことだ。

要するに、中央銀行の言い分はインフレ率は現在の7.9%から2%に勝手に戻り、経済にとって中立な金利は2.4%なのだから、金利を最終的に2.7%まで上げればそれは引き締め的だということである。インフレが上がり、金利を同じだけ上げるならば、インフレ率を差し引いた実質金利は全く変わっていないということだ。

インフレと実質金利
インフレ対策で金融政策を引き締めるならば、政策金利の絶対値ではなくインフレ率を差し引いた実質金利を上昇させなければならない。
現状のアメリカのインフレ率と金利を考えてもらいたい。日用品や電力価格が高騰し、不動産などは2桁の上昇率を記録している。

消費者にとって、何もせずに状況を眺めていればインフレはどんどん酷くなる。
だがこの状況で金利が2%であれば、ローンを組むことにより2%の金利を支払って10%以上上昇している不動産を買うことが出来る。金利が仮に3%でも4%でも元が取れてしまうのである。

これが「インフレに対して今の利上げが緩和的」であることの意味である。金利が低ければ誰でも借金して住宅を買うだろう。

だから金融政策が引き締め的かどうかは実質金利で考える必要がある。実質金利は名目の金利からインフレ率を引いたものなので、インフレ率が上がるとそれだけで実質金利は下がる。

金融政策を引き締めたければ、金利をインフレ率が上がった以上に上げなければならない。
アメリカのインフレ率は元々2%だった。今やインフレ率は6%か、指標によっては8%だから、金利は少なくとも4%以上上げなければならないということになる。これは2018年に世界同時株安を引き起こした2.5%の利上げを大きく上回る。
それでようやく中立になるのだから、本来必要な利上げは恐らくそれ以上だ。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/21793


利上げのもたらす結果
利上げをして、それでインフレが収まり、それだけだろうか。しかしこれまで低金利で支えられてきた株式市場のことを思い出したい。

インフレを十分に抑えられる高金利は金融市場と実体経済にとって高過ぎる。

株式市場も実体経済もこれまで低金利に頼りすぎてきたのである。「インフレにならない限りいくらでも紙幣印刷できる」を合言葉にしていた人々は、今頃デフレの有難さを噛み締めているだろう。デフレだったからいくらでも紙幣印刷出来たのである。

しかし実際、利上げはどこまで行われるのだろうか? 今後の利上げ予想を織り込んで推移する2年物国債の金利を見てみよう。
ウクライナ危機で少し足踏みしたが、ウクライナ問題はむしろインフレを悪化させるとの見方から金利は更に上昇し、2%まで上がっている。この水準は2018年の世界同時株安を引き起こした利上げの水準に近い。それで株式市場が大慌てしているのである。


インフレ抑制のためにどれだけ利上げが必要か
しかしよく考えてほしいのだが、市場が大騒ぎしている2%の金利はインフレに効くのだろうか。
相場が織り込んでいる利上げは政策金利が2%程度まで上がるというものだ。だがインフレがこれから5%になるとしても、それに対して金利が2%だというのは深刻な問題だ。

現在7.9% のアメリカのインフレ率に対して金利を高々2%まで上げたところで、インフレに対して何の意味があると言うのだろう。

金利が2%だとしてもものの値段が7%で上がるのならば、消費者や企業はやはり借金をして金利を払ってでも値段が上がる前にものを買いたいのではないか。それがインフレと金利の実際の関係である。

今後も悪化するインフレ
つまり、インフレはどんどん悪化する。現在の7.9%という数字は通過点に過ぎない。

しかしその通過点に過ぎないインフレ率でも抑制するために必要な利上げ幅は相当なものになるだろう。過去にアメリカで6%のインフレを抑えるためにどれだけの利上げが必要だったかについては以下の記事に書いてある。

1969年の米国で6%のインフレを抑えるためにどれだけの利上げが必要だったか
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/19818

つまり、中央銀行が現在の「緩和的な」利上げ姿勢を続ける限り、アメリカのインフレは最終的にジンバブエのようになってゆく。

それは政治的に許容できないので、Fedは何処かの時点で更に強力な利上げ姿勢を表明せざるを得ないだろう。しかし2%の利上げでも悲鳴を上げている株式市場は、それ以上の金融引き締めが発表されたときどうなってしまうのだろう? 何度も言うが、2022年の株式市場は詰んでいるのである。

結論
もうこの話は著名投資家の中では去年から分かっていた話であり、ここの読者にとっては当たり前の結果でしかないので、あまり新鮮には響かないだろう。これから起こる株価暴落も、大してニュースではない。一部の人々はこれまでの株価下落で驚いているかもしれないが、まだ何も始まってすらいない。

インフレを抑えることは出来るが、そうすれば実体経済と金融市場は駄目になる。あるいは実体経済を守ることは出来るが、インフレ率はもう2%には戻らないだろう。

また、この株価暴落とインフレの2択という現実は、要するに株価暴落とドル暴落の2択ということである。インフレとは貨幣価値下落であり、それはドルの下落を意味するからである。これは米国株に投資する外国の(アメリカ以外の)投資家にとって死の宣告に等しい。ドルが死んでも株価が死んでもその人の投資は死ぬからである。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/21458

▲上へ      ★阿修羅♪ > 番外地10掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
最新投稿・コメント全文リスト  コメント投稿はメルマガで即時配信  スレ建て依頼スレ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 番外地10掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
番外地10掲示板  
次へ