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トランプ家とユダx教、その浅からぬ関係
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投稿者 中川隆 日時 2021 年 5 月 25 日 13:33:12: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 欧米のキリスト教徒全員の行動指針となっているヨハネの默示録 投稿者 中川隆 日時 2021 年 5 月 12 日 19:45:40)


トランプ家とユダx教、その浅からぬ関係
現職で初めて聖地「嘆きの壁」を訪問した意味 2017/05/30

イスラエルの「嘆きの壁」で神妙に祈ったトランプ米大統領。ユダx教とトランプ家の浅からぬ関係とは何なのか(写真:c UPI/amanaimages)
トランプ家とユダx教の知られざる関係が垣間見えた――。

イスラエル訪問中のドナルド・トランプ米大統領は5月22日、東エルサレムにあるユダx教の聖地「嘆きの壁」を、現職の合衆国大統領として初めて訪問した。トランプ氏はユダx教徒の男性を表す小さな黒い帽子(キッパ)を被り、同行したユダx教のラビともに嘆きの壁に頭をつけて、ユダx教のしきたりに従って祈った。娘婿で正統派ユダx教徒でもある、ジャレッド・クシュナー上席顧問が同行したが、レックス・ティラーソン国務長官やイスラエル政府関係は同行を見合わせた。

トランプ氏が礼拝中、男女別に礼拝所ゾーンが区別される嘆きの壁では、女性礼拝ゾーンで長女のイヴァンカ補佐官が礼拝した。トランプ家の宗教は、イギリス起源のプロテスタントである、ピューリタン(長老派)である。合衆国建国にあずかった長老派は、米国で最も社会的地位が高く、資産家が多い宗派として知られる。

クシュナーとの結婚で改宗したイヴァンカ

長女のイヴァンカ氏はクシュナー氏と結婚して、ユダx教に改宗した(写真:c UPI/amanaimages)
娘のイヴァンカ氏はクシュナー氏との結婚の際、長老派から正統派ユダx教に改宗した。ユダx教では、母親がユダx人(ユダx教徒)でないと、子どもがユダx人として扱われない決まりになっていることから、結婚を契機に、キリスト教からユダx教に改宗する有力者の子女が少なくない。ビル・クリントン元大統領夫妻のひとり娘チェルシー・クリントン氏も、保守派ユダx教徒との結婚にあたり、家の宗教であるメソジスト(プロテスタントの一派)から、保守派ユダx教に改宗している。米国のユダx教は戒律が厳しい順番に、「超正統派」「正統派」「保守派」「改革派」の4派に分かれるが、ここではそれぞれの特色に触れない。

嘆きの壁の前でキッパを被り、祈りを捧げた米大統領経験者は、何人もいる。ジョージ・ブッシュ(子)、クリントン、バラク・オバマ各氏だ。米国におけるユダx人の政治勢力は大きい。投票や政治資金を通じて、大統領選や議会選挙を左右する。さらに、聖書の独自解釈から「イスラエルやユダx人のすることは何でも支持する」という立場のキリスト教福音派が推定約5000万人もいて、ユダx人と提携関係にある。

イスラエル情勢に詳しい中東調査会の中島勇・主席研究員は、「ユダx人票が少ない選挙区でも、米連邦議員はイスラエルに批判的、といわれることに戦々恐々としている。これはキリスト教福音派の影響力だろう」とみる。2008年、オバマ前大統領はイスラエルを訪問した際に嘆きの壁を訪問したが、大統領候補者としてだ。目的はもちろん、ユダx人ロビーとキリスト教福音派の好感を得るため。しかし、2013年に大統領としてイスラエルを訪問した際には、嘆きの壁に行かなかった。”役目”は終わったのだ。

その後オバマ氏は、イラン核開発合意をめぐり、絶対に許容できないと考えるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と鋭く対立する。

一方、オバマ氏の政策をことごとく批判するトランプ氏は、現職大統領として嘆きの壁に行くべきではない、という国務省を中心とする政府内の慎重論を押し切って、訪問した。ただ、この間、米国外交のキーマンであるティラーソン氏は、「トランプ大統領が嘆きの壁がある東エルサレムを訪問したことは米国が東エルサレムをイスラエルのものと認めたことを意味しない」、という趣旨の国際社会に配慮したコメントを出している。

1967年の第3次中東戦争で、イスラエルは嘆きの壁がある東エルサレムを占領、その後併合し、1980年にイスラエルの永遠の首都とした。ただし、国際社会の扱いは別である。エルサレムをイスラエルの首都と認め、エルサレムに大使館を置く国は存在しない。米国、日本、EU(欧州連合)など主要国は、イスラエル最大の経済都市で宗教色の薄い、テルアビブに大使館を置いている。

イスラエル支持の思いはまだ実現せず
イスラエルの中道左派有力紙ハ・アレツ紙は、トランプ氏があえて現職初の嘆きの壁訪問を行った目的について、「これまでの慣例を破ったのは世界のイスラエルロビーの夢を実現するため」としながら、「米国のユダヤ人とイスラエル人の歓心を買うためのすばらしいジェスチャー」と、やや皮肉な語り口でコラムを掲載している(ハ・アレツ紙英語電子版、2017年5月22日付)。

トランプ氏はイスラエル支持の思いを、現職初の嘆きの壁訪問で熱烈に表現したが、実際の米国の外交政策は、選挙期間中の「米大使館のエルサレム移転」や「イラン核開発合意見直し」「イスラム教徒の入国禁止」「メキシコ国境の壁建設」が米国内で阻止された。実行される気配はなく、「オバマ・ケア廃止」の頓挫を含めて、選挙中の”トランプ砲”は空砲になっている。米国の中東外交もオバマ前政権時代の政策を表現で修正したものの、実際はそれをほぼ継承する現実的なものになりつつある。

重なる政府高官人事ミスやロシアとの不祥事疑惑で追い詰められているトランプ氏にとって、今回のサウジアラビア、イスラエル、そしてローマ・カトリック教会総本山のヴァチカン巡りは、3つの一神教の聖地巡りの旅でもあり、傷心を慰めることだろう。もう一つ、トランプ氏の成果は、ファーストレディであるメラニア夫人の華麗な容姿とファッションが、世界中の視線を集めたことだろうか。  

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