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生前の姿としてはもう存在しない、また貴方の心の中に永遠にという気休めでもなく、すぐ隣の世界に非物質の素粒子として時空に縛られずに存在し、次のキャラとなるまでは私達が意識した時には気のせいや思い過ごしではなく登場し何らかの形で私たちに知らせてくる。
これさえ分かれば肉体を持ったキャラとのお別れの寂しさ程度で済み、矢作・故人とは会えないが電話で繋がっているような感じ、という訳で、我が家で例えると介護施設の母に面会できないが電話はオーケーみたいな感じで、寂しさは有るが生きててさえくれればいいと悲しさはほどほどな訳である。
だから、デスカフェも家族の死をどう受け止めるかで終わらないで、故人ではなく貴方の死をどう考えますかと斬り込み、故人もそうだが貴方の死後も有ると思いますか無いと思いますかと更に斬り込み、有るとすればどのような状態であると思いますかと突き詰めさせる事で、そうすれば量子力学の世界が考えるようなものに議論が収斂されていき、出発は故人の死を受け止められないから始まったものが、次はどうしよう、次がそうなら今はどうしようと未来志向の話になる訳で、同じように悲しんでいる人と気持ちをぶつけると心が少し軽くなるとかほのぼのとした話で終わらせては駄目で、何だか楽しくなってきたというところまで持っていかねば駄目である。
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