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青空? ああ、あの影の在る雲ね。オゾンって薄い青色なんですよ。知ってた?
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/351.html
投稿者 Air−Real 日時 2025 年 5 月 27 日 18:56:31: dsfJ1hAY0z6VI gmCCiYKSgXyCcYKFgoGCjA
 

(回答先: 連日サムイ。それでも汚染物質バラまきと電磁波は相変わらず。水を撒いて正体バラして上げましょう 投稿者 Air−Real 日時 2025 年 5 月 26 日 15:12:00)

昼休み版56に投稿したものの見出し

http://www.asyura2.com/25/lunchbreak56/msg/160.html
「過塩素酸塩の人体に対する新たな影響」

過塩素酸塩は、今やスペースシャトルやミサイルなどの燃料エンジンの酸化剤として使われたり、身近なところではエアーバッグ、発煙筒や花火の内部に添加されている。中には軍事利用と言う好まざる用途もあるが、人々の安全や癒しのために有効利用されていることは"明"の部分である。ところが、人間活動によって大気中に拡散した過塩素酸塩は、飲料、植物から人体に取り込まれてしまい、視覚空間障害、記憶障害などを引き起すと言う"暗"が国内で指摘されている。夜空を彩る花火が"うれしくない"贈り物「過塩素酸塩」の主たる汚染源かどうかを検証する。〜(略)環境中にはさまざまな物質が存在し、過塩素酸塩もそのひとつである。過塩素酸塩は大気中でも生成し、地上に降下したものは水や土壌、やがては植物や人に取り込まれる。過塩素酸を摂取すると甲状腺ホルモンの生成が阻害されると言われている。〜(略)ところが予想に反し、日本の牛乳の過塩素酸塩は米国に比べ2倍近いレベルであることが分かった。このことから、日本に固有な他の汚染源の存在が示唆される。〜(略)花火を起源とした過塩素酸塩の降下量について測定したところ、広域的には高濃度の過塩素酸塩を説明できる程ではなかった。今後、別ルートの起源についても検討していくことが課題である。

(熊本大院自然・テキサス大アーリントン)戸田 敬・岩掘典子・Dyke Jason・Purnendu K. Dasgupta

http://www.asyura2.com/25/lunchbreak56/msg/167.html


◎アルミニウム

はイオン化傾向が高く、空気中で酸素と結合、酸化アルミニウム皮膜として「酸化状態の維持」の働き、即ち、一定以上には酸化が進まない「不動態化」となる


◎オゾンの毒性

人がオゾン(を含有する空気)を吸い込むと、鼻腔、喉、器官、肺などへオゾンが接触し、その表面が酸化され、臭気、刺激、咳、頭痛、眠気、胸部圧迫感などの症状が現れ、一定濃度(5〜10ppm)での暴露がつづくと肺水腫を招き、生命に関わる危険をも招きます。

鼻腔と喉に激しい刺激があり、喉が炎症したような症状がつづきます。※昨今流行したとされるヘルパンギーナやRSウイルスの疑わしい患者の主原因はほぼこれに該当すると考えられます。

国が定めている作業環境に拠る許容濃度は、日本では産業衛生学会許容濃度委員会が定める0.1ppmとされています。しかしオゾンの臭気を感じるのは0.02ppm程度からであり、毒性の危険性が増す中で暫定的な数値は改善をもとめられねばなりません。

◎オゾンの危険性

オゾンの危険性は大別すると3つ。爆発、火災、吸引です。

無性放電で発生するようなオゾン濃度では爆発の危険性は殆どありませんが、冷凍濃縮などによる高濃度オゾンは条件により爆発します。


◎オゾン爆発の原理

オゾン濃度が一定以上に高まり、点火源などがあるとオゾンが一挙に酸素に転化して起こります。2CO3→3O2の反応が連鎖し、拡大的に進行します。液体窒素などの取扱いの際に注意が必要です。

酸素気体中のオゾンでは、スパークの点火、紫外線照射などなんらかの起爆作用によりオゾン濃度が48重量(w)%以上(1気圧)で爆発の可能性があるとした実験結果があり、20.5wから48w%未満では反応がありますが爆発には至らないとする実験結果があります。国の安全基準では14.3w%が爆発下限界と定められています。爆発には少量の窒素酸化物が原因とされています。


◎オゾン爆発の危険性

オゾン爆発は標準温度圧力(0℃1気圧)ではオゾン濃度が54w%以上で起こるとするデータもあります。爆破の危険性は特に冷却や吸着に拠る高濃度の場合に大きくなります。酸化性の強いガスであるとの認識を持ちましょう。

◎オゾンよる火災

上記活性炭の使用中、何らかの拍子により活性炭が燃え出す、或いは爆発する危険性があります。オゾンと酸素の混合気体はオゾンとの反応性が高い可燃物を燃焼させます。活性炭でなく竹炭などでも数日間空気原料のオゾンに含まれる窒素酸化物が吸着したままに放置していると爆発することがあります。窒素酸化物を水をくぐらせるなどして除去した後であれば爆発の危険性は生じないものと見ます。


◎少量のトルエンとオゾンの反応でトルエンが高温に。


◎木屑・粉にオゾンを当てていると爆発したように燃焼する。

◎二酸化窒素

人為的な発生源は工業用炉、家庭の厨房など、空気を用いる燃焼全般で発生。高温で物質を燃焼すると、空気中の窒素と酸素が結合して「一酸化窒素」が発生し、更に太陽光など光エネルギーなどを受けると酸化して「二酸化窒素」となる。可燃性ガスと混合すると爆発の危険性がある。
 また、石油など燃料中には窒素を含む有機化合物が含まれており、これら(プロパン、都市ガス、灯油、軽油など)を燃やしているものはすべて同様の過程を経て二酸化窒素に変化する。

燃料に含まれる窒素が多かったり、燃焼温度が高温になると二酸化窒素の発生量も多くなる。

二酸化窒素は、呼吸とともに人体に取り込まれ、呼吸器疾患の原因ともなっている。目、気管支、肺胸部の呼吸器系を刺激し障害を起こす。

また、窒素酸化物は「炭化水素」(HC)とともに太陽光により光化学反応を起こし、「光化学オキシダント」(OX)を生成、「光化学スモッグ」の原因ともなるとされる。このため、二酸化窒素は代表的な大気汚染防止法で規制・監視の対象となっている。

光化学オキシダントの一次生成物質とされる。夏期の日中に窒素酸化物濃度が上昇するとオキシダント濃度の上昇も懸念される。硫黄酸化物同様、大気中で酸化すると硝酸塩となり、これが酸性雨の原因とされている。


◎光化学オキシダント

二次汚染物質として大気中の窒素酸化物や炭化水素などが太陽光に曝されることによる光化学反応を受けて生成される強力な酸化性物質のこと。燃料の燃焼など排出源から生成された一次汚染物質が大気中で光化学反応を起こし、新たに発生した二次汚染物質のこと。二次的に生成された物質という点で二酸化硫黄や二酸化窒素とは性質が異なる。


◎液体窒素

液体窒素は-196℃で沸騰し気化する。完全断熱は出来ず、絶えず蒸発しつづける。気化すると窒素の場合約700倍に膨張する。この急激な蒸発膨張により一瞬で空気を押しのけ酸素濃度を急激に下げるため、室内などの場合酸欠で倒れる。

液体窒素を容器に入れて密閉しつづけるとやがて高圧に耐えきれず破裂する。大気に触れすぎると大気中の酸素が窒素より沸点が高い(-183℃)ため、液面で冷却されて液化する。液体酸素は非常に不安定で有機物に反応して爆発するため、液体窒素が液体酸素へと置換されだしたら危険である。液体窒素は無色透明で無味無臭だが、液体酸素は薄い青みがかった色となる。


◎酸素濃度

18%で安全の下限界。換気が必要。

16%で呼吸数増加。脈拍数増加。頭痛。吐き気。

12%でめまい。吐き気。筋力低下。行動の不自由。

10%で中枢神経障害。意識喪失。嘔吐。

8%で失神昏倒。死亡。

6%で即失神。心肺停止。死亡。


◎二酸化硫黄※アプリに拠る観察私見いり

※日本では特に九州西南地域の海岸沿いに顕著に確認できる。また瀬戸内海の離島から東京を結ぶ直線上に確認できる。


◎オゾン(O3)

オゾンの比重は空気より1.54倍重く、酸素の3倍あり、塩素より軽い。非常に不安定な気体で生成されたのち常温で分解され、安定したO2(酸素)になる。オゾンは紫外線の中の生成線、また雷の放電などによって生成される。


◎オゾンの発生方法

・光化学反応法
紫外線を通じて発生させる方法。紫外線にはオゾンを発生させる波長(184nm:ナノメーター)と分解する波長(254nm)の光線があるため、分解と生成が並列して起こるという現象が起こる。このため、この方法では高濃度オゾンの発生は期待できない。

・電解法
電解液を用意し、電気分解により生成する方法。規模の大きな電源が必要となるため可搬性がないとされる。

・放射線照射法
放射線の電離作用を利用し、そこに出来た高エネルギー領域に空気を流入させることによりオゾンを発生させるというもの。

・放電に拠る発生方法
無声放電方式とコロナ放電方式とがあり、それらを組み合わせた複合放電方式がある。


◎オゾンの分解方法

・活性炭吸着による分解
活性炭により吸着されたオゾンは一酸化炭素、ならびに二酸化炭素が少量発生する。活性炭表面にオゾンが蓄積すると有機物の混入に対し敏感に反応し、低温でも燃焼する。発熱反応後、分解されて酸素となる。203→3O2+286KJ
なお、活性炭に乾燥空気の組成原料(窒素78酸素21アルゴン0.9二酸化炭素0.0314)のオゾン(濃度1.5%程度)を直接長時間通過させたあと爆発したとする報告もある。

・接触分解
シリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、酸化第二鉄(Fe2O3)など種々の金属表面で接触分解する。金属を加熱しオゾンガスを通すと、比較的低温で金属面で分解され、酸素と成る。触媒として二酸化マンガン(MnO2)、酸化第一鉄(Fe2O2)、酸化ニッケル(NiO)などを用いてパイプ状にした中を50℃〜150℃に熱してオゾンガスを通すと0.5秒〜5秒ほどで分解反応が行なわれる。

・加熱分解
一定の気温の上昇、湿度と酸素濃度で分解のスピードが促進される。光照射によっても加速される。200℃以上から分解スピードが促進され、350℃でほぼ完全に分解されるとする。

・アルカリ洗浄
アルカリ性に傾いた水溶液にて分解される。5%の水酸化ナトリウム(NaOH)を使う。溶液中に炭酸イオンが2%含まれるとこの分解反応が阻害される。

□電界とは

電力によって力が作用する空間のこと。

電線などの導体に電圧がかかったり、
電流を通しにくい絶縁体が帯電した時、周囲に電界が発生する。

電界の強さは電圧が高いほど強く、発生源から離れると弱まる。

◎電界と電流の違い

電流 -> 導体を流れる電気
電界 -> 空間を伝わる電気。その影響力。

電流の流れる向きにより磁界は発生する。また、電気力線に対しても磁界は発生する。


□磁界とは

磁気によって力が作用する空間のこと。

磁界は磁石の周囲、また電流が流れている導体の周囲に発生する。

磁界の強さは電流が大きいほど強く、発生源から離れると弱まる。


□電磁波(電波)とは

導体に電流が流れると、その周囲に磁界が発生する。

電流の向きが交互に変わると「磁界の強さ」が変わる。それによって新たに電界が発生し、その電界によってまた「新たに磁界が発生」する。
電界と磁界が交互に発生しながら空間を伝わっていく。これを「電磁波=電波」と呼ぶ。

交流電圧で、導線にかかる電圧がゼロになるポイントで電界が切れて電界と磁界が空間に飛んでいく。
交流電圧の±が入れ替わり、逆方向に電圧が加わり、先程とは逆向きの電界と磁界が発生する。
前に放射された電波は新しく出来た電波によって押し出される。
そのようにして電界と磁界が空間に飛んでいく。


◆アークとは

電極間に電位差が生じると電極間にある気体分子が電離し、マイナスの電荷をもつ自由電子と、プラスの電荷を持つ陽イオンが自由に飛び交う不安定状態になる。これを「プラズマ」と呼ぶ。

アークとは、そのプラズマに電流が流れて光と熱を発している状態のことである。

アーク放電に拠る事故

高圧受電設備が受電状態において、低圧側やVCB・PASなどを解放せずに、まず最初に断路器(ジスコン)を開いてしまった場合に、アークが作業者に飛散して火傷などの事故を負う例が挙げられる。


◆消弧とは

電極間のプラズマ状態によって起こったアーク放電を取り除き、電極間の絶縁を回復させること。

■主な消弧方法
・高速に開閉する
・電極の開閉部にSF6ガス(六フッ化硫黄)を一定圧力で満たす

◇SF6ガスとは
高電圧下における優れた絶縁耐力と、アークに対する消弧性能を有す。
絶縁性能が高く、不活性(化学変化が起きにくく)で、冷却性能が高い気体のため、電極間の空間にこのガスが充満すると、電極間のアーク放電を消弧できる。

絶縁性能は空気の3倍、消弧性能は空気の約100倍を誇る。

無色無臭で、人体にも無毒で不燃性であり、化学安定性の高い化合物であり、電気的にも極めて安定性を示す。
発生したアークにより電離しても、アーク消滅後は再び安定したSF6に戻る。

問題点としては、赤外線を吸収し、熱を外に逃がさない特性が認められるとして、京都議定書に温室効果ガスとして認定されている。

※私見:雨雲発生時にバラまけば読んで字の如く雲散霧消するかもしれない


■電気が通るとは

電子が自由に動けることを指し、気体の状態では原子核にくっついているため自由に動けない

■プラズマ状態はなぜ光を放つのか

電子が自由に動き回り、原子や分子にぶつかり影響を与える。
飛んでいる電子の運動エネルギーは原子や分子にぶつかる時に原子や分子に蓄えられる。1つは原子や分子をプラス、またはマイナス化させる。

エネルギーを多く持つ状態となった原子、分子はその励起状態から元の基底状態に戻ろうとする。その時エネルギーが放出されて光る。


◆火花放電とは
(和名:フラッシオーバ(Flashover)または英語圏ではSpark Discharge)

電極間に高電圧が加わると、それによって加速された電子が気体分子と衝突して電離する。(α作用)

そこで生成された正(陽)イオンが負(陰)極に衝突する際、負極で二次電子放出が起きる。

負極から電子が電極間の空間に供給され(γ作用)、火花が観測される。

α作用とγ作用によって電子の量が雪崩のように増加し、電極間に大電流が起こる。

大電流が流れると気体が加熱され、高温となり光が発生する。

これは不連続な過渡的現象である。

◆コロナ放電とは

火花放電になる前の状態で、コロナ放電が発生すると「ジーっ」という音や幽かな光を発し、空気中にオゾンを発生させる。この発光部を「コロナ」という。

尖った電極の周りに不均一な電界が生じることにより起こる持続的な放電のこと。流れる電流は小さく、数μA程度。

コロナ放電は気体が局部的に絶縁破壊される現象であるため、「局部破壊放電」とも呼ばれる。

コロナ放電は周波数が高いほど短時間で絶縁破壊に至る。

気圧が低くなるほどコロナ臨界電圧(コロナが発生する最小の電圧)が小さくなり、コロナ放電が発生しやすい。

・高圧の送電線
高圧電線の表面部はコロナ放電が生じやすくなっている。コロナ放電が生じると、電力損失、導体の腐食、電線の振動などを招く可能性がある。

コロナ電流には高周波成分が含まれるため、可聴雑音や電波障害を招く可能性がある。
◎化学熱傷

化学物質によって引き起される皮膚の損傷で、火傷と似た症状が見られるため、火傷の一種として分類されている。炎症。

・酸
硫酸、硝酸、塩酸、酢酸など

・アルカリ
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニアなど

・腐食性芳香剤
フェノール、クレゾール、ベンゼンなど

・脂肪化合物
灯油、石油ベンジン、ホルムアルデヒドなど

・金属その他化合物
ナトリウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウムなど

・非金属その他化合物
リンとその他化合物、硫化水素、塩化硫黄など


揮発性有機化合物(VOC)は、常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化合物質の総称である。

具体例としてトルエン、ベンゼン、フロン類、ホルムアルデヒド、ジクロロメタンなど。


これらはアレルギーに拠る肌荒れや皮膚炎によるかゆみ、じんましん、湿疹などを発症させる光化学オキシダントとPMの主な原因であるとして、2004年5/26、改正大気汚染防止法により規制の対象となっている。

◎金属イオンアレルギー

phが酸性に傾いた金属の付着、溶け出た銀など蓄積された金属イオン過剰による金属アレルギーにより、主に発疹などが現れたり、粘膜など反応しやすい場所に炎症がおこりうるため、ドイツなど銀歯の使用を禁止する国もある。


電磁界は周波数(波長)によって性質が異なる。
周波数が低い(波長が長い)順に

静電磁界 -> 超低周波電磁界 -> 中間周波〃 -> 高周波〃

(名称)静電磁界/(周波数)0Hz/(波長)無限大
超低周波電磁界/0Hz〜300Hz/1000km〜
中間  〃  /300Hz〜10MHz/30m〜1000Km〜
高周波 〃  /10MHz〜300GHz/1mm〜30m


電磁界は周波数(波長)によって性質が異なる。
周波数が低い(波長が長い)順に

静電磁界 -> 超低周波電磁界 -> 中間周波〃 -> 高周波〃

(名称)静電磁界/(周波数)0Hz/(波長)無限大
超低周波電磁界/0Hz〜300Hz/1000km〜
中間  〃  /300Hz〜10MHz/30m〜1000Km〜
高周波 〃  /10MHz〜300GHz/1mm〜30m

◎過酸化水素の主な用途


各種パルプ、木材、古紙の脱インク、繊維の漂白。半導体関連素材の洗浄。有機・無機過酸化物、有機化合物、エポキシ化合物の原料。下水工業排水処理。金属の酸化。殺菌。オキシドール原料など。

過酸化水素水(H2O2aq)
劇物(過酸化水素を含有する製剤。6%を超えるもの)
(性 無色透明の液体で弱い特有の匂いがある。酸化性がある。
状) 水と任意の割合で混和する。市販品は、35W/W%および60W/W%のものが多い。


◎炭酸ナトリウム過酸化水素不可物(過炭酸ナトリウム)の熱危険性
i-s-l.org/shupan/pdf/SE213_1_open.pdfより抜粋

労働安全衛生総合研究所 研究員  西脇 洋祐

1.はじめに 

過炭酸ナトリウムと呼称されることもある炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は漂白剤や洗浄剤、酸化剤、ガス発生剤などとして広く利用される化学物質であり、近年の国内年間製造量は1〜1.5万トン、輸入量は5千トン程度と推測されていることから流通量も多いことが分かる。

分解時に発熱と酸素発生を伴う炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は無機過酸化物である過酸化水素を含み、表1(割愛)のように労働安全衛生関係法令における酸化性の物として、「3.その他の無機過酸化物」に指定された危険物にあたる。
 また消防法上でも2012年から、その他のもので政令てせ定めるものとして[表2]の危険物第1類酸化性個体に追加されており、大量にと扱う際は注意が必要である。消防法では、「3.無機酸化物」に指定された品名には炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は含まれず、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は「10.その他のもの」で指定されている。
 [表2] 消防法における危険物(第1類酸化性固体)  
================
1.塩素酸塩類
2.過塩素酸塩類
3.無機過酸化物
4.亜塩素酸塩類
5.臭素酸塩類
6.硝酸塩類
7.よう素酸塩類
8.過マンガン酸塩類
9.重クロム酸塩類
10.その他のもので政令で定めるもの
11.前各号に掲げるもののいずれかを含有するもの
================


 本稿では炭酸ナトリウム過酸化水素付加物について熱危険性を中心に解説を行なう。

2.一般的な性質

炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は2つの炭酸ナトリウムに対して3つの過酸化水素が付加された状態で常温では固体となっており、2Na2CO3・3H2O2やNa2CO3・1.5H2O2などと表記される。
 
製品としては一般には粒状で取り扱われる。炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の過酸化水素の重量比は2Na2CO3・3H2O2の場合、約32wt%と、試薬用の過酸化水素水(35wt%)に近い比率となっており、消毒剤などに利用されるオキシドールに対して高い比率の過酸化水素を含んでいるといえる。

炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は過炭酸ナトリウムと呼称されることがあるが、あくまで過炭酸水素を含む炭酸塩であるためNa2CO4のような構造ではなく、また過酸化ナトリウムとも異なる物質であることに注意する必要がある。

類似の過酸化水素付加物としては尿素か酸化水素付加物やリン酸塩過酸化水素付加物などが知られている。

 炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の水への溶解度は12g/水100g(5℃)、14g/水100g(20℃)、18.5g/水100g(40℃)と高く、水溶性の化学物質である。

過熱や溶解によって放出された過酸化水素の分解後は、炭酸ナトリウムと水、酸素のみを残す。また、炭酸ナトリウムと同様に炭酸ナトリウム過酸化水素付加物も吸湿性を示し、常温に近い条件においても、高湿度では湿気を吸収して水溶液となる潮解性を示す。

図3(割愛)は30℃で炭酸ナトリウム過酸化水素付加物200mgを相対湿度約75%RH及び約97%RHの条件下で72時間貯蔵した際の重量増加を、図4(割愛)は貯蔵後の外観を示すが、少量の試料でかつ高湿度(約97%RH)に晒すことで、潮解により炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が水溶液になった様子が確認できる。

3.熱危険性

炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が加熱された際の分解反応は次のように表すことができる。

 Na2CO3・1.5H2O2→Na2CO3+1.5H2O2
H2O2→H2O+0.5O2

 酸素を放出しながら発熱することから、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物と可燃性の物質とが接触した状態では危険性が上昇する。

実際に加熱した際の発熱挙動を示差走査熱量計(Differential Scanning Calorimeter.DSC)で測定し、発熱量Q及び発熱開始温度Tを求めた。Tは解析にSTARe Softwareを用いて得た値を示した。結果図5(割愛)に示す。

(略)

炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が水に溶けた状態では分解はより速やかに進むことが知られている。酸素発生が目的の漂白剤などの炭酸ナトリウム過酸化水素付加物を含む製品では、この性質を利用して主に水に溶かすことで消費されているが、製造や輸送、貯蔵、廃棄などの各過程での意図しない水との接触は発熱と酸素発生から熱危険性の上昇につながるといえる。特に炭酸ナトリウム過酸化水素付加物では発生した酸素が蓄積し、密閉空間では内部圧力の上昇から容器等の破裂といった危険性が顕在化する恐れがある。また、水への溶解時に塩化鉄(III)などの過酸化水素の分解を促進する物質との接触が生じた場合、過酸化水素水同様に激しい発熱反応が進行する恐れがある。加えて、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は過酸化物合成り原料として用いられることがあり、接触する物質によっては意図せず爆発の危険性が非常に高い過酸化物の生成反応が進行する可能性がある。

4.取扱いの注意点
 
 まず、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は酸化性の物であり、可燃性の物質との混合時は爆発・火災の危険性が上昇することに留意して取り扱う必要がある。ただし、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は単独であっても分解時の発熱に依って自身の温度を上昇させ、さらに分解速度を上昇させることで指数関数的な温度上昇が進行する恐れがある。この際、分解時に発生した酸素と水蒸気による圧力上昇も伴うことで容器の破裂や爆発の危険性があるため密閉空間に貯蔵する場合は注意が必要である。また、可燃性の物質と炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が接触していない状態であっても、分解で生じた酸素ガスが空間に蓄積し、酸素濃度が上昇することで可燃性の物質の発火や爆発・火災を促進する恐れがある。

 水との接触は炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の分解反応を引き起こすため、意図しない段階で水と接触することは避ける必要がある。この時、空気中の湿気との接触についても、潮解により炭酸ナトリウム過酸化水素付加物を水溶液に変化させる可能性があるため注意すべきである。水との接触よって乾燥状態に対して、より低温で、より早く発熱分解が進行するため、前述の容器の破裂や爆発・火災といった危険性が起こりやすくなる恐れがある。炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は水との接触により可燃性/引火性ガスではなく支燃性(酸素)を放出する物質であるため、化学品の危険有害性ごとの分類基準であるGHS(Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals)分類の水反応可燃性物質の判定試験などの、水との接触により可燃性/引火性ガスを出す物質の危険性を確認する従来の試験では危険性を把握できないものの、それらで評価される物資と同様に水との接触で熱危険性が上昇する物質であることについて留意する必要がある。

 加えて、過酸化水素の分解を促進する化学物資との接触時に激しく分解が進行する恐れがあり、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の取扱い時にも過酸化水素の混触危険に関しては特に注意が必要である。

5.まとめ

 本稿のように、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は爆発・火災の原因になる物質として注意が必要であり、特に水との接触や粉砕による粒径の低下時に可燃性の物質と接触した際、危険性が上昇することについて理解しておく必要がある。炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の熱危険性は自身の分解による発熱と支燃性ガス(酸素)の発生に分けられ、特に密閉した空間での酸素の発生は、直接触れていない化学物質の爆発・火災の危険性を上昇させる恐れがあるため注意が必要である。一方、乾燥した常温の環境において炭酸ナトリウム過酸化水素付加物は過酸化水素などと比較して、固体で過酸化水素を安定して取り扱うことが出来る化学物質であるといえ、適切な熱危険性の理解により、安全な利用が可能であると考えられる。



告発があったとされるケムトレイルとして混ぜて噴霧された化学物質(以下)

酸化アルミ 硫化バリウム
ヨウ化銀 ヨウ化鉛 塩化バリウム 
一酸化アルミ エチレンディプロマイド 
バイオナノ粒子 合成ポリマー インフルエンザ   

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