http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/319.html
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日本ではあまり知名度は高くないが、元FDA(米国食品医薬品局)長官のスコット・ゴットリーブの
経歴を見てみよう。
「Scott Gottlieb」 (ウィキペディア)
https://en.wikipedia.org/wiki/Scott_Gottlieb
1972年生まれ。ニュージャージー州出身。ウェズリアン大学で経済学を学び卒業、投資銀行に就職。
その後、マウントサイナイ大学で医学を学ぶ。
2003年から07年までFDAで働いていたが、2007年からはFDAを離れ、
第一三共、グラクソ・スミスクラインなど私企業の役職についてる。
2016年、ドナルド・トランプの大統領選のアドバイザーとして働き、2017年3月に指名され、
第23代FDA長官になる。
2019年に突然FDAを辞任し、3か月も経たないうちにファイザーの重役となった。
日本と異なり、米国の場合、政府は国民の上に位置するという概念はないので、
こういった異動を天下り、天上がりとは言わず、"回転扉"と呼ぶ。
政府の監督省庁と製薬業界は公正中立を保つため、本来は厚い壁で仕切られ、
両者は独立していなければならないが、その壁に回転扉があって自由に行き来できるのである。
普通の扉と違ってノックする必要もなく、押すだけで反対側に行けるというわけだ。
ゴットリーブは、この回転扉を使ってFDAと私企業を行ったり来たりしてきた。
もちろん彼はほんの一例に過ぎない。
ちょっと想像してみてほしい。
厚労省の役人が私企業に転職し、その後、厚労省のトップに舞い戻り、また私企業に転職する。
いくら天下りが当たり前の日本でも、そんなことはあり得ないだろう。
当然、この回転扉は、政府と製薬会社の腐敗と癒着の温床となる。
たとえ、治験中の製薬に問題があっても、なあなあの関係でパスしてしまう。
おそらく、ファイザーに就職したゴットリーブは、FDAで築いた人脈をフルに使って、
新型コロナワクチンの超特急開発と特別承認をゴリ押ししたに違いない。
その結果が、人類史上最大の薬害である。
彼らはワクチン接種で何人死のうがおかまいなく、空前の利益で莫大な報酬を得ている。
もちろん、この回転扉に反対する声も多い。
エリザベス・ウォーレン上院議員は、ゴットリーブにファイザー取締役から降りるよう要求している。
監督省庁と癒着した業界は大きな問題を起こすのが常である。
原子力業界がまさにそうであり、製薬業界もまた同じである。
回転扉を廃止し政府と業界の癒着と腐敗を防止しない限り、何度でも今回のようなおぞましい悲劇が
起きるだろう。
(関連情報)
「ウォーレン氏、ゴットリーブ前FDA長官にファイザー取締役辞任要求」 (Bloomberg 2019/7/3)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-03/PU1LKO6S972A01
「米政府と製薬・ワクチン業界の癒着がひどい 天下り・天上がりは当たり前 金儲け最優先 安全性軽視」
(拙稿 2021/6/2)
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/704.html
「マスコミに頻繁に登場するCDCやNIHはワクチン業界と癒着している利益保護組織だ
彼らの言うことは眉に唾をつけて聞くこと」 (拙稿 2021/6/2)
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/705.html
「驚きの癒着!インフルエンザ・ワクチン業界とWHO,CDC(転載記事あり)ー嘘捏造(インチキ科学)の世界」
(阿修羅・寅蔵 2010/8/3)
http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/771.html
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